「仕事がうまくいかない」と、次第にモチベーションも低下してしまい、会社に行くのも嫌になってしまいます。なんとかしたいと一人悩んではいませんか?
仕事を頑張っているのに成果につながらない、評価されない、職場に苦手な人がいて調子が上がらない。仕事がうまくいかない理由は様々です。
この記事では、その原因を理解しどうすれば現状がよくなるかその改善策を紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
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仕事がうまくいかない原因
まずは「なぜ仕事がうまくいかない」のか、その原因を考えてみましょう。原因は「自分自身」に起因するものと、人間関係や職場環境の「場の環境」に起因するものがあると思われます。
- 経験不足
- 些細なミスを繰り返してしまう
- 余裕がない
- 人間関係がうまくいっていない
1.経験不足
入社したての新入社員、部署移動したてなど、はじめからうまくいくはずもありません。作業工程は慣れれば自ずと無意識にできるようにもなるでしょう。もう少し時間をかけると次第にうまくこなせるようになります。
焦る必要はありません。また、職場の先輩や上司にわかないことは質問して経験不足をおぎなっていきましょう。
2.些細なミスを繰り返してしまう
ちょっとしたミスも、それを繰り返すことにより仕事により影響を与えます。小さなものも都度リカバリーの手間を取られると気が焦りますよね。それが更に次のミスを誘い悪循環になります。
ちょっとしたことでもそのスパイラルにはまってしまうと、自分を責めてしまったりすることで、「仕事がまくいかない」と思ってしまいます。
仕事は常に「集中して」、慣れないうちは特に繰り返しのようなルーティーン作業程まずは丁寧に行うことが大事だと思います。
3.余裕がない
自分自身のスケジューリングで余裕がなくなった場合、締切に追われストレスを抱え、それが焦りや苛立ちになります。それによって普段しないようなミスもしてしまうかもしれません。
仕事のスケジューリング、優先順位の決め方、これによって自分自身で息苦しくならないようにすることが大切です。
4.人間関係がうまくいかない
多くの仕事は周囲と協調して進めていくものです。先述した些細なミスなども、周囲の協力してくれることでいくらでもカバーできることはあるでしょう。
しかし、人間関係がうまくいっていないとそのどれもがうまくいきません。人間関係もうまくいかない、周りに声を掛けずらい、仕事もうまくいかない、だんだん居づらくなってきてしまいます。
職場関係がうまくいっていると多少のマイナス要素も何とかなってしまうことを考えれば、「仕事がうまくいかない」原因において、人間関係がうまくいくかどうかはかなり重要な要素です。
仕事がうまくいかない人の特徴
「なぜ仕事がうまくいかない」のか、その原因には「自分自身」に起因するものがあると述べました。自分自身に起因するところとして、仕事がうまくいかない人の特徴を少し掘り下げてみてみましょう。
1.ルーズな性格
「物事にルーズ」な人は仕事を的確に進めることができません。少し掘り下げてみてみましょう。
- 整理整頓ができない
- 時間や規則が守れない
整理整頓ができない
「仕事がうまくいかない」人はデスクが片付けられていないことが多い傾向があります。散らかったデスクで仕事をすると、必要な時に書類がない、探すことで時間がかかる、無駄な時間がかかってしまいます。
なにをどこに置くかなど定位置を決め、それ以上は置かないなどルールを決めておくなど、まずはものを探す時間を短縮するように努めましょう。
時間や規則が守れない
締切や納期に遅れることは社会人としてあってはいけません。自分自身だけでなく、会社の信用にかかわります。社内ミーティングの時間や規則を守れないなどの態度が続く、社内でも悪い評価までついてしまいます。
プライベートでは多少マイペースな人だな、と評されるぐらいならいいのですが、仕事で同じようにマイペースのままで「仕事がうまくいかない」と悩むのであれば、まずは自分が直さないといけないかもしれませんね。
