不動産投資について調べているとマンションやアパートの経営はよく見ますが、「一戸建てを貸すことはできないのか」と疑問に思った方もいると思います。
結論から言うと一戸建ての経営は可能ですし、実際に一戸建て投資をしている方が少ないためライバルが少なくチャンスが多いです。
この記事では一戸建てのメリットとデメリットや狙い目の物件情報などを紹介しているのでぜひ最後までご覧になってください。
(出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2-463996/)
そもそも一戸建て投資って何?
不動産投資において王道なのはやはりマンションやアパートを経営することです。一戸建て投資はマイナーであるのは間違いありません。
しかし近年徐々に人気になっているのが一戸建て投資です。一戸建て投資とは土地ごと一戸建ての住宅を購入し、賃貸住宅を探している人に貸し出すことです。
一昔前まで一戸建ては借りるものではなく購入するものだというステレオタイプがありましたが、近年では一戸建て賃貸の需要が増し、一戸建ても借りる時代となりました。
一戸建てを貸すメリットは?
マンション経営よりも人気がない一戸建て投資ですが、マンション経営よりも優れている点はたくさんあります。一戸建て投資のメリットを以下にまとめます。
- 入居期間が長い
- 管理にコストがかからない
- リフォームやリノベーションがしやすい
- 売却がしやすい
- 初期費用が少ない
マンションの一棟買いをしてから不動産投資などを始める場合は、金融機関から融資を受けれるとはいえ、それ相応の初期費用がかかってしまいます。
その分一戸建てで不動産投資を始める場合は、安く一戸建てを購入でいる場合が多く、大きな収益を上げやすい特徴があります。
一戸建てを貸すメリット①入居期間が長い
賃貸経営をする場合入居期間が長いことは何よりもメリットになります。不動産投資で一番怖いのは空室により収益が0になることです。
その点、一戸建ての場合はファミリー層に人気があるため、定着してもらえることが多く安定的な収益が見込めます。
ファミリー層が引っ越ししない理由としては子供に転校を経験させたくないことが理由に挙げることができます。
また共有部がないため清掃などの管理の手間がかからないのでコストを抑えやすいです。管理会社に清掃業務を委託しなくて済むのでコストカットにつながります。
一戸建てを貸すメリット②リフォームがしやすい
一戸建て経営の場合、物件の建物全体とその敷地はすべて自分のものになります。つまり駐車場スペースやウッドデッキなど自由自在な改装を行うことが可能です。
区分マンションだと共有部は管理組合などを通さないと修繕できません。しかし一戸建ての場合は、事務手続きや問い合わせなどの手間を抑えることができます。
中古一戸建てを購入した場合、リフォーム次第で利回りを上げることが可能ですが、リフォーム見積もりなどについて十分学習しないうちに物件を購入してしまうと投資に失敗してしまうので注意してください。
一戸建てを貸すメリット③売却がしやすい
所有する一棟アパートやマンションなどを売却する際など、買主となりやすいのは同じ不動産投資家であることがほとんどです。
しかし一戸建てを販売する場合は、一戸建てを探している一般の人にも売りやすいので需要は多いです。また、一戸建てを貸している際に入居している方から「このまま購入したい」という申し出が出やすいです。
中古のアパートなどは買い手が付きにくいため売却もしづらく、空室も増えていき赤字になることもあります。
また一戸建ての場合土地付きなので、万が一投資に失敗しても最悪土地だけでも売却できます。特にぼろぼろの物件はほぼ土地の値段で買えることもあるので大きな収益を上げることが期待できます。
一戸建てを貸すデメリットは?
メリット尽くしの様に思える一戸建て投資ですが、もちろんデメリットも存在します。一戸建て投資のデメリットを下記にまとめます。
- 投資拡大スピードが遅い
- 修繕費がかかる
- リフォームの知識がいる
- 銀行が融資してくれない場合がある
- 収益が0か100の二択
- 近隣の方トラブルになる可能性が高い
一戸建てを購入すると入居者も1組しかいないため、短期間で投資を拡大したい方には向きません。
物件周辺が私道の場合、私道の持ち主とトラブルになる場合があります。車両で通るときなどに、自動車などで妨害されることもあります。物件を買う前に周辺道路が指導出ないかを確認しておいてください。
一戸建ての投資で最大のデメリットは○○○
構造上的に一戸建ての場合、軽量鉄骨か木造であることがほとんどです。そのため法定耐用年数の関係からどうしても区分マンション投資や一棟マンション投資に比べると融資期間が短くなってしまいます。
融資期間が短いということは、毎月の返済額が多いということなのでプラスの収支にするのが難しい場合があります。
また金融機関も一戸建ての耐用年数が少ないことがわかっているので、頭金を多めに用意しないと融資自体してもらえないことがあります。
一戸建て投資で狙うべきの物件は?
一戸建て投資で狙うべき物件は劣化している物件です。劣化しているとリフォーム費用を買主側が払いますが、リフォーム代の見積もりを嫌がる方が大勢いるため、物件を安く購入することができます。
いくら物件が安いと言っても水回りのリフォーム代は高額なので、水回りは既存の設備のまま使える物件を探しましょう。
また近隣に生活の基盤施設がある物件を探しましょう。近隣にスーパーや小児科などがあるファミリー層の需要が高まり空室リスクを下げることができます。
一戸建てを貸すポイントは収支計画!
一戸建ての賃貸投資でのポイントは収支計画を綿密に練ることです。物件の購入代とリフォーム代を毎月の家賃収入で返していかなければいけません。
また何年後に売ればどのくらいの売却益人るかをシュミレーションする必要があります。
ぼろぼろの一戸建ての場合シロアリの食害、家の傾き、外壁塗装などの交換が重なり想像以上にリフォーム費用がかかる場合があるので必ず物件購入前に見積もりを取ることをおすすめします。
まとめ
一戸建て投資について深堀をしてきました。一戸建て投資メリットとデメリットを簡単に下記にまとめます。
- 入居期間が長い
- 管理にコストがかからない
- リフォームやリノベーションがしやすい
- 売却がしやすい
- 初期費用が少ない
- 投資拡大スピードが遅い
- 修繕費がかかる
- リフォームの知識がいる
- 銀行が融資してくれない場合がある
- 収益が0か100の二択
- 近隣の方トラブルになる可能性が高い
一戸建ての賃貸はマンションの一棟買いなどと比べると投資家管は遅く収益が0になる可能性はありますが、参入ハードルが低いので初めての方でも始めやすいジャンルです。
リスクさえしっかりと抑え、収益見積もりをだして物件を吟味できれば、非常にやる価値がある投資です。今記事を読んでくださった方が一戸建て投資に興味を持ってくださると嬉しいです。