社会人になれば誰しも「仕事がうまくいかない」と思ったことはあるはずです。しかし、自分だけうまくいかないと思い悩む必要はありません。
うまくいかないと思うのは人生の中での一時的なものです。この記事では、仕事がうまくいかない原因や対策について取り上げていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4020494?title=%E8%80%83%E3%81%88%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E8%8B%A5%E3%81%84%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=1683036127
仕事がうまくいかない原因
仕事がうまくいかないと思う原因について以下に4点挙げたので、詳しく見ていきましょう。
- 経験不足
- 細かいミスを繰り返してしまう
- 人間関係がうまくいかない
- 仕事を後回しにしがち
経験不足
どんな仕事であれ、初めて経験する仕事はなかなかうまくいかなくて当然です。
仕事は学校の勉強のように事前準備できるものばかりではなく、お客さんからのクレーム対応など突発的なものがたくさんあります。
想定外のことが起きたり、スケジュール通りに仕事が進まない中でいかにうまく対応できるかで仕事の成否がわかれることがあります。
新卒で入社したばかりのときや違う部署に異動したばかりの頃はうまくいかないものです。
細かいミスを繰り返してしまう
学生の頃の入学試験や学校の定期試験とは違い、社会人になった途端にミスが許されない環境になります。
それによってプレッシャーがかかったり焦りが大きく出てしまい、細かいミスを繰り返してしまうということにつながってしまうのです。
ゆっくり落ち着いて仕事ができていないことから生じることなので、この点を改善してみましょう。
人間関係がうまくいかない
会社などの仕事を共にする組織は、相性の合う合わないに関係なく円滑に仕事を進めなければ成り立ちません。
しかし、お互い生きてきた環境も経歴も違う人同士なので、相性が合わないことがあってもおかしくはありません。
その中でも必要なコミュニケーションをとったりしてうまくやり取りする力が求められます。
仕事を後回しにしがち
目の前の仕事に追われてしまい、緊急度や重要度の高い仕事を後回しにしてしまうことも仕事がうまくいかなくなる原因です。
大きなストレスを抱えることで焦りを感じてしまい、正常な判断ができなくなったり普段しないようなミスを起こしてしまうことが考えられます。
仕事の見通しを考え、周囲のことも含めた全体像をしっかり把握することが必要になってきます。
仕事がうまくいかない人の特徴
次に仕事がうまくいかない人の特徴を4点挙げたので見ていきましょう。
- 上司とのコミュニケーションが苦手
- 優先順位付けが苦手
- 整理整頓をしていない
- 同僚と比べてしまう
上司とのコミュニケーションが苦手
上司のもとで仕事をする上では、「上司を満足させる」という行動をとらなければ仕事ははかどりません。
これに対し、上司の言うことを聞かなかったり、自分のやり方が上司の求めるものではなかったりすると適正な評価を得ることはできません。
組織で働くサラリーマンという立場なのであれば、大きく評価されるためにも仕事を円滑に進めるためにも「大いに媚びる」ということが大切になります。
優先順位付けが苦手
それぞれの仕事の重要性を把握できていないと効率よく仕事を進められなくなります。
とりあえず目の前のものから着手するというやり方だと、残業が増えてしまったりギリギリになってたくさん手を借りなければならなくなることも考えられます。
優先度や重要度がわからなければ仕事がうまくいかなくなるのも当然のことです。
整理整頓をしていない
机の上やデスクトップが整理整頓されていないと頭の中も整理できていないことが多いです。
資料を探すのに時間がかかり無駄な時間を使ったり重要な書類が埋もれていることもあり、大きなミスにつながる可能性があります。
普段から整理整頓をすることで物を探す時間の短縮につながり仕事も効率よくこなせるようになります。
同僚と比べてしまう
同じ組織内で仕事をしていると同僚をライバル視しすぎてしまい、なんでも比較してしまいがちです。
会社はそれぞれの能力や適性を見極めて採用しているわけですから、同僚とは違うあなたの役割があります。
ある程度の競争意識は仕事のモチベーションにつながりますが、必要以上に比較することは精神に悪影響を与えることがあります。
仕事がうまくいかないときの対処法
