初めて犬を飼った人であれば、愛犬のしゃっくりが止まらないと焦ってしまうことがあると思います。
初めての経験となると、どんなことでも不安になってしまいますよね。
この記事では、しゃっくりに関する以下の内容について紹介しています。
- 犬がしゃっくりをする理由
- 犬のしゃっくりが止まらないときの対処法・予防策
- 逆くしゃみ、嘔吐や吐き気について
この記事を最後まで読めば、愛犬がどのような理由でしゃっくりをしているのか理解できるので、理由に応じた適切な対応ができるようになります。
アイキャッチ出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%9c%e3%82%af%e3%82%b5%e3%83%bc-%e7%8a%ac-%e5%ae%b6%e7%95%9c-%e5%8b%95%e7%89%a9-1277804/
犬がしゃっくりをする仕組みとは
犬はそれほど多くはありませんが、しゃっくりをすることがあります。
犬は人間と胸部や腹部の構造は似ているため、同じようにしゃっくりをすることがあるということです。
基本的には、人間と同じように自然に止まることが多いため、無理に止めようとしなくても問題ありません。
しゃっくりをする仕組みとしては、人間と同じように横隔膜が痙攣することによって生じますが、横隔膜に痙攣が生じる原因は、未だ医学的にもはっきりとは解明されていません。
犬がしゃっくりをする理由
犬がしゃっくりをするのは、以下の4つが原因であると考えられます。
- 餌を早食いする
- 胃が冷えている
- 餌があっていない
- 不安やストレスがある
餌を早食いする
早食いをすると、横隔膜が刺激を受けて痙攣を起こしてしまうのでしゃっくりの原因となってしまいます。
胃が冷えている
冷たいものが急に胃に入ってくると、横隔膜が刺激を受けて痙攣してしまうのでしゃっくりの原因となってしまいます。
餌があっていない
餌の形などが犬に合っていない場合にもしゃっくりの原因となることがあります。
餌の種類を変えたときには、愛犬を注意深く観察してあげましょう。
不安やストレスがある
不安やストレスから呼吸が乱れて、しゃっくりのが起こることがあります。
犬のしゃっくりが止まらないときには
犬がしゃっくりで命を落とすことはありませんが、しゃっくりが止まらない愛犬を見ていると助けたくなってしまいますよね。
数分間そっと見守ってあげると止まることもありますが、それでも止まらないようであれば、しゃっくりが止まらないときの対処をとっていきましょう。
注意しておきたいポイントとしては、飼い主さんがしっかりと落ち着いてしゃっくりが止まらないときの対処を行うことです。
落ち着いていないと愛犬は飼い主さんの焦りを感じ取ってしまい、愛犬は不安になってしまいます。
犬のしゃっくりが止まらないときの対処法
犬のしゃっくりが止まらないときには、以下の3つの対処をとってみましょう。
- 呼吸を整えさせる
- 不安やストレスを軽減させる
- マッサージをする
呼吸を整えさせる
犬の呼吸を整えてあげることによってしゃっくりが止まることがあります。
犬の呼吸を整えるために、おやつを食べさせたり、水を飲ませたりするなど口に何かを入れてあげましょう。
不安やストレスを軽減させる
不安やストレスを感じないように、運動と休息のバランスを適切にとってあげたり、不安やストレスを感じにくい環境を作ってあげましょう。
マッサージをする
横隔膜に近いみぞおちあたりをマッサージしてあげると、少しずつ横隔膜の痙攣がおさまり、しゃっくりが止まることがあります。
犬のしゃっくりが止まらないときの予防策
犬のしゃっくりが止まらなくなったときには、以下の3つの予防策を行いましょう。
- 一回の食事量を減らす
- 早食い防止の食器を購入する
- 餌の種類を変える
一回の食事量を減らす
早食いをやめさせようとしても、犬の性格によってはやめさせることができないこともあるかと思います。
そのような場合には、食事の回数を増やして、一回あたりの食事量を減らしてみましょう。
早食い防止の食器を購入する
犬の早食いを防止するために、食器の底がでこぼこしている早食い防止用の食器が1,000円程度で販売されています。
餌の種類を変える
餌の種類を変更してからしゃっくりが出るようになった場合には、もとの餌の種類にもどしてあげましょう。
病気が原因で犬のしゃっくりが止まらないのは
犬のしゃっくりが止まらない場合に考えられる病気を3つ紹介していきます。
- 心臓の病気
- 呼吸器系の病気
- 脳神経の障害
心臓の病気
心臓の病気としては、心膜炎や心臓肥大などによって横隔膜が刺激されてしゃっくりが出ることがあります。
呼吸器系の病気
呼吸器系の病気としては、喘息や肺炎、胸膜炎などによって横隔膜が刺激されてしゃっくりが出ることがあります。
脳神経の障害
脳神経の障害としては、てんかんや脳梗塞などによって脳がうまく機能せず、誤って横隔膜を収縮させしゃっくりが出ることがあります。
病気が原因で犬のしゃっくりが止まらないときの対処法
通常の場合にはしゃっくりが原因で命を落とすことはありませんが、どのような原因でしゃっくりがでているかどうかはしっかりと確認しましょう。
しゃっくりで愛犬が命を落とすことはないと説明しましたが、病気が原因でしゃっくりが出ている場合には、命を落とす可能性もあります。
1時間以上しゃっくりがとまらないようであったり、しゃっくりによって息がしづらく苦しんでいる場合には病気が原因でしゃっくりが止まらない可能性があるので、獣医師に診てもらうようにしましょう。
しゃっくりと似ている逆くしゃみ
犬のしゃっくりと似ているものとして「逆くしゃみ」というものがあります。
くしゃみが息を吐き出すときに発生するものであるのに対し、逆くしゃみは息を吸い込んだときに発生するので「逆くしゃみ」と言われています。
逆くしゃみの原因は、鼻の奥の筋肉のたるみや鼻孔の狭さ、アレルギーなどが関係していると言われています。
逆くしゃみで重大な病気に発展する可能性はほとんどなく、基本的には数分で止まることが多いです。
しゃっくりと似ている嘔吐や吐き気
逆くしゃみ以外にも、犬のしゃっくりと似ているものとして「嘔吐や吐き気」があります。
嘔吐や吐き気を催しているときには腹筋を数回収縮させるので、その動作がしゃっくりと似ているため嘔吐や吐き気をしゃっくりと混同してしまうことになります。
嘔吐や吐き気を催している場合には、病気や体調不良の可能性があるので症状が続く場合には獣医師に相談するようにしましょう。
しゃっくりなのか嘔吐や吐き気なのかをしっかりと見極めることが重要です。
犬のしゃっくりが止まらないとき まとめ
犬はそれほど多くはありませんが人間と胸部や腹部の構造は似ているため、同じようにしゃっくりをすることがあります。
犬がしゃっくりをするのは、以下の4つが原因であると考えられます。
- 餌を早食いする
- 胃が冷えている
- 餌があっていない
- 不安やストレスがある
基本的には、人間と同じように自然に止まることが多いため、無理に止めようとしなくても問題ありません。
しゃっくりが止まらないときには、以下の3つの対処をとってみましょう。
- 呼吸を整えさせる
- 不安やストレスを軽減させる
- マッサージをする
1時間以上しゃっくりがとまらないようであったり、しゃっくりによって息がしづらく苦しんでいる場合には病気が原因でしゃっくりが止まらない可能性があるので、獣医師に診てもらうようにしましょう。