あなたは「格安SIMに乗り換えたいけど、手順が分からない」と思っていませんか?具体的にどんな流れで格安SIMに乗り換えるのか、イメージがつきにくいですよね。
そんなあなたに、この記事では実際に格安SIMに乗り換える際の手順と流れ、必要なものについてご紹介します。また、乗り換えた際に手元に残るスマホや、SIMカードの処分の仕方についても併せてご紹介します。
「格安SIMに乗り換える時の手順が知りたい!」方や「格安SIMに乗り換えた後のSIMカードやスマホの処分方法が知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20160350074sim-2.html)
格安SIMに乗り換えるのは簡単!
格安SIMへ乗り換える際に直面する不安として、そもそも格安SIMの乗り換え方って難しそうなイメージがありませんか?
しかし、実際に乗り換える手続きをおこなってみると、思っているよりも案外簡単なんです。そこで、実際に格安SIMに乗り換えた方の感想を見てみましょう。
https://twitter.com/miyorinflower/status/1330427635407548416
簡単とはいえ、乗り換えるとなれば何から始めれば良いのか気になりますよね。そのため、ここからは、格安SIMに乗り換える際のタイミング、必要となるもの、乗り換える方法をご紹介していきます。
格安SIMに乗り換えるタイミングはいつが良い?
格安SIMに乗り換えるタイミングとしては、一般的にキャリア(au、NTTドコモ、Softbank)の契約更新月にあたる25ヶ月目が最適です。
基本的にキャリアでは、2年縛りの契約で、さらに自動更新がされる仕組みになっています。これにより、更新月以外で、格安SIMに乗り換えようとすると違約金が発生してしまう点があるからです。
違約金はどのキャリアでも9,500円(税抜)がかかるため、出費が多いですよね。ただ、2019年10月1日以降に2年契約プランを契約している場合のみ、違約金が値下げされることがあります。
詳細については、各キャリアのウェブサイトにて記載されてるので、是非チェックしてみてください。
格安SIMに乗り換える際に必要な4つのもの
格安SIMに乗り換える際、以下の4つのものが必要です。1つずつしっかりと把握しておきましょう。
- MNP予約番号の取得
- 引き落とし用のクレジットカードの用意
- 本人確認書類の用意
- フリーメールアドレスを用意
MNP予約番号の取得
MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)とは、電話番号を変えずに契約会社を変更する手続きのことです。このMNPを行う際に必要となるのが、MNP予約番号の取得です。
MNP予約番号は、あなたが契約しているキャリアにて発行してもらうことで取得ができます。例えば、あなたがドコモと契約している場合、ドコモで取得ができるわけです。
しかし、MNP予約番号を取得する時、2つの注意点があります。1点目は、MNP予約番号の取得方法はキャリアによって、キャリアのショップで取得できたり、ウェブサイトで取得できたりと異なる点です。
2点目は、MNP予約番号には有効期限があり、15日間と決まっている点です。これらの点に注意しておきましょう。また、MNP予約番号の発行おいて、費用は発生しません。
引き落とし用のクレジットカードの用意
格安SIM会社の場合、支払い方法は基本的にクレジットカード決済です。そのため、引き落とし用のクレジットカードを用意しておく必要があります。
もし、クレジットカードの用意ができない場合は、口座振替ができる格安SIM会社を選びましょう。
本人確認書類の用意
格安SIM会社に申し込む際、本人の確認ができる書類として「運転免許証」や「健康保険証」などの提出が求められます。
本人確認の対象となる書類についての詳細は、格安SIM会社のウェブサイトにて記載されているため、確認しておきましょう。
フリーメールアドレスを用意
格安SIMでは、キャリアのメールアドレス(@docom.ne.jpなどキャリア専用のもの)が使用できません。そのため、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを用意する必要があります。
