犬を飼い始めるにあたって犬のしつけは大変重要になってきます。とは言ってもいつからどんなしつけをすればいいのか分からない方もいると思います。
ここでは犬のしつけ方やしつけの開始時期を説明しますので最後まで読めば犬のしつけを即座にすることができます。
可愛い犬の成長を見守りながら正しいしつけをして大切な時間を歩んでけるよう最後までお読みください。
(出典:https://unsplash.com/photos/FTzRYeD5lAs)
なぜ犬のしつけは必要なのか
まず犬はなぜしつけが必要なのでしょうか。トイレをちゃんとさせたりむやみに吠えないようにするといった当たり前の習慣を覚えさせるといったことも当然あります。
ただ、犬にしつけを覚えさせないと飼い主との信頼関係は芽生えないですし野良犬と変わらなくなります。せっかくあなたのもとへ来た犬なのですから末永く一緒にいられるようにしたいですよね。
しつけをすることによって飼い主を家族と認め適切な生活を送れるようになるのです。
犬のしつけはいつからがベスト
犬のしつけはいつから始めるのがいいかというと幼少期です。これは人間と同じで小さい頃からの生活の中で犬も成長していくためです。
子犬を迎えたばかりのご家庭はぜひともしつけを今から行ってください。小さい頃からの周囲の環境はとても大事です。これは人間の子どもと共通です。
大人になってからしつけをするのは今までの固定概念を崩したりする影響で犬にもストレスがかかります。負担を考えるにしても幼少期からしつけをしてきましょう。
いつからいつまでしつけをするのか
幼少期からしつけをするのは分かったけどいつまでしつけをすればいいのか疑問に思う方もいると思います。
そんな時は犬に何を覚えさせたいのかはっきり決めましょう。決めたものを覚えたらそこでしつけを終わらせてもいいです。
新しく覚えさせたいもの・直したいことがあれば都度しつけをしていきましょう。
幼少期がしつけのベストタイミングですが、実際のところ何歳からでもしつけはできます。あとは飼い主がどうしたいかになってきます。
どんなことをいつからしつけすればいいのか
しつけをした方がいいのは分かったけどどんなしつけをすればいいのか分からない方もいると思います。
ここでは主にしつけをした方がいいものの代表を幾つか紹介します。
- トイレ
- 餌やり
- 噛み癖の改善
- 吠え癖の改善
トイレ
最も大事な部分です。皆さんもしつけと言ったらトイレを思い浮かべるのではないでしょうか。
室内で犬を飼うなら特に重要です。ここをしつけないと家の中あちこちにトイレをしてしまいます。最優先でしつけをして覚えさせましょう
餌やり
毎日ご飯をあげますが、ただ餌をあげればいいわけではありません。
餌やりのしつけをしないと私たち家族のご飯も勝手に食べたりと手が付けられなくなります。
犬が飼い主を自分より下に見る原因にもなるため餌やりの時は一定のしつけを行うようにしましょう。
噛み癖の改善
犬は基本何でも噛みたがるものです。よくテレビなどで骨を加えたりしてますよね。
歯を掃除しているのもあるのですがとにかくよく噛む生き物です。特に子犬の時はなんでも噛みたがります。
幼少期は噛んできても痛くないためじゃれあいで済みますが、成長すると怪我をする危険性もあります。
飼い主はもちろん、散歩中に他人に噛みついたりしたら大事です。幼少期より噛み癖をなくしていく必要があります。
吠え癖の改善
吠えることは犬の習性のようなものです。番犬という犬がいるようにどうしても犬は吠えるものです。
ただ、むやみに吠えるようだと騒がしいですし近所迷惑になります。ここもしっかりしつけしていく必要があります。
犬のしつけ方
しつけする項目が分かったところでしつけのやり方を見ていきましょう。
大事なのはまず飼い主が毎日習慣化し実践することです。反復して犬に覚えさせましょう。
- トイレのしつけ方
- 餌やりのしつけ方
- 噛み癖のしつけ方
- 吠え癖のしつけ方
トイレのしつけ方
まずはトイレです。家の中でトイレの場所を決めます。絨毯やカーペットは犬がトイレをしやすい場所です。
犬は本来、草や土など柔らかい場所でトイレをするためです。トイレの近くには絨毯などは引かない方がいいですね。
トイレを失敗したら失敗した場所を徹底して消臭しましょう。臭いが残っていると次もそこでトイレをしてしまいます。
また、ご飯や水をあげた後や起きた直後はトイレに行きやすいです。その時にトイレに連れていってそこでトイレをさせましょう。トイレは覚えるまで根気強く覚えさせましょう。繰り返しが大切です。
餌やりのしつけ方
餌やりの時は“おすわり”“お手”など家庭によってさまざまな習慣を覚えさせると思います。覚えさせるものはなんでもいいですが、大事なのは自分勝手にご飯を食べないようにすることです。
