ウサギをペットで飼うデメリットを事前に調べずに飼って後悔した人は多く、この記事を読んでいるアナタも後悔したくないですよね?
またウサギを飼う前に、基本的な飼育方法も知っておいて事前準備もしっかり行いたいところです。
そこで今回は、ウサギをペットとして飼うデメリットと基本的な飼育方法などについて分かりやすく解説するので是非参考にして下さい。
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ウサギの値段は?
まず、飼う前に気になるウサギの値段は一体いくらなのかについて解説します。
ネザーランドドワーフの値段は?
ネザーランドドワーフは日本の飼育数が一番多い人気のうさぎで、体の大きさは1kg前後の小さい品種です。
ネザーランドドワーフの値段は4万円〜10万円ですが、約5万円が一番多い価格帯です。
血統書なしだとネザーランドドワーフという保証がないため、もっと安い値段で販売されているケースもあります。
ホーランドロップの値段は?
ホーランドロップもネザーランドドワーフと同じぐらい人気のウサギです。
たれ耳ウサギの中でも一番小さい品種で、性格は穏やかで飼い主の後を付いてくる可愛い子もいます。
そんなホーランドロップの値段は5万円〜11万円で、約6万円が一番多い価格帯です。
またネザーランドドワーフと同じく血統書なしで販売されているケースもあります。
ウサギの基本的な飼育方法
ウサギを飼育する上で、知っておきたい基本的な飼育方法について解説します。
ウサギを飼う前に用意するべきものは?
ウサギを飼う前に一体何を用意しておくべき道具は以下の通りです。
- ケージ
- 食器
- 水入れ
- 牧草入れ
- かじり木や牧草でできたおもちゃ
上記の5つ以外にも余裕があれば下記の4つも用意しておいて下さい。
- ヒーター
- ひんやりマット
- 巣箱
- ハーネス
ウサギの飼育が不安だという人は、少しでもその不安を払拭するためにも購入しておくのが良いでしょう。
ウサギが住みやすい適正温度は?
ウサギは、18℃〜24℃が住みやすく感じる適正温度であり、寒すぎたり暑すぎたりする場所が苦手です。
なので夏と冬は、部屋のエアコンを付けっぱなしにして温度を保つようにしましょう。
ケージの設置場所は?
ケージの設置場所は、飼い主がよく使う部屋に設置してウサギとコミュニケーションをとるようにしましょう。
但し、部屋の出入り口からは遠い場所に設置して落ち着いて過ごせるような所に置くようにする事が重要です。
日当たりと風通し
ウサギは穴の中で生活していたので直射日光が当たる明るい場所は苦手なので、日差しが強く当たる場所は避けましょう。
そして湿気も苦手なので風通しの良い場所にケージを置く事が重要です。
ウサギの食事時間と回数は?
ウサギは夕方から早朝にかけて、活発に行動するのでこの時間帯に食事を与えるパターンが合っています。
食事回数は1日1回でも2回でも良いですが、新鮮な牧草はいつでもたべれるように用意しておいて下さい。
ウサギの病気や怪我
アナタの飼ったウサギが最初は健康でも、ある日いきなり病気や怪我をする時もあります。
そんな時は一人で悩まずに、動物病院に行って治療を受けさせて下さい。
治療費を気にする人もいるでしょうが、最近ではウサギも加入できるペット保険があるので調べておくと良いでしょう。
ウサギをペットとして飼うデメリット①エサ代がかかる
犬や猫を飼うのと同様にウサギを飼うとエサ代がかかるのはデメリットです。そんなウサギの気になるエサ代は、1ヶ月平均2000~5000円です。
エサは、スーパーマーケットや量販店にウサギ用のペットフードが1袋で500〜1000円ほどで売っています。
あと新鮮かつ高品質な牧草を箱買いすると5kg2000〜3500円、動物用ビスケットやドライフルーツなどのおやつは500〜1000円で買えます。
ウサギの主食である牧草は常備しておきましょう。あと野菜は与えて良い野菜と与えていけない野菜があるので買う時は注意が必要です。
ウサギをペットとして飼うデメリット②電気代がかかる
エサ代以上に気を付けないといけないのが電気代で、夏や冬はエアコンを付けっぱなしにしておかないといけません。
どれぐらい電気代が上がるかは一概には言えませんが夏だと1ヶ月2000〜3000円、冬だと1ヶ月5000〜8000円ほど上がる覚悟はしておきましょう。
