賃貸経営で不労所得を得たいと思っても、どんな資格が必要なのかという疑問や、賃貸経営を始めるのはリスクが高いんじゃないのかという不安も大きいですよね。
ということで今回は、賃貸経営をするために是非取っておいた方が良い資格や、メリットやリスクなど賃貸経営に関する疑問や不安をどんどん解消していきます。ぜひ最後までご覧になってくださいね。アイキャッチ参照:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E9%BB%92%E3%81%84%E6%A3%AE%E3%81%AE%E6%9D%91-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E-%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-1538560/
賃貸経営の特徴
まず簡単に賃貸経営の特徴についてご紹介していきます。賃貸経営を簡単な言葉で表すと、大家さんになります。つまり部屋を貸すことで得る事ができる賃料が主な収入となる訳ですね。
引っ越しをした時のことを思い出して欲しいのですが、1度引っ越してくれば余程のことが無い限りすぐには引っ越しませんよね。つまり1度入居者が入ってしまえば、暫くは安定して収入が得られる訳です。
この一定の収入が定期的に、しかも不労所得として入ってくるという安定感こそが賃貸経営の特徴でもあり魅力でもあります。
賃貸経営は安全な投資?
賃貸経営とは言い換えれば不動産投資という投資の1つになります。つまり入居者に人気が出そうなマンションやアパートを見つけ、そこにお金を入れるという投資になる訳です。
そこで思い浮かぶ疑問が、株式やFXなどと比べて不動産投資はどうなのかということですよね。結論から言うと、不動産投資は株式などと比べてリスクが小さいです。
FXや株式は会社の不祥事や不景気の影響で万券も紙クズになることも珍しくありません。しかし不動産投資はそんな価値が乱高下することは少ないです。他の投資に比べると、比較的安全な投資になる訳ですね。
賃貸経営にある3つのリスク
そんな安全と言っておきながら、やはり賃貸経営も投資なので当然ながらリスクも存在します。
- 空室のリスク
- 老朽化や災害など施設修繕のリスク
- 住民とのトラブルというリスク
このようなリスクは確かに存在しますし、どれも頭を悩ませるものばかりです。しかしどのリスクも、各種の賃貸経営に関する資格を勉強すれば、避けることも可能です。
だからこそ、賃貸経営をするのに資格は必ずしも必要ありませんが、後述する資格を取得しておいた方が様々なリスクを回避することができ、利益も大きくなる訳ですね。
賃貸経営のスペシャリストの資格『賃貸不動産経営管理士』
まずは賃貸不動産経営管理士です。この資格は、賃貸不動産経営管理士協議会という業界では権威がある組織が行っている資格試験に合格すると取得することが出来る資格です。
この資格を取得することで、賃貸経営に関するスペシャリストになることが出来ます。例えば管理業務や、空室への対策、節税に関する対策など、賃貸経営をする上で役立つこと間違い無しの知識をまとめて学べるのです。
賃貸経営に役立つ法律関係の資格『宅建士』
次は宅地建物取引士、つまり宅建士です。この資格の1番の特徴は国家資格であるという点です。この資格を取得することで不動産取引のときに重要な、法律関係の知識を身に着けることができます。
宅建士の資格を取得すれば、契約の条件やその内容を自分の目で精査することができます。すぐには必要無いかもしれませんが、2軒目、3軒目と拡大していくなら、無駄にはならない資格と言えます。
賃貸経営で儲けるための資格『不動産実務検定』
不動産実務検定とは、賃貸管理運営に関する知識や技能について学ぶことが出来ます。この資格を学ぶことで空室対策や賃貸経営に関する法律関係、ノウハウなどその名の通り実務的な内容を学ぶことが出来ます。
この資格には1級と2級、そしてマスター認定講座という3種類のレベルがありますが、上記の実務的な内容が2級の内容になるので、まずは2級の取得を目指すのがおススメです。
ちなみに1級は不動産投資、土地活用などの内容。マスター認定講座は1級と2級の内容、そしてコンサルティングなどの内容になります。なので個人で経営する場合は、まずは2級のみでも問題ありません。
マンション経営に役立つ資格『マンション管理士』
マンション管理士は、マンションやアパートなどの運営に関する様々な問題への対応について学ぶことが出来る国家資格です。マンションやアパートは集合住宅だからこそ、起こるトラブルも多いです。
そんな時に住民トラブルへの効果的な対策は勿論、住民との契約関連、規約の作成方法など維持管理に役立つ法律関係の事柄についてまとめて学ぶことが出来ます。
しかし試験は1年に1回しか行われず、試験の難易度も高く合格率は約7~9%ほどになります。なので役に立つ資格ではありますが、個人で賃貸経営をしていくのみなら、優先度はあまり高くはないとも言えます。
不動産のお医者さんの資格『住宅診断士』
ホームインスペクターとも呼ばれるこの資格は、その名の通り住宅の価値や修繕箇所などを診断するための資格です。人口減少により中古物件が増えている今だからこそ、この資格は需要が増えるでしょう。
1軒家であっても、素人が修繕箇所などへの適切な対応を考えるのは至難の業です。それが集合住宅にもなると、苦労は比ではありません。だからこそ適切に老朽化に対応するためにも、この資格は必ず役立つでしょう。
賃貸経営に役立つ資産運用の資格『ファイナンシャルプランナー』
ファイナンシャルプランナーは、FPとも呼ばれる資格です。FPは国家資格で、人生設計や目標を達成するために必要な貯蓄や、投資計画など資産運用計画に関する内容を身に着けることが出来ます。
賃貸経営には直接関係が無いかもしれませんが、賃貸経営とは数か月という短期スパンで結果を判断する投資ではなく、数年や数10年単位で結果を判断する投資です。
だからこそ長期的な資産運用計画を組み立てることができるFPの資格は、賃貸経営をしたい人にこそ役立ってくれる資格と言えるでしょう。
まとめ『どの資格が必要なのか』
ということで今回は、賃貸経営に役立つ資格についてご紹介してきました。賃貸経営をするだけなら資格は必要ありません。しかし最大限の効果や利益を得たいなら、やはりそれなりの資格は必要になってくるでしょう。
さて、全部で6個もの資格をご紹介してきた訳ですが、個人的には賃貸不動産経営管理士、または不動産実務検定あたりの資格から勉強して、賃貸経営のノウハウや知識を学ぶのがおススメです。
まずは実務的な内容から勉強を始めて、時間的にも金銭的にも余裕が出来たら法律関係や、少しニッチな分野を勉強するのが、効率的な勉強方法になるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。