この記事では格安SIMとはなにかについて書いています。今や格安SIMという言葉を聞くようになってから数年が経ち、実際に、身近な人で利用している人がいるという人もいるのではないでしょうか。
自分も興味はあるものの、そもそも格安SIMについてまだ理解できていない、「今さら人に聞くのも恥ずかしいな」とは言え「自分で調べるのも面倒くさいな」と思っていませんか?色々調べるのは大変ですよね。
この記事では格安SIMとは何か、そのメリット、デメリットについて紹介していきます。毎月の携帯代を安くしたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E6%A0%BC%E5%AE%89SIM&srt=dlrank&qt=&pp=70&p=1&pt=B
格安SIMとはなにか
では早速格安SIMについて解説していきます。格安SIMとはMVNO(※メモ参照)と言われる通信会社で契約できるSIMカードです。スマホやタブレットを使うときに差し込むICカードですね。
実はこれに契約情報が記録されていて料金プラン及び通信量などがわかるようになっています。そしてこの名前の通り月々の料金が安いため格安SIMと言われています。
プランや使用量によりますが安いところでは1ヶ月¥550〜のところもあるそうです。なぜこんなに安いのか不思議に思った方もいると思います。次項ではその仕組みについて説明していきます。
MVNOとは仮想移動体通信事業者といいドコモ、au、ソフトバンクなどの大手通信会社から回線を借りて運営をしている会社のことです
格安SIMの仕組み
格安SIMとはなにかは理解できたと思いますが、安いのにはそれなりに理由があるんじゃないか?安いからその分サービスの質も下がるのではないか?と思っている方もいるとお思います。
そんな方のために、次はその仕組みを説明していきます。格安SIMの仕組みがわかればその安さの理由もわかると思います。
まずは格安SIMができた背景、次にサービスの概要、そして運営コストが安い理由について説明していきます。
MVNOもとい格安SIMができた背景
電波はさまざまなところで使われます。例えば警察の無線や消防、テレビ、航空管制などです。そのため電波はインフラとして扱われるため誰でも電波を扱えるわけではありません。
周波数や電波の強さなどを管理するため、かつては総務省に許可されたところのみが電波を使うことが許されたのです。
かつてはNTTが市場を独占していた!?
今は3大キャリアと言われていますが昔はdocomoの前身であるNTTが市場を独占していました。なので携帯会社もNTT1社のみでした。
しかし、国はこの市場を自由化し競争を起こすことでさらに市場を活性化させることを狙っていたため新規参入の解禁をしました。
NTTの独占が崩れ、MVNOが誕生するまで
新規参入の解禁により体制が整い、現在の3大キャリアが成長していきました。その後2001年にb-mobile(日本通信)が旧DDIポケットのインフラを借りる形でMVNOとしてのサービスを開始しました。
市場の活性化ともに様々なMVNOが参入し現在のようにたくさんの格安SIMが誕生しました。
格安SIMのサービス概要
前項で説明したように、MVNOは大手の通信会社から回線を借りて運営しています。回線の一部を借りて、それを利用者に提供しています。良くない言い方をすると又貸しです笑
また、契約するための店舗を持たず、インターネットでの契約を主流としています。契約後は郵送でSIMカードが送られてきます。
そうすることで大手キャリアと比べると運営コストが低くなりユーザーに安くサービースを提供できるということになります。
運営コストが低い理由
運営コストがどのようにして下げられているのかをもう少し掘り下げたいと思います。
通常大手通信事業者のように通信サービスを提供するとしたら通信基地や設備など、他にもそれに関わる大量の人材を抱えなければなりません。
MVNOでは大手通信会社から回線を借りているため、通信設備を必要としません。それに伴って通信設備を管理する人もいらず、ほとんどが契約をネットで完結できるためわざわざ店舗を構える必要もないのです。
それに加えて端末の開発もしないだから経費の大半を占める家賃、人経費が大きく抑えられるため大手通信事業者と比べると運営コストを低くできるんです。
格安SIMとキャリアの料金比較
「格安SIMとは何か、その仕組みは分かった。じゃあ大手キャリアと比べてどれくらい安くなるの?」と思っている方もいると思います。気になりますよね。
ここからは大手キャリアと格安SIMの料金の比較をしていきます。
大手キャリアの料金
データ使用量によって変化するもの
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データ無制限
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docomo
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3,278円〜5,478円
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7,315円
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au
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3,465円〜6,028円
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7,238円
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SoftBank
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2,178円〜4,378円
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7,328円
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格安SIMの料金
音声通話SIM
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データ通信専用SIM
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y.u mobile
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1,070円
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800円
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OCNモバイルONE
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550円
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1,188円
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BIGLOBEモバイル
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1,320円
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990円
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さすがは格安SIMと言われるだけあって大手キャリアと比べるとかなり安いですよね。これが毎月積み重なると年間での差はすごく大きくなりますよね。
格安SIMの3つのメリット
ここまで読んでいただいたらわかるかもしれませんが格安SIMのメリットを3つご紹介します。
メリットその1:毎月の通信料が安い!