優先順位が分からない/マルチタスクの悪影響
スケジュールに余裕がないのは自分の仕事の進め方に問題があるのかもその点を掘り下げてみましょう。
- 優先順位(タスクの重要性)が分からない
- マルチタスクをやりがち
優先順位(タスクの重要性)
優先順位を把握できないと、仕事を効率よく進めることができなくなります。「優先度の高いもの」「重要度の高いもの」から手をつけ、確認してもらい、慎重に行う。この見方をし、作業を行うと効率よく進みます。
しかし重要性を考えていないと目の前にあるものからはじめてしまい、別の作業の締め切りを考えていなかった、上司から言われた作業を後回しにしていた、などの事態が起きます。
スケジュールに余裕がなくなるのは、この自分の仕事の進め方、優先順位の考え方に原因がある可能性もあります。
マルチタスクの悪影響
次から次に入ってくる仕事をマルチタスク(複数の仕事を同時にこなす)で処理するのに必死になっていませんか?マルチタスクで処理できる人ほど優秀と思っていました。マルチタスクは悪い影響があるんです。
複数タスクを臨機応変に切り替えながら進めていくマルチタスク、一見すると時間短縮するテクニックのように見えますが、その都度今までの集中力(気持ち)が一旦途切れ、切り替えるのに時間がその都度かかります。
切り替えるたびに集中力のリセットが起こり、結局仕事のスピードが落ちます。また、新しく入ってきたタスクに敏感になり、そちらを優先しがちです。こうなっては先述した優先順位までもつけられていません。
しっかりとものごとは集中して取り組んだ方が逆に効率は上がる、ということです。
コミュニケーションが苦手
相手の話を聞かない 相手と視線を合わさない 自分から話しかけない プライドが高い 自分の価値観に固執する 常識がない
ピンと来る方は、少しずつ自分自身から変わっていく必要がありそうです。相手の事を知ろうとする努力、自分からも挨拶をするなど、自分のペースで少しずつコミュニケーションを取ろうとすることが大切です。
理想が高い/人と比べてしまう/考え込む
その他にも仕事がうまくいかない人の特徴として、以下のような性格の方が当てはまります。
- 理想が高い
- 人と比べてしまう
- 必要以上に考え込む
理想が高い
自分の理想と仕事から得られる評価、または実際の結果の乖離によって「頑張っているのに成果が出ない」=「仕事がうまくいかない」と、成果と労力が見合わないと思いがちになります。
完璧主義の人が多い傾向があるので、必要以上に理想を高く持たず、仕事の評価とはあくまで相対的なものだと理解すること、自分の中の高いハードルではなく、一般的な合格点を越えればいいということだと思います。
人と比べてしまう
同僚との競争意識は時として仕事へのいいモチベーションにもなり、また然りです。特に同期が好成績、自分が振るわなかった場合など「仕事がうまくいかない」と挫折感や焦燥感も生まれるでしょう。
精神衛生上悪影響が出るほどに、必要以上に人と比べない、競争意識は適度に持つことを心掛けるように、いいモチベーションに繋げてください。
考え込む
考えても仕方のないことを必要以上に考え、頭を悩ませても仕事はうまくいきません。仕事は仮説検証の繰り返しですが、なるべく早くその仮説で行動することが大切です。その結果を更に検証し繰り返していきますよね。
自分の頭で考えつく選択肢には限りがあります。また予測は推測でしかありません。頭でうんうんと推測だけを延々と自分一人だけで考えます。
まずは周囲の人にも聞いてみましょう。それだけで様々な情報が得られます。そうすることで自分の頭だけで考えるクセがなくなるかもしれません。
仕事がうまくいかない時の対処法(考え方)
仕事がうまくいかない「原因」やうまくいかない人の「特徴」をここまでにまとめてみました。それを踏まえた上でまずは仕事の悩みを「紙に書き出してみましょう」。
頭の中だけで考えようとすると、物事の問題点がちゃんと見えず、思考が整理も出来ず、ますますネガティブになってしまいます。
