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あなたの知らないエスキモー犬の世界「飼える?会えるスポットは?」

「エスキモー犬」のことをあなたは知っているでしょうか。エスキモー犬は極北の寒い地域でそりを引く犬ぞりとして活躍してきた犬たちのことです。

真っ白な雪原を数頭の犬たちがそりを引っぱって走る光景を写真や映像で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ですが、日本ではあまり馴染みのない犬種なのでエスキモー犬のことはまだまだ知られていません。そんなエスキモー犬がどんな犬なのか気になりますよね。

この記事を読めばエスキモー犬の見た目や特徴などから「エスキモー犬を飼うことはできるのか」といった気になる疑問を知ることができます。ぜひ最後まで読んでエスキモー犬の魅力に触れてみましょう。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc-%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89-%e7%8a%ac-2260343/)

エスキモーってなに?

「エスキモー犬」というけれど、そもそも「エスキモー」ってどんな意味なのでしょうか。言葉は聞いたことはあるけどよくわからないという人も多いと思いますので「エスキモー」について簡単に触れておきます。

エスキモー」とは、シベリア東部からアラスカ、カナダ、グリーンランドなど極北地域圏に住んでいる民族のことです。

イヌイット」という表現も同じように使われますが、通常イヌイットはエスキモーの中でもカナダやグリーンランドの地域にいる人たちを指して使われる言葉になります。

彼らエスキモーあるいはイヌイットは狩猟や漁を生業とした生活を営んでいて、主に移動生活をして暮らしています。そんな彼らにとって欠かせない存在だったのが犬なのです。

エスキモー犬と呼ばれる犬とは?

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89-%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89-2215323/)

極北地域圏で移動生活を行うエスキモーにとって、そりを引っ張って人やモノを運んでくれたり、ときには狩りの手助けをしてくれる犬は家畜として欠かすことのできない存在です。

エスキモーが暮らす極北地域圏でそり引き用として活用されてきた犬種がエスキモー犬と呼ばれる犬になります。

エスキモー犬とは総称としての名称で、エスキモー犬にはアラスカン・マラミュート、シベリアンハスキー、サモエド、グリーンランドドッグ、カナディアン・エスキモードッグらの犬種があります。

彼らについてはこの後それぞれ簡単に特徴や魅力をご紹介していきますのでそちらをご覧ください。

エスキモー犬の歴史

続いてはエスキモー犬の歴史について少しだけご紹介していきましょう。エスキモー犬はエスキモーの人たちに連れられて彼らが暮らす極北のそれぞれに地域に移動してきました。

その歴史は古く、およそ4000年前には極北に暮らすエスキモーたちがそりを引いて移動やモノを運ぶ手段として犬ぞりを活用するために犬とともに暮らしていたといわれています。

エスキモー犬の犬種は純粋種として改良されてきた犬種ではなく、その長い歴史の中で厳しい環境下に適応する形で進化を重ねてきました。

そうして、それぞれの地域でエスキモー犬と総称される現在の犬種に分かれることとなりました。

エスキモー犬の特徴

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc-%e7%8a%ac-%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc-2443664/)

お話したようにエスキモー犬は総称としての呼び名であり、固定された犬種ではありませんが、同じ仲間ですので共通した特徴を持っています。

エスキモー犬は中型犬から大型犬の大きさで、体形や性質も含めてオオカミに似ているといえます。どの犬種も概ね穏やかで長い時間を人とともに暮らしてきたので、人に対して友好的で従順な性格です。

極北の寒さがとても厳しいところで暮らしてきたので、寒さに対する耐性が強く、氷点下60~70℃の酷寒にも耐えられる体を持っています。

また、どの犬種もそり犬として活躍するばかりでなく、ときには狩りを手助けする猟犬として活躍してきたので、頑健な体を誇り、嗅覚にも優れていることが特徴です。

エスキモー犬の犬種

ここからはエスキモー犬と呼ばれる犬たち、それぞれの犬種を個別で簡単にご紹介していきます。

エスキモー犬の犬種
  • アラスカンマラミュート
  • シベリアンハスキー
  • サモエド
  • グリーンランドドッグ
  • カナディアンエスキモードッグ

アラスカンマラミュート

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%a2%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%b3%e3%83%9e%e3%83%a9%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%88-1533801/)

