格安SIMが登場したことにより、20ギガの通信料をを格安スマホで利用したいという方が最近増えています。
しかし「大容量通信を安く使いたいけど乗り換えの仕方がわからない」「プランが多すぎて選べない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そういった方のために、本記事では月に3,000円以下で使用することができる格安大容量通信プランを提供している格安SIMと格安大容量プランへの乗り換え方法を解説します。
ぜひ最後まで読んでいただき、自分に合った最適のプランを見つけましょう。
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月に20ギガはどれくらいの通信量?
月に20ギガのデータ通信量があると何ができるのでしょうか。まずはデータ通信量20ギガでできることを下記にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
検証項目 | 1GBできることの目安 | 20GBできることの目安 |
ニュースサイトなどの閲覧 | 約6,600ページ | 約132,000ページ |
メール送受信 | 約2,000通 | 約40,000通 |
LINEの通話時間 | ・音声通話:約40時間
・ビデオ通話:約3時間 ※通信状況により多少の変動あり |
・音声通話:約800時間
・ビデオ通話:約60時間 ※通信状況により多少の変動あり |
インターネット動画の視聴 | 約4時間の再生 | 約80時間の再生 |
Youtubeの高画質(720ps)動画の視聴 | 約1.5時間の再生 | 約30時間の再生 |
音楽のダウンロード ※約4分間の楽曲 |
約250曲 | 約5,000曲 |
20ギガの大容量通信であれば動画視聴は約80時間、音楽のダウンロードは約5,000曲以上とかなりのことができます。
スマホをWi-Fi環境のないところで、多く使用する方にとっては、非常に最適な通信量と言えますね。
格安スマホ(SIM)20ギガプランの選び方!!
格安で20ギガ以上のプラン大容量プランを提供している業者は非常に数が多いので、迷う人も多いと思いますが、選ぶ際のポイントとしては、通信速度と料金です。
料金については、各プラン内容を以降の章で紹介していくので、本章では通信速度について紹介します。
後の章でもご紹介しますが、格安SIM業者の中で通信速度の観点でおすすめするのは以下の3つの格安SIM業者です。
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- y.u.mobile
また、大手キャリア(SoftBank、docomo、au)が提供している格安プランは通信速度が大手キャリアのプランと遜色ないためおすすめです。
20ギガの格安スマホ(SIM)プラン3選を比較
それでは、具体的な格安大容量通信プランを3つご紹介しますので、契約する業者を選定する際の参考にしてみてください
月額料金(20GBプラン) | |
llJmio | ・音声通話SIM:月額基本料金 2,068円 ・データSIM:月額基本料金 1,958円 ・SMS機能付きSIM:月額基本料金 2,035円 |
mineo | ・音声通話SIM:2,178円 ・データSIM:1,925円 |
y.u mobile | ・音声通話SIM:4,170円 ・データSIM:3,950円 |
y.u.mobileのみ少々高いですが、これは20ギガの通信料を2人までシェアすることができるようになっています。
そのため、2人でシェアすると1人2,189円(税込)になるので「夫婦でわけて利用したい」「親子でまとめてスマホ代を安くしたい」という人におすすめです。
大手3代キャリアの格安スマホ(SIM)20ギガプラン
大手キャリアにも20ギガで格安のプランがあります。格安SIMにすると大手キャリアでの家族カウントがされなくなりますが大手キャリアの格安プランであれば、カウントしてくれることもあるのでおすすめです。
月額料金(20GB) | 特徴 | |
LINEMO (SoftBank) |
2,728円 | LINEの通話やトークにてデータ通信量を消費しない |
ahamo (docomo) |
2,970円 | 海外82ヶ国の国でデータ通信ができたり、5分以内の国内通話が無料 |
povo (au) |
2,728円 <オプションプラン> データ使い放題24時間:220円/日 5分以内の通話かけ放題:550円/月 |
「5分以内の通話かけ放題」「通話かけ放題」「データ使い放題24時間」「データ追加1GB」の4つから、好きなものをトッピング可能 |
それぞれのプランの特徴は表のとおりです。仮に現在大手キャリアの通信回線を使用されているのであれば、現在使用している大手キャリアの格安プランに乗り換えることをおすすめします。
現在使用している大手キャリアの格安プランに乗り換えるとSIMカードがそのまま使用できたり、家族カウントがそのままカウントされる等のメリットがあります。
動画視聴をお得にできる格安スマホ(SIM)
WiFi環境のない場所で頻繁に動画視聴をする方向けのプランを提供している格安SIMをご紹介します。動画視聴に適している格安SIMはBIGLOBEモバイルと楽天モバイルです。
月額料金 | |
BIGLOBEモバイル | 20GB:4,950円 エンタメフリーオプション:308円 ※データSIMでSMSなしの料金 |
楽天モバイル | 20GB〜:3,278円 ※20GB以上の通信量から上記料金で定額 |
BIGLOBEモバイルでは上記の料金にエンタメフリーオプションを使用すると、データ通信量の消費なしで、YouTubeとAbemaTVを視聴することができます。
また、楽天モバイルではカウントフリープランはありませんが、20ギガ以上の使用量から一律で3,278円となりますので、料金が変わりません。そのため、外で動画視聴をされる方に非常におすすめです。
20ギガの通信プランで家族割ありのプラン2選
続いて、大容量通信プランかつ家族割を適用することができる通信プランをご紹介します。
月額料金 | 家族割内容 | |
Y!mobile(ワイモバイル) | 25GB:4,158円 / 月 |
家族割適用指定プランの契約で2台目以降の月額料金が最大1,188円割引 |
mineo | データSIM(20GB) :1,870円 音声通話SIM(20GB) :2,123円 |
各回線の基本料金から最大5回線まで55円割引 離れて暮らす家族や性が異なる家族も割引可能 |
特にY!mobile(ワイモバイル)での割引が非常に大きいので、家族での契約を検討されている場合には、Y!mobile(ワイモバイル)の家族割適用プランでの契約をおすすめします。
無制限プランよりも20ギガプランが最適!!
