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【もう迷わない】Wi-Fiルーターの選び方とおすすめ機種

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「Wi-Fiルーターっていっぱい種類があるけど、結局何がおすすめなの?」と頭を悩ませていませんか?自分で選ぼうにも、専門的なイメージがあって難しい感じがしますよね。

だからといって適当に選んでしまうとどうなるでしょうか。場所によっては接続不良が起きるかもしれませんし、高性能すぎるものを買ってしまいコスパが悪いと感じるかもしれません。

確かにWi-Fiの仕組み自体は複雑です。しかし、見るべきポイントさえ押さえておけば、自分に最適なコスパの良いWi-Fiルーターを見つけることは難しくありません。

この記事では、Wi-Fiルーターを選ぶにあたって知っておきたいことやポイントをわかりやすく解説しています。おすすめの機種も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326151?title=Wi-Fi%E3%80%80%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=167549773

Wi-Fiルーターを選ぶ前に知っておきたいこと

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4567851?title=CHECK%20%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%80%E7%A2%BA%E8%AA%8D&searchId=192816407

Wi-Fiルーターを選ぶポイントを紹介する前に、まずは知っておきたい前提知識を紹介します。もちろん知らなくてもルーターを使用することはできますが、最適な使い方をするためにもぜひ覚えておきましょう。

  • 2つの周波数帯 2.4GHz / 5GHz
  • 通信規格
  • アンテナ

2つの周波数帯 2.4GHz / 5GHz

Wi-Fiルーターは一般的に2.4GHzと5Ghzの周波数帯の電波を発信します。それぞれの周波数帯の特徴を下記の表にまとめました。

周波数帯 メリット デメリット
2.4GHz
  • 遠くまで電波が届く
  • 障害物に強く、隣や階が違う部屋でもつながりやすい
  • 一般的な家電が使う周波数帯と同じなので、電波干渉で接続不良が起きる可能性がある
5GHz
  • 家電との電波干渉がないので、安定した通信が可能
  • 障害物があると電波が弱まりやすい

Wi-Fi接続をするときにどちらの周波数帯を使うか選択するので、使う場所に応じて使い分けが出来ると良いでしょう。

ちなみにWi-Fiルーターの通信速度は「1201+300Mbps」という表記がされています。これは「5GHz帯で最大1201Mbps、2.4GHz帯で最大300Mbps」の速度が出るという意味です。

通信規格

2021年10月現在、Wi-Fiの通信規格・周波数帯・速度は下記のような特徴があります。表の上側にいくほど最新の通信規格となり、高速通信が可能です。

通信規格名 周波数帯 通信速度 策定時期
11ax (Wi-Fi 6) 2.4 / 5 GHz 9.6 Gbps 2020年1月
11ac (Wi-Fi 5) 5 GHz 6.9 Gbps 2013年12月
11n (Wi-Fi 4) 2.4 / 5 GHz 600 Mbps 2009年9月

記載されている通信速度はあくまで規格上の理論値なので、製品によって通信速度は変わります。また、使用環境や電波干渉によっても変わるので、実測値は最大速度の半分~1/3と言われています。

アンテナ

Wi-Fiルーターは電波を飛ばすためにアンテナが搭載されていますが、機種によって内臓されているものと外部についているものがあります。

内臓アンテナは本体に余計な突起物がなく、コンパクトで置き場所に困りません。一方外付けアンテナは置き場所を考える必要がありますが、アンテナの向きを変えることで特定方向への電波を強くすることが出来ます。

内臓・外付けに関わらずアンテナにも本数があります。一般的に本数が多いほど、電波の強度が強くなり通信の品質が向上します。

Wi-Fiルーターを選ぶポイント

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4187962?title=POINT%20%E6%96%87%E5%AD%97%E7%B4%A0%E6%9D%90%20%E6%9C%A8%E8%A3%BD%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF&searchId=792432747

