この記事では、おすすめのWi-Fiルーターについてご紹介します。Wi-Fiルーターは、種類が多くどう選べば良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか?
選び方のポイントをわかりやすく解説します。これからWi-Fiルーターを導入しようと考えている人は参考にしてみてください。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/images/id-5475661/)
Wi-Fiルーターおすすめの7つの選び方
機器によって多くの違いがあるWi-Fiルーターですが、選ぶときに注意すべきポイントは以下の7つです。
- 自宅やマンションなどの使用環境で選ぶ
- 通信速度で選ぶ
- 持続可能な台数で選ぶ
- 最新規格のWi-Fi6対応モデル選ぶを選ぶ
- アンテナの性能で選ぶ
- Wi-Fiルーターの価格や安さで選ぶ
- 初期の設定や接続のしやすさで選ぶ
自宅やマンションなどの使用環境で選ぶ
一戸建ての家で家族で利用するのと、一人暮らしのマンションで利用するのでは求められる機能や性能が違います。
一戸建てでは壁や天井を挟んで広い範囲に電波を届かせる必要がありますし、接続する人数も多いのであれば、同時接続台数のチェックも重要です。
対してワンルームで個人利用するのであれば、それほど広い範囲は必要ありません。その分いかに高速通信できるかも重要になります。
通信速度で選ぶ
通信速度はWi-Fiルーターの通信規格によって決まります。通信規格は主に3つに分かれています。
以下の表では、上から順に新しい規格となっており、最大通信速度も早いです。
規格名 | 周波数 | 最大通信速度 |
11ax(Wi-Fi 6) | 2.4GHz
5GHz |
9.6Gbps |
11ac(Wi-Fi 5) | 5GHz | 6.9Gbps |
11n(Wi-Fi 4) | 2.4GHz
5GHz |
600Mbps |
持続可能な台数で選ぶ
Wi-Fiルーターによって接続可能な台数に上限があります。ご家族で利用するのであれば人数分となるので、この最大接続数をチェックしておくことはとても重要になってきます。
また、実際に接続している数が最大接続数よりも少なう方がWi-Fiルーターとしてもよりパフォーマンスを発揮しやすくなっています。
最新規格のWi-Fi6対応モデルを選ぶ
さまざまなWi-Fiルーターがありますが、やはり最新規格のほうが性能は高くなっています。現在の最新規格は「Wi-Fi 6」で、以下のような特徴があります。
- 最大通信速度が9.6Gbpsと最速
- 同時接続しても速度が低下しにくい
- TWT(Target Wake Time)という機能により、Wi-Fi接続時の省電力を実現
- 2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯に対応
- 下位互換があるため、以前の規格にも対応
アンテナの性能で選ぶ
通信速度はWi-Fiルーターの規格によってきますと説明しましたが、アンテナの数も通信速度を決定する大きな要素となります。
Wi-Fiルーターには、アンテナ内蔵タイプとアンテナ外付けタイプがあります。電波はアンテナから同心円状に広がっていくので、アンテナの向きを調整することで電波を広い範囲に届けることができます。
価格や安さで選ぶ
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、価格も重要な要素となってきます。
自分の使用環境にどのくらいの通信速度や同時接続数が必要なのかをしっかりとチェックしておくことで無駄な出費を抑えられるでしょう。
初期の設定や接続のしやすさで選ぶ
Wi-Fiルーターを購入した後には初期設定が必要となります。
一般的には出力する電波の名前となる「SSID」を端末側で選び、パスワードとなる「暗号化キー」を入力して接続、という流れになります。
Wi-Fiルーターはどこに設置すればよい?
