洗顔とクレンジングの役割の違いや、正しいケアを知らない人は意外にも多くいます。最近では、ダブル洗顔不要のクレンジングもよく見かけるようになりました。
これから先の肌のことを考えると、本当に良い方法をしっかり理解しておきたいものですよね。
この記事では、ダブル洗顔不要のクレンジングを含めたクレンジングと洗顔の正しい知識にスポットを当てて、ケアをするときのポイントも紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、これからのスキンケアの参考にしてみてくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22009461?title=%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%80%80%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&searchId=3383114962
洗顔とクレンジングでは落とせる汚れが違う!
洗顔とクレンジングはどちらも肌の汚れを洗い流すものです。しかし、それぞれ性質の異なる汚れを対象としているので、配合されている洗浄成分にも違いがあります。
以下にそれぞれが洗い流せる汚れについて表を載せたので確認しましょう。
メイク | 皮脂、角質 | ほこり、汗 | |
洗顔 | △ | 〇 | 〇 |
クレンジング | 〇 | △ | △ |
簡潔に、洗顔は汗や皮脂などの水性の汚れ、クレンジングはメイクなどの油性の汚れに対応しています。ですので、基本的には洗顔とクレンジングのダブル洗顔が必要になります。
時短ケアで肌への負担軽減ができるダブル洗顔不要のクレンジング
次に、ダブル洗顔不要のクレンジングについて説明していきます。ダブル洗顔不要のクレンジングとは、クレンジングと洗顔両方の役割を兼ね備えており、洗いすぎによる肌への負担を軽減してくれるものです。
洗浄成分の種類とバランスに考慮して作られているので、油性の汚れも水性の汚れもすっきりきれいに洗い流すことができます。
また、1度でクレンジングと洗顔が完了するので時短にも繋がります。忙しくて疲れた日の夜などに助かりますね!
ここまでで説明したことを踏まえて、次の見出しではクレンジング、洗顔料それぞれの選び方について説明していきます。
クレンジングの選び方
クレンジングを選ぶ際に押さえておいてほしいポイントが3つあります。以下に挙げたのでそれぞれ確認しましょう。
- 肌質によって選ぶ
- メイクの濃さによって選ぶ
- 肌トラブル別に選ぶ
肌質によって選ぶ
肌の状態によってクレンジングを選ぶことは非常に大切なことです。脂性肌の場合は洗浄力の強いオイルタイプやリキッドタイプ、乾燥肌の場合は肌への負担が少ないクリームタイプがおすすめです。
メイクの濃さによって選ぶ
クレンジングの一番の目的は「メイクを落とすこと」です。日によってどんなメイクをするかは違いますよね。
ですので、濃いメイクの日は短時間で洗い流せる洗浄力が強いもの、ナチュラルメイクの日は肌に優しいタイプのものと使い分けることが大切です。
肌トラブル別に選ぶ
乾燥肌や敏感肌などの肌トラブルを抱えているときは、できるだけ濃いメイクを控えて肌に優しいクリームタイプやミルクタイプのクレンジングをおすすめします。
しかし、濃いメイクをしたくなる日もあることでしょう。そのようなときは、植物性の油分で作られたオイルタイプのクレンジングで手早く洗い流すと効果的です。
また、ダブル洗顔不要のクレンジングを使用すると必要な潤いを残してしっとりとした洗い上がりになるので、こちらも乾燥肌や敏感肌の際におすすめです。
洗顔料の選び方
次に、洗顔料を選ぶ際に押さえておいてほしいポイントについて2つ紹介します。以下に挙げたのでそれぞれ確認しましょう。
- 泡立ちで選ぶ
- 保湿成分で選ぶ
泡立ちで選ぶ
洗顔をするときに一番気を付けたいことと言えば、手のひらによる肌への摩擦です。肌をきれいにしようとして洗顔料でこすりすぎると、かえって肌が傷ついてしまい乾燥肌や敏感肌の原因となってしまいます。
こうした肌トラブルを防ぐためにも、泡立ちが良い洗顔料を選ぶことをおすすめします。もし泡立てるのが苦手という場合は、泡立てネットを使用したり泡で出てくるタイプの洗顔料を選ぶと良いです。
保湿成分で選ぶ
洗顔後に肌がつっぱってしまうという場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合された洗顔料を選ぶと良いでしょう。以下に代表的な保湿成分を7つ挙げました。