Wi-Fiルーターは多くの製品が販売されていますが、選ぶポイントを押さえることで自分にあった機種が見つけやすくなります。

ここではWi-Fiルーターを選ぶ上で必ず考慮しておくべきポイントを紹介します。

  • 自宅の間取りで選ぶ
  • 通信速度で選ぶ
  • 同時接続台数で選ぶ
  • メーカーで選ぶ
  • セキュリティ面で選ぶ

自宅の間取りで選ぶ

間取りが1Rや1Kであればあまり性能にこだわる必要はないでしょう。使用する範囲も狭いですし、電波を隔てる壁も少ないからです。

対してマンションや戸建ての場合は、広さによって必要な性能を見極める必要があります。

部屋数が多い場合は、遠くまで電波が届くようアンテナ本数が多い機種が望ましいです。階数が多い場合は、後述するメッシュWi-Fiの対応機種が利用できると接続の安定度が増します。

通信速度で選ぶ

Wi-Fi接続時の使用用途がSNSや動画を見る程度なら、通信速度にはこだわらなくていいでしょう。WEB会議や動画配信、オンラインゲームをするのであれば、通信が高速で安定した機種を選ぶ必要があります。

通信規格については、特に理由がない限り最新規格である11ax(Wi-Fi 6)に対応している機種がよいでしょう。

同時接続台数で選ぶ

Wi-Fiルーターには最大同時接続台数が設定されており、その台数以上の接続を行うことはできません。

近年、スマホやPCだけでなく様々な家電もWi-Fiに接続が可能になっています。今使用している機器だけでなく、今後増える可能性も考慮できるとよいでしょう。

メーカーで選ぶ

人気のメーカーは製品自体が高品質でサポートも充実しています。公式HPにはトラブルシューティングも多く掲載されているので安心感があります。

BUFFALO・NEC・エレコムといったメーカーが人気です。他の検討ポイントが同じでどの機種を選ぼうか悩んでいるときは、これらのメーカーを優先的に選ぶとよいでしょう。

セキュリティ面で選ぶ

Wi-Fi通信の内容は暗号化されており、その最新の規格が「WPA3」です。

旧規格には「WPA」「WPA2」があるのですが、これらは暗号化の強度が弱く通信内容が傍受されてしまう恐れがあります。

特に理由がない限り、暗号化規約が「WPA3」に対応している機種を選ぶようにしましょう。

Wi-Fiルーターに備わっていると便利な機能

出典:https://pixabay.com/ja/vectors/wi-fi-%e7%b9%8b%e3%81%8c%e3%82%8a-1989627/

次に、必須ではありませんがあると便利な機能について紹介します。

最近はビームフォーミングやMU-MIMOはスタンダードな機能になってきていますが、まれに対応していない機種も存在します。

これらの機能がないと、使う場所によっては商品説明に記載されているほどの通信速度が出ないこともあります。念のためチェックしておくとよいでしょう。

  • ビームフォーミング
  • MU-MIMO
  • メッシュWi-Fi
  • ワンタッチ接続機能
  • 引っ越し機能

ビームフォーミング

一般的にWi-Fiの電波はルーターから全方位に発信されています。そのため距離が離れたり遮蔽物があると、接続しづらくなったり速度が低下することがあります。

ビームフォーミング機能がある機種は、接続する端末の位置や距離を判別して自動で電波の強度を調節してくれます。そのため通信の安定度や速度が向上します。

人気Wi-FiルーターのメーカーであるBUFFALOの測定実験でも速度の向上が実証されています。

iPhone 6s を使った測定では、Wi-Fiルーターのビームフォーミング機能をOFFからONにした場合、実効スループットが約20%向上しています。

引用元:iPhoneでWi-Fiを使うなら ビームフォーミング&ビームフォーミングEX | バッファロー (buffalo.jp)

接続先の端末もビームフォーミングに対応している必要があるので、手持ちの端末が対応しているか確認した上で検討ポイントに加えるとよいでしょう。

MU-MIMO

従来のWi-Fiルーターは「同時最大接続数○台」と書かれていても、実際には1台ごとに通信が行われます。そのため同時に複数台接続すると、順番待ちによる通信速度の低下が発生していました。