アラスカンマラミュートは、アラスカ西部の海岸地方に住んでいたイヌイットに飼育されてきた極北のそり犬として活躍する最古の犬種のひとつです。

シベリアンハスキーにそっくりな見た目をしていますが、シベリアンハスキーと比べると一回り大きく、やや胴長で丸みを帯びた体形をしています。

毛色はライトグレー、グレー、ブラック、セーブル、レッドなどとさまざまにあって、小さめの立ち耳や巻き尾も見た目の特徴です。

筋肉質なカラダにがっしりとした四肢が特徴で、ときに重い荷を運ぶそり犬として理想的な犬種といえます。

シベリアンハスキー

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc-%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc-%e7%8a%ac-5348947/)

シベリアンハスキーは、その名に入っているようにロシアのシベリア地方が原産地とされている犬種です。他のエスキモー犬と同様にエスキモーやイヌイットたちのそり犬として活躍してきました。

日本でも一時ブームになるなど、他のエスキモー犬と比べるとペットとしてかなり高い人気を持っています。温和な性格で人に対して友好的であることもペットとして親しまれている大きな理由です。

オオカミのような精悍な見た目に筋肉質なカラダを持っていて、持久力に優れています。

サモエド

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b5%e3%83%a2%e3%82%a8%e3%83%89-%e7%8a%ac-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-%e5%8b%95%e7%89%a9-6553668/)

サモエドはロシアのシベリア地方原産で、遊牧民族であるサモエード人とともに暮らしてきたという犬種です。

氷に囲まれた辺境で長く飼育されてきたため、他の犬との交雑が少なく、極めて原始犬に近い珍しい犬種です。

サモエドの特徴は真っ白なふわふわな毛に覆われたカラダで、ふわふわな毛に加えてその下に厚い皮下脂肪もあることが寒さへの強さとなっています。

口角がキュッと上がっていて、穏やかに微笑んでいるように見える顔立ちもサモエドの魅力で、性格も人懐っこくとても温厚な性格をしています。

グリーンランドドッグ

グリーンランドドッグは、その名の通りグリーンランド原産の固有種で、世界最古の犬種のひとつです。

見た目は耳はピンと立った立ち耳で、筋肉質でたくましい体格をしており凛々しい印象を与えます。

毛色は真っ白のアルビノ以外のさまざまなカラーがあり、中でもブラック&ホワイトやブラック&タン(淡い茶色)が多くみられます。

性格は誰に対しても非常に友好的で、飼い主に対しては忠実さを示して言うことをよく聞きますが、番犬としては全く働けないとされるほどです。

カナディアンエスキモードッグ

カナディアンエスキモードッグはカナダの北極圏でイヌイットに飼育されてきた犬種です。そり犬としてだけでなく、シロクマやアザラシなどの猟犬としても活躍をしてきました。

筋肉質で引き締まった体型で、耳は立ち耳、尻尾はふさふさした巻尾タイプになっていて、毛色は白をベースに黒やグレーも入っています。

彼らも他のエスキモー犬の犬種と同様、厳しい寒さに耐えられる被毛と筋肉質なカラダを持ち、長距離を駆け抜けられる持久力も兼ね備えています。

エスキモー犬は飼うことができる?

では気になっている人もいるかと思いますので「エスキモー犬は私たちでも飼うことはできるのか」これについてお話していきましょう。エスキモー犬は日本でもペットして通常通り飼育することができます。

ペットとしての入手方法は下でお話しますが、どの犬種も日本では馴染みが薄いために取り扱いが少なく、または出回っていない犬種もありますので目当ての子を探すことには苦労をしてしまうかもしれません。

飼育方法はそれぞれ犬種によって少しずつ違ってくることはありますが、どのエスキモー犬を飼育するときにも共通して次のことは頭に入れておく必要があるでしょう。

お話してきたようにエスキモー犬は、極北でそり引き用として活躍してきた犬ですから、寒さに強いですが暑さには弱く、運動量が多いので一般の大型犬よりも多く運動させる必要があるということです。

エスキモー犬にはどこで会える?

エスキモー犬を飼いたいと思ったときにはどうすればいいのでしょうか。ペットに迎え入れる方法としてはペットショップブリーダー、あるいは里親からという3つがあります。

しかし、日本では知名度が高いシベリアンハスキーを含めて、エスキモー犬はどの犬種も日本では繁殖されている数が少なく希少な犬種です。

ペットショップでも売られている店舗はありますが取り扱いは少ないので、エスキモー犬を迎え入れるにはブリーダーから購入するのが一般的な方法となります。

またエスキモー犬を飼うのではなく、エスキモー犬に会いたいだけという人にはこの後にご紹介する犬ぞり体験がおすすめです。

エスキモー犬に会うには犬ぞり体験がおすすめ!