実際に紙に書き出してみると、すごく悩んでいたことが思ったほど大したことじゃなかった、解決法が見つかったなんてこともあります。
書くことで意外と頭が整理されるんですね。その上で、できる対象法を考えていきましょう。
- ポジティブシンキングを意識しよう
- 完璧主義をやめよう
- 自己評価することをやめよう(他人とも過度に比較することをやめよう)
ポジティブシンキングを意識する
人の性格自体はなかなか変えられないのですが、極力ポジティブに考えられるように意識しておくことは大切です。何か問題が起きても、前向きにとらえることで視野が広がり思わぬ解決策が見つかったりします。
例えミスをしてしまったとしても、「やっぱりダメだ」と考えるよりも、「次に同じミスをしないためにどうするか」そのためミスだった、と「成長のチャンスにするぞ!」と捉える前向きな思考を大切にしましょう。
完璧主義を辞めよう
完璧にこなそうという考え方を捨てましょう。もちろん雑に作業すればいいというわけではなく、丁寧に正確に作業することは大事ですが、100%を目指し必要以上に自分でプレッシャーをかける必要はありません。
ベストよりベターくらいで開き直って作業し、後で修正する方が効率が逆によくベストです。自分自身でいらない圧をかけるのを辞めて、心に余裕を持つようにしましょう。
自己評価しない(他人とも過度に比較しない)
完璧主義の話とも近いですが、仕事の評価は基本的に「他者が決めるもの」です。ですので、他人とも過度に比較しても仕方ありません。
自分自身の主観はあまり当てにしない方がいいです。「全然仕事ができていない」と自分で評価しても気持ちがネガティブになるだけです。また同じように周囲と比べて自信やモチベーションを失うのは避けましょう。
うまくいっている人がいるなら、比べるのは結果よりもその仕事術。うまく自分にないものを取り入れられるくらいの余裕を持てるようにしましょう。
仕事がうまくいかない時の対処法(行動)
なにごともうまくいかない時はモヤモヤするものです。行動の面からもアプローチして、仕事がうまくいかない時、悩んだ時にスッキリして次に頑張れるような行動を紹介します。
1.身体を動かそう
2.話をしてアドバイスをもらおう
身体を動かそう
常日頃から身体を動かすようにして体力をつけましょう。体力がなくなってくると気力がなくなり疲れやすくなります。そしてネガティブになりやすくなり、家にこもりがち、なおさら気力は減退します。
運動習慣が日頃なかったようであれば、ウォーキングや軽いなわとびからもいいでしょう。少し慣れてきたらランニングや流行りのジム通いなどで習慣化するといいと思います。
話しをしてアドバイスをもらおう
身近な人に話を聞いてもらうとまずはそれだけでスッキリします。今回は仕事の悩みなので職場の上司や同僚に聞いてもらいアドバイスをもらいましょう。できたらそれも習慣化することが大事です。
自分では難しい問題も、第三者から見れば大したことない内容な時もあります。また同じ仕事をしている仲間です。同じことを克服した経験のアドバイスがあるならぜひ参考にしたいものです。
そういった機会を習慣化することで、ネガティブになってしまう機会や悩むことも少なくなると思います。ぜひ職場の上司や同僚に悩みを話す(アドバイスをもらう)機会を増やしてみましょう。
仕事がうまくいかない時 気を付けること
仕事がうまくいかない時=ネガティブでストレスがたまりがちな時です。やりがちなんですが、気をつけた方がいいこと、やらない方がいいこともあります。要は根本的には解決していない方法です。
- 食やお酒の暴飲暴食
- 誰かのせいにする
- 自宅まで気持ちを引きずる
食やお酒の暴飲暴食
一時的にストレスからは解放されるでしょう。健康的な悪影響は否めません。スナック菓子などのジャンクフードの食べ過ぎにいたっては肥満にもつながるので要注意。お酒の飲み過ぎは言わずもがなです。
いずれも適度な食事、お酒はいい気分転換になります。明日から切り替えてまた頑張ろう、と思えるのがいい量です。胸やけ、胃もたれ二日酔いになる量の食べ過ぎ飲み過ぎには後悔だけが残りますので注意しましょう。