ここまでで仕事がうまくいかない原因と特徴がおわかりいただけたと思います。
次に仕事がうまくいかないときの対処法について5点挙げたので見ていきましょう。
- うまくいかない原因を書き出してみる
- 運動をする
- 思い切って休む
- 完璧を目指さない
- 他人と比較しない
うまくいかない原因を書き出してみる
ただ焦るだけでは解決策は見つからないので、まずは仕事がうまくいかない原因をしっかりと認識しましょう。
うまくいかない原因を分析しながら紙に書き出すと可視化され思考を整理できます。
途方もなく深い悩みだと思っていたことも意外にたいしたことないと思えるかもしれません。
運動をする
運動をして体力を上げることによって効果を大きく感じやすい対処法と言えます。
休日に家の周りを散歩したり、通勤時にエレベーターではなく階段を使うだけでも十分効果は得られます。とにかく何らかの形で体を動かす習慣を身につけましょう。
思い切って休む
うまくいかないと思うときは、思い切って一日ゆっくり過ごしてみることもおすすめです。リフレッシュができ、仕事にもいい影響を与えるかもしれません。
仕事中も肩を回して体をほぐしたり、水分を多めにとって休憩をこまめにとるなど工夫をしてみましょう。
完璧を目指さない
必要のないプレッシャーをかけてもいい結果は得られないので、全てを完璧にしようという考えは捨てましょう。
今を頑張り、ダメならその時に直せばいいくらいに思うと、自らかけた重圧からも解放され精神的に余裕ができます。
他人と比較しない
会社から期待されていることは人それぞれ違うので、いい成績を出している同僚がいても気にしないことが大切です。
自分の得意分野を積極的に伸ばすようにすると、仕事の成果も出やすくなり職場での人間関係も良好になるでしょう。
それでも仕事がうまくいかないとき
それでも仕事がうまくいかないと思ったときは次の3点も考えてみるとよいかもしれません。
- 長期休暇を取る
- 部署移動を申し出る
- 退職・転職する
長期休暇を取る
仕事がうまくいかないのは、納期などの一時的な大きなプレッシャーやストレスが原因かもしれません。
そんなときは、仕事が一段落したら思い切って長期休暇を取るのはいかがでしょうか。
旅行に行ったり趣味に没頭してみるとリフレッシュになり、後の仕事にいい影響を与えるでしょう。
部署移動を申し出る
どうしても仕事がうまくいかないときは、今の仕事が向いていなかったり希望の仕事ができていない可能性があります。
可能であれば部署移動を申し出て、今とは違う仕事にチャレンジしてみましょう。仕事内容や環境が変わることで実力が発揮できることも考えられます。
退職・転職する
退職してストレスから解放される、転職して環境や仕事を変えることを検討するのもよいでしょう。
しかし、周囲と協調することが苦手だったり会社や時間に拘束されたくないという思いがある場合は、転職しても同じような状況になってしまうことがあります。
そんなときは思い切って独立してフリーランスや起業をして働くことも考えてみてはいかがでしょうか。
仕事を辞めるメリット
今の仕事がうまくいかないと仕事を辞めたい、転職したいと思うことがあるかもしれません。次に、仕事を辞めるメリットについて3点挙げました。
- 仕事のストレスから解放
- 余裕が生まれる
- 煩わしい人間関係がなくなる
仕事のストレスから解放
普段の仕事に苦痛を感じているのであれば、会社を辞めることでそのストレスから解放されます。
さまざまなプレッシャーや責任に心が押しつぶされて壊れそうなら、仕事を辞めることもストレスから抜け出す方法の一つです。
余裕が生まれる
仕事を辞めることで時間に余裕が生まれ、心も体も休まります。空いた時間で長期の旅行や趣味を楽しむこともできます。
肉体的にも精神的にもつらい環境で無理して働き続けると、ストレスをためすぎて病気の原因になってしまうこともあります。
体を壊してからでは元も子もありませんので、時間に余裕を作ることで心と体にも余裕を与えましょう。
仕事を辞めるデメリット
仕事を辞めるデメリットを3点挙げたのでこちらも見ていきましょう。
- 収入がなくなる
- 生活リズムが崩れる
- 社会的信用を失う
収入がなくなる
仕事を辞めても生活していけるだけの貯金があればいいですが、毎月の収入も途絶えるので一番のデメリットと言えます。
失業手当を収入源として生活することも考えられますが、実際に受け取れるのは前職の5~8割程度です。
自己都合退職後から3か月の待機期間を経て、数か月間が失業手当を受け取れる期間とされています。
生活リズムがくずれる
仕事を辞めると自由な時間は増えますが、その分自己管理しなければならないことが増えます。
