「愛犬が呼んでも来ない。」と悩んでいませんか?大切な存在の愛犬が呼んでも来ないと悲しい気持ちになりますよね。
「考えうることは試してみたけど、うまくいかない!」という方に向けて、この記事では愛犬が呼んでも来ない原因や解決策について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、愛犬を呼び戻すための方法が分かります。そのため、飼い主ライフをより楽しむことができるようになります。
愛犬を呼び戻すことができなくて落ち込んでいる人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
アイキャッチ画像出典元:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e7%94%b7-%e6%b0%b4-%e5%8f%8d%e5%b0%84-%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%82%a8%e3%83%83%e3%83%88-4153418/#content
愛犬が呼んでも来ない8つの理由
愛犬が呼んでも来ない理由として考えられる原因として、以下の表にまとめたので確認してください。
- 怖がっている
- 嫌われている
- 犬の性格
- ふてくされている
- 過去に嫌な経験がある
- 信頼関係が築けていない
- 他のものに興味がある
- 呼び戻しの意味を理解してない
これらのことを改善案とともに解説していきます。人間だれしも、自分ではそんなことしていないと思っていても無意識に行っていることがあります。
そのため、すべての原因を確認して、自分のことに当てはまっていないか確認し当てはまる場合は改善をしていきましょう。
無意識に行っていた場合は、上記のどの原因が当てはまるのか分かりにくいですよね。
そのような場合は、日々の記録をノートや手帳に書いておくようにしましょう。人間の記憶は時間とともに消えていきます。
愛犬に行ったお世話や散歩中の出来事、どんな遊びをしたか、どんなことでったのかなど日常生活のことを簡単に記録しておきましょう。
後で振り返るのに役に立ちます。そこから、原因を分析することで原因を特定しやすくなります。
愛犬が呼んでも来ない理由:①怖がっている
愛犬が呼んでも来ない理由1つ目は「怖がっている」ことです。動物の本能として怖いところには近寄ってきません。
怖がってしまう原因として、日常生活の中でよくやってしまうことは次のようなことが考えられます。
- 愛犬がよくない行動を取った時に、名前を呼んで止めようとする
- 生活音が大きくストレスになり、嫌な音を出している人と思われてしまう
- 驚かすような遊びをしてしまう
- 今までにやったことのないことを良かれと思ってしてしまう
恐怖を感じてしまうと、記憶に残り名前を呼ばれたあとは必ず怖いことをされるという思考回路になってしまいます。
そのため、恐怖を与えるような行動をしていないかまずは振り返りましょう。もし、わからなければ一日中愛犬のしぐさを確認してください。
犬が恐怖を感じているとき、以下のようなしぐさが現れます。このようなしぐさがみられた場合はその行為に対して恐怖を抱いている証拠です。
- しっぽが垂れている、またはまたの下に巻き込んでいる
- 耳を寝かせる、または後ろに傾かせる
- 体勢が低くなり、腰が引けた状態になる
- 毛が逆立っている
- 視線を合わせない
上記のしぐさがみられた行為があれば、見直しを行いましょう。嫌な感情や記憶は記憶に残りやすいのですぐにでも改善が必要です。
愛犬が呼んでも来ない理由:②嫌われている
2つ目の理由は「嫌われている」ことです。犬も動物なので好き嫌いはあります。よくお母さんのいうことは聞くが、お父さんのいうことは聞かないということがありますよね。
嫌われてしまう原因として最も多いのは、次のようなことが考えられます。自分が行っていないか振り返りましょう。
- 愛犬の触ってほしくないところを触ってしまう
- 愛犬の要望に応えられない
- 抱き方やリードの引っ張り方などが雑と感じてしまう
- 声かけをせずに急になでたり、触ったりする
上記以外にも様々な原因が考えられます。愛犬の立場になって一度じっくりと考えてみてください。
愛犬が呼んでも来ない理由:③犬の性格
3つ目の原因は「犬の性格」です。人それぞれ性格に特徴があるのと同じく、犬も性格がそれぞれ異なります。
甘えん坊な子や怒りっぽい子、シャイな子、自立心が強い子など様々です。そのため、愛犬の性格を見極めましょう。
見極めるのが難しいなと感じた方は、犬の性格や気質が測定できる「C-barq(シーバーク)」が参考になります。
