ライオンのたてがみのような長い毛と短い耳が特徴な可愛いうさぎ「ライオンラビット」。
その可愛らしい風貌と、人に懐きやすい性格からうさぎ愛好家に、人気の品種です。
今回は、「ライオンラビット」について、徹底解説していきたいと思います。
ぜひ、これから「ライオンラビット」を飼いたい人興味がある人は参考にしてみてください。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2417752?title=%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%20%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97&searchId=2970795838#
ライオンラビットの特徴
一番の特徴は、顔回りにあるライオンのたてがみのような毛と全体的に短い毛です。
柔らかくフワフワした毛から、固くゴワゴワした毛までさまざまな毛質のうさぎがいます。
毛色はブラック、ブルー、ホワイト、チョコレート、グレー、ブラウンなどの種類があり、交配によって異なります。
他のうさぎに比べると耳が短く、全長「25cm~30cm程度」、体重は「2~3kg程度」でうさぎの中では比較的小さめです。
ライオンラビットの性格
ライオンラビットの性格は、温厚でとても人に懐きやすいといわれており、活発的で社交的です。
性格も比較的寛容であるため、お子様がいる家庭でも安心して、飼いやすいうさぎと言えるでしょう。
もちろん、個体差がありますので、抱っこが苦手な子や好奇心旺盛でやんちゃな子などもいることは、頭にいれておきましょう。
うさぎの愛好家からも人気で、性格面でも比較的評判の良い品種と言えます。
ライオンラビットの寿命
一般的なうさぎの平均寿命は、7~8年程度だと言われています。
ライオンラビットの平均寿命は5~10年程度で、他の品種に比べると老化が始まる年齢が早いとされています。
しかし、近年では、ペットフードや医療技術の質も高くなり、快適な環境の下で飼育をすれば、10年以上生きることも決して珍しいことではありません。
少しでも、長生きし一緒に暮らせる時間を増やすためにも、家族一丸となってサポートしていきましょう。
ライオンラビットの値段
ペットショップやうさぎ専門店、ブリーダーなど、購入する場所によって価格は異なってきますが、だいたい2万~3万円が相場です。
しかし、ライオンラビットは流通している数も少なく、個体差があるため、価格には大きなばらつきがあります。
購入を検討される場合には、予算をやや高めに見積もっておくのが良いかもしれませんね。
流通が少ないので、ペットショップで購入を検討している場合は、事前にネットで調べて販売しているか確かめることをおすすめします。
ライオンラビットのご飯について
ライオンラビットの食事の基本は他のうさぎと同様に「ペレット」や「牧草」です。
ペレットは朝と夕方の1日2回を基本とし、牧草の場合は、常に食べられる状態にしておくのがベストでしょう。
ペレットの量ですが、与える量は、年齢と体重により異なってきますので以下を参考にしてください。
年齢 | ペレットの量 |
---|---|
生後4か月 | 体重の5% |
生後4か月から3歳ぐらい | 体重の3~5% |
3歳以降 | 体重の1~2% |
また、野菜や果物などのおやつをあげることができますが、可愛いからと言って与えすぎると肥満や体調を崩してしまう原因になるので、十分注意をしましょう。
ライオンラビットのトイレ
うさぎのおしっこは、匂いがきついこともあり、ライオンラビットがしっかりトイレの場所を覚えてくれるか気になりますよね。
結論からお伝えすると、ライオンラビットは、比較的他のうさぎに比べてトイレを覚えてくれます。
どうやったらトイレのしつけができるのかを以下にまとめておきますので、参考にしてみてください。
- トイレをゲージの隅などに設置する。
- トイレに敷いた砂の上に、うさぎのおしっこの臭いが染みついたテッシュなどを置く。
- トイレ以外でおしっこをしてしまったら、そこの部分は、しっかり、アルコールなどで匂いを消臭する。
- ①~③を繰り返すことで、うさぎは自然とおしっこの臭いがするところにトイレをするようになります。
うさぎは、発情期や縄張り意識が強い時におしっこを飛散させることがありますので、その際は、怒ることはせずに、優しい気持ちで接してあげましょう。
ライオンラビットがかかりやすい病気
ライオンラビットには、3つのかかりやすい病気がありますので、以下を参照に気をつけてあげましょう。
かかりやすい病気その1:毛球症
ライオンラビットは、長いたてがみなど毛の量が多いことから他のうさぎより、毛球症を引き起こすリスクがあります。
毛球症とは、毛を飲み込んでしまうことで、胃や腸の働きが低下してしまい、食欲低下や糞が小さいなどの症状を引き起こしてしまいます。
対策として、こまめにブラッシングをしてあげる事を心がけましょう。
特に、換毛期には毛玉を飲み込まないように、細心の注意を払ってあげる必要があります。
かかりやすい病気その2:不正咬合
うさぎの歯は一生伸び続けると言われており、牧草を食べさせたり、かじり木をかじらせることで、歯の長さを調節する必要があります。
普段から柔らかい食べ物ばかりを与えていると、歯がおかしな方向に伸びてしまうことがあります。
このような状態を不正咬合と言い、「便の調子が悪くなったり」、「歯が口に刺さったり」することもあるので、注意が必要です。
かかりやすい病気その3:ソアホック
ソアホックとは別名「足底皮膚炎」や「飛節ビラン」と呼ばれる皮膚病の一種です。
犬や猫と違い、うさぎは、足の裏に肉球が付いていないため、足に負荷がかかる環境で生活をしていると、炎症を起こす可能性があります。
特にライオンラビットのように、短毛の品種は注意が必要で、カーペットなどの固く、滑りやすものではなく、柔らかいマットなどを敷いてあげるのがおすすめです。
ライオンラビットを飼うのに適した場所
うさぎは体温調節がとても苦手な動物で、中でも、ライオンラビットは、気温の変化に弱いい品種です。
気温差に耐えきれず、体調を崩したり、最悪、死んでしまうケースもあるので、温度と湿度の管理には細心の注意を払ってあげましょう。
うさぎが快適に暮らすことのできる温度は16度~25度、湿度は40%~60%程だと言われています。
他のうさぎにも言えますが、ケージを置く場所には細心の注意が必要ですので、以下のような場所は避けましょう。
- 直射日光が当たる場所
- エアコンや扇風機の風が直接当たる場所
- 扉の近くやテレビの近く、工事音が聞こえる場所
- 風通しの悪い場所
ライオンラビットを飼うための費用は?
ライオンラビットの平均的な相場は、20,000~30,000円です。
飼育に必要な用品として、ケージや給水器、餌入れ、トイレなどの費用がおよそ20,000~30,000円かかります。
グルーミンググッズ費用が5,000円ぐらいで、ライオンラビットの最初のお迎え費用は、50,000~60,000円ぐらいです。
他にも餌代や、トイレの砂など消耗品が月3,000~5,000円ぐらいするので、あくまで目安ですが事前に確認しておきましょう。
ライオンラビットのまとめ
ライオンラビットは、ライオンのたてがみのような毛と短い耳が特徴的なうさぎです。
人に懐きやすさや穏やかな性格でとても飼いやすい品種でうさぎ愛好家からも人気があります。
しかし、個体数が圧倒的に少なく、取り扱っているペットショップも少ないことから、相場価格もまちまちです。
今回の記事を、読んでライオンラビットを飼いたいと思ったら、ぜひ、里親などになってみてはいかがですか。