MU-MIMO機能がある機種は複数の端末と同時通信が可能なので、同時接続台数が増えても通信速度の低下を防ぐことが出来ます。

Wi-Fi通信を行う機器を同時に使用することが多い場合は、必須の機能であると言えるでしょう。

メッシュWi-Fi

3階建ての戸建てなど使用範囲が広い場合、どうしても1台のWi-Fiルーターでは接続したい範囲をカバー出来ないことがあります。

メッシュWi-Fiはルーターとは別に中継器を用意することで、Wi-Fiの接続範囲をより広げることができる機能です。

中継器を用意する費用が掛かりますが、複数台のWi-Fiルーターを用意するよりもコストを抑えることができます。自宅内で接続出来ない場所がありそうな場合は、対応した機種を選ぶとよいでしょう。

ワンタッチ接続機能

Wi-Fiルーターと接続するには、「SSID」と呼ばれるネットワーク名を選んで「暗号化キー」を入力する必要があります。

ただ暗号化キーはWi-Fiルーター本体のわかりにくい場所に書いてあることがあり、入力が面倒なことも。ワンタッチ接続機能がある機種は、暗号化キーの入力を行うことなくWi-Fi接続が可能になります。

この機能があると初心者でも簡単に接続できるので、Wi-Fi接続の仕方に不安がある方は対応機種を選ぶと良いでしょう。

引っ越し機能

Wi-Fiルーターの買い替えを行うと、旧機種に接続していた端末の設定を全て変えないといけないので面倒です。

引っ越し機能がある機種であれば、旧機種のSSIDや暗号化キーをそのまま引き継ぐことができます。そのため、接続していた端末の設定を変更する必要がなくなります。

Wi-Fiに接続している端末が多い時に便利な機能なので、買い替えを検討している方は対応機種を選ぶとよいでしょう。

Wi-Fiルーターのおすすめ設置場所

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1843429?title=wifi%20%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=2971158474

選ぶポイントを押さえて買った新しいWi-Fiルーター。なのに、何故か通信速度が遅く安定しない…。

そんなときは置き場所を見直してみましょう。実はWi-Fiルーターは置き場所を変えるだけで、通信の品質が向上することがあります。以下におすすめの設置場所を紹介します。

Wi-Fiルーターのおすすめ設置場所
  • 床から1〜2m離れた高さのある場所
  • 棚の外側や布やカバーなどで覆われていない、周囲に障害物がない場所
  • 窓際から離れた場所
  • 電子レンジやテレビなどの家電製品から離れた場所
  • 部屋の隅ではなく、なるべく部屋の中央付近
  • 近くに水槽がない場所

要は電波への障害や干渉が少ない場所が望ましいです。全ての条件を満たすのは難しいと思いますが、Wi-Fiルーターの性能を活かすためにも出来る限り考慮できるといいでしょう。

Wi-Fiルーターのおすすめ買い替え時期

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22171933?title=NEW%E3%81%A8OLD%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8

スマホやパソコンはバッテリーの劣化や故障が原因で3~5年ほどで買い替える人が多いと思います。それではWi-Fiルーターは購入後いつ買い替えればいいのでしょうか?

メーカーが定めるWi-Fiルーターの本体寿命は一般的に4~5年とされています。この期間を過ぎると、Wi-Fiの接続不良や速度低下が発生する恐れがあります。

そのため、買い替え時期としては本体寿命と同じ4~5年がおすすめです。

一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3206025?title=%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E9%A2%A8%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A23%20%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%20livingroom

一人暮らしの場合、部屋数も同時接続数も少ないのがポイントです。それほど高性能でなくても十分安定した通信が行えるでしょう。おすすめなのはBUFFALOの「WSR-1500AX2S/NBK」です。