麻布大学が行った犬の行動特性調査で国際的に高い評価を受けた犬の性格診断です。9つの項目から愛犬の性格診断を行うことができます。
- やんちゃ度
- トレーニング向き度
- ハンター度
- 慎重度
- はしゃぎ度
- 飼い主と一緒にいたい度
- 甘えんぼう度
- 触られるのが苦手度
- スポーティー度
日本で研究が行われ一般的な結果が公表されています。アンケート内容も研究資料に掲載されているため気になる方は、以下のボタンから確認してください。
愛犬が呼んでも来ない理由:④ふてくされている
4つ目の原因は「ふてくされている」です。人間の子供と一緒で、犬も拗ねてしまうことがあります。
拗ねてしまう原因としては、次のようなことが考えられます。次の項目に当てはまっていないか振り返りましょう。
- 飼い主が他のことに夢中になってしまう
- 赤ちゃんや子供のお世話
- 他のペットの方に気を取られ、かまってあげられない
要は、愛犬をかまってあげないと拗ねて呼んでも来なくなってしまうことがあるのです。ただし、性格によってことなります。
そのため、上記項目の性格診断ツールを参考に、愛犬の性格に合わせてかかわる時間の工夫をしていきましょう。
愛犬が呼んでも来ない理由:⑤過去に嫌な経験がある
5つ目は「過去に嫌な経験がある」ことです。特に飼い主との間で嫌な経験があると、来なくなる可能性が高いです。
愛犬が嫌な経験と感じてしまうものは次のようなことが考えられます。日常生活を振り返ってみましょう。
- 呼ばれた後に、叱られる
- 耳掃除や爪切り・ブラッシングなどの清潔ケア
- リードや首輪の装着
上記に挙げられている項目のほとんどは生活していくうえで行わなければならないことが多いと思います。
そのような場合は、楽しい思いに変換できるように接していくことが大切です。楽しい想い出に変えるのはそんなに難しいことではありません。
例えば、首輪やリードを付けるのが嫌な場合は、つける前に遊びやおやつなどでリラックスをさせてましょう。
そして、散歩に行き外でも楽しい経験を沢山させてあげましょう。すると、リードや首輪をつける前後には楽しいことが待っているという気持ちなり、スムーズにつけることができます。
愛犬が呼んでも来ない理由:⑥信頼関係が築けていない
6つ目の原因は「信頼関係が築けていない」ことです。信頼関係が築けていないと愛犬は呼んでも来てくれません。
信頼関係が築けていない原因としては、気まぐれに構っていたり、愛犬の嫌がっていることをしたり、大きい物音などを立てたりなど愛犬が不快に思うことを行ってしまうことです。
人間と同じく信頼関係を築くには時間がかかりますが、崩壊させるのは一瞬です。ちょっとしたことで信頼関係が崩れることがあります。
愛犬が呼んでも来ない場合は、過去に嫌な経験をさせていないか振り返ってみましょう。意外な原因があったりするので、家族がいる場合は複数人で話し合うと良いです。
愛犬が呼んでも来ない理由:⑦他のものに興味がある
7つ目の理由は「他のものに興味がある」ことです。愛犬の性格で好奇心旺盛な子に見られやすいです。
おもちゃやおやつなどほかに気になるものがあるときは呼んでも来てくれません。性格だから仕方がないと思ってしまうと思いますが、呼び戻しができないと以下のような危険があります。
- 危険な場所に興味を持ってしまい、愛犬を危険にさらしてしまう
- 他の人を傷つけてしまう
- 飛び出しによる事故に合いやすい
- 興味のある方へ行ってしまい見当たらなくなる
上記の理由から、愛犬や他者を守るためには呼び戻せるようにしておく必要があります。そのためには、どのような環境でも呼び戻せるように訓練をしておきましょう。
しかし、いきなり環境を変えてしまうと愛犬も困惑してしまいます。そのため、しっかりと手順を踏んで行いましょう。愛犬を呼び戻す方法についてはあとで解説していきます。
愛犬が呼んでも来ない理由:⑧呼び戻しの意味を理解してない
最後の理由は「呼び戻しの意味を理解していない」ことです。愛犬は飼い主の言葉を理解しているのでありません。
飼い主が発する言葉の「音」と「行動」を関連付けているだけなので、「音」と「行動」が結びついていないと来ることができません。
よくやってしまいがちなのが、違った言葉で愛犬を呼び戻してしまうことです。「おいで」「カム」「こっちきて」など呼び戻す言葉はたくさんあるので、まずは呼び方を統一しましょう。
言葉を統一したらあとは行動を繰り返し行うようにします。おやつやおもちゃなどを使って「音」と「言葉」を関連させられるようにしていきましょう。
突然愛犬が呼んでも来なくなった場合は?
