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【宇宙飛行士の給料事情】NASAとJAXAを徹底比較!

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「宇宙飛行士になりたい」誰もが夢見る職業です。そんな宇宙飛行士の給料や仕事内容、試験はどのようなものでしょうか?

この記事では、宇宙飛行士として給料面でNASAとJAXAを比較し、宇宙飛行士の業務や試験の難易度について解説しています。是非最後までご覧ください。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%e5%9c%b0%e7%90%83-%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b9-%e6%97%a5%e5%85%89-%e5%a4%aa%e9%99%bd%e5%85%89%e7%b7%9a-1756274/)

宇宙飛行士の給料は…

結論から述べると、宇宙飛行士の平均年収は「約1,000万円(給料+手当)」です。

「思っていた通り高給取りだ!」と思いましたか?それとも日本人の平均年収が約460万円に対し、「大したことはない」と感じた方もいるかもしれません。

宇宙飛行士とひとくくりに言っても、国ごとに宇宙飛行士の給料は変わってきます。まずは、世界大国アメリカ「NASA」の宇宙飛行士の給料について次項で解説していきます。

宇宙飛行士の給料【NASA】

宇宙飛行士と言えば「NASA」、宇宙と言えば「NASA」と言っても過言ではないほどに「NASA」という名前は知れ渡っています。そんな「NASA」宇宙飛行士の給料について見ていきましょう。

「NASA」のホームページと最新版のOPM給料表を確認してみると以下のようになります。

グレード 年収
GS-12 63,600ドル(約680万円)
GS-13 98,317ドル(約1,050万円)

GS-○○というのはOPM給料表で階級を表しています。NASAは「学術的な功績や経験に基づいて給料を決定している」とも補足しています。

では次に日本の宇宙開発機構の「JAXA」について見ていきましょう。

OPM:アメリカの公務員制度を監督している機関のことを指す。

宇宙飛行士の給料【JAXA】

「JAXA」は日本を代表する宇宙開発機構です。「NASA」ほどではないとしても名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

JAXAはNASAとは異なり、給料表に基づくのではなく、学歴や職歴を重点的に見ているので宇宙飛行士の給料は一律と決められているわけではありません。

「JAXA」のホームページから初年度の概算年収を計算することができます。博士課程まで修了し、社会人経験が5年ある場合は初年度の年収は約640万円です。

JAXAは「宇宙飛行士手当」という制度を給料とは別に導入しています。次項で解説していきます。

宇宙飛行士の給料:宇宙飛行士手当

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%a2%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%b9-%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%ab-79793/

JAXAでは様々な職員が働いていて、その中の宇宙飛行士には「宇宙飛行士手当」というものが支給されます。

具体的には以下の表のような業務や訓練の際に手当が支給されます。

宇宙飛行士手当
  • 宇宙飛行士として必要な事柄(語学や科学知識など)を習得する訓練:給料の半分程度
  • ロケットやISS(国際宇宙ステーション)の搭乗に関わる業務:給料と同額程度
  • 宇宙飛行士としての資格を維持向上するために必要な訓練:給料の2割程度

給料は人によって異なるので一概にいくらとは断言できませんが、宇宙飛行士としての訓練・業務を行った際に支給されます。

宇宙飛行士は前職より給料が下がることが多い

NASA宇宙飛行士の給料・JAXA宇宙飛行士の給料をみてきました。

厳しい選抜試験を突破した頭脳明晰な宇宙飛行士の前職は医師やパイロット、研究者やエンジニア等のエリート職の方が多くいます。

そのため、前職に比べると、宇宙飛行士になると給料が下がることが多いようです。

お金が欲しいのであれば前職を続けていれば問題はないはずです。わざわざ宇宙飛行士になる理由は少なくとも、お金ではないものを求めているのかもしれません。

宇宙飛行士の仕事内容

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e5%ae%87%e5%ae%99%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e5%a3%ab-%e5%ae%87%e5%ae%99%e9%81%8a%e6%b3%b3-67693/

誰もが一度は夢見る宇宙飛行士ですが、実際には宇宙でどのような仕事をしているのでしょうか?

