社会人になると誰もが1度は「仕事を辞めたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。私も転職しているので、その気持ちは十分に理解できます。
今では転職も当たり前の時代です。「いつでも辞めれる」が選択肢にあるだけで解決の幅はぐっと広がります。
仕事を辞める場合でも、辞めずに頑張る場合でもためになるようにまとめていますので、是非ご参考にしていただき、一緒に幸せな社会人生活を送りましょう!
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%8d%e3%82%af%e3%82%bf%e3%82%a4-%e8%aa%bf%e6%95%b4-%e8%aa%bf%e6%95%b4%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99-%e7%94%b7-690084/)
仕事を辞めたいと思うことは当然!
仕事を辞めたいと思うことは恥ずかしいことと思う人がいます。しかしこれは大きな間違いです。
仕事を辞めたいと思うことで、自分を見つめ直すきっかけができたり、転職をして新たな活躍できる場所を探したりできる良い機会を得ることができます。
逆に仕事を辞めたいと思うことを悪いと言い聞かせることは、うつ病などの精神疾患だけでなく過労死にもつながる可能性があり、非常に危険な考え方です。
まずは辞めたいと思う機会は、今より自分がステップアップできるチャンスと捉え、前向きに考えていきましょう。
仕事を辞めたいと思う原因
仕事を辞めたいと思う原因はいくつかありますが、下記のいずれかであることが多いです。
- 給料や待遇面で不満がある
- 仕事が忙しく、残業や休日出勤が多い
- 価値観の違いなど、職場の人間関係が上手くいかない
- 仕事内容が苦手で、自分に合ってない
- 会社、業界の将来性に不安を感じる
ここではプライベートの事情など、辞めたくないのにどうしても辞めざるを得ない事情を除いています。辞めたい理由と同じく改善策も人それぞれですので、後ほどご紹介します。
仕事を辞めたいときに起こる初期状態
仕事を辞めたいときには、初期段階で心身に悪影響が起こることがほとんどです。「そのうち治る」と思わずに下記のサインが出たらすぐに改善策を講じましょう。
- 夜に寝れない、朝早く起きれないなどの睡眠障害
- 仕事に集中できない、ボーっとする
- プライベートな時間も仕事のことばかり考える
- 何か仕事以外のものに集中できない
- 極度な体重増減、過食や拒食
- どんなことにもネガティブな感情を持ちやすくなる
上記は過度なストレスにさらされることで起こる代表的な症状です。他にも今までと体調やメンタル面が少しでも悪化した場合は、何か改善策を講じることが非常に大切になります。
仕事を辞めたいと思ったときの改善策①リフレッシュする
休みの日でも仕事のことを考えてしまう方は多いのではないでしょうか。それはメンタル面でも非常によくありません。
考えることは記憶の定着に繋がります。いっそ他のことを考えてリフレッシュした方が気持ちが切り替えられて前向きに仕事に取り組むことができるケースが多いです。
趣味がある方ならその趣味に没頭するのが良いですが、趣味がない方でも下記の方法などをお勧めします。
- 筋トレ、散歩など運動をする
- 親しい友人や、恋人などと外に出かける
- 好きなジャンルの映画を見る
仕事を辞めたいと思ったときの改善策②上司・同期に相談
信頼できる上司や同期がいる場合は、一人で悩まずに相談することも大切です。自分のもやもやした気持ちをどこかに吐き出すだけで冷静になったり、またストレスが減少するという科学的なデータも存在します。
一人で無理に仕事を続けるよりも、有益なアドバイスや環境改善の打診をもらえるかもしれません。仕事の悩みを打ち明けられる相手が社内にいれば、勇気を出して相談してみましょう。
仕事を辞めたいと思ったときの改善策③本・セミナー等の自己啓発
先ほども説明した通り、ほとんどの人が仕事を辞めたいと1度は思います。ですので逆に解決策を提示した本やセミナーも無数に存在します。
本を読むのに慣れている方は、まず関連する1冊を読んでみることをお勧めします。様々な業界のプロフェッショナルが仕事を辞めたいときの解決策やアドバイスを具体的に書いてあることが多いです。
セミナー以外で「YouTube」でも今やビジネス関連の動画はたくさんあります。まずは「仕事 辞めたい」と検索して興味をもったものを1度見てみるもの良いと思います。