しかし、格安SIM会社によっては独自のメールアドレスを用意しているところもあります。格安SIM会社を選ぶ際に、チェックしておきましょう。
格安SIMに乗り換えるには2つの方法がある
格安SIMに乗り換えるには、以下の2つの方法があります。基本的に、どちらであっても格安SIMへの乗り換え方の手順自体は一緒ですが、それぞれ事前に準備すべきことが異なるんです。
- スマホは今使っているもののままで、SIMカードのみ契約をする
- スマホもSIMカードも契約する
次の章からは、それぞれの場合に必要な事前準備と格安SIMの乗り換え方の手順について、ご紹介していきますね。
スマホはそのまま!格安SIMに乗り換える際の事前準備
スマホは今使ってるもののままで、SIMカードのみ契約をする場合は、以下の3つを事前に行う必要があります。
- 動作確認済み端末か調べる
- SIMロックの解除が必要か確認する
- SIMロックを解除する
動作確認済み端末か調べる
自分が所持しているスマホが、これから契約する格安SIMでの動作確認が済んでいるかについてを調べる必要があります。もし確認がなければ、使用した際にトラブルが発生することもあるからです。
動作確認端末済みかについては、格安SIM会社のウェブサイトで確認できるため、契約する前には、必ず自分が契約する格安SIM会社の動作確認端末を調べておきましょう。
SIMロックの解除が必要か確認する
SIMロックとは、購入したキャリアのスマホとは別のキャリアのSIMカードが使用できなくなっている状態です。
例えば、あなたが現在使用しているキャリアがドコモだとすると、同じドコモの回線を使っている格安SIM会社であれば、同じキャリア同士なので、スマホに格安SIMを挿入すればすぐ使用ができます。
しかし、格安SIMの会社の回線がドコモではなくauの回線を使っている場合、SIMロックの制限により、格安SIMの利用ができません。
つまり、SIMロックの解除は同じキャリアの回線であれば不要で、違うキャリアの回線であれば必要ということです。
SIMロックを解除する
SIMロックを解除するには、自分が契約しているキャリアの携帯ショップで直接解除をしてもらうか、キャリアのウェブサイトにて申し込んで解除をするかの2つの方法があります。
携帯ショップの場合は手数料に3,000円(税抜)が掛かりますが、ウェブサイトの場合は無料なので、出費を抑えたい方はウェブサイトがおすすめですよ。
ただ、SIMロックの解除ができないスマホもあるため、詳細については、各キャリアのウェブサイトや携帯ショップにて確認をしておきましょう。
格安SIMと共にスマホも乗り換える際の事前準備
スマホもSIMカードも契約する場合は、以下の2つを事前に行う必要があります。
- どのスマホを購入するか決めておく
- データの移行の準備をしておく
どのスマホを購入するか決めておく
契約する格安SIM会社のどのスマホを購入するかについて決めておきましょう。
スマホは日常生活の中で、非常に欠かせない物です。せっかくスマホも変えるなら、あなたのお気に入りのスマホにしてみませんか?
どのようなスマホがあるのかについては、契約する格安SIM会社のウェブサイトにて閲覧できるので、是非チェックしておきましょう。購入自体は、格安SIMを申し込む際にセットで申し込めます。
データの移行の準備をしておく
SIMカードは写真やアプリを保存しないため、スマホもSIMも変える場合はデータの移行の準備として、データのバックアップを取っておくことと、データの移行方法の把握をしておくことが必要です。
その際、それぞれに関して注意点があります。まず、データのバックアップについては、あなたが現在使用中のスマホの種類がAndroidかiPhoneかによって、バックアップの仕方が異なる点です。
データの移行方法については、購入したスマホの種類によって、あなたが所持しているスマホからのデータの移行方法が違う点です。この点は、あらかじめに購入するスマホを決めておくことで方法を把握できますね。
データの移行の準備の際は、これらに注意して、準備を進めていきましょう。
格安SIMに乗り換える手順3つ
格安SIMに乗り換える手順は、以下の3つです。実際に格安SIMに乗り換えるまでの流れのイメージと、手間がどれくらいかかるのかについて、参考にしてみてくださいね。
- 格安SIM会社に申し込みをする
