ここ数年、格安SIMという言葉を耳にする機会が増えてきました。
「安いってことは知っているけど、どんなメリットがあるの?」「知り合いが格安SIMに変えたから自分も変えようか悩んでいる」と考えられている方はいませんか?
安いという理由だけでは、なかなか乗り換えられませんし、デメリットも気になりますよね。
この記事では格安SIMの安さの理由やメリット、デメリットなどを紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1310532/)
格安SIMとは?
格安SIMとは、大手キャリア(docomo/au/Softbank)に比べ、安い値段で通話・通信ができるSIMカードのことです。
あなたは、スマートフォンに入っているSIMカードを見たことはありますか?ショップで契約すると、店員さんが予めSIMカードをセットしてくれるので、なかなか目に触れる機会は少ないかもしれませんね。
SIMカードとは、サービスに加入した個人を識別するためのICカードのことで、このカードがないと通話や通信ができません。
このSIMカードを、格安SIMと言われるものに変更することで毎月の利用料金を安くすることができるわけです。
なんで格安SIMって安いの?
格安SIMは、大手キャリア(docomo/au/Softbank)に比べると、半額以下で使用することができます。
「安すぎて怪しい…」「何か裏があるんじゃないか?」と思っている方もたくさんいるでしょう。
安心して下さい。安く提供できる、はっきりとした理由があります。それはなぜかというと、大手キャリアの回線を借りているからです。
大手キャリアは、通信設備の維持費やショップの人件費などのコストを上乗せしてサービスを提供しています。しかし、格安SIMは自社で設備投資を行う必要がないため、その分料金を安くすることができています。
大手キャリアと格安SIM会社の繋がりやすさの違いは?
格安SIMを提供している事業者は、前述の通り、大手キャリアの回線を借りているため基本的な繋がりやすさは変わりません。
しかし、利用者が多くなる時間帯では、大手キャリアと比べると回線が混雑し繋がりにくくなる傾向にあるようです。
ですが、最近では通信環境は改善してきており、頻繁に通信をする動画やゲームをすることがなければ、日常生活レベルでは問題ないと言えるでしょう。
格安SIMを提供している事業者によって異なる部分もあるかと思いますので、一度ネットで使用ユーザーの口コミを調べてみるといいかもしれませんね。
知っておきたい格安SIMのメリットとは
知っておきたい格安SIMのメリットについて3つご紹介します。
- 大手キャリアと比較すると圧倒的に利用料が安い
- 料金プランがシンプル
- 今の携帯番号をそのまま使える
大手キャリアと比較すると圧倒的に利用料が安い
格安SIMの最大のメリットは利用料の安さです。データ通信1GBで計算した場合、docomoは月額3,465円〜ですが、OCNモバイルONEでは月額770円で利用することができちゃいます。
その差は、なんと2,695円!2年で計算すると、64,680円となります!
料金プランがシンプル
格安SIMの料金プランは非常にシンプルな形態となっており、基本的に以下の2つだけ考えればOKです。
- 音声通話SIMかデータ専用SIMか
- 月々利用するデータ容量を決める
大手キャリアだと、〇〇割や〇〇プランなど割引形態が複雑で分かりにくいですよね。自分で解約しないといけないサービスがあったり、全てを把握している人は少ないのではないでしょうか。
その点、格安SIMだとシンプルな料金体系なので悩むことはありません。
今の携帯番号をそのまま使える
大手キャリア同士の乗り換えでもそのままの携帯番号で使えますが(MNP)、格安SIMでも同様にMNP制度が使えます。
「今の携帯番号そのまま使いたいからなぁ」と思って、格安SIMへの乗り換えを躊躇していた方は意外と多いのではないでしょうか?
格安SIMにはこんなデメリットも・・・
次に、押さえておきたい格安SIMのデメリットをご紹介しますね。
- キャリアメールが使えない
- 直接的な対面サポートが受けづらい
- 初期設定を自分で行う必要がある
キャリアメールが使えない
格安SIMではキャリアメールが存在しません。@docomo.ne.jpや@softbank.ne.jp などのキャリアメールの引き継ぎは出来ないので注意が必要です。
しかし、今はGmailなどのフリーメールもありますし、必ずしもキャリアメールが必要な場面はないので大きなデメリットとは言えないでしょう。
直接的な対面サポートが受けづらい
格安SIMを提供している会社は、人件費を削減するために店舗が少なかったり、あるいは店舗が無い場合があります。大手キャリアと比べると、安心感は薄れるかもしれません。
問題が発生した際に、公式サイトやインターネットの情報で解決する力が必要となります。
しかし、格安SIMによっては、サポート体制が手厚いところもありますので、一度公式サイトを確認してみることをおすすめします。
初期設定を自分で行う必要がある
大手キャリアはショップで店員さんに初期設定をお願いできますが、格安SIMは自分で初期設定を行う必要があります。
格安SIMが届いたら、APN設定を自分で行う必要があります。「APN設定って何?」という方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの格安SIMには説明書がついており、設定も非常に簡単です。
数分で設定できますので、これも大きなデメリットとは言えないでしょう。
格安SIMを買える場所は?
格安SIMは、公式サイト・店舗・大手家電量販店などで購入することができます。
公式サイトからオンラインでの申し込みがメインになりますが、近くに店舗がある方は直接足を運んで契約すると問題もその場で解決できていいでしょう。
ちなみに、家電量販店系の格安SIMは、地方都市にもありますので、いくつか店舗を回って比較することができるのでおすすめです。店員さんにサービス内容を聞くこともできるでしょう。
格安SIMとは?まとめ
格安SIMとは、大手キャリア(docomo/au/Softbank)に比べ、安い値段で通話・通信ができるSIMカードのことです。大手キャリアの回線を借りているため、半額以下で利用することができます。
収入はなかなか増やすことはできませんが、格安SIMに変えて支出を大幅に減らすことはできます。
デメリットもさほど大きくありませんので、気にならない方はこれを機に格安SIMに乗り換えてみてはいかがでしょうか。