- セラミド
- 水溶性プロテオグリカン
- 加水分解ヒアルロン酸
- 加水分解エラスチン
- 加水分解コラーゲン
- グリセリン
- アミノ酸
このような保湿成分が配合された洗顔料を使用すると、しっとりとした洗い上がりが期待できます。
ここまで読んでいただくと、クレンジングと洗顔料を選ぶポイントについておわかりいただけたかと思います。
次の見出しでは、正しい洗顔・クレンジング方法についてのポイントを4つ紹介していくので一つ一つ確認していきましょう。
正しい洗顔・クレンジングのポイント①乾いた手でクレンジング
まず1つ目は、乾いた手でクレンジングを使用することです。クレンジングは濡れた手で使用すると、本来のクレンジング効果が弱まってしまうことがあります。
また、手に汚れや雑菌がついている場合も同様で、クレンジング効果が弱まる上にそのまま雑菌を顔につけてしまうことになります。
衛生的にも良くないので、クレンジング前は手をきれいに洗い、しっかり水分を拭き取りましょう。
また、商品パッケージに「濡れた手でも使える」と記載されていることがありますが、乾いた状態で使用する方がよりクレンジングの効果を発揮できます。
正しい洗顔・クレンジングのポイント②ゴシゴシ洗わないこと
2つ目は、ゴシゴシと力強く洗わないことです。クレンジングと洗顔はとにかく優しく洗うことが大切です。肌は非常にデリケートなので、摩擦などの肌への負担は肌荒れや毛穴を広げる原因となります。
クレンジングと洗顔どちらも洗うときは、指の腹を使って優しくくるくると円を描くようになじませましょう。毛穴のざらつきが気になる小鼻などの細かい部分は、小さい円を描くよう丁寧になじませます。
また、洗顔の際はたっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう。
正しい洗顔・クレンジングのポイント③すすぐときはぬるま湯で
3つ目は、クレンジングと洗顔後はぬるま湯ですすぐことです。すすぐ際の水は冷たすぎても熱すぎても肌に負担がかかってしまうので良くありません。
手で触って少し冷たいと感じる32~34℃のぬるま湯で洗い流すことをおすすめします。
また、水圧の強いシャワーを直接顔に当ててしまうと強い刺激となり、肌を痛めてしまう原因となります。ですので、すすぐ際は面倒でも手ですくうようにしましょう。
正しい洗顔・クレンジングのポイント④優しく顔を拭く
4つ目は、優しく顔を拭くことです。濡れた肌は傷つきやすくなっており、余分な水滴をしっかり拭き取らないと肌荒れや吹き出物、ニキビの原因となってしまいます。
洗顔後はゴシゴシと強くこすらず、清潔なタオルで優しく水滴を抑えるように拭きましょう。小鼻などの細かい部分も何度かタオルを当ててきれいに拭き取ると良いです。
また、濡れタオルを使って拭くと肌に優しいのでおすすめですので、ぜひ実践してみましょう。ここまでで正しい洗顔・クレンジング方法についてのポイントを紹介しました。
次の見出しでは、メイクをしていない日のクレンジングについて説明していきます。
メイクをしていない日もクレンジングは必要?
メイクは毎日の生活で欠かせないものですが、日によってはメイクをしない日もありますよね。そのようなときは「クレンジングをしなくてもよいのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、メイクをしていない日でもウォータープルーフタイプの日焼け止めアイテムを使用した場合は、クレンジングで洗い流す必要があります。
日焼け止めアイテムには、以下に挙げた2つのものが配合されています。このうち、紫外線吸収剤はクレンジングを使用しないと洗い流すことができません。
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
日焼け止めアイテムの洗い流しを怠ると毛穴詰まりやくすみの原因となるので注意しましょう。
正しいケアで素肌に自信を
毎日自分でできるスキンケアをして自信のある素肌を手に入れたいですよね。もし、今の肌に自信が持てないところがあるのであれば、何か足りないケアがあるのかもしれません。
この記事では、クレンジングと洗顔の正しい知識についてスポットを当てて紹介しました。中でも、正しい洗顔・クレンジング方法のポイントは、知っておくとこれからのスキンケアで必ず活かせる知識です。
ここまでで読んだ内容をぜひ参考にして、一度今の洗顔とクレンジングについて見直してみてはいかがでしょうか。そして、これからよりきれいな肌を維持していきましょう!