ペットを初めて飼うけど「しつけ」をいつから何をどうしていけばいいのか困っていませんか?
犬の「しつけ」が出来ておらず、周りに迷惑をかけてしまうと大変ですよね。
この記事では犬の「しつけ」について順序から内容まで分かりやすく解説していきます。
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なぜペットの「しつけ」が必要か
「しつけ」という言葉は犬を飼うにあたってよく耳にする言葉だと思います。「しつけ」とは何か、なぜ必要なのかについてみていきましょう。
まずしつけとは、人間が動物に人間社会のなかで、人間が決めたルールに従って共に暮らしていくためのマナーを教えることです。
なので、飼い主と犬が人間社会のなかで幸せに暮らすためには「しつけ」が必要なことになります。これは犬をしつけるのではなく、犬と飼い主がともにマナーを学び、行うことが大事です。
ペットの「しつけ」前にやってくこと
「しつけ」とは何かをこちらが理解しても犬は分からないことだらけです。なので、しつけをしていく前にやるべき2つのことについてご紹介致します。
- ルールの統一
- 環境に慣れてもらう
ルールの統一
これは飼い主側で教えるルールを統一させておくことです。犬に教える内容が人によって違えば犬も混乱してしまいます。統一しておくべ基本的なルールをご紹介します。
- 呼び名
- ケージの位置や出し入れのタイミング
- 食事の時間
環境に慣れてもらう
犬は生後4か月くらいまでを「社会化期」と呼び、最も学びを吸収する時期なのです。
犬にとっては初めて人間社会のなかで暮らすことになるので、多くのことを経験させておくことが重要です。
なので、「おすわり」「待て」よりも掃除機やシャワーなど普段の生活から外出時の他人、他犬との触れ合いを優先して行っていきましょう。
どんなペットの「しつけ」があるのか
しつけ前の準備が出来たら、次は「しつけ」をしていくことになります。どのような「しつけ」があり、どれが必要なのか一覧で紹介します。
- 名前を覚えさせる
- トイレの場所
- おすわり、ふせ
- はなせ、ちょうだい
- ボディコントロール
- 呼び戻し
- 歯磨き
- 家の中のルール
どれも犬と一緒に暮らしていくうえでは最低限必要な項目となります。犬が人間社会でも気持ちよく安心して過ごせるよう前もって知っておきましょう。
ペットの「しつけ」はいつからやるべきか
飼い犬が身の回りの環境に慣れることができれば「しつけ」を始めていくのが基本です。
それまでは聴覚、視覚、触覚を中心とした色々な刺激に対して慣れてもらい、人間社会で生活していくための準備をしてもらいます。
ここで多くの経験をさせることができれば人間社会でも臆することなく楽しめられるようになります。その際、犬の体にも触れていくことで触られることにも慣れてもらうことが大事です。
いつからやるべき「しつけ」~飼い始めたら~
飼い犬を周りの環境に慣れさせると同時進行でしていかなければならない「しつけ」についてご紹介します。
- 名前を覚えてもらう
- トイレの場所
1.名前を覚えてもらう
まず犬を新しく家族に迎え入れたら名前を覚えてもらい、信頼関係の構築をしていきます。
方法としては、犬に話しかけたときに必ず名前を入れること、そしてそれを何回も繰り返すことです。
このとき、アイコンタクトで行うことを忘れないでください。頻繁に同じ単語を耳にすることで自分の名前であると認識していくようになります。
2.トイレの場所
トイレは多くの方が苦戦するしつけです。一番重要なのは「成功だけをさせる」ことです。
なので、失敗をさせないように初めはケージ全域にトイレシート敷き詰めそこでトイレをさせて徐々に場所を狭くしていくなどの工夫が大事です。
いつからやるべき「しつけ」~環境に慣れたら~
犬が身の回りの環境に慣れたら犬の興奮状態を抑えること、体に触れるのを慣れさせることをしつけていきます。
- 「おすわり」「ふせ」
- 家庭内ルール、ケージ内にいること
- 触れあいながら「はなせ」「ちょうだい」
1.「おすわり」「ふせ」
これは道端などで知らない人に吠えてしまったり、勝手に走り回ったりするような問題行動を抑制することができます。
2.家庭内ルール、ケージ内にいること
ここで重要なことは、犬にとって安心できる場所をつくることです。これは留守番時やおでかけ、災害時の環境の変化があっても落ち着いて居てくれることができます。
いつからやるべき「しつけ」~初めてのお散歩前に~
外で犬を散歩させる前には、危険を回避するための指示を教えます。
- 「まて」「おいで」
- 足ふきに慣らす
1.「まて」「おいで」
お散歩の途中で犬が道路へ出ていってしまわないように「まて」「おいで」を覚えさせて危険を回避しなければなりません。まずはお家の中で練習してみましょう。
2.足ふきに慣らす
お散歩後は犬の足が汚れるため、足を拭かなければいけません。嫌がる可能性があるので、慣れないうちは別のもので気をそらしたり、2人がかりで行うことがポイントです。
いつからやるべき「しつけ」~触れることに抵抗がなくなったら~
飼い犬が触れられることに抵抗が無くなれば歯磨きを教えていきます。歯磨きは子犬のうちからケアしておくことで成犬になった時の歯周病を防ぐことにも繋がるので重要な「しつけ」となります。
まずは1日1回、犬をリラックスさせた状態で口の中を触ることから始めていき、少しずつ歯磨きができるような状態をつくっていきます。飼い主も歯磨きにはやり方があるので勉強しておくことをおすすめします。
ペットの「しつけ」で注意すること
「しつけ」をするうえで注意すべき点がいくつかあります。気を付けないと犬にとって負担となってしまうので必ず知っておきましょう。
- 愛情を持って「しつけ」を進める
- 「しつけ」は3分以上しない
- 名前を呼んだ直後やトイレの最中は怒らない
- 指示語を統一する
愛情を持って「しつけ」を進める
犬がやってはいけないことをしたときには厳しくしつけをすることも必要ですが、重要なのは愛情を持って「しつけ」をしていくことです。
恐怖を与えないように、常にアイコンタクトでしつけが上手くできたら褒めてあげることが大事です。
「しつけ」は3分以上しない
しつけの時間が長いと愛犬にとってストレスになるので3分以上のしつけはやめましょう。
名前を呼んだ直後やトイレの最中には怒らない
名前やトイレは最も犬に覚えてもらうべきことなので、直後や最中に怒ってしまうと嫌なものだと感じ言うことを聞かなくなってしまいます。
指示語を統一する
名前同様に覚えてほしい言葉は統一することを心掛けましょう。例えば、ケージに入ってほしい時は「お家」「ケージ」「ハウス」など複数を使うのではなくどれか一つに統一することが大事です。
ペットと飼い主が幸せに暮らすためには・・・
犬と飼い主がともに幸せに暮らすためにはどちら側にも学ぶべき「しつけ」があります。
ですが、「しつけ」をするときは決して焦らないことです。しっかり犬のペースに合わせて愛情持って気長に行っていくことが大事なことです。
そして必ず出来たら褒めていくこと忘れないでください。そうすれば、犬は人間社会でストレスを感じることなく過ごせて、幸せな暮らしができるようになるでしょう。