仕事を辞めたいと考えた事がない人はいないと思います。仕事を辞めるというのは少し抵抗を感じてしまうのではないでしょうか?
「収入が下がる」「キャリアが止まる」「転職後に失敗と感じる」など様々な不安要素があり、簡単に決断できないものと思います。
同僚との繋がりや、家族へどう伝えるかなど悩みも多くあることと思います。ひとまず、辞めたいと感じる理由を明確にすることが大切です。
辞めたい理由と自分の気持ちを整理していくことで、前向きに仕事を辞めることを決断できると思います。
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仕事を辞めたい理由
仕事を辞めたいとと考える人は必ず理由があります。理由は人それぞれですが、場合によっては考え直す必要も出てきます。
なんとなく合っていないとか、曖昧な理由では今後の仕事にも影響が出てくる可能性がありますので、しっかりと確認しておきましょう。
- 給料
- 人間関係
- 仕事内容
- 労働時間
- 社風
- 評価
これらを一つずつ解説していきます。しっかりと自分自身で納得できる理由を持って辞めないと後で後悔することにもなりますので、注意してください。
仕事を辞めたい理由① 給料
働く理由はやっぱり給料が欲しいからではないでしょうか?やりがいがあっても給料が安いと感じるとモチベーションは保てません。
求人広告などで今の給料より高い所を見つけるとソワソワするものですよね。
ただ、給料が良いということにはそれなりの理由もあり、責任も発生することでしょう。
転職してから「大変」「辛い」「前職の方がマシだった」なんてことのないようにしっかりとリサーチしておきましょう。
仕事を辞めたい理由② 人間関係
一昔前に比べ、人間関係を理由に辞める人が増えてきています。それだけ、コンプライアンスやハラスメント問題が増えてきたのではないかと考察できます。
仕事をする上では必ず他者との関りが発生します。一方的な攻撃を受けているのであれば十分退職理由になりますが、自分自身に問題がないかを考えてみましょう。
自分自身に問題があるのであれば、転職しても同じ結果となり得るでしょう。
仕事を辞めたい理由③ 仕事内容
仕事の内容は就職前にある程度理解して就職するものですが、いざ仕事を始めると、思っていたこととは全然違うなんてことがよくあります。
また、同じ職種で同じ立場であっても職場によって内容が異なり、ツールによって楽だったり面倒だったりと様々です。
自分のしたい仕事がそのままできる職場なんていうのは極々稀でしかないことは理解しておきましょう。
また、雑用ばかり任される状況もあるかもしれません。自分のスキルが会社の求めるものに添えているかは客観的に判断した方が良いです。
仕事を辞めたい理由④ 労働時間
近年の働き方改革の影響で、残業がないことこそ正義みたいな風潮があります。個人差はありますが、残業嫌いの人は多いです。
また、残業代が出ない職場もあり、いわゆるブラック企業に勤めているのであれば、辞める事をオススメします。
仕事は生活を豊かにする為にするものですので、仕事で生活を犠牲にしてしまっては本末転倒です。
一つ注意点としては、契約時に「残業代〇〇時間を含む」というような記載で契約を結んでいないか?という点です。記載があれば妥当な対応と言い切られます。
仕事を辞めたい理由⑤ 社風
社風が合わないというのはとてもストレスのかかるものです。体育会系の上司が多いと「努力・根性論」で体力勝負となることもあります。
社風は働いてみないとわからないことが多いのですので、転職する際も気を付けておかなければいけません。
実際、努力や根性の足りない場合もありますので、自分自身がどの程度の努力ができるのかは判断しておきましょう。
転職後も同じような事で、挫折や苦悩することにもなりかねません。社風が悪いのか自分自身がついていけていないだけなのかは見極めましょう。
仕事を辞めたい理由⑥ 評価
どれだけ頑張っても評価をしてもらえないとモチベーションは下がってしまいます。
仕事で良いパフォーマンスを発揮するためには評価は必要不可欠な要素だと考えられます。
しかし、仕事で評価を受ける為には、与えられた課題に対しての+αを行う必要がありますので、その点は理解が必要です。
課題をこなすことは仕事の一環で当たり前の部分なので、自分が会社に対しての+αを提供できているのかを考えましょう。
仕事を辞めたい時の行動
上記の理由をふまえた上で、退職を決意されているのであれば、後は適切な行動をとるだけです。
退職後の転職先や退職の意思を伝えるなどの手順が必要となりますので順に行っていきましょう。
- 転職活動
- 退職意思を伝える
- 家族の同意
転職活動
転職先を見つける方法は今の時代難しいことではありません。ネットが普及している今の時代、口コミや転職エージェントの活用で転職先の目途はすぐに立つでしょう。
退職意思を伝える
就業規則などの確認をしておきましょう。就業規則にのっとり、退職日の何日前から退職の意思を伝えるべきなのかを逆算していきましょう。
まずは退職願の受理をしてもらう為に上司に相談していくことをオススメします。
家族の同意
家族にも理解を得ることを忘れないでください。上記で記載した理由に対してしっかりとした答えが出ているなら理解を得られるはずです。
答えが出ていないのであれば不安を煽るだけで喧嘩になってしまうかもしれません。
仕事を辞める前の準備
「退職願」や「辞表」を事前に書いておきましょう。ゆっくり落ち着いて書くことで気持ちの整理がつきます。
また、書いておくことで決意表明となり、自分の進むべき道が見えてくることもあります。
後任に仕事を引き継ぐのも退職者の務めです。残務がないか?後任に伝え忘れていることはないか?とリスト化しチェックしていきましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉の通り、お世話になった会社に迷惑を掛けずに退職することができれば、次の仕事でも気持ちよく仕事を行うことができるでしょう。
「仕事を辞めたい」はチャンスの時
終身雇用制度が崩壊している現在では、退職は珍しいことではなくスキルアップや夢の実現の近道になるかもしれません。
決して仕事を辞めることを勧めている訳ではありませんが、辞めるなら辞めるで準備や考え方の整理をしっかりしておきましょう。
せっかく新しい仕事を始められるチャンスです。新しい出会いや体験ができる機会なので、後ろめたいことはありません。
一度しかない人生ですので、我慢をしすぎることのないように前向きに考えてみてください。