格安SIMとは何でしょうか。月々の料金が安くなるけど、うまく説明できないから怪しんだり、乗り換える勇気を踏み出せなかったりする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし安くなっている理由や仕組みがわかれば、何も怖くありません!
この記事では格安SIMがなぜそこまで安くなるのか、その理由を説明したうえで、長所と短所についても紹介しているので ぜひ最後まで読んでくださいね。
出典:https://pixabay.com/ja/photos/sim%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89-%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89-%e3%83%a1%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%83%bc-4475679/
格安SIMとは?
それでは格安SIMの正体から説明をしていきます。SIMが携帯の中でどのような働きをしているのか、なぜ必要なのか理解すれば、格安SIMを使用しても問題ないことが納得できるので、ぜひ読んでくださいね。
そもそもSIMって何?
SIMとは、Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)の頭文字で、カードの形をしているために、SIMカードと呼ばれています。
このSIMカードにメールアドレスや電話番号などの個人情報が入っており、見た目が同じ形態でも区別することができます。
SIMカードがなければ、携帯電話が送信相手を区別できないので、電話やSNSができません。
生活を支えてくれているSIMカードに感謝しないといけませんね!
格安SIMについて
格安SIMとは大手の携帯会社より、安い値段で使うことのできるSIMカードのことです。
CMで楽天モバイルやUQモバイルをよく見かけますが、あれはSIMカードが安いため料金が抑えられているという内容なんですね。
それでは次の章でどうしてSIMカードが安い値段で提供できるのかを説明しますね。
どうして格安SIMは安いの?
一言でいえば、NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯会社の回線を使用しているためです。
回線を自分で持たないために、設備投資や維持費、人件費といった不要なコストを削減できるために、値段を安く提供することを可能としています。
料金が安いのにも関わらず、大手携帯会社の回線を利用できるのは、少しお得感がありますよね。
格安SIMの関するニュースでは、MNOとMVNOという言葉がよく使用されています。
MNOとはMobile Network Operatorの略で、自分たちで携帯回線網を持つ会社のことであり、NTTドコモやau、ソフトバンクの3社が代表例です。
2020年に楽天モバイルがMNOサービスを本格的に開始したことで、現在日本で自社回線網を持つのはこの4社ということになります。
MVNOとはMobile Virtual Network Operatorの略で、大手携帯会社から回線網を借りている会社のことです。
通信速度は速いの?遅いの?
それでも値段が安いため、通信速度は遅いかもしれないといった不安もあるでしょう。
しかし、格安SIMは大手携帯会社の回線を使用しているために、基本的には大手携帯会社と同じ通信速度で使用することができます。
ただし、多くの人が使用する昼頃には、通信速度が遅くなる場合があります。
また借りている回線ごとに通信速度も異なるために、SIMカードを購入する際にどの会社から回線を借りているか、調べることは大切です。
格安SIMは5Gにも対応している!
5Gは4Gと比べて通信速度が飛躍的に速く、2時間の映画のダウンロードも数分から数秒に短縮できるといわれています。
5Gを利用できるとストレスなく通信ができると思う方も多いのではないでしょうか。格安SIMもまだ一部ですが、5Gに対応しており、代表例が以下の3つです。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- LINEMO
全国的にも5Gのエリアはあまり広くないために、5Gのエリアが拡大するとともに、5Gに対応した格安SIMも増えていくことが予想されます。
格安SIMの長所とは
格安SIMの仕組みについて紹介しましたので、ここからは長所を3つご紹介します。
- 月額料金が安い
- 解約金の期間が短い
- 料金プランが豊富で選びやすい
月額料金が安い
格安SIMの最大の長所といえば、料金が安いことだと皆さんも考えるのではないでしょうか。
現在大手携帯会社では、月額14000円程度のプランをおすすめしているので、皆さんも月々1万円以上支払っている方も多いのではないでしょうか。
しかし格安SIMでは、月額2000円前後になり、プランによっては1000円代にもなるために月額料金を1万円以上抑えることができます。
固定代を減らすことができれば、金銭面的に余裕が生まれますよね!