すでにお分かりかと思いますが、毎月の通信費が安くなります。やはり毎月払う通信費が安くなると嬉しいですよね。
繰り返しになりますが、格安SIMを扱っているMVNOは大手キャリアに比べると運営コストが圧倒的に安いです。それ故、安くサービスを提供できるのです。
例えば月々の通信費用が5,000円だったとします。それから格安SIMに変え毎月1,000円に費用が下がったとします。
すると毎月4,000の差があり年間で48,000円も貯められることになります。これくらいあれば少し高めのご飯を食べたり、小旅行などにも行けちゃいますね。
メリットその2:用途によって細かくプランを決められる
格安SIMは自分が使うデータ量が毎月どれくらいなのか、電話はするのかやそれに加えてSNSや動画をよく見るかなどをもとにプランを決めていきます。
例えば、データ使用量が少なく、かつ電話も基本受けるだけの人は1,000円以下に抑えることも夢じゃないです。
メリットその3:契約がネットで完結する
あなたは携帯のプランを契約するだけなのになんでこんなに時間がかかるんだっていう経験ありませんか?
最近はキャリアもプラン契約をネットでできるようになりましたが、格安SIMを扱っているMVNOは元々店舗を持たないので全てネットで完結できるため契約時に店舗に行く煩わしさから解放されます。
知っておくべき格安SIMの3つのデメリットとは
今までは格安SIMの特徴やメリットなどを説明してきました。格安SIMにを検討するなら知っておくべきデメリットがあるので3つご紹介したいと思います。
通信速度が遅くなる時もある
これは時間帯によって通信速度が回線が混雑していて遅くなることがあります。しかし、普通に使っていて気になることはないです。
キャリアのWi-Fiが使えなくなる
現代で生活する上で仕事をするにも、何かコンテンツを楽しむのもインターネットは必須となりました、そしてインターネットに接続するにはWi-Fiは必須ですよね。
今や街のいたるところにあるWi-Fiですが、中でもキャリアのWi-Fiは安定して使えてカフェやコンビニなどで使えるのでとても便利ですが格安SIMになるとこれが使えなくなります。
大手キャリアのメールが使えない
格安SIMにするとキャリアのアドレスが使えなくなります。しかし今はフリーアドレスもあるのでこれはあまり気にならない方もいると思います。
格安SIMはこんな人におすすめです
以下の4つのうち1つでも当てはまる人は、格安SIMがおすすめです。
- とにかく月額料金を安くしたい人、節約をして浮いたお金を違うことに使いたい人
- 色々なプランを比較検討して自分に合ったプランを見つけたい人
- 多少通信速度が遅くなっても気にならない方
- スマホのプランにこだわりがない方
SIMロック解除などのやり方や手続きなどここでは紹介していないため知らないと格安SIMに乗り換えることができないので、そういう時にインターネットを使って調べられる人は何も問題なく使用できると思います。
まとめ:格安SIMとは
今回は格安SIMとはについて解説していきました。格安SIMについて理解できましたか?まとめると以下の内容になります。
格安SIMとは大手キャリアの通信設備を利用して、格安で利用できるSIMカードのことです。格安SIMを利用すれば毎月の通信費用を抑えることができます。
この記事を読んで格安SIMに興味が出た方はまずは実際に格安SIMを扱っている会社に問い合わせたり、各会社のサイトを見られることをおすすめします。