犬がおすわりやお手をしたら思いっきり褒めてご飯を与えてください。
そうすると犬は次もお手をしたら褒められるしご飯がもらえると思い込みます。それを毎日続けることで犬も自然としつけが身についていくのです。
ご飯以外のおやつを与える時でもしつけはするようにしてください。上達が向上します。
噛み癖のしつけ方
犬の狩猟本能であったり歯を使って対象物を確認したりするため当たり前に噛んできます。
まずは犬が噛みそうなものを犬の届かない場所へ避難させましょう。環境作りが大切です。
あとは犬用のおもちゃを与えましょう。おもちゃで遊ばせることで噛む欲求を満たすことができます。「なんでも噛む」から「対象のものだけ噛む」よう刷り込ませましょう。
あと飼い主の手を噛むときは犬からいったん離れましょう。噛むと飼い主が構ってくれなくなると思い噛むのをやめるようになります。
吠え癖のしつけ方
犬がよく吠える原因として犬の言いなりになり過ぎていることが挙げられます。
例えばご飯が欲しいから吠えていて、その都度ご飯をあげていた~などです。犬が吠えれば自分の思い通りになると思ってさらに吠える悪循環を作りだしてしまいます。
飼い主が犬の主導権を握れるよう子犬の頃から主従関係をはっきりさせましょう。犬の言いなりにならず飼い主が手綱を引いてください。
犬が吠えてる時は、何かを訴えている時でもあります。何を訴えているのか探してみてください。もしかしたら何か体に異常が見つかるかもしれません。
犬のしつけをする時に便利なアイテム
ここでは犬のしつけをする時の便利なアイテムを紹介します。いずれもペットショップやオンラインショップで購入可能です。
トイレシーツやドッグフードなど基本必要なものはここでは省略します。
- 犬用スプレー(噛み防止スプレー)
- 犬用おもちゃ
- 犬用おやつ
犬用スプレー(噛み防止スプレー)
犬がよく噛むものに犬が嫌うスプレーを吹きかけることで噛むのを防止できます。犬は臭いに敏感ですので効果は大きいです。
犬用おもちゃ
犬が家のものを噛む代わりにおもちゃを用意して遊んでもらいます。ストレス解消にもなります。
おもちゃといっても種類も多く、ぬいぐるみや犬用ロープなど多数あります。
シンプルにボールやフリスビーでも大丈夫です。犬の好きなものを与えてあげましょう。
犬用おやつ
犬用ガムや骨などは噛むストレス発散アイテムにもなります。歯も磨けて一石二鳥です。犬用のおやつがあればご飯以外でも犬にしつけができます。
しつけ通りに犬ができたら褒めますが、その時におやつをあげれば犬は喜んでしつけをまた実践します。
あげすぎは良くないので軽めの携帯用おやつを常用しておきましょう。
犬のしつけをする際の注意点
犬のしつけをする時に注意点があります。これは犬より飼い主側に理解していただくものになります。
- 犬に暴力を振らない
- 犬を甘やかさない
- 焦って覚えさせてはいけない
犬に暴力を振らない
犬が中々しつけを覚えないからといって暴力を振るってはいけません。
犬が怯えて飼い主を避けるようになったり、ストレスで体調を崩してしまいます。
うまくいかなくても暴力は振るわず犬に寄り添ってしつけをしましょう。また、叱ることも控え目にしてください。
特にトイレは失敗して叱るとトイレ自体をしてはいけないと犬が思い込んでしまい体調を崩します。失敗しても黙って正しい位置を覚えさせましょう。
犬を甘やかさない
上記のように暴力は駄目と書きましたが、甘やかしすぎも駄目です。
しつけに失敗したけどかわいいし子犬だから許していたら一向にしつけを覚えません。
前述したしつけを覚えるまで取り組んでください。可愛い犬だからこそしつけは大切なのです。
焦って覚えさせてはいけない
子犬のしつけをしている時に中々覚えなくても焦ってはいけません。
飼い主が焦るとしつけ方も雑になりますし犬に対して攻撃的になります。
犬にもその様子が伝わってしまうので焦らずマイペースにしつけをしていってください。
責任を持って飼育することでいつからか本当の家族に
ここまで犬のしつけ方について話してきました。ここまで読んで犬のしつけが大変そうだから犬を飼うのを止めたいと思った方は飼うのをおすすめしません。
犬を飼うということは生半可なことではありません。それなりの覚悟が必要となります。
あなたの立派な家族であり、大切なパートナーになります。自分の手にあまり犬の飼育を放棄したりすると犬が悲しみます。
犬だからといって適当な飼育はせず、ちゃんとしつけをして長く一緒に生活ができるように今から行動を始めていただければと思います。そうすることで犬は本当の家族になるのです。