「洗顔とクレンジングって2種類あるけど両方使わないといけないの?」や「たくさんある商品からどうやって選べばいいの?」と頭を抱えていませんか?
膨大な種類の商品から自分に合った商品を見つけるのは難しいですよね。この記事では、洗顔とクレンジングのそれぞれの役割や、効果的な商品の選び方を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
出典画像:https://pixabay.com/ja/photos/%e5%8c%96%e7%b2%a7%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%b7-%e5%8c%96%e7%b2%a7-%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%b7-1761648/
クレンジングと洗顔の役割とは
クレンジングと洗顔はそれぞれに違う役割があり、とても大切です。
また、スキンケアの中でもキメの整った潤い美肌を目指す上で重要であり、クレンジングと洗顔の方法が間違っていると肌に負担をかけてしまうことがあります。
そういうわけで、ここではクレンジングと洗顔のそれぞれの役割をご紹介します。
クレンジングの役割
クレンジングはメイクの油を浮かせて落とす役割があります。皮膚は皮脂でおおわれているためメイクの油分と密着して水を弾いてしまいます。
洗顔料では落としきることができないため、メイク汚れを落とすにはクレンジングが必要になります。
クレンジングを行わずにメイクが肌表面に残ってしまうと、毛穴を詰まらせて炎症を起こす恐れがあります。そして、そのまま就寝してしまうと肌への負担も大きくなり、肌荒れの原因になってしまいます。
特に、最近の化粧品はメイク崩れ防止のために油性基剤が多く含まれていて肌表面により密着するようになっていますので、メイクを行った日は、きちんとクレンジングを行って毛穴の汚れまで落とすようにしましょう。
洗顔の役割
洗顔は汗や皮脂、古い角質、ほこりなどの汚れを落としたり、肌に少し残ったクレンジングを落としたりするという役割があります。メイク以外の汚れは水性の汚れなので洗顔で落とすことができます。
私たちの顔の肌は、常に外気にさらされているので、排気ガスや雑菌、空気中のほこりなどが知らないうちに付着してしまいます。顔から分泌される皮脂や汗、古い角質などが混ざり合って肌の汚れとなるのです。
これらを放置していると、雑菌が繁殖したり、皮脂が酸化したりしてニキビや肌荒れなどが起こりやすくなってしまいます。
ですので、洗顔をおこなって汚れをしっかりと落とし、肌を清潔に保つ必要があります。
効果的なクレンジングの選び方とは
クレンジング選ぶときには、「自分の肌質」「洗浄力」「洗い上がりの質感」を意識するとよいでしょう。
敏感肌なのに、洗浄力が強いものを使ってしまうと、肌へのダメージが大きくなり、傷つきやすくなってしまいます。ここでは、効果的なクレンジングの選び方をご紹介します。
- 自分の肌質
- 洗浄力
- 洗い上がりの質感
自分の肌質
自分の肌に合ったクレンジングを使うことで、肌トラブルを減らすことへ繋がります。まずは、自分の肌質を知りましょう。ここでは、肌タイプと特徴をまとめています。
肌質 | 特徴 |
普通肌 |
|
乾燥肌 | 水分と油分が少ない状態。顔や体にかさつき、つっぱり感、粉ふきなどの症状が現れる。また、入浴後や洗顔後に肌がつっぱる感覚がある。 |
脂性肌 | 水分と油分が多い状態。ニキビができやすい。Tゾーンのテカリや毛穴の開き、メイク崩れしやすい。 |
敏感肌 | 水分と油分が少ない状態。赤みやかゆみ、ほてり、ピリピリ感などの症状が現れ、乾燥肌のように肌がカサカサした状態。 |
混合肌 | 油分が多く、水分が少ない状態。部位によって肌質が異なり、額や鼻など皮脂の多いTゾーンはベタつきやすく、頬や口周りなどフェイスラインは乾燥しやすい。 |
洗浄力
クレンジングには形状の異なるタイプがあり、洗浄力の強さもそれぞれ違います。
一般的に、「オイル・バーム」→「シート」→「ジェル」→「リキッド」→「クリーム」→「ミルク」の順に洗浄力が高いと言われています。
メイクをしっかり落とせるタイプを選ぶのはもちろん、自分の肌質も考慮したうえで選ぶことで肌への負担を減らすことができます。
洗い上がりの質感
気持ちよくクレンジングするために、好みに合った質感を見つけましょう。ブランドやアイテムごとでも違いがありますので、タイプごとのおおまかな使用感を知っておくと、製品選びに役立ちます。
気分によっても変えられるよう、一つだけではなく、複数のタイプを使い分けることで、より気持ちの良いクレンジングをすることができます。
クレンジングと洗顔の種類①オイル
