見ていて愛らしく、インコの中でも比較的大型で人気の高いオオホンセイインコですが、飼い方や気性など詳しく知りたい方も多いと思います。
この記事ではオオホンセイインコの性質や特徴から、どういった理由でペットとして飼いやすいかを解説するので最後までお付き合いよろしくお願いします。
(出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6390862/)
オオホンセイインコの特徴は?
オオホンセイインコの値段や寿命など基本的な情報を簡単にまとめ、後ほど詳しく説明します。
- 値段が15~20万円
- 寿命が15~20年
- 体長が約45cmである中型インコ
- 非常に賢い
- 好奇心旺盛で遊ぶのが好き
- 暑さにも寒さにも強い
- くちばしの力も強い
- 声がでかい
オオホンセイインコの値段は15~20万円で小型インコと比べると比較的高めです。個体数があまり多くないので値段が上がりやすい傾向にあります。
オオホンセイインコはインコの中も大きな方で、有名なセキセイインコの体長は約23cmであるのに対し、オオホンセイインコの体長は45cmと倍近くもあります。
寿命は15~20年と小型のインコと比べると比較的長いですが、中型インコの寿命と比べるとかなり短いので小型インコと中型インコの中間のような存在です。
オオホンセイインコは最高のパートナーになれるかも!?
オオホンセイインコは非常に賢く、ひょうきんな性格であるため暗い気持ちになった時でも人を笑わせてくれます。
また、好奇心旺盛なので新しいおもちゃなどを買って遊んであげると喜んでくれます。基本的におしゃべり上手な子が多いのでいろいろな単語を覚えてくれます。
ただし、オオホンセイインコは比較的サイズが大きいインコであるため声も大きく、集合住宅で飼う場合は防音設備が整っている方が望ましいです。
オオホンセイインコは比較的飼育しやすい
オオホンセイインコは中型インコに分類され、成長した個体は寒さにも強くかなり丈夫です。また、もともと南アジアに生息しているため暑さにも耐性があります。
個体の大きさ的には40cmほどなので部屋の中でも買えますが、狭いゲージで飼育してしまうと羽が裂けたり、けがをしたりとオオホンセイインコにとってデメリットは多いです。
オオホンセイインコは寒さにも暑さにも強いインコです。条件を整えてあげれば外でも飼うことができるので選択肢の一つとして考えてみてください。
初めてインコを飼うならオオホンセイインコは△
初めてインコを飼う場合にオオホンセイインコを選ぶのは難易度が高いのでお勧めできません。もちろん外見も美しく、頭も良いため、最高のパートナーとなれる可能性は十分にあります。
しかし、オオホンセイインコはインコの中でもマイナーであるため、飼育情報が得にくく動物病院を探すのに苦労する可能性があります。
またかなりくちばしの力が強いので、慣れない間は噛まれてけがをする可能性があるので初心者の方には少し不向きです。
オオホンセイインコを長生きさせるコツは?
せっかくオオホンセイインコをお出迎えするのであれば、少しでも長くいたいと思いますよね。長生きさせるコツは主に二つです。
- スキンシップ
- 定期的な日光浴
オオホンセイインコは頭が良く、スキンシップを上手くとっていると飼い主の顔を覚え、懐いてくれます。ストレス発散にもなるので少しずつスキンシップをとりましょう。
また、長生きしてもらうためには適度な日光浴をさせてあげるのも大切です。日光を浴びることでビタミンDが形成され体を丈夫に保つのに役立ちます。
ペット保険に加入は必須条件?
先述した通り、オオホンセイインコの価格はかなり高額です。病気にかかった際にかかる精神的不安は大きいのでペット保険に加入しておくと安心です。
人間とは異なり、ペットの治療費は全額自己負担になります。希少なインコですので手術や入院代もかなり高額になるため、ペット保険に加入しておくと安心です。
ペット保険は保険会社やプランによって保障内容が全く違うので、飼う前に一度確認しておいた方が良いでしょう。
オオホンセイインコを飼うために必要なもの
オオホンセイインコをお迎えするのに必要なものをあらかじめ知っておくことで、いざお迎えする際にスムーズになるため必要なものを記しておきます。
- オオホンセイインコを買うためのお金
- ゲージ
- 遊び道具
- 止まり木
オオホンセイインコの値段の相場は15~20万円です。日本での流通は少ないためかなり高額の個体になります。
また、中型のインコなのでゲージは大きめのサイズを用意する必要があります。店員さんと相談しつつ、止まり木とおもちゃも決めるのがベストです。
オオホンセイインコの雄と雌の区別は可能
オオホンセイインコはオスとメスで見た目が異なる雌雄異体で、判別は簡単です。ただし、他のインコに見られるようなオスとメスで完全に色が違うわけではないので注意が必要です。
オオホンセイインコのオスの首の周りには黒い輪っかのような模様があります。メスの首の周りには黒い輪っかはありません。
この黒い輪っかの有無を確認することでオオホンセイインコのオスとメスを区別することができます。
オオホンセイインコの大量発生が問題になっている
見た目以上に長生きするオオホンセイインコですが、飼い主側が育てきれず野鳥になるケースがあります。東京都では大本四インコが繁殖している記録もあります。
本来、日本には野生のオオホンセイインコはいないので、ペットだったオオホンセイインコが逃げたのか逃がしたのか、何らかの原因で野生化してしまっているのです。
今でも都内で他のインコの群れに紛れているオオホンセイインコが目撃されています。飼い主になる場合は責任をもって飼うようにしましょう。
オオホンセイインコまとめ
オオホンセイインコについて解説してきました。最後にオオホンセイインコの特徴をまとめておきます。
- 値段が15~20万円
- 寿命が15~20年
- 体長が約45cmである中型インコ
- 非常に賢い
- 好奇心旺盛で遊ぶのが好き
- 暑さにも寒さにも強い
- くちばしの力も強い
- 声がでかい
総論としては、初心者向きのインコではないですが非常に賢く体も丈夫なのでペットとして迎えるにはお勧めです。
インコを飼う場合は長く一緒に過ごすことになるので覚悟をもって購入しましょう。長く愛情を注ぐことで最高のパートナーになります。