出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23640185
この項目では、間接的に不動産のオーナーになれるREITファンドの魅力について説明していきますね。
REITファンドの魅力4選
- 安定していて高配当
- 1万円という少額からの不動産投資ができる
- 分散投資効果がある
- 好きなときに売買できる
1番の魅力は、1万円という少額から不動産投資ができることです。たくさんの投資家から資金を集めるので、個人では買えないような高額な不動産のオーナーの一人になれます。
REITファンドは高利回りのREITを投資対象にしているので安定的な収益が得られる投資です。REITは、東京証券株式所で株式のように好きな時に売買することもできます。
また、REITは株式や債券とも異なる値動きをします。そのため、他の資産と組み合わせて持つことで分散投資効果が期待できるのも魅力の一つです。ですが、投資ですのでリスクも知っておくのも大切です。
REIT(リート)ファンドのリスク4選
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23640176
投資ですので、やはりリスクもあります。REITファンドをする際には、以下の4つのリスクも理解したうえで始めましょう。
REITファンドのリスク4選
- 元本割れのリスクがある
- 将来、分配金が減る可能性がある
- 金利の変動リスクがある
- 災害によって物件が損壊する場合がある
REITファンドで投資するREITは、元本が保証されているわけではありません。REITも、株式のように大きく値下がりする可能性があります。
REITで投資している不動産の土地の値段が下がったり、マンションなどの空室などの影響で賃料が下がったりして、分配金が減る可能性や、災害で物件が損壊することもあります。
また、REITは投資家だけではなく銀行からもお金を借りているので、金利が上昇した場合は上がった分の金利を銀行に払わなければなりません。その分、投資家への配分が減ります。
REITファンドを始める前に決めたい3つのこと
REITファンドをする際は、事前に以下の3つのことを順に決めてから始めましょう。
REITファンドをする際に決める3つのこと
- 資産のうち何%をREITファンドに配分するかを決める
- REITファンドでどの国に投資するかを決める
- REITファンドでどの銘柄に投資するのかを決める
資産のうち何%をREITファンドに配分するか、どの国のどの銘柄に投資するかによって、リスクや分配金は全然違います。それぞれの項目について、次の項目で順に説明していきますね。
①資産のうち何%をREITファンドに配分するかを決める
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22369349
REITはの市場はまだ小さくて、株式市場の約3%しかないです。REITは値動きの変動も大きくてまだ小さい市場なので、そこにほとんどの資産を配分するのは危ないです。
REITは不況時に大きく下がる性質をもっています。そのため、ポートフォリオ全体としては株式をメインにして、REITは投資タイミングを図りながら比較的高いリターンを目指して運用する目的で活用しましょう。
②REITファンドでどの国に投資するかを決める
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5074822#goog_rewarded
REITの市場はアメリカが約7割、日本が約1割を占めています。アメリカと日本で世界の4分の3を占めていることになります。
ですので、投資する際には市場の約7割を占めているアメリカは外せません。まずはアメリカを入れて、そのほかは日本や自分の好きな国など、投資したい国をお好みで選びましょう。
また、日本のREITのことをJ-REITといいます。REITファンドで選ぶ国の基準は、地価と家賃が上昇する成長国かどうかです。
投資する国を決めたら、次はその国のどの不動産に投資するのかを決める必要があります。どんな分野があるのか、次の項目でみていきましょう。
③REITファンドでどの銘柄に投資するのかを決める
投資する国が決まったら、次にどの銘柄のREITに投資するのかを決めましょう。また、日本のJ-REITは平均3.5%の利回りなのでおすすめです。J-REITには以下の6種類のREITがあります。
J-REITの6つの種類
- 住宅REIT
- オフィスREIT
- ホテルREIT
- 物流REIT
- 商業施設REIT
- ヘルスケアREIT
これらのどれか一つの分野に投資する個別REITと、6種類全部に万遍なく投資する総合REITがあります。
それぞれのREITの銘柄によって、景気の影響を受けやすいものや安定しているものなど、特徴が全然違うので以下で一つずつみていきましょう。
住宅REIT
マンションなどの不動産に投資するREITです。景気の影響を受けにくいので、分配金が安定しています。
景気の影響を受けにくい理由として、生きるためには住む必要がありますし、景気の良い時も悪いときも賃料が突然上がったり下がったりする変動がないからです。
また、住宅REITは都市部に投資していることが多く、入居率も高いので空室になりずらいです。
オフィスREIT
