不動産や投資信託での資産運用に「REIT(リート)」をおすすめされたことはありませんか?
REITに興味を持ち始めると「REITの何が良いのか分からない」「REITの銘柄はどう選ぶべきか知りたい」と悩んでしまいますよね。
そこで本記事では、不動産投資にREITがおすすめな理由と、適切な選び方に基づいておすすめするREITの銘柄を紹介しています。
この記事を読めば、今まで不安でできなかった不動産投資に挑戦できるようになりますよ。ぜひ、最後までご覧ください!
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REITは少額で不動産投資ができるからおすすめ!
REIT(Real Estate Investment Trust)は「不動産投資信託」とも呼ばれ、不動産を投資対象とする投資信託です。
複数の投資家からお金を集め、集めたお金で不動産投資をします。そのため、1人あたりの投資金額が少なくても不動産投資ができることがREITの特徴です。さらに、1人では難しい複数の物件に分散投資もできます。
また、不動産の取得や管理、運用はすべて不動産のプロが行います。不動産投資や資産運用が初めてでも安心して任せられますよ。
REITには他にもさまざまなメリットがあります。REITのメリットを4つ紹介しますね。
- 少額で不動産投資を始められる
- 複数の物件に分散投資ができるから、リスクを減らせる
- 不動産のプロが物件の取得や運用を行う
- すぐに現金化できる
REITは証券取引所に上場しています。これにより、購入や売却などの注文がすぐでき、数日で現金化できますよ!
2種類あるREITの特徴を理解しよう!
REITは大きく「単一用途特化型REIT」と「複数用途型REIT」の2つに分けられます。それぞれの特徴を確認しておきましょう。
単一用途特化型REIT
単一用途特化型REITとは、特定の種類の不動産に絞って投資するREITのことをいいます。「ホテル特化型REIT」や「オフィス特化型REIT」などがありますよ。
単一用途特化型REITの特徴として、大きな値動きが起こりにくく、値動きが予測しやすいことが挙げられます。
また、特定の種類の不動産を運用するため、もし不動産の価値が下がってしまうと損をしてしまうかもしれません。
ですが、不動産の価値が上がれば大きな利益につながるので、ハイリスク・ハイリターンな取引といえるでしょう。
複数用途型REIT
複数用途型REITとは、複数の種類の不動産に投資するREITのことをいいます。2種類の不動産に投資する「複合型REIT」と3種類以上の不動産に投資する「総合型REIT」があります。
複数用途型REITの特徴として、分散投資をすることで値動きの幅が小さくなり、リスクを軽減できることが挙げられるでしょう。
その代わり、大きなリターンを期待できないデメリットもあるため、堅実に不動産投資をしたい人におすすめなREITといえますね。
不動産投資初心者におすすめなREITの選び方
不動産投資が初めてな人は、どのREITに投資すべきなのか分からなくなりますよね。
REITの銘柄を比較するときは、「不動産情報」と「利回り」に注目すると良いですよ。
不動産情報を調べよう
ある程度REITの種類を絞り込むために、不動産情報をチェックしておきましょう。次の3つについて調べておくと良いですよ。
- 物件数は多いか
- 築年数は長くないか
- 入居割合は高いか
物件数が多いほど損をするリスクが分散され、安心して不動産投資ができます。
また、入居割合は高いほど家賃収入が高くなります。しかし、築年数が長いと不動産の価値が下がり、入居割合も下がるかもしれないので、必ず確認してくださいね。
利回りを調べよう
利回りも確認しておくと良いでしょう。利回りが高いと多くのリターンを得られるチャンスです。
ただし、高ければ良いということではないので、6%から10%を目安に探してみてください。
おすすめなJ-REIT①三菱UFJ国際の銘柄
ここからは、J-REITでおすすめな銘柄を3つ紹介しますね。1つ目に紹介するJ-REITは、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim国内リートインデックス」です。
eMAXIS Slim国内リートインデックスは、東証REIT指数の値動きに連動する投資成果を目指しています。
信託報酬が年間0.187%以内で、ほかの銘柄と比べると低く設定されています。「コストを抑えたい」という人にピッタリなREIT銘柄でしょう。
J-REITとは、日本国内で運用されている不動産物件を運用対象とするREITのこと。物件の情報を入手しやすく、銘柄を直接購入しやすいことが特徴。
おすすめなJ-REIT②フィデリティの銘柄
2つ目に紹介するJ-REITは、フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド」です。
フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドは、国内の取引所に上場するREITを主な投資対象としていますが、海外の取引所に上場するREITに投資することもあります。
フィデリティ証券は「クライアント・ファースト」を企業理念として掲げており、投資家の利益を最優先した資産運用を行っています。
堅実に不動産投資をしていきたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
おすすめなJ-REIT③大和の銘柄
3つ目に紹介するJ-REITは、大和アセットマネジメントが運用する「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」です。
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)は、J-REITや不動産投資法人の投資証券に投資を行い、東証REIT指数に連動する資産成果を目指しています。
信託報酬は年間0.792%と比較的高めですが、購入時の手数料が無料であるため、手数料が気になる人におすすめなREIT銘柄ですよ。
おすすめな海外REIT①三菱UFJ国際の銘柄
続いて、海外REITでおすすめなREIT銘柄を3つ紹介しますね。1つ目に紹介する海外REITは、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」です。
eMAXIS Slim先進国リートインデックスは、S&P先進国REITインデックスに連動する投資成果を目指していて、為替ヘッジは原則ありません。
MUAM G-REITマザーファンドを通じて、日本を除く先進国の金融商品取引所に上場しているREITに投資を行います。
海外REITとは、さまざまな国で運用されている不動産物件を運用対象とするREITのこと。数多くの物件に分散投資できることが特徴。
おすすめな海外REIT②ニッセイの銘柄
2つ目に紹介する海外REITは、ニッセイ・アセットマネジメントが運用する「ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型)」です。
ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型)は、世界中のREITに投資し、配当等利益の確保と信託財産の長期的な成長を図ることを目指しています。
主に適格機関投資家私募 アライアンス・バーンスタイン・コクサイ・リート・ファンドを投資対象として、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用します。
おすすめな海外REIT③フィデリティの銘柄
3つ目に紹介する海外REITは、フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」です。
フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)は、アメリカの取引所に上場されているREITを中心に投資しています。
FTSE NAREIT Equity REITs インデックス(税引前配当金込/円ベース指数)をベンチマークしており、ファンドの配当利回りがベンチマーク以上となることを目指しています。
REITで不動産投資を始めよう!
REITとは不動産投資信託のことをいい、少ない資金で不動産投資ができることが特徴です。
また、不動産の管理や運用はすべて不動産のプロが行うため、安心して資産運用をすることができますよ。
REITには大きく「単一用途特化型REIT」と「複数用途型REIT」の2つがあります。投資の目的や目標に合わせて投資方法を選びましょう。
不動産投資が初めてな人にも優しい内容となっています。REITが気になる人は、早速投資を始めてみてくださいね!