解約金の期間が短い
大手携帯会社には2年契約があり、2年以内に解約を行ってしまうと、違約金として約10000円が請求されてしまいます。
しかし格安SIMでは最低利用期間を設定しています。最低利用期間以内に解約を行ってしまうと違約金が発生しますが、それでも1000円前後であり、しかも最低利用期間も1年以内と短いです。
また最近では最低利用期間を設定しないプランが多く、違約金が請求されない場合もあります。
料金プランが豊富で選びやすい
いままで月々のデータ使用量が余った経験はありませんか。格安SIMでは月々の自分の使用データ量に応じたプランを選ぶことができます。そのために余分な料金を払わなくてよいのはうれしいですね。
格安SIMの短所とは
続いて格安SIMの短所についてもご紹介します。購入後に後悔するのは辛いので、注意してくださいね。
- 携帯会社のメールアドレスが使用できない
- 店舗数が少ない
- LINEのID検索が使用できない
携帯会社のメールアドレスが使用できない
大手携帯会社では、「@docomo.ne.jp」や「@softbank.ne.jp」といったメールアドレスを配っています。格安SIMでは、このようなメールアドレスが配られません。
しかし最近では「@gmail.com」や「@icloud.com」、「@outlook.com」といった無料で作成できるメールアドレスもあります。
実際に作ってしまえば、携帯を変更しても続けて使用することができるために、まだ作っていない方は作ってみることをおすすめしますよ。
店舗数が少ない
格安SIMでは料金を安く提供することが特徴の一つであるために、テナント代や人件費を削減をするために、店舗数が比較的少なくなっています。
そのために身の回りに店舗が無ければ、自分で調べて解決をしなければなりません。
しかしホームページではチャットや電話によるサポートを受けられるので、わからないところがあれば、質問もできるので安心ですね。
LINEのID検索が使用できない
LINEにはID検索によって友達を追加することができます。その機能が格安SIMでは使用できなくなります。
しかしQRコードでの友達追加は可能なので、そこまで大きな問題ではないと思います。
格安SIMの選び方
格安SIMの長所と短所をそれぞれ紹介していきました。実際に格安SIMに変更しようと思っても、種類が多すぎて大変です。
音声プラン、月々のデータ量、キャリア回線の3点に注目すれば、楽に格安SIMを選べることができます!
- 音声プランのSIMを選ぼう
- 利用したいキャリア回線で選ぼう
- 利用したいキャリア回線で選ぼう
音声プランのSIMを選ぼう
格安SIMには大きく分けて、音声SIMとデータSIMの2種類あります。
音声SIMには電話番号が発行されており、電話とデータ通信の両方を行うことができます。
一方でデータSIMはデータ通信のみで、電話を行うことができません。その分、データSIMでは月々の料金が1000円未満に抑えることがでいます。
SkypeやLINEといった通話アプリを使用することで、データSIMでも通話をすることが可能ですが、SNS認証やデータの引継ぎができない場合があるために、音声SIMのほうがおすすめです!
自分の月々のデータ使用量を確認してみよう
格安SIMのメリットの一つに料金プランの豊富さがありました。しかし自分が月々どの程度データを使用しているのかを知らないと、自分にとって最適なプランを選ぶことができません。
外出先で動画をあまり見ない方であれば、1GBや3GBでもいいかもしれませんが、普段から調べことをする人であれば、7GBや9GBなどの大容量のプランを選ぶことが最適かもしれません。
まずは自分がどのような生活で携帯を使用しているか、確認してみましょう。
利用したいキャリア回線で選ぼう
格安SIMは自社で回線を持たず、大手の携帯会社の回線を使用することで、料金を安く抑えていましたよね。
また携帯会社によって、繋がりにくい場所や時間帯があるのも事実です。たまに通信障害でとある携帯会社のみの携帯のみ繋がりにくいといったニュースもありますよね。
そのためにどの携帯会社の回線を利用するか決めることも大切です。
また自分が現在利用している携帯会社と同じ回線の格安SIMにすることで、SIMロックの解除といった作業を省くことができてお勧めです!!
格安SIMの申し込み方法
格安SIMの店舗数は少ないため、「自分の家の周りに格安SIMもお店がない..」って方も珍しくはないと思います。
そのために公式ホームページや通販サイトといったweb上で申し込む手順を紹介します。実際にどのような流れで申し込むか確認をしておきましょう。
- SIMカードのみ or スマホをセットで購入するか選択
- プランの選択
- オプションの選択(定額通話、サポートサービス)
- 身分証明書の提出
- (電話番号を引き継ぐ場合) MNP予約番号の入力
- 支払方法の入力
- 支払方法としてはクレジットカードが主流になりつつある
- 申し込み確認用のメールアドレスも用意する必要がある
「格安SIMの正体や乗り換えの際の注意点」まとめ
格安SIMは大手携帯会社の回線を利用しているために、設備投資や人件費といった余分な費用を削減することで、安くなっていました。
また5Gに対応しているキャリアも大幅に増加しており、ホームページ上でチャットや電話のサービスもしっかりしているので、安心して利用することができそうです。
自分が現在利用している携帯会社と同じ回線の格安SIMにすることで、SIMロックの解除といった作業を省くことができてお勧めですので、皆さんもぜひ格安SIMを検討してみてください!!