電波は基本的にまっすぐ飛ぶものなので、途中に遮蔽物があるとその分弱まってしまいます。そのため、棚の中や周囲が囲まれたところでは電波が届きにくくなってしまいます。
特に水や金属、コンクリートの影響を受けやすいので、Wi-Fiルーターと端末の間にこれらを挟むことがないよう注意しましょう。
なるべく部屋の中央付近に、高さ1~2mで設置すると良いでしょう。部屋の中央付近に設置することで部屋全体に電波が届きやすくなり、高さを設けることで遮蔽物の影響を受けづらくなります。
Wi-Fiルーターにあると便利な機能
Wi-Fiルーターには通信をより快適に行えるように、便利な機能がいくつか搭載されています。ここでは以下の3つの機能について紹介します。
- ビームフォーミング機能
- メッシュWi-Fi
- MU-MIMO
ビームフォーミング機能
「ビームフォーミング機能」ではWi-Fiの電波に指向性を持たせることで、特定の方向や端末へ向けて電波を飛ばすことが可能です。
これにより、Wi-Fiルーターから離れた場所でも電波が届きやすく、通信速度を維持しやすいというメリットがあります。
メッシュWi-Fi
この機能ではWi-Fiルーターの親機をいくつかの中継器で網の目のように繋げることで広い範囲に電波を届けられます。
これにより、壁や天井によって阻まれるような状況や、遠くの部屋へ電波を届けたいといった場合により安定した通信が可能です。
MU-MIMO
「MIMO」は、Multiple Input Multiple Outputの略称で複数のアンテナを束ねて通信速度を向上させる技術のことをいいます。
このとき束ねられた電波は同一周波数帯で同一の通信に利用され、このため接続する端末の数が増えると負荷が大きくなり、通信速度が低下してしまうというデメリットがあります。
MU-MIMOとは、「Multi User MIMO」の略称で、MIMOの中でも複数の端末にデータを送信できる技術のことをいいます。
MIMOでは複数の端末に順番にデータを送信しますが、MU-MIMOでは同時にデータを送信できます。これにより通信速度の低下を抑え、より安定した通信が行えるようになります。
とにかく安いルーターは?
とにかく安さを求めるのであれば、2,000円以下で購入できるWi-Fiルーターも存在します。しかし、あまり安いものだと規格が古く、通信速度が遅いこともあります。
同時接続台数も少なかったりと、使用する上でストレスになる可能性が高いでしょう。
快適なインターネット環境を構築するのであれば、値段だけ見るのではなくしっかりとWi-Fiルーターの仕様をチェックして購入することをおすすめします。
一人暮らしにおすすめ!家用Wi-Fiルーター
一人暮らしの人におすすめの家用Wi-Fiルーターは以下の2つです。
- BUFFALO 「AirStation WSR-1166DHPL2」
- BUFFALO 「AirStation WSR-3200AX4S」
AirStation WSR-1166DHPL2
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コンパクトで値段も安く、一人暮らしにおすすめです。高速規格「11ac」によって、大容量を短時間で転送可能です。
ルーター名 | BUFFALO 「AirStation WSR-1166DHPL2」 |
無線方式 | Wi-Fi 5(11ac) |
最大転送速度 | 5GHZ:866Mbps
2.4GHz:300Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1Gbps×3
WANポート:最大1Gbps×1 |
対応間取り | 戸建て:2階建て
マンション:3LDK
|
本体サイズ | 55×159×130㎜(アンテナおよび突起物を除く) |
消費電力 | 9.1W |
アンテナの種類 | 5GHz/2.4GHz 2本(内蔵) |
価格 | ¥3,480(税込) |
AirStation WSR-3200AX4S
新規格Wi-Fi 6に対応していて、動作再生に強い5GHz帯がさらに高速化し、高画質な動画配信サービスなど大きなデータを扱うコンテンツも快適に楽しめます。
ルーター名 | BUFFALO 「AirStation WSR-3200AX4S」 |
無線方式 | Wi-Fi 6(11ax) |
最大転送速度 | 5GHZ:2401Mbps
2.4GHz:800Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1Gbps×4
WANポート:最大1Gbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK
|
本体サイズ | 37.5×160×160㎜(アンテナおよび突起物を除く) |
消費電力 | 15W |
アンテナの種類 | 内蔵アンテナ
5GHz/2.4GHz 4本 |
価格 | ¥10,179(税込) |
一軒家におすすめ!Wi-Fiルーター
複数人で利用することの多い一軒家におすすめのWi-Fiルーターは以下の3つです。
- NEC 「Aterm WG2600HP4 PA-WG2600HP4」
- TP-Link 「AX1800 AREHER-AX20」
- ELECOM 「WRC-2533GST2」
Aterm WG2600HP4 PA-WG2600HP4
(2024/10/10 11:58:33時点 楽天市場調べ-詳細)