ウサギの適正温度は18℃〜24℃で、温度を一定に保つのがベストなのは言うまでもなく冬はエアコン以外にも加湿器やヒーターも使うので予想以上に高くなります。
しかし電気代をケチるとウサギが体調不良や病気に掛かってしまい、今度は治療代が高く付いてしまうのでエアコンは付けっぱなしにしておくのがベストです。
ウサギをペットとして飼うデメリット③あらゆる物をかじる
ウサギは噛み癖があるので、畳や布団、布や木の部分や電源ケーブルなど、とにかく家にある物をかじってしまいます。
それ以外にもタバコやライター、医薬品や洗剤、お菓子から観葉植物の鉢植えまで口にしてしまうのでウサギにとっては非常に危険です。
これも個体差はあるので、中にはかじったりしないウサギもいるのですが基本的には何でもかじると認識しておく事をオススメします。
なので、ウサギを飼う事になったらケージに入れていない時は、ウサギから目を離さなようにして下さい。
ウサギをペットとして飼うデメリット④毛が抜ける
掃除が苦手な人にとっては、最大のデメリットとなるのがウサギの毛は抜けやすいので部屋中が毛だらけになってしまいます。
しかも厄介なのが、うさぎの毛は人間の毛と違い、とても細くて柔らかくて軽いので部屋の中を浮遊する上に、ちょっとでも風が吹けば毛が舞い上がります。
更に言えば、ウサギを抱いたら自分の服が毛だらけになってしまうのでコロコロは必須となります。
ウサギの毛が抜けやすい換毛期は、ブラッシングしても中々抜け毛が無くならなず心配になるレベルなので毎日掃除して部屋を綺麗な状態を保ちましょう。
ウサギをペットとして飼うデメリット⑤デリケートな体質
ウサギは非常に可愛い代わりに、体がデリケートで体調が崩れやすい生き物でもあります。
- よく分からない皮膚病になる
- 急に何も食べなくなる
- 糞がやたら小さくなる
- 骨折する・・・etc
上記以外にも色々な症状があるのですが、問題は犬や猫と違って、どこの動物病院でも診てもらえる訳ではないという事です。
昔と違って、最近ではウサギも診てくれる病院も増えていますが、まだウサギに詳しい獣医さんは少ないのが現実です。
なので、ウサギを飼うと決まったらすぐに近くにウサギの面倒を見てくれる動物病院がどこにあるのか調べておきましょう。
ウサギをペットとして飼うデメリット⑥トイレを我慢できない
ウサギは基本的に同じ場所でトイレをする習慣はあるのですが、ある日、突然トイレの場所を変えてしまう事があるのです。
おしっこはある程度は大丈夫なのですが、問題なのが糞で平気でそこら中にボロボロと落としまくる傾向にあります。
但し、不幸中の幸いでウサギの糞はほぼ無臭なので部屋に匂いが充満する事はありませんし、形もコロコロしているので拾いやすく掃除さえすれば解決します。
しかしウサギを放牧するのは非常にリスクが高いので、普段はケージに入れて飼うのが無難で良い選択と言えます。
ウサギをペットとして飼うデメリット⑦ぶっちゃけ頭は良くない
これは一部のウサギ好きからは反論の声も聞かれますが、犬や猫に比べてウサギの方が頭は良くないです。
自分の名前ぐらいは覚えますが、飼い主に名前で呼ばれたからといって飛んでいくなんてウサギは極めて少ないです。
ウサギは大人しい性格なので、人に噛み付くような行動に出る事は基本的にありませんが、人間から見ても分かりやすい反応を示してくれる事ほとんどありません。
なので犬や猫のようなコミュニケーションを期待して飼うと後悔するかも知れないので、ウサギが飼い主であるアナタを怖がらなくなるだけで十分満足ぐらいの気持ちで飼育して下さい。
【最後に】デメリットを凌駕するほどウサギは可愛い!
今回はウサギをペットで飼うデメリットと基本的な飼育方法などについて解説しました。
記事内で解説した通り、ウサギを飼うデメリットは沢山ありますがメリットも沢山あります。
- 鳴き声がないので、マンションでも飼いやすい
- 感染症の心配がないので、ワクチンも不必要
- 散歩しなくて良い
- 人に慣れるのが早い
- 匂いが気になりづらい
そして何よりも、ウサギはとにかく可愛いって事が最大のメリットです!
アナタがしっかり責任を持ってウサギを飼育する覚悟があるのなら飼う事をオススメします。