日頃、何気なく食べている納豆がダイエットに効果的であることを知っていますか。
納豆には様々な栄養素が含まれているため、ダイエット効果以外にも様々な効果がありますが、知っている方は少ないでしょう。
そこで今回は納豆がダイエットに効果的な理由と実践方法、おすすめの食べ合わせなどを紹介します。ぜひ最後までお読みください。
出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E9%A3%9F%E5%93%81-%E7%B4%8D%E8%B1%86-%E7%BE%8E%E5%91%B3%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%8A%E6%83%A3%E8%8F%9C-2811277/
なぜ納豆がダイエットに効果的なのか
そもそも納豆はなぜダイエットに効果的なのでしょうか。具体的に以下の3つの理由があるので、それぞれ見ていきましょう。
- 脂肪燃焼を促す大豆タンパク質
- 脂肪細胞を小さくして燃やす大豆イソフラボン
- 納豆菌で腸内環境を改善する
脂肪燃焼を促す大豆タンパク質
納豆の原料の大豆には、大豆タンパク質が含まれていて、中性脂肪や内臓脂肪の燃焼をサポートする効果があります。
また、同じタンパク質である肉よりもカロリーが低く、血中コレステロールを下げ、動脈硬化も予防してくれるなど健康的な面でもメリットは大きいです。
脂肪細胞を小さくして燃やす大豆イソフラボン
大豆特有の大豆イソフラボンは、脂肪細胞の燃焼や小型化といった効果を持ちます。
抗酸化作用、美肌効果、ガン予防といった効果がある女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをするため、女性には嬉しいポイントですね。
納豆菌で腸内環境を改善する
納豆に含まれる納豆菌は食物繊維と合わせて食べることで、整腸作用が高まります。腸内環境が整うだけでなく、風邪予防や抗菌作用もあります。
納豆はダイエットだけでなく美容にも良い
納豆はダイエットだけでなく、女性に嬉しい美容効果もあるんですよ。どのような美容効果なのか説明します。
美肌を作る大豆イソフラボン
納豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。
肌の弾力に影響するコラーゲンを増やし、保湿アップにも繋がります。日頃のお肌の手入れと合わせることで、より一層の美肌効果が期待できますね。
新陳代謝を活発化するポリアミン
納豆には細胞の身体代謝を活発化するポリアミンが含まれています。新陳代謝の他に、動脈硬化の予防や脂肪を燃えやすい体質にする効果があります。
納豆ダイエットの方法
続いて、納豆ダイエットの具体的な方法を説明していきましょう。
納豆ダイエットは食事の最初に納豆を食べるというものです。食事の最初に食べることで満腹感を感じるタイミングが早まり、食べ過ぎの防止にもつながります。
できれば食前15~20分前に食べると、満腹を感じるタイミングがより早まるでしょう。さらに納豆の食物繊維により、血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を予防できるといったメリットもあります。
ダイエットに最適な食事のタイミング①朝
朝食に納豆を食べる習慣のある方もいるでしょうが、朝食に納豆を食べるとダイエット効果が高まるのを知っていましたか。
朝に納豆を食べると、タンパク質を摂取できるため、その日の代謝が高まります。また、納豆の食物繊維は食事の糖や脂肪の吸収を穏やかにします。
糖の吸収を穏やかにすることで、血糖値の上昇を防ぎ、脂肪を蓄積させる働きのあるインスリンの分泌も抑制されるため、肥満予防にも効果的なのです。
また満腹感が持続するため、つまみ食いの頻度も自然に減らせます。
ダイエットに最適な食事のタイミング②夜
納豆は朝食にもおすすめですが、夕飯もおすすめです。これは納豆に含まれるナットウキナーゼが血液をサラサラにする効果をもつためです。
夕飯に納豆を食べることで、血栓が発生しやすい夜から朝の時間帯にちょうどナットウキナーゼが活性化します。さらに血液がサラサラにすることで、代謝が上がり、痩せやすくなるのです。
ただしナットウキナーゼは熱に弱いので、ご飯に載せる場合は熱くなる前に食べましょう。
納豆ダイエットの注意点①食べすぎない
ここまで納豆がいかに美容効果や健康効果に優れた食材であるか紹介してきました。しかし、注意して欲しいのは食べ過ぎは良くないことです。
納豆を1日で2パック以上食べていると、大豆イソフラボンの過剰摂取に繋がり、女性ホルモンの乱れにつながります。
女性ホルモンが乱れると月経周期の遅れや乳がんの発症リスクが高まるといった恐れがあります。1日で1パックというルールにしましょう。
納豆ダイエットの注意点②他のタンパク質も摂取する
納豆を食べているからといって、他のタンパク質の摂取を疎かにしているとダイエットの効率が悪くなります。
一般の人に必要なタンパク質の量は体重1kgあたり0.8gと言われています。納豆1パックあたり6~8gほどで、これだけでは全く足りません。
卵や肉、魚などの良質なタンパク質をバランスよく摂取した上で、追加で納豆を食べるという意識で取り組むと効果的なダイエットができるでしょう。
納豆ダイエットの効果を高める食べ合わせ
納豆のみで食べるのも良いですが、相性の良い食材と一緒に食べることでダイエット効果がアップします。今回は2つのおすすめ食材を紹介します。
キムチ
キムチには腸内で善玉菌として働く乳酸菌が含まれています。納豆に含まれる納豆菌は腸まで届くと、乳酸菌を増やすための餌となります。
納豆とキムチを組み合わせることで、腸内で善玉菌が増加し腸内環境が整うのです。
大根おろし
タンパク質やビタミン、ミネラルなど豊富な栄養が含まれている納豆ですが、不足している重要な栄養素にビタミンCがあります。そこでビタミンCを含む大根おろしとの食べ合わせがおすすめです。
ビタミンCには、抗酸化作用や免疫向上といった働きがあります。さらに大根おろしにはダイエット効果を促すイソチオシアネートも含まれています。
納豆のおすすめレシピ
続いて、先ほど紹介した納豆と相性の良い食べ合わせを使ったレシピを紹介しますね。
キムチ納豆
- キムチ 20g
- 納豆 1パック
- 白ごま 小さじ1/3
- ごま油 小さじ1/2
納豆にキムチと白ごま、ごま油を加えてかき混ぜると完成です。手軽な上に美味しくダイエット効果もあり、いいことづくしですね。ご飯のおかずやオムレツの具など様々な食べ方があります。
納豆大根
- 納豆 1パック分
- 納豆付属のタレ 1袋
- 大根おろし 大さじ1杯
- 青ネギ 少々
納豆にタレを混ぜた後、大根おろしを混ぜたら完成です。薬味にネギを散らすと美味しさアップです。
納豆で健康的に美しい体へ
今回は納豆でダイエットできる理由と実践方法、おすすめの食べ合わせなどを紹介しました。
納豆にはダイエット効果以外にも、美容効果、健康効果があります。「普段何気なく食べていてよかった」と思う方もいるでしょうが、継続が大事なのでこれからも納豆を食べるのを習慣にしていきましょう。
納豆が苦手ではない限り、誰でも気軽に始められるダイエットです。ぜひ今回の記事を参考にして、納豆ダイエットに取り組んでみてくださいね。