メッシュ中継機能と安定通信機能を搭載しています。最大9台のメッシュ中継器、および最大18台の端末を接続できます。
ルーター名 | NEC 「Aterm WG2600HP4 PA-WG2600HP4」 |
無線方式 | Wi-Fi 5(11ac) |
最大転送速度 | 5GHZ:1733Mbps
2.4GHz:800Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1000Mbps×4
WANポート:最大1000Mbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK |
本体サイズ | 38×129.5×170㎜(アンテナおよび突起物を除く) |
消費電力 | 13.5W |
アンテナの種類 | 5GHz:送信4×受信4
2.4GHz:送信4×受信4 |
価格 | ¥10,239(税込) |
AX1800 AREHER-AX20
新しい規格であるWi-Fi 6に対応しているので、低遅延化・接続可能台数の増加・複数端末との同時通信などの機能が発達しています。
ルーター名 | TP-Link 「AX1800 AREHER-AX20」 |
無線方式 | Wi-Fi 6(11ax) |
最大転送速度 | 5GHZ:1201Mbps
2.4GHz:574Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1000Mbps×4
WANポート:最大1000Mbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK |
本体サイズ | 260.2×135.0×38.6㎜ |
消費電力 | 18W |
アンテナの種類 | 外部アンテナ4本 |
価格 | ¥7,200(税込) |
WRC-2533GST2
複数接続でも高速・安定通信が可能です。アンテナが電波を飛ばしやすい配置や向きを計算することで効率的な通信を可能にしています。
ルーター名 | ELECOM 「WRC-2533GST2」 |
無線方式 | Wi-Fi 5(11ac) |
最大転送速度 | 5GHZ:1733Mbps
2.4GHz:800Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1000Mbps×4
WANポート:最大1000Mbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK |
本体サイズ | 141.0×36.5×160.0㎜㎜ |
消費電力 | 13.2W |
アンテナの種類 | 内蔵アンテナ8本 |
価格 | ¥5,966(税込) |
マンションにおすすめ!Wi-Fiルーター
マンションは、多くの世帯が暮らしているため、戸建てよりも電波干渉を受けやすくなります。
また、鉄筋やコンクリートで囲まれているので、電波も届きにくくなります。そのため、マンションでは、ハイスペックなWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。
- Wi-Fiの通信規格は「11ax」である
- ビームフォーミング機能が付いている
- セキュリティ面の最も強い「AES」対応である
ゲーマー向け!おすすめゲーミングルーター
オンラインゲームをよくする人へおすすめなWi-Fiルーターは以下の2つです。
- TP-Link 「AX1500 ARCHERAX10」
- ASUS 「TUF-AX3000」
AX1500 ARCHERAX10
最大1.5GBPSの高速通信可能で快適なネットワークが可能です。
ルーター名 | TP-Link 「AX1500 ARCHERAX10」 |
無線方式 | Wi-Fi 6(11ax) |
最大転送速度 | 5GHZ:1201Mbps
2.4GHz:300Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1000Mbps×4
WANポート:最大1000Mbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK |
本体サイズ | 260.2×135.0×38.6㎜ |
消費電力 | 12W |
アンテナの種類 | 外部アンテナ 4本 |
価格 | ¥6,120(税込) |
TUF-AX3000
安定性と耐久性を兼ね備え、ゲーミング用としてはおすすめです。
ルーター名 | ASUS 「TUF-AX3000」 |
無線方式 | Wi-Fi 6(11ax) |
最大転送速度 | 5GHZ:2402Mbps
2.4GHz:574Mbps |
優先LANポート | LANポート:最大1000Mbps×4
WANポート:最大1000Mbps×1 |
対応間取り | 戸建て:3階建て
マンション:4LDK |
本体サイズ | 265×177×55㎜ |
消費電力 | 33.3W |
アンテナの種類 | 外部アンテナ 4本 |
価格 | ¥15,529(税込) |
【まとめ】おすすめのWi-Fiルーター
この記事では、おすすめのWi-Fiルーターについてご紹介しました。利用用途に応じたWi-Fiルーターは見つかりましたか?
Wi-Fiルーターは、種類が多くどう選べば良いのか迷ってしまいますが、住んでいる家の間取りや使用頻度などの用途別で選んでいくとよいでしょう。
この記事を参考に自分に合ったWi-Fiルーターを選んで、快適なインターネット環境を見つけてください。