Wi-Fi初心者向けに、おすすめのルーターの選定方法をお伝えしていきます。「規格」「速度」「セキュリティ」など、何を基準に考えたら良いのかわからなくなっていませんか?
スマホが普及するにつれて、自宅にWi-Fi環境が当たり前になりました。しかし、種類がどんどん増えてきているので何をみて選べば良いのかわからないんですよね。
この記事では、わかりやすく説明していきますので、「わからないからなんでもいいや」とか「店員におまかせ」なんて言っていると、思いもよらない悪い通信環境が出来上がりますよ。
最後まで見てもらえれば、後悔しないWi-Fi環境が手に入りますので、是非参考にしてくださいね。
アイキャッチ出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2614761?title=wi-fi%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=1287769786
おすすめはWi-Fi6対応ルーター(令和3年7月現在)
無線LANルーターの購入を検討されてるのであれば、現時点では「Wi-Fi6」を選ぶと間違いありません。
Wi-Fi6は、現時点での最速通信速度を持っており、2.4GHz帯と5GHz帯の両方対応しています。
「Wi-Fi 6」は「IEEE 802.11ax」のことを指しますが、この「IEEE~」っていうのがよくわからない部分ではないでしょうか?
「IEEE~」とはWi-Fiの正式名称です。後半の部分だけを呼ぶ事が多いです。
Wi-Fiルーターのおすすめの通信規格
「IEEE~」の後半部分の「11ac」や「11ax」と通称で呼ばれていました。
しかし、これでもよくわからない人が多くいることから、下記のように区分されました。
- 第4世代の「11n」を「Wi-Fi4」
- 第5世代の「11ac」を「Wi-Fi5」
- 第6世代の「11ax」を「Wi-Fi6」
と位置付けられるようになりました。その中でもオススメなのは最新のWi-Fi6の「11ax」です。
Wi-Fiルーター通信規格「11ax」をおすすめする理由
Wi-Fiの通信には2種類の周波数があります。「2.4GHz」と「5GHz」の2つです。
2.4GHzとは
2.4GHzは遠方まで届きやすく、壁や床などの障害物に強いです。(貫通するイメージ)
しかし他の家電なども同じ周波数を使うことも多く、干渉しやすいです。
電波干渉が起こることで電波が弱まり、最悪一旦切れてしまうこともあります。
5GHzとは
5GHz帯は、Wi-Fi専用の電波の為、Wi-Fi仕様の機械以外の電波と干渉することはありません。
2.4GHzと違いは壁などの障害物があると弱まってしまいます。(跳ね返ってしまうイメージ)
高さのある家や壁などが多い家では、中継機などの購入が必要にあるかもしれません。
Wi-Fi6対応ルーターは2つの周波数を出すからおすすめ
以前までの世代のルーターだと、2.4GHzか5GHzのどちらかの周波数に合わせて使用する仕組みになっていました。
5GHzスピートは早いですが、障害物の多い家だと力を発揮することができません。
間取りによっては、速度を落としながら仕方なく利用されていた人も多いのではないでしょうか?
Wi-Fi6は今までの速度より速い電波を、2.4GHzと5GHzの両方の周波数で出すことができるので、間取りなど気にしなくて済みます。
Wi-Fiルーターは自宅の状況で決める
Wi-Fiルーターを探す上で必ず確認しておく必要なものがあります。確認と言っても自宅内での生活の状況です。
マンションなどで、ワンフロアの家と3階建ての家とでは電波の届き方が変わります。
電波の仕様を理解しておかないと「思っていたよりも通信速度が弱いから中継機を追加購入しないといけない」なんてことも考えられます。
特に3階建てなどの高さのある家では注意が必要です。高さのある家では、アンテナ付タイプで検討すると良いですよ。
アンテナ付タイプをおすすめする理由
Wi-Fiの通信電波はルーターを中心に円形に広がります。水面に水滴を落とした時の波紋のようなイメージを持ってもらうと分かりやすいかと思います。
その円形の電波は上下には広がらず、水平にしか広がらないのです。
3階建ての家の1階に設置すると3階まで届かない可能性があるということです。
しかしアンテナ付の場合はアンテナを中心に同じように円形に広がります。アンテナは可動式でアンテナを横向きにすることで、上下に広がるのです。
Wi-Fiルーターのおすすめ設置位置
Wi-Fiルーターは電波干渉を起こすことがある為、他の家電製品の近くに置かない方が良いです。
一番理想とされる位置は、家の中心です。しかし、家の中心にWi-Fiを設置するというのはあまり現実的ではありません。
ワンフロアのタイプならまだしも、3階建てになると2階の真ん中ってことになります。
この場合は、せめて2階の置ける場所と考えておくと良いと思います。万が一必要な部分で電波が届かない場合は追加で中継機を足すことで解決します。
迷ったらWi-Fi6対応ルーターから選択しよう
電波の仕様や電波の飛び方、また自宅の状況などいろいろ書いてきましたが、迷ったらWi-Fi6対応ルーター即決で問題ないです。
まず、今の時代自宅で毎日Wi-Fiのお世話になります。毎日使うものなので少々値が高くなってもすぐに納得できるものと思います。
しかも、「Wi-Fi5」と「Wi-Fi6」ってそこまで大きな値段の差がありません。
そうなると、迷うことはありませんよね?あとは、自宅の状況を考え、高さのある家ではアンテナ付を買う程度の発想で購入しても問題はありません。
一人暮らしのワンルームの方におおすすめ
一人暮らしのワンルームなら大きな障害もなく、高さの問題もない為、アンテナはなくても大丈夫です。
見た目やスタイリッシュなものを選ぶと良いです。壁掛けができるタイプもおすすめです。
家族と同居している方におすすめ
複数人の家族と同居している場合は各々スマホを持っていることが多いと思います。
また、パソコンや家電など様々なものを接続することになります。複数人で使用が想定される場合は接続台数に注目しましょう。
紹介のWi-Fiルーターはなんと「80台」もの接続を可能にしたタイプとなっております。一人10台使っても、8人まで同居可能ですね。
そんなに必要ないという方はこちらもおすすめです。こちらは20台の接続可能となっております。
家が3階以上の戸建てに住んでいる方におすすめ
前述した通り、Wi-Fiの電波は水平に飛ぶため、立てに飛ばす為のアンテナ付がおすすめです。
Wi-Fiルーターおすすめのまとめ
前述しましたが、お世話になるものなのでしっかり選んで後悔しないようにしてほしいのですが、悩むとキリがないものです。
Wi-Fi6対応ルーターの種類も増えてきていて、どんどん細かな性能は上がっきています。
選ぶだけで疲弊してしまうので、Wi-Fi6対応ルーターのアンテナ付を買えば、まず間違いないです。
この記事が参考になれば幸いです。快適なWi-Fi環境を手に入れてくださいね。