あなたは「不動産投資に興味はあるけど、そもそも不動産投資とはどういうものかいまいち分からない」という悩みを抱えていませんか?
確かに不動産投資は複雑で分かりづらいですし、お金持ちが行う投資方法というイメージや何か怪しいイメージというものだけがありますよね。
そこでこの記事では「不動産投資とはどういうものなのか」不動産投資の知識0の初心者でも分かりやすいように解説していきます。
この記事を読むことであなたは、不動産投資がどういうものなのかその全体像を理解することができるようになるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください。
- 不動産投資とはどういうものなのか
- 不動産投資は儲るのか
- 不動産のリスクはどういうものがあるのか
不動産投資とは
不動産投資とは、アパートやマンションなどの不動産を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得たり、不動産を売却したりすることで利益をあげたりする投資方法のことを指します。
そして、不動産投資で利益をあげるまでの簡単な流れとしては以下の通りです。
- 銀行からお金を借りる(物件を購入出来る資産を持っている人はなし)
- 投資物件を購入
- 入居者さんから家賃をもらう
- 銀行への返済や税金などを払う
- 投資物件を売却し、利益を得る
また、不動産投資は老後の年金対策としても注目されていますが、最近は20代や30代で始める人も増加しています。
不動産投資で利益をあげる仕組みとは
不動産投資で利益をあげる仕組みについてですが、不動産投資で利益をあげる方法は以下の2つです。
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
インカムゲイン
不動産投資のインカムゲインとは、入居者から得る家賃収入のことを指します。例えば、1200万円の物件を購入し、それを月10万円で貸し出すことが出来れば、年間で120万円の利益が出ます。
単純計算で考えると、上記の例では10年で元が取れるということになります。
また、よほどのことが無い限り、一気に入居者さんが退去することはないので、安定した収入を得られるのが強みと言えるでしょう。
キャピタルゲイン
不動産投資のキャピタルゲインとは、不動産の売買の差で利益をあげる収入のことを指します。
例えば、2000万円の物件を購入し、それを2500万円で売却することが出来れば、500万円の利益を出すことが出来ます。
このように、キャピタルゲインはインカムゲインと比べてみても、一度で大きな収益を得ることが出来るのが特徴的と言えます。
ただし、購入した金額より安い金額で売却しなければならない場合があり、ハイリスクハイリターンな投資方法と言えるでしょう。
ちなみにインカムゲイン狙いの投資でも、最終的にはキャピタルゲインを狙って物件を売買する必要があります。
不動産投資のメリットとは
ここからは不動産投資のメリットについて詳しく紹介していきます。不動産投資のメリットは以下の3つが挙げられるでしょう。
- 銀行からお金を借りられる
- 安定した収入を得られる
- 外注化出来る
銀行からお金を借りられる
投資には株式やFXなどがありますが、不動産投資は唯一銀行からお金を借りることが出来る投資です。
例えば、「トヨタの株を買いたいから」といくら主張しても銀行は株式購入のために資金を工面してくれることはありません。
しかし、不動産投資は投資物件が担保になるため、銀行から不動産を購入するための資金を融資してもらえます。
そのため、極端な話、資産ゼロでも魅力的な物件を見つけて銀行から融資を受け取ることが出来れば、何百万円、何千万円もの資産を築くことが出来るのです。
安定した収入を得られる
家賃はなかなか下がりづらいため、比較的安定した収入を得ることが出来ます。
例えば、大学近くの物件を購入したものの、大学がなくなってしまい学生さんがいなくなるなどといった需要と供給が大きく崩れれば、家賃が変動するリスクはあります。
しかし、上記のような例は滅多にないため、基本的には安定したキャッシュフローを得られると思って問題ないでしょう。
外注化出来る
不動産投資は古くからあるため、外注できるサービスが充実しています。
例えば、管理を管理会社にお願いしたり、税金は税理士さんお願いしたりすることが出来るのです。
そのため、忙しいサラリーマンでも仕組みさえ作ってしまえば、不動産投資に使う時間を減らしながらも、収益を得ることができるでしょう。
不動産投資のデメリットとは
次に不動産投資のデメリットを見ていきましょう。不動産投資のデメリットは以下の3つが挙げられます。
- 難易度が高い
- 失敗の影響が大きい
- 詐欺師がたくさんいる
難易度が高い
不動産の知識や土地建物の知識、税金などの様々知識が必要となるため、不動産投資はとても難易度が高いと言えます。
しかし、逆に難易度が高いからこそ儲けることが出来るのです。誰でも出来るようなもので大きく儲けられるものはありません。
そのため、難易度が高いというのはデメリットではありますが、ちゃんとやれば儲けれるという意味ではメリットとも言えるでしょう。