時間に縛られていない分、ダラダラした生活に慣れてしまい自堕落になりがちです。
しっかり食事をとったり決まった時間に散歩をするなど毎日のやることを決めて、メリハリのある生活を心がけましょう。
社会的信用を失う
仕事を辞めて無職になると、審査に通りづらくなり賃貸を借りることやクレジットカードを作ることが難しくなるでしょう。
実際に仕事を辞める前の社会的信用があるうちに各種手続きを済ませておくことをおすすめします。
仕事がうまくいかないときにやってはいけないこと
仕事ばかりではなく、なによりも自分の健康のほうが大切なので自暴自棄になってはいけません。仕事がうまくいかないときにやってはいけないことを2点挙げたので見ていきましょう。
- 暴飲暴食
- 家に帰っても仕事のことを考える
暴飲暴食
暴飲暴食は一時的にストレスから解放されますが、お金が減り健康を害してしまうことにつながるのでおすすめできません。
この食生活によって食べ過ぎる癖がついてしまうと、肥満体質になってしまい糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性があります。
世の中には、健康であればできる仕事はたくさんありますので、自分の体を一番に守りましょう。
家に帰っても仕事のことを考える
仕事がうまくいかないときは家に帰っても仕事のことを考えてしまいがちですが、根本的な解決にはつながりません。
些細なことでイライラしてしまい、プライベートの人間関係や家庭内に悪影響を与えてしまう可能性があります。
今の自分だけでは解決できないことが多いので、家で仕事のことは考えず趣味などに没頭することをおすすめします。
もし転職したいと思ったら?
まずは、「なぜ転職したいのか」をしっかり考えてから転職活動に移りましょう。この部分を怠ると、転職後に後悔したりすぐに会社が嫌になったりして転職癖がつきかねません。
仕事がうまくいかない、仕事を辞めたいなどと思っているときはあまり気持ちに余裕がないかもしれません。
しかし、焦る気持ちから行き当たりばったりな行動に出てしまっては逆に遠回りになってしまい、より良い方向に向かうことが難しくなります。
転職はこれからの人生を大きく左右するかもしれないことなので、先に紹介した仕事を辞めるメリット・デメリットも踏まえてしっかり考えましょう。
退職したくてもなかなか言い出せない…そんなときは?
転職すると心に決めたものの、会社で退職の意思をなかなか言い出せないということもあります。退職するためにはどのような方法が必要か以下に3点挙げたので見てみましょう。
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- まずはメールで話のきっかけを作る
- 退職代行
直属の上司に退職の意思を伝える
退職を決めたのなら、まずは直属の上司に退職の意思を伝えましょう。雇用期間に定めのない場合は2週間前までに退職を伝えればいつでも退職できると民法で定められています。
しかし、退職する際であっても退職日を迎えるまで職場での人間関係で嫌な思いをしないために、就業規則を守り円満退職できるように心がけましょう。
円満退職することで退職後もよい人脈が築け、後の仕事に好影響を与えるかもしれません。
まずはメールで話のきっかけを作る
退職の意思を伝えたいが上司が常に仕事で忙しそうでなかなか話しかけづらいという場合もあるかもしれません。
そんなときはまずメールで、話したいことがあるということ、近いうちにどこかで時間を作ってほしいということを伝えましょう。
退職代行
人間関係や仕事でうまくいかず会社に居づらく、上司と話したくない、そもそも会社に行きたくもないという場合も退職する方法はあります。
何らかの理由で退職できない、退職の意思を伝えられないときに労働者に代わって退職の意思表示を行う「退職代行」というサービスです。
しかし場合によっては、退職代行サービスに依頼しても退職できないケースや、退職後に勤めていた会社から損害賠償請求をされる可能性もありますので、利用前にしっかり検討しましょう。
仕事がうまくいかないと思うピンチをチャンスに!
仕事や人間関係でなかなかうまくいかないと、焦りや大きなストレスから自信がなくなったり気分が落ち込んでしまうということにもつながるかもしれません。
しかし、うまくいかないと思っている今が自分を成長させるチャンスです。どのような選択肢を選ぶにしても、これからの行動次第で未来はどうにでも変えられます!
今の自分が考えていることやこれからどうしていきたいのかなど、まずはしっかり自分と向き合って考えることが大切です。