犬を飼い始める時にいちばん気になることは、犬のしつけですよね。
「いつからしつけを始めたらいいの?」「何から始めたらいいの?」と不安に思ってしまうはずです。
また、「うまくしつけをしないと、行儀の悪い子に育ってしまう!」という不安もあるでしょう。
この記事では、これから犬を飼う、または犬を飼い始めた方に向けて、どんなしつけをいつから始めたらよいかについてご紹介します。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5195410?title=%E7%8A%AC%E3%81%A8%E9%81%8A%E3%81%B6&searchId=2581138995#)
犬のしつけはいつから始める?
「犬のしつけっていつからやればいいの?」と気になりますよね。しつけのタイミングを逃すと、行儀の悪い犬に育ってしまうかも知れません。
犬のしつけは、生後2〜3ヶ月頃から始めましょう。生後2〜3ヶ月頃は「社会化期」と呼ばれています。
「社会化期」とは、犬がいろいろな物事やルールを学習するのに、最も適している時期のことです。
社会化期に入る前の犬は、脳がまだ発達していないため、しつけをしても理解をすることができません。
犬をしつけする前に準備すること
犬のしつけをする前に、準備しておくべきことがあります。それは、家族の中でしつけのルールを決め、共有することです。
例えば、昨日まで許されていたことを急に怒られたらどう思いますか?きっとあなたは困惑しますよね。
犬も同じです。急に違うことを言われると、ストレスになりますし、信頼も失います。
名前の呼び方を決めたり、入らせない部屋を決めたりして、家族の中でルールを共有し、一貫性を持ってしつけをしましょう。
犬のしつけは何をいつからしたらいいの?
犬のしつけを始める前の準備ができたら、さっそくしつけを始めていきましょう。
ですが、犬のしつけと言われても、思いつくだけでもたくさんあって、どれをやったらよいのか迷いますよね。
また、しつけをするべき時期についても、難しく感じ、迷ってしまうと思います。
ここからは、優先してするべき6つのしつけを、始めるべき時期と合わせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 名前を覚えさせる
- トイレ
- アイコンタクト
- ボディコントロール
- ハウス
- 歯磨きやブラッシング
①犬の名前はいつから覚えさせる?
犬を家に迎えたら、まずは犬に名前を覚えさせるしつけをしましょう。犬が名前を覚えると、意思の疎通ができるようになります。
犬に名前を覚えさせる時は、家族で統一した呼び方で呼ぶのが重要です。違う呼び方だと、犬は困惑してしまいます。
また、名前を呼んで近寄ってきたら、なでたりおやつをあげたりして、必ず褒めてあげましょう。
もし名前を呼んで反応がなくても、決して怒ってはいけません。怒ってしまうと、名前を呼ばれることに悪いイメージを持ってしまいます。
②犬を迎えたらトイレのしつけを
犬のしつけでいちばん不安があるのは、トイレのしつけではないでしょうか?
トイレのしつけは、犬を家に迎えたらすぐに行いましょう。準備しておいたトイレに連れて行き、「ここがトイレだよ」と教えてあげるのです。
すぐにできるようにはなりませんが、根気よく、タイミングを見計らってトイレに連れて行ってあげましょう。
犬がトイレに行きたがっているタイミングや仕草は、以下のとおりです。
- 寝起き
- ごはんのあと
- 遊んだあと
- 床のにおいを嗅いでいる
- そわそわしている
- しゃがむ、ぐるぐる回る
③アイコンタクトはすぐしつける
犬とアイコンタクトを取ることは、信頼関係を築く上でもいちばん重要なので、犬を家に迎えたらすぐに行いましょう。
アイコンタクトが取れるようになった犬は、名前を呼ばれるとあなたに注目し、トラブルを回避しやすくなります。
アイコンタクトを取るしつけのやり方は以下のとおりです。褒める時には、おやつをあげてもよいでしょう。
- 犬の目を見て、名前をはっきりと、1回だけ呼ぶ
- 自分の方を見たり、寄って来たりしたら褒めてあげる
褒めてあげることで、「名前を呼ばれるといいことがある!」と思わせることができますよ。
④ボディコントロールのしつけに移ろう!
ここまで紹介した3つのしつけができたら、ボディコントロールのしつけに移りましょう。
ボディコントロールは、お手入れや診察の時に、犬が体に触れられるのを嫌がらないようになるためのしつけです。
まずは頭や背中など、触れても嫌がらない部分から触れて、触れられるのに慣れてきたら、徐々に苦手な部分にも触れていきます。
- 足の先
- しっぽ
- 鼻先
犬が触れられて嫌がる部分は、「いいこだね」と声をかけながら触れてあげるのがよいでしょう。
⑤触れられるのに慣れたら歯磨きやブラッシング
犬が体に触れられることに慣れてきたら、歯磨きやブラッシングのしつけを始めましょう。
歯磨きやブラッシングは、犬の健康を守るために必要不可欠なしつけです。
おとなになってからやろうとすると、怖がり嫌がってしまうので、犬が小さいうちに始め、慣れさせてあげるべきです。
また歯磨きは、いきなり歯ブラシを使ってするのではなく、まずは口の中を触ることに慣れさせてあげましょう。
⑥ハウストレーニングは子犬のうちに
子犬のうちにハウストレーニングを行いましょう。ハウストレーニングは、犬に寝床を教えるしつけです。
ハウストレーニングをすることで、犬はハウスを自分の安全圏と認識し、ハウスで安心して過ごせるようになります。
「お留守番させるのは心配」と不安な方もいると思いますが、ハウスで落ち着いて過ごしてくれるなら安心ですよね。
ハウストレーニングでは、ハウスにおやつを置いて、食べてくれるのを待ちましょう。「ハウスにはおやつがある!」と思ってくれますよ。
犬のしつけがうまくいく方法
犬のしつけをしようと思っても、うまくできるのか不安ですよね。ここで、しつけがうまくいく方法をご紹介します。
まず1つ目は、犬をたくさん褒めることです。褒められることで、「これをするといいことがある!」と犬は感じます。
2つ目は、失敗しても怒らないことです。怒られてばかりだと、不安になったり反抗したりします。
犬にしつけをする時は、怒って悪いイメージを持たせるのではなく、褒めていいイメージを持たせるようにしましょう。
犬のしつけがうまくいかない時は?
「犬のしつけがうまくいかない!」となってしまうのは不安ですよね。そんな時はまず、犬への接し方を見直しましょう。
しつけがうまくいかない原因の多くは、飼い主の接し方にあるからです。甘やかしていないか、必要以上に厳しくしていないか見直してください。
どうしてもうまくいかない時は、ドッグトレーナーや獣医師を頼ってみるのもよいでしょう。
アドバイスをもらったり、時にはしつけをしてもらったりすることもオススメです。
いつから犬のしつけをすべきか知って、一緒に幸せな生活を
この記事を読んで、犬のしつけでまずやるべきことがわかりましたね。ではさっそく、しつけを始めましょう!
犬のしつけでいちばん大切なことは、犬に愛情を持って接することです。犬は賢いですから、あなたの愛情も受け取ってくれますよ。
反対に、厳しくしすぎたり、負担をかけさせたりすると、犬との信頼関係が崩れてしまいます。
犬と楽しく幸せに生活していくために、心からの愛情を持ってしつけをしてあげてくださいね。