愛犬が突然読んでも来なくなった場合は、上記以外に「体調が悪い」「加齢による難聴や疲労感など」が考えられます。
体調が悪い
愛犬が疲れているときや具合が悪いときは呼んでも来ないことがあります。人間も一時的に疲れたり、体調が悪くて動きたくないことはありますよね。
しばらくして元気になればよいのですが、食欲がなかったり、あまり動かなかったり、普段と様子が違う場合は病気の可能性があります。
そのような場合は、動物病院へ行きましょう。体調が悪そうなときは無理をさせずに休養をさせてあげてください。
加齢による難聴や疲労感
日に日に呼んでも来なくなる場合は、加齢に伴う難聴や疲労感の可能性があります。
犬の寿命は10-13年と言われているので、人間にすると60-70歳くらいになります。人間も高齢になると耳が遠くなり、動くのがおっくうになりますよね。
犬も同じで加齢とともに体が弱っていきます。難聴で飼い主の声が聞き取りにくかったり、動くのが面倒くさかったりで来なくなることがあります。
愛犬の日頃の状況を踏まえて呼び戻しを行うのは年齢的につらそうと感じたら、無理に行わない方が良いです。
愛犬を呼んだら来るようになるための方法は?
それでは、どうやったら愛犬が呼んだら来るようになるのか気になりますよね。今までのことをまとめると次のような手順になります。
- 愛犬の性格を見極める
- 呼んでも来ない原因を考え、取り除く
- 呼び戻す言葉を統一する
- 楽しい環境で、ご褒美を使いながら何度も繰り返す
- 環境を変えて行う
- 遠くから呼び寄せる
上記の手順を踏むことで、愛犬が呼んだら来るようになるはずです。もしこの手順を踏んでも来ない場合は、ステップ2の原因を再び考えましょう。
思いもよらない原因がある可能性があります。家族と相談したり、ペットショップなどに相談しながら原因検索していくのも良いです。
愛犬が呼んでも来ないときのまとめ
最後にまとめます。愛犬が呼んでも来ない原因は8つあります。具体的には以下の8つが考えられるので、それぞれの原因が当てはまらないか探っていきましょう。
- 怖がっている
- 嫌われている
- 犬の性格
- ふてくされている
- 過去に嫌な経験がある
- 信頼関係が築けていない
- 他のものに興味がある
- 呼び戻しの意味を理解してない
上記に当てはまらない場合は、「体調不良」や「加齢による変化」なども考えられます。愛犬の状況に合わせて判断していきましょう。
そして、愛犬が呼んでも来ないときの具体的手順としては次のことを実践していきましょう。
- 愛犬の性格を見極める
- 呼んでも来ない原因を考え、取り除く
- 呼び戻す言葉を統一する
- 楽しい環境で、ご褒美を使いながら何度も繰り返す
- 環境を変えて行う
- 遠くから呼び寄せる
ここまで読んでいただきありがとうございました。ぜひ、愛犬が呼んでも来ない場合は実践してみてください。愛犬が呼んでくるようになれば今以上に素敵な飼い主ライフを送ることができますよ。