宇宙飛行士の仕事内容
  • コマンダー
  • パイロット
  • ミッションスペシャリスト
  • ペイロードスペシャリスト

コマンダー

コマンダーとはロケット全体の責任を担う、「船長」としての役割です。

ロケットの操縦や仲間への指示を行います。パイロットとして2回程度経験している人が任命されます。

パイロット

パイロットはコマンダーのロケット操縦を補佐する役割となります。

コマンダーの指示に従い、安全に帰還するための重要な役割です。

ミッションスペシャリスト

ロケット内全てのシステムに精通していなくてはなりません。「システム運用」「船外活動」「実験運用」等様々な活動をします。

このミッションスペシャリストは1人ではなく、必ず複数人が同乗することとなっています。

ペイロードスペシャリスト

ペイロードスペシャリストは飛行に関する知識に長けた人が任命されます。細かい実験操作を行うことがほとんどです。この役割は研究者や科学者から選ばれることが多くあります。

宇宙へ行くには訓練が欠かせない

未知の宇宙へ行くには、当然ですが訓練は必須です。どのような訓練があるか下記にまとめました。

宇宙飛行士の訓練
  • 基礎訓練
  • 維持向上訓練
  • ISS搭乗訓練
  • ロケット搭乗&ISS滞在

基礎訓練

約2年かけて、科学面や技術面においての知識やスキルを身に着けていきます。

また、チーム行動や英語やロシア語等の語学面でも幅広い知識を身に着けるために訓練を行います。

維持向上訓練

基礎訓練で身に着けた知識とスキルを磨き上げながら、搭乗割り当てを待つ期間となります。

宇宙へは毎年行っているわけではありません。短ければ1~5年、長ければ10年以上待つこともあります。

ISS搭乗訓練

搭乗が決まったなら、宇宙への滞在期間や操縦方法等を習得するための訓練を行います。

基礎訓練で学んだ知識やスキルの最終確認やブラッシュアップも行います。

ロケット搭乗&ISS滞在

長期にわたる訓練期間を経てやっと夢にまでにも見たロケット搭乗を果たすことができます。

ISSに到着したら、ISSのシステム維持や宇宙開発に関する業務を行っていきます。

宇宙飛行士のリスク

そんなたくさんの訓練を積んで、宇宙で仕事をするという夢のような職業ですが、命の危険が伴う職業でもあります。

宇宙飛行士のリスク
  • ロケットの安全性
  • 精神的な苦痛
  • 無重力

まず第一にロケットの安全性があります。近年のロケットは安全性が飛躍的に伸びていますが、100%生還できる保証はありません。実際に亡くなったパイロットも少なくありません。

また、長期に渡ってISSという狭くて外に出られない空間に滞在することになります。この閉鎖的な空間でネガティブになる人もいます。

最後に、宇宙では無重力なので筋肉を使いません。なので筋力が衰え、地球に帰ってきたら重力に負けてしまいます。当然リハビリが必要ですし、体への負担も大きくなります。

宇宙飛行士になるには?

多くのリスクを背負ってでも宇宙飛行士になりたい方もいるかと思います。実際に宇宙飛行士になるには「宇宙飛行士候補者選抜試験」を通過しなくてはなりません。

試験の実施は不定期で、仕事柄・年齢・健康状態等詳細に応募条件が決められています。

そしてこの試験は難易度がとても高く、毎回倍率が100倍以上にもなります。そのような試験を合格するには並々ならぬ努力が求められます。

まとめ:宇宙飛行士は給料よりも夢を追い求めている!

以上、宇宙飛行士について給料・仕事内容・試験について解説しました。危険が伴う仕事で、給料も突き抜けて高いわけではありません。

ですが、宇宙飛行士は誰もが夢見る子供達からしたらヒーローのような存在です。お金を求めているのではなく、夢や憧れから目指す仕事ということがわかります。

あなたが給料や試験の難易度、リスクを背負ってでも宇宙飛行士を目指すなら、筆者として陰ながら応援しています。そしてこの記事があなたに参考となれば嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

ABOUT ME
Kamisawa
25歳東北在住の Kamisawa と申します。 正確かつ、皆さんの必要を満せる執筆を心掛けています。 どうぞよろしくお願いします。