誰かのせいにする
自分のミスを誰かのせいにすることはやめましょう。ミスが起こった際に考えるのは、「次同じことが起きないようにするにはどうすればよいか」であって、過度な責任の所在の追求ではありません。
「誰のせい」や「自分は悪くない」、逆に過度な「自分が悪い」も根本的な解決にはなりません。常に、どうすれば失敗を防ぐことができるのか、に気持ちを切り替えていきましょう。
自宅にまで気持ちを引きずる
仕事でのミスを自宅に帰ってまでいつまでも考えてしまうのはやめましょう。1日考えていても何も変わりません。ただ精神的にあなたがつらくなるだけです。イライラしてプライベートなことに悪影響が出かねません。
仕事上で起こったミスや問題は自宅で悩んでも根本的な解決にはつながりません。自宅では気持ちを切り替えられることを行い、頭をクリアにすることをお勧めします。
さらに「仕事がうまくいかない」と思ったら
なかなか改善の兆しが見えない、どうしたらいいかわからない、他に方法はない?と言う場合には時に思い切った行動を検討して切ることも必要かもしれません。
1.一旦お休みしましょう
2.部署移動の申請をしてみる
3.転職を検討する(メリット/デメリット)
一旦おやすみしましょう
長めのお休みを取ってみてはいかがでしょうか。少々のことではそのストレスやプレッシャーからは解放されないのかもしれません。ある程度仕事が落ち着いた時期を見計らって長期休暇を取ることをお勧めします。
小旅行に行く、ただひたすら家でのんびりする、したことのなかった習い事にチャレンジする、お休みの間にリフレッシュする時間を作りましょう。仕事を忘れる時間を意図的に作ることがここでは大切です。
部署異動の申請をしてみる
今の仕事がどうしてもうまくいかない、やり方がなじまない、そういった方はもしかすると仕事自体があっていないかもしれません。そもそも希望した仕事ができていない方もいるのではないでしょうか。
今の会社で可能なのであれば部署移動を申請してみましょう。仕事は適材適所です。やるべき内容が変われば実力を発揮できることも考えられます。
転職を検討する
どうしても今の職場環境ではうまくいく気がしない、と言う場合転職を検討してみることも一つの手です。
先述した原因・特徴の中には職場環境が変わるだけで改善が期待できるものも多いです。
しかし、原因が自分に起因する「ルーズ」「コミュニケーション苦手」など性格的なものの場合は、原因が自分にありますから転職したとしても同じような状況になってしまうの可能性が高いです。
転職にはメリットもデメリットもある
転職することによるメリット、デメリット。当然のことながらそれは人によって異なってきます。自分にとってはどのようなメリットがあり、どのようなデメリット(リスク)が存在するか参考にしてみてください。
- やりたい仕事ができる
- 仕事にやりがいを感じられる
- 新しい経験を積める
- スキルアップできる
- 前職の不満が解消される(人間関係など)
- 年収が上がる
- 残業/休日が増える
- 年収が下がる
- 福利厚生が悪くなる
- 仕事の難易度が上がる
- 入社後の転勤
- 配属先の人間関係がイマイチ
- 教育体制が整っていない(印象が違った)
転職は希望に向かって踏み出すための第一歩です。転職におけるミスマッチを防ぐためにも十分に対策を講じて活動をすすめましょう。
仕事がうまくいかない時 まとめ
「仕事がうまくいかない」原因は様々で、環境に起因するもの、自分自身の性格に起因するものと、人それぞれになってきます。
まずは、今自分自身が仕事がうまくいかない原因はどこにあるのかを見極め、自分で対応できる部分は少しずつ改善することが大切です。原因が自分の性格に起因する場合は、自分を受け入れてあげることが大事ですね。
それでも無理な場合は、転職と言う解決方も視野に入れてもいいかもしれませんが、転職はすでにある原因を解消できることが条件の一つになることをも覚えておく必要があります。