失敗の影響が大きい
金額が大きいだけあって、失敗した影響はとても大きいと言えます。
例えば、3000万円の物件を5000万円で掴まされてしまった場合、2000万円もの含み損を抱えてしまうことになります。
そうなると2000万円の借金を背負うことになりますから、失敗しないように物件の相場観やリスク管理などを勉強することはとても大切なのです。
詐欺師まがいの人がたくさんいる
不動産の世界には、他のジャンルと比べ物にならないほど詐欺師まがいな人達がたくさんいます。
例えば、このような人達は「不労所得を築けますよ」とか「老後の年金になりますよ」と謳って、収益の少ない物件や赤字になってしまような物件を売りつけてくるのです。
特に高収入のサラリーマンや医者などがまんまとはめられやすいので注意が必要です。
不動産投資をやる上での注意点とは
不動産投資のメリット・デメリットが分かったところで、次は不動産投資をやる上での注意点を見ていきましょう。
焦って購入しないこと
不動産投資をやる上での注意点として1番大切なのは、焦って購入しないことだと言えます。
なぜなら、目をつけている不動産の価値が安いのか高いのかすぐには分からないからです。
実際、5000万円の価値のマンションを1億円で買ってしまったというケースがよくあります。
そのため、「人気の物件なのですぐに無くなりますよ」とか「お客様限定で紹介いたします」と言われても、焦って購入しないようにしましょう。
不労所得ではないと認識しておくこと
セミナーやコンサルなどで未だに「不動産投資=不労所得」という言葉が利用されていますが、不動産投資は不労所得ではありません。
確かに不動産投資では、不動産という資産がお金を稼いでくれるわけですが、以下のような労力も必要となるのです。
- 入居者の募集
- 入居者や周辺住民のトラブル対応
- 管理会社の選定
- 家賃回収の確認や督促
- 物件や設備の点検と修繕対応
これら労力は上記でも解説したとおり外注化することも出来ますが、外注化するとその分利益も減少してしまいます。
そのため、不動産投資の実態は不労所得ではなく、半不労所得というイメージが近いと言えるでしょう。
不動産投資に向いている人の特徴とは
ここまでの内容を踏まえて、不動産投資に向いている人の特徴を紹介します。不動産に向いている人の特徴は「自分の考えをしっかり持てる人」です。
なぜなら、不動産の世界では自分の考えを持てない流されやすい人は、悪い人たちの標的にされてしまい高値の物件を掴まされてしまうからです。
自分の考えを持てずに、業者に物件を勧められるまま購入してしまうと、あなたは業者にとって良いカモになるだけです。
そのため、自分で「これは良い物件だぞ」と思える物件に巡り合うまでは、下手に他人に流されて購入しない強い意志を持てる人が不動産投資に向いている人だと言えるでしょう。
不動産投資をする上で具体的にどんな内容を学んでいけば良いか
では、不動産投資をする上で具体的に「これからどんな内容を学んでいけば良いか」ということについてですが、まずは以下の項目を学習していくと良いでしょう。
- 不動産の価値の算出方法
- 収益計算の方法
- 入居者を付けられるのか
- 銀行融資を引く方法
- 入居、リフォーム、管理などの運営方法
- 税金、決算書
- 不動産投資の戦略、投資方法
上記の項目を勉強すれば、不動産投資の知識は一通り得ることが出来るでしょう。
不動産投資の勉強方法とは
不動産投資を勉強する上でオススメの勉強方法は以下の4つです。
- 不動産投資に関する本を読む
- 不動産投資に関するYouTubeを観る
- 不動産投資に関するブログを読む
- 大家の会に入る
今の時代、無料で不動産投資に関する情報をブログやYouTubeから得ることが出来るので、高額なセミナーに入る前に無料で勉強することを強くオススメします。
ちなみに、大家の会も最初から入る必要はありません。大家の会の中には物件を売りつけてくる会や高額な会が存在します。
高額な会などが一概に悪いとは言えませんが、自分で良し悪しを判断出来るまでは本やブログなどで勉強したほうが良いでしょう。
実は1万円からでも不動産投資は出来る
不動産投資へ取り組むためには、何百万円、何千万円という大きな金額が必要となりますが、REITという不動産投資信託を利用すれば1万円からでも不動産投資に挑戦出来ます。
REITの仕組みとしては、投資家からお金を集め、REITが不動産を購入し、その儲けた利益を分配するという仕組みになっています。
ただし、REITは不動産投資ではありますが株に近い性質なため、現物の不動産を保有したいのであれば、物足りなく感じることでしょう。
不動産投資とは まとめ
今回は「不動産投資とは何なのか」その全体像について解説してきました。
不動産投資は手元に資産が残る魅力的な投資ではありますが、知識が乏しいと悪い人達にカモにされるだけの厳しい業界です。
そのため、購入を検討している物件が良いか悪いかはっきり分からないのであれば購入しないようにしましょう。購入しなければ100%大損することはありません。
そして、大損しないためにも、まずは書籍やブログなどで少しずつ不動産投資の知識を学んでいきましょう。