- MNPの切り替えをする
- 端末設定をする
格安SIM会社に申し込みをする
格安SIMは、基本的に格安SIM会社のウェブサイトにて申し込みができます。ちなみに、格安SIM会社と契約が成立した時点で、自動的に前のキャリアは解約になります。
申し込み内容は、ウェブサイトの画面の指示に沿って、料金プランやオプションなどの選択です。スマホも購入する方はスマホの選択もあります。また、上記で述べたように「本人確認書類」の提出が求められますよ。
このように、申し込み自体は選択や書類の提出をしていくだけなので、あまり手間がかからない作業ですね。
申し込み後は、1週間から遅くても10日ほどで、格安SIM会社からSIMカードとスマホも購入した場合はスマホ本体も届きます。
MNPの切り替えをする
格安SIM会社から、SIMカードが送られてきたらMNPの切り替え(格安SIM会社に回線を切り替える手続き)をしましょう。これをすると、電話番号を変えずに済みます。
加えて、MNP予約番号の発行では費用はかからないですが、MNPを行う際には費用(MNP転出手数料)がかかります。
MNP転出手数料は、基本的に税抜きで、2,000円~3,000円です。詳しくは、キャリアのウェブサイトに記載されているため、そちらをご覧ください。
また、前述したようにMNP予約番号には有効期限があり、15日間と決まっていますが、期間が10日以上残っていなければ、MNPができない場合もあるので、少なくとも3日以内にはMNPをしておきましょう。
MNPの切り替えをすると、数日間にわたってインターネットや電話が使えない場合があります。そのため、普段から連絡を取る相手にはMNPの切り替え前に伝えておく必要があります。
端末設定をする
MNPの切り替えが完了したら、スマホにSIMカードの挿入して電源を入れましょう。その際、APN(アクセスポイントネーム)設定と呼ばれるインターネットの通信接続設定を行います。
これは、どの携帯電話会社のインターネットに接続するかについての設定です。このAPN設定の方法は、格安SIM会社によって設定方法が異なるので、ウェブサイトにて方法の確認をしましょう。
APN設定が終わると端末設定は完了です。加えて、スマホも変えた場合は、この後、バックアップしたデータの移行をしておきましょう。
設定は終了ですが、手元にはまだ格安SIMに乗り換える前のSIMカードやスマホが残っていますよね。そのため、次の章では、SIMカードの処分の仕方と残っているスマホへの対応方法についてご紹介していきます。
格安SIMに乗り換える前のSIMカードの処分の仕方
SIMカードの所有権は原則、キャリア側にあるため、基本的には解約時に返却する必要があります。
つまり、SIMカードはキャリア側から借りているものなんです。auでは、はっきりと記載されていませんが、SoftbankやNTTドコモにおいては、解約の際にSIMカードの返却を求められます。
そのため、格安SIMに乗り換えた後の前のSIMカードは、キャリアのショップに返却しに行きましょう。
格安SIMに乗り換えたけど…今持ってるスマホはどうするの?
あなたが格安SIMに乗り換える際、SIMカードのみを契約した場合はそのまま継続してスマホを使用することになります。
しかし、あなたがスマホもSIMカードも契約した場合は、前のスマホが残ります。使わなくなったとはいえ、色々な思い出が詰まっているスマホなので思い出の品として取っておくのも有りです。
ただ、処分したい場合は、キャリアのショップに持って行くと、どのキャリアであっても無料で回収をしてくれます。そのため、あなたがスマホを処分したいなら、キャリアのショップに持って行きましょう。
格安SIMの乗り換えについてのまとめ
以上、格安SIMに乗り換える際の手順と流れや必要なもの、また、スマホとSIMカードの処分の仕方についてご紹介してきました。
もし「できるだけ手間なく乗り換えたい!」と思われるなら、同じ回線を使用してる格安SIM会社でスマホも一緒に変えると、より手間なく格安SIMに乗り換えられますよ。
また、「できるだけ出費を抑えたい!」という場合は、キャリアの解約を更新月に行い、スマホは変えずに格安SIMだけを契約し、更にSIMロックの解除もウェブサイトで申し込むと、出費が抑えられますね。
あなたが格安SIMに乗り換える際は、ぜひ参考にしてみてください。