最大通信速度や最大接続可能台数は控えめなものの、ビームフォーミングやMU-MIMOといった便利機能に対応しており、コスパの良い機種と言えるでしょう。

通信規格 11ax (Wi-Fi 6)
最大通信速度 1201+300Mbps
アンテナの種類 内臓(5GHz × 2本、2.4GHz × 2本)
最大接続可能台数 12台
セキュリティ規格 WPA3
ビームフォーミング
MU-MIMO
ワンタッチ接続機能
引っ越し機能
メッシュWi-Fi ×

マンション住まいにおすすめのWi-Fiルーター

出典:https://pixabay.com/ja/photos/マンション-アパート-建物-2618421/

マンション住まいの場合、ルーターの設置場所以外の部屋でも接続しやすい機種を選ぶとよいでしょう。BUFFALOの「WSR-3200AX4S/NBK」は広範囲での繋がりやすさとコスパの良さが魅力的です。

アンテナ本数が多く、ビームフォーミング・MU-MIMOに対応しているので、別の部屋でも安定した接続が期待できます。

通信規格 11ax (Wi-Fi 6)
最大通信速度 2401+800Mbps
アンテナの種類 内臓(5GHz × 4本、2.4GHz × 4本)
最大接続可能台数 21台
セキュリティ規格 WPA3
ビームフォーミング
MU-MIMO
ワンタッチ接続機能
引っ越し機能
メッシュWi-Fi ×

戸建て住まいにおすすめのWi-Fiルーター

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2738466?title=%E4%BD%8F%E5%AE%85%20%E6%88%B8%E5%BB%BA%E3%81%A6

戸建て住まいの場合、設置場所の階上・階下での接続しやすさがポイントになります。

BUFFALOの「WXR-5700AX7S/N」は、アンテナの向きを変えて特定の方向に電波を飛ばせるため、階が異なる部屋でも接続が安定しやすくなっています。

メッシュWi-Fiにも対応しており、中継器を別途購入することでより安定度を高めることが出来ます。

通信規格 11ax (Wi-Fi 6)
最大通信速度 4803+860Mbps
アンテナの種類 外付け(5GHz × 4本、2.4GHz × 3)
最大接続可能台数 32台
セキュリティ規格 WPA3
ビームフォーミング
MU-MIMO
ワンタッチ接続機能
引っ越し機能
メッシュWi-Fi

番外:ゲーマーにおすすめのWi-Fiルーター

出典:https://pixabay.com/ja/photos/子供-再生-ゲーム-3264751/

eスポーツやオンラインゲームをストレスなく楽しみたいという方は、高い通信速度と安定性のあるBUFFALOの「WXR-6000AX12S/N」がおすすめです。

見た目は外付けアンテナが4本あるようにみえますが、各アンテナに2本のアンテナが内臓されており、計8本のアンテナが高品質の通信を支えます。

また高速通信の10Gbpsに対応しているため、自宅のインターネット回線が10Gbpsの場合はその恩恵を十分に受けることができます。

通信規格 11ax (Wi-Fi 6)
最大通信速度 4803+1147Mbps
アンテナの種類 外付け(5GHz × 8本、2.4GHz × 4本)
最大接続可能台数 36台
セキュリティ規格 WPA3
ビームフォーミング
MU-MIMO
ワンタッチ接続機能
引っ越し機能
メッシュWi-Fi

まとめ:自分にあったWi-Fiルーターを選ぼう!

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2749429?title=Wi-Fi

この記事ではWi-Fiルーターを選ぶポイントと、間取り別のおすすめ機種を紹介しました。

Wi-Fiルーターは日々進歩しており、新製品が続々と発売されています。しかし、今回紹介した前提知識やポイントをベースにすれば、自分に最適なWi-Fiルーターがきっと見つかるはずです。

スマホやパソコンは今や私達の生活でなくてはならないものです。ぜひ自宅で快適な通信環境を整えてくださいね。

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sin
30代のITエンジニア | 大手SIerで12年→自社WEBサービスの企業に転職してフルリモート勤務。1児のパパ | 育児も家事も仕事も大切にします。趣味はピアノで、2020年からバイオリン始めました。