仕事を辞めたいと思ったときの改善策④転職する
今の会社で今後どうしても続けられないと思った場合は転職しましょう。今では転職が当たり前の時代になっていますし、少なくとも給与面や待遇改善ではこの方法が1番有益な選択肢です。
100%転職を決めていなくても、一旦転職エージェントに相談することをお勧めします。無料でお話を聞いてもらえますし、自分の考え方が整理できたりします。
その際あまり転職先の希望をたくさん言わないようにしましょう。多く求めてしまう気持は分かりますが、仕事でどうしても我慢できないものを1つ決めておくことが、今後転職する場合の軸になります。
仕事を辞めたいと思ったときの注意点①無理やり頑張る
責任感が強い人、まじめな人に良くありがちな行動です。諦めないことも時には大事ですが、極度に無理をしたり頑張りすぎるといつか必ず限界がきます。
周囲に迷惑をかけられないと思うかもしれませんが、まずは自分だけで悩まないことです。家族や親しい友人誰でもよいので相談してみましょう。
無理やり頑張っているときは今のことに精一杯で、先のことが考えられていない可能性があります。少し休職などしてゆっくり気持ちを落ち着かせることで、冷静に今後のことを考える時間も必要です。
仕事を辞めたいと思ったときの注意点②不満や愚痴ばかり言う
飲み会で仕事や上司の不満や愚痴ばかり言う機会はあると思います。ただそれが頻繁過ぎることはよくありません。
なぜなら口に出すことでそのネガティブな感情が定着してしまうからです。ネガティブな感情を次の日に持ち越す日々が長く続くと、精神的に不調をきたす可能性が高くなります。
ただ不満や愚痴を心に留めてしまうこともあまり良くないことです。難しいですが不満や愚痴はたまに言うようにして、基本的にはポジティブな感情を出すように意識してみてください。
また「最後」に発した言葉が一番強く印象に残ると言われています。不満や愚痴を言った後に、仕事以外でも良いのでポジティブな話を最後にして感情をプラスで終わらせることをお勧めします。
仕事を辞めたいと思ったときの注意点③勢いで仕事を辞める
何も準備をせず「勢い」で仕事を辞めてしまうことはよくありません。転職をする場合はしっかり準備をしないと、そもそも転職できなかったり、新しい職場で同じ過ちを繰り返す可能性があるからです。
また可能であれば円満退社を目指しましょう。最後に良い印象で送られるだけで、次の仕事で頑張るモチベーションも高まります。
転職するまでの流れ
大まかな転職までの流れを下記でご紹介します。緊急で辞めなければならない事情がない限り、こちらを守るようにしてください。
- 仕事を辞めたい理由を紙に具体的に書き出す
- 今の職場で改善できないか考える
- 転職先で絶対に避けたい状況(仕事内容、風土)を紙に書き出す
- 前向きに取り組めそうな仕事を紙に書き出す
- 現職を辞めずに転職活動を始める
- 内定後に上司に転職が決まった旨を報告する
なぜ辞めてから転職してはいけないか
現職を続けながら転職は非常に大変ですが、極力働いているときに次の内定先を決めることが無難です。
理由は辞めてしまうと無職になり、次の転職活動を焦ってしまう場合が多いからです。また面接時に足元を見られたり、内定後の条件が不利になってしまうこともありえます。
転職活動がもしスムーズにいかないと、今よりも悪い条件の会社に転職してしまう可能性もあります。また自分も早く次を決めたい気持ちから妥協する気持ちも生まれてきます。
どうしても難しい場合は転職エージェントなどに相談して計画を立てるようにしてください。可能であれば有給や仕事終わりの遅い時間をうまく利用して、働きながら転職活動ができるよう工夫してみてください。
仕事を辞めたい…改善策と注意点まとめ
仕事を辞めたいと思うことは自然なことです。どんな人でも必ず考えることなので、まずは受け入れて辞めたいと思う原因、理由は何かを考えてみてください。
体調面や精神面に不調があったらそれは病気のシグナルです。すぐに現状を改善できるような方法をとってみて、仕事を辞めて転職することも含めて検討してみてください。
仕事を辞めたいと思っても注意すべき行動があります。これは今はよくても将来的にもっと仕事に悪影響が出たりするので気を付けましょう。勢いで辞めてしまうことは特に注意です。
仕事を辞めたいと思うことは自分を冷静に見つめ直し、将来さらに活躍できるきっかけにもなります。あまり不安にならずに、ポジティブにとらえることが一番です。一緒に頑張りましょう!