クレンジングオイルはメイク・皮脂汚れを浮かす油分や界面活性剤の量が多く、洗浄力が高いです。ウォータープルーフ・クリームファンデ・日焼け止め…など肌に密着して落ちにくいメイクも簡単にオフできます。
ただよく落ちるので、皮脂が多く奪われてしまいます。乾燥肌の方や敏感肌の方、乾燥による小じわを作りたくない方は避けたほうが良いでしょう。
洗浄力 | かなり高い |
肌への負担 | 強い |
こんな人におすすめ | ・普通肌、混合肌、脂性肌
・濃いめメイク ・毛穴、皮脂汚れが気になる方 |
クレンジングと洗顔の種類②バーム
クレンジングバームは体温でとろけてオイル状になるのが特徴です。洗浄力はオイルタイプに劣るものの乾燥やつっぱり感を抑えたい人におすすめです。洗い上がりはしっとりと感じられます。
また、クレンジングバームは毛穴ケアの役割もあります。小鼻周りの目立ちやすい毛穴の黒ずみやいちご鼻など、毛穴の奥に詰まっている汚れを絡めとります。
クレンジングかつ角質ケアができるので、毛穴の黒ずみも効果的に解消できるでしょう。
洗浄力 | 中~高い |
肌への負担 | 中 |
こんな人におすすめ | ・混合肌、乾燥肌
・濃いメイク、薄いメイク ・洗い上がりをしっとりさせたい |
クレンジングと洗顔の種類③ジェル
クレンジングジェルは水や油剤をベースに、界面活性剤などを含むタイプです。油性や水性と種類が豊富です。
油性のほうがメイクは落ちやすいです。水性ではナチュラルメイクやマツエクをしている方にもおすすめです。(商品の幅が広いので初心者にはおすすめしません)
洗浄力 | 中 |
肌への負担 | 中 |
こんな人におすすめ | ・脂性肌、混合肌(水性は敏感肌も〇)
・薄めメイク ・洗い上がりをさっぱりさせたい方 ・マツエク使用時、ポイントメイク落としで使う場合 |
クレンジングと洗顔の種類④リキッド
油分ではなく界面活性剤でメイクを落とすため、べたつきが苦手な人やクレンジングリキッドは比較的オイルフリーが多くマツエクをしている方にはかなりおすすめです。
使い方としてはコットンにしみ込ませて、ふき取るので摩擦を考えるとお肌への負担がありますので注意が必要です。
洗浄力 | 高い |
肌への負担 | 中~強い |
こんな人におすすめ | ・脂性肌、混合肌
・濃いメイク ・マツエク使用時、ポイントメイク落としで使う場合 |
クレンジングと洗顔の種類⑤クリーム
ふんわりとしたクリーム状のクレンジング。油性成分と界面活性剤のバランスが良く、乾燥しにくいです。油分が多く、保湿力も高いです。しっとりとした洗い上がりが特徴です。
洗い流すタイプが多いですが、ティッシュなどで拭き取るタイプもあります。クリームに厚みがあるので、肌の摩擦が起きにくく、お肌にやさしいのが魅力です。
しかし、洗浄力は低めなので、濃いメイクの人は物足りなさを感じることもあるでしょう。
油性成分がベースなので、まつエクをしている人にも不向きです。アイシャドウ・パウダーファンデは十分落ちますが、リップ・アイライナーは落ちにくいことがあります。
洗浄力 | 低い~中 |
肌への負担 | やや弱い |
こんな人におすすめ | ・薄めメイク
・乾燥肌・敏感肌 ・洗い上がりをしっとりさせたい方 |
クレンジングと洗顔の種類⑤ミルク
ミルクタイプは、クレンジングの中でもとくに肌に優しい使い心地と言われています。
ミルク状のクレンジングで乳液のような、なめらかな質感でみずみずしく肌に潤いを残すような洗い上がりが特徴です。クリームタイプよりもやや水分が多く、油分が少なめです。
保湿力が高く、低刺激なので、敏感肌や乾燥肌の人におすすめです。
洗浄力は低めで、ウォータープルーフやリキッドファンデーションのような濃いメイクには向きません。肌への負担をなるべく減らしたい人にぴったりです。
洗浄力 | 低い |
肌への負担 | 弱い |
こんな人におすすめ | ・乾燥肌、敏感肌
・薄めメイク ・肌への負担を減らしたい方 |
クレンジングと洗顔の種類⑦シート
すぐに使える手軽さが魅力のクレンジングシートです。お風呂場でなくても使うことができます。
シート状になっており、ふき取ることで濃いメイクまですっきり落とすことができます。
しかし、摩擦ダメージやエタノール量の多さが肌への負担はかなり大きいです。ですので、本当に疲れているときや、時間がない時の最終手段として使うことをお勧めします。
洗浄力 | 高い |
肌への負担 | 強い |
こんな人におすすめ | ・普通肌、脂性肌、混合肌
・濃いメイク ・手軽さを重視する場合 |
まとめ
洗顔とクレンジングのそれぞれの役割と、肌に合った品質の紹介をしました。
一般的には、クレンジングでメイクの油を浮かせて落としたあと、洗顔で汗や皮脂、古い角質、ほこりなどの汚れや、肌に少し残ったクレンジングを落とすことで肌を清潔にすることができます。
商品を選ぶ際には、肌のトラブルを減らすためにも今回紹介した「自分の肌質」と「洗浄力」と「洗い上がりの質感」をまずは意識してみてください。