オフィスのビルに投資するREITです。オフォスREITは景気の影響を受けやすいので、賃料が安定せず空室にもなりやすいです。
好景気だと、会社の規模を拡大するために人を増やして大きい場所を借ります。反対に、不景気だと人も減らして、売上が下がっているから安いところに引っ越さないといけなくなります。
また、近年はコロナの影響でリモートワークを採用する会社も増えており、オフィス自体が必要なくなるため分配金は安定しにくいです。
ホテルREIT
ホテルなどの宿泊施設に投資するREITで、景気の影響をとても受けやすいREITです。
オリンピックなどのイベントで外国人観光客が増えたり、反対にコロナなどの感染症が流行って誰も観光しなくなったりします。
物流REIT
倉庫などの物流センターに投資するREITです。最近は、ネットでお買い物をする人が増えている影響で物流センターの稼働率は安定しています。ですので、分配金の変動も少なく安定しているREITです。
商業施設REIT
イオンなどのショッピングモールに投資するREITです。最近はお店に行かなくてもネットで商品が買えますので、収益が下がっていて安定していません。
また、近年はコロナの影響もあって人が集まるショッピングモールに行く人が激減しているので、業績は悪化している分野になります。
ヘルスケアREIT
高齢者向けのシニア住宅に投資するREITです。日本は少子高齢化が進んでいて、今後もお年寄りの人口が増えることが予想されます。
ですので、これから伸びることが期待されている分野のREITで、景気の影響も受けにくく賃料と稼働率も安定しています。
ここまでREITの主な種類を紹介しましたが、いざ始めたくてもどの銘柄に投資すればいいのかが分からないですよね。そこで、次の項目ではREITファンドのおすすめ銘柄を2つ紹介します。
REIT(リート)ファンドのおすすめ銘柄2選!
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22670649
ここからは、REIT市場の約4分の3を占めるアメリカと日本のREITファンドの中から、おすすめを2つ紹介していきますね。
一つ目に紹介するのは、アメリカのREITのIYRです。2000年以降のファンド設営依頼、トータルリターン9.4%を保っている銘柄で、信託報酬も0.41%と高くないです。
二つ目に紹介するのは、日本全体のREITが全部含まれているSmart-iJ-REITインデックスです。東証REIT指数に連動している銘柄になります。
信託報酬も0.187%でとても安く、買いやすいのでおすすめのファンドです。
信託報酬とは:投資の運用な管理の際にかかる手数料。持っているだけでかかる費用のこと。
反対に、買ってはいけないREITファンドの銘柄の特徴は?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4733185
保有しているだけで損するREITファンドも存在します。以下でその特徴を2つ紹介しますね。
買ってはいけないREITファンドの特徴2選
- 毎月分配型・為替ヘッジありの商品
- 信託報酬が高額な商品
毎月分配型・為替ヘッジありの商品
REITには毎月分配を売りもんくにして、裏では元本を削って見た目の利回りを高く見せている商品があります。
このような商品は、売却時の価格が元本を下回り分配金を足し合わせても赤字になるので、結果資産が減って投資家は損する商品です。
為替ヘッジありの商品は、為替の影響を小さくしてくれるためリスクを小さくすることが可能です。しかし、その分手数料がかかるため投資効率が下がります。
信託報酬が高額な商品
REITを保有しているだけでかかる信託報酬が高いと、分配金が多くても手数料が差し引かれて利益が少なくなります。信託報酬が1%を超えるものは不利です。
まとめ:さぁ、REITファンドで夢の配金ライフを始めよう!
今回の記事では、REITファンドを投資対象にした投資信託のREITファンドについて紹介しました。以下にポイントをまとめたのでご覧ください。
REITファンドの魅力とリスク
まずはREITファンドの4つの魅力についておさらいしていきますね。
REITファンドの魅力
- 安定していて高配当
- 少額からの不動産投資が可能
- 分散投資効果がある
- 好きな時に売買できる
また、以下のようなリスクもありますので理解したうえでREITファンドを始めましょう。
REITファンドのリスク
- 元本保証はない
- 分配金が減る可能性もある
- 金利の変動リスクがある
- 災害などで物件の損壊する可能性もある
買ってはいけない銘柄の特徴2つ
REITファンドをする際には、買うと損するだけの銘柄もありますので、間違って買わないようにその特徴も覚えていてくださいね。
買ってはいけない銘柄の特徴2つ
- 毎月分配型・為替ヘッジありの商品
- 信託報酬が高額な商品
また、REITファンドをする際には資産のうち何%をREITに配分するか・どの国のどの銘柄に投資するかを決めてから始めましょう。銘柄のおすすめはIYRとSmart-iJ-REITインデックスです。
REITファンドは、楽天証券やSBI証券などのネット証券でたった1万円から手軽に始められる、スマホさえあればできる投資です。
ぜひREITファンドによる定期的な分配金を手に入れて、より豊かで充実した毎日をお過ごしくださいね。