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%a8%e3%82%b3%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%82%ba%e3%83%a0-%e7%8a%ac%e3%81%9e%e3%82%8a-%e7%8a%ac-2120288/)

日本国内でエスキモー犬に会って触れ合えることができるスポットがあります。それが犬ぞり体験のアトラクションです。

犬ぞりといえば北欧の寒い地域で大自然に囲まれてというイメージですが、国内にも北海道などの降雪地域で犬ぞりをアトラクションとして気軽に体験することができる場所があります。

犬ぞりは大自然の中を犬たちとともに駆け抜ける爽快さが魅力ですが、体力が必要で初心者にとっては難しいスキーやスノーボードなどと違って、初めての体験でも操縦することができることも良いところです。

国内で犬ぞりを体験できるスポット

では国内で犬ぞりを体験できるスポットを3つご紹介していきます。どこも気軽に体験することができる人気のおすすめスポットです。

国内で犬ぞりを体験できるスポット
  • 水上高原スキーリゾート
  • ノースサファリサッポロ
  • 十勝平野「マッシングワークス」

水上高原スキーリゾート

本州にある犬ぞりを体験できるスポットが群馬県みなかみ地域にある水上高原スキーリゾートです。

水上高原スキーリゾートは、スキー、スノーボード以外にもさまざまなアクティビティを楽しむことができるバラエティ豊かなスキーリゾートです。

東京から最短でおよそ2時間で行けてしまうアクセスの良さに、数あるアクティビティを家族みんなで気軽に楽しめるところがここの魅力でしょう。

犬ぞり体験は、約1時間で気軽に犬ぞりを体験できるプランと自分一人で犬ぞりを操縦できる本格的なプランとが用意されているので、どちらでも好きな方を選ぶことができます。

ノースサファリサッポロ

北海道札幌市にあるノースサファリサッポロは、JR札幌駅から1時間でアクセスできる体験型の動物園です。

こちらはたくさんのかわいい動物を見て触れ合えるだけでなく、スノーモービルやブリザード体験などさまざまなアクティビティがそろっていて家族みんなで楽しめる体験型テーマパークとなっています。

そんなノースサファリサッポロの冬のアクティビティで一番の人気を集めているのが犬ぞり体験なのです。

ここでの犬ぞり体験は短時間で誰でも気軽に体験することができ、3歳からの小さいお子様でも保護者同伴で乗ることができるので、家族みんなで犬ぞりを楽しむことができます。

十勝平野「マッシングワークス」

北海道の十勝地方には「マッシングワークス」という会社が主催する本格的な犬ぞりを体験できるツアーがあります。

ここでは自分で犬ぞりを操縦して、雪原に林間や川沿いの道などを進む全長12㎞の距離を走ることができて本格的な犬ぞりを楽しむことができます。

十勝の大雪国立公園などの美しい景色を眺めながら、広大な雪原を爽快に駆け抜けることができて、本来の犬ぞりに近いような大自然の中で体験できるところが魅力です。

もちろん、ガイドがぞりの操縦方法を一から教えてくれて、走らせているときも並走して万全のサポートをしてくれるので初心者でも全く心配はいりません。

犬ぞりの楽しみ方は?

犬ぞりのスピードは最高で時速約25キロになるともいわれます。これは自転車で飛ばしてるぐらいの速さなので、かなりのスピードを感じることができるでしょう。

初心者や犬を飼ったことがないという人にとっては犬たちに指示をして言うことを聞かせることに難しさを感じることもあると思います。ですが、全く心配することはありません。

犬ぞりを楽しむために大事なことは犬たちと信頼関係をつくることです。信頼関係を築くことができていると、走っているときに一体感を感じられてより気持ちよく走ることができるでしょう。

そり犬は他人に吠えたり噛みついたりすることもなく、人懐っこいので怖がらずに積極的にふれあいましょう。たとえ犬が苦手だという人でも触れ合って一緒に走ることで愛着がわくことは間違いなしです。

まとめ エスキモー犬に会いに行こう!

エスキモー犬は厳しい寒さの環境で飼育されてきたかっこよくてたくましい犬たちです。それに人とともに長い歴史を暮らしてきたので、信頼関係を築きやすく、人懐っこい性格も魅力です。

エスキモー犬は日本でももちろん飼育することができますし、会うこともできます。エスキモー犬に会ってふれあうことができるおすすめの犬ぞり体験スポットはこの記事の中でご紹介させていただいた通りです。

ぜひあなたも家族と、友達と、恋人とエスキモー犬に会いに犬ぞり体験に行ってみてはどうですか。