20ギガ以上月々の通信量を提供している大容量プランと月々の通信量に制限を設けない無制限プランを提供している格安SIM業者があります。
一見、無制限プランの方がいいように思いますが、多くの格安SIMでは通常プランよりも通信速度が遅くなります。
さらに、無制限プランといいながらも速度制限がある場合もありますので、快適な通信速度を求めるのであれば、自分の使い方に合った大容量プランを検討する方がいいでしょう。
大容量プラン | 無制限プラン | |
メリット | ・通信速度が安定している。
・契約通信量の範囲内であれば快適に高速通信を楽しむことができる。 |
・価格が安い。
・通信料を気にすることなく、使用することができる。 |
デメリット | ・価格が無制限プランに比べると高い
・契約通信量を超えると速度制限になる。 |
・通信速が大容量プランい比べ遅い。
・無制限で使用できる通信量に制限がある場合が多い。 |
格安スマホ(SIM)への乗り換え方法
それでは、具体的に格安SIMへの乗り換え方法についてお伝えしていきますので、この手順を参考に乗り換えに向けた準備をしていきましょう。
乗り換えのために必要なもの
乗り換えには、SIMカードが届いてからの作業も含めて、以下のリストに記載しているものが必要になりますので事前に用意するようにしてください。
- 使用するスマホ(SIMロックが解除されているもの)
- MNP予約番号(電話番号を引き継ぎする方のみ)
- 乗り換え先のSIMカード
- SIMピン
- インターネット環境
SIMロックとは、契約している携帯キャリア以外でそのスマホが使用できないようにするロックのことです。
大手キャリアの店頭にてスマホを購入した場合には、SIMロックがかかっているケースがほとんどですので、キャリアのホームページからロックの解除をするようにしてください。
また、MNP予約番号は現在使用しているキャリアに対して確認することで、すぐに教えてもらうことができるので、契約している店舗やホームページから問い合わせて確認するようにしましょう。
乗り換え手順
乗り換えの準備ができたら、以下の手順で乗り換えを完了してください。
- 乗り換え先のSIMの申しこみをする
- SIMカードを受け取る
- 古いSIMカードを乗り換え先のSIMカーと入れ替える
- APN設定を行う
- 電波がつながっていることを確認する
基本的な手順は契約したSIMカードと古いSIMカードを入れ替えることで、格安通信を行うことが可能となりますが、APN(アクセスポイント)設定は必ず行うようにしましょう。
Wi-Fiに接続し、『契約した格安SIM業者の名前+APN構成プロファイル』で検索してAPN構成プロファイルをインストールしましょう。
APN設定に関する情報はYouTubeにも上がっているので、そちらを見ながら行っていただくのがいいと思います。
格安スマホ(SIM)の注意事項
格安SIMには、大手キャリアとは異なる点が複数ありますので、以下3点には注意するようにしてください。
キャリアメールが使用できない
格安SIMに切り替えると、大手キャリアのメールアドレスである「@softbank〜」や「@docomo〜」のメールアドレスを使用できなくなります。
そのため、GメールやiPhoneであれば、iCloudのメールアドレスにて代用する必要がありますので、事前に使用するメールアドレスを用意しておきましょう。
実店舗でのサポートが少ない
格安SIMでは通信料金を抑えるために、実店舗を持たずにオンラインでサポートを完結させているところが多いため、わからないことがあってもオンラインのチャットや電話でのサポートにまでになってしまいます。
そのため、もしオンライン以外でのサポートをご希望の場合には、実店舗サービスのある格安SIM業者(楽天モバイルやY!mobile)にて契約するようにしましょう。
自分に合った格安スマホ(SIM)プランを!!
格安SIMでも大容量の通信プランを提供している業者は多くあります。
その中でもデータの繰越ができたり、家族割が適用できるなど、SIM業者ごとに提供している内容に多少の違いがありますので、自分の今の使用状況と照らし合わせながら検討してください。
また、無制限プランにすると料金を格安に抑えることができますが、通信速度が落ちてしまうことが多いので、現在の使用用途と月々使用しているデータ通信量を比較し、最適大容量プランを選ぶことをおすすめします。