この記事では格安SIMとは何か解説します。私は今でこそ格安SIMを使用していますが、最初は全く分からず、不安な事も多かったです。料金が安い代わりに、電波が繋がりにくいのではないか、等を考えていました。
でも大丈夫です。安さの秘密や電波の繋がりやすさ、メリット・デメリットなど、格安SIMを全く知らない人でも分かりやすく紹介していきます。この記事を最後まで読むとしっかり理解する事ができますよ!
出典:
https://www.pakutaso.com/20201152325-iphone-12-pro-iphone.html
格安SIMとは
格安SIMとは、docomoやSoftBankといった大手通信キャリアよりも安い料金で使用できるSIMのことです。
格安SIMの「SIM」は、正しくは「SIMカード」といい、電話番号や契約内容、固有のID番号などのデータが保存されたICカードを指しています。
スマホにSIMカードを入れることで、電話やインターネットができるようになります。Wi-Fiに繋げばインターネットができますが、電話機能を活用したい場合には、SIMカードが必要になります。
なぜ安いの?格安SIMの安さの仕組みとは
格安SIMの事業者は、大手通信キャリアの回線を借りているため、格安で提供する事ができています。
自社で回線を設置する場合、アンテナや基地局、通信設備に莫大なお金がかかりますし、回線を維持するための管理にもお金がかかります。しかし、格安SIMは回線を借りることで、費用を抑えて安くなっています。
また、実店舗を持たないことが多く、人件費やテナント料が抑えられて料金が安くなっています。
格安SIMは大手通信キャリアより繋がりにくいのでは
格安SIMの通信事業者は、docomoや SoftBankなどの大手通信キャリアの回線を借りているため、通信品質は基本的にキャリアと同じです。
例えば、SoftBankの回線を使用している格安SIMなら、繋がりやすはSoftBankと同じになります。
繋がりやすさは、借りている大手通信キャリアの回線速度によって変わってくるので、一度公式サイトなどで確認するといいでしょう。
格安SIMの良さ!メリットについて
格安SIMについて説明したので、続いてはメリットについて紹介していきますね。
- 料金が安い
- 契約に縛りがない
- 料金プランがシンプル
料金が安い
格安SIMの最大のメリットは、なんといっても料金が安いことです。
データ通信量を1GBで比べた場合、docomoでは3,465円ですが、mineoでは1,298円です。mineoではdocomoの回線を借りているので、同じ回線でもこれだけの価格差があるんですよ。
家族で同じ回線にすると、割引するという通信会社もあるので、自分に合った会社を選ぶと、とてもお安くなりますよ。
契約に縛りがない
大手通信キャリアでは2年契約となっており、基本的には2ヶ月以内に解約しないと解約金が発生してしまいます。しかし、格安SIMは最低利用期間以降であれば基本的に解約金が発生しません。
格安SIMの最低利用期間は6ヶ月〜1年程度と短く、自動更新の設定をしていないことが多いです。
なお、格安SIMごとに最低利用期間や解約金の設定は異なるため、乗り換えを検討しているなら公式サイトで確認しておきましょう。
料金プランがシンプル
大手通信キャリアと違い、格安SIMの料金プランはとてもシンプルです。
例えば、1GBまでなら1,000円、10GBまでなら2,000円、電話かけ放題をつけると+700円と言った感じでとても分かりやすいんですよ。
また、自分の使用量に合わせたプランに出来ることも良い点です。
格安SIMのデメリット
メリットの次は、注意しなければならないデメリットについて紹介していきます。
- キャリアメールが使えない
- LINEでID検索ができない
- 店頭でのサポートは基本的に受けられない
キャリアメールが使えない
格安SIMでは、大手通信キャリアのメールが使えません。例えばdocomoであれば「〜@docomo.ne.jp」という通信キャリア独自のメールアドレスが使えなくなってしまいます。
しかし、iCloudメールであったり、フリーメールであるGmailを取得すればメールは使用出来るので、大きな問題はないでしょう。
LINEでID検索ができない
LINEではID検索等を使うには18歳以上であるという年齢確認が必要です。この年齢確認は、大手通信キャリアの登録情報を使って行われるため、格安SIMでは年齢確認ができず、結果ID検索ができません。
ただ、QRコードやふるふるなどの友達追加機能は使用出来るので、これも大きな問題ではないでしょう。
店頭でのサポートは基本的に受けられない
格安SIMは通信料を抑えるために、人件費を削っています。その分店舗数が少なく、大手通信キャリアのようなサポートは受けられません。
なので、公式サイトに載っている解説などを確認して問題を解決しなければいけません。しかし、自分で調べて解決できる力がある方は大きな問題ではないでしょう。
乗り換える時に必要な事とは
格安SIMの選び方について説明する前に、まずは乗り換える時に必要な事を説明しますね。
- SIMロック解除
- APN設定をする
- MNP番号を取得する
SIMロック解除
SIMロックとは、大手通信キャリアでスマホを購入し、その会社で契約をすると、その会社以外の回線では使えないように設定することです。なので乗り換える際には、SIMロック解除の手続きをする必要があります。
SIMロック解除を、店頭で行うと3300円かかります。しかし、Webサイトにアクセスして手続きする場合は、無料で解除できますのでご安心下さい。
APN設定をする
APN設定とは、スマホでデータ通信をするために必要な設定です。
大手通信キャリアでは、初めからAPN設定がされていますが、格安SIMの場合はAPNの初期設定を行わないとデータ通信をすることができません。
MNP番号の取得する
MNP番号とは、番号ポータビリティといいます。これは大手通信キャリアの変更を行なっても、電話番号を継続して使えるようにできるものです。
これは通信キャリアを変更する際に、MNP制度を利用しなければ、同じ電話番号を使えません。ですので、同じ電話番号にしたい方は忘れずに取得しましょう。
格安SIMの選び方
格安SIMではデータ量が細かく分かれています。なので、今まで使用していたデータ量の近くのプランにすることで、無駄な料金を払わないで済みます。
また、電話をよくする方は電話かけ放題プランをつけると良いですね。普段使わない人は、その分の料金を支払わないで済むので、自分に合ったプランを選択することができます。
もし、かけ放題プランに入ってないけど電話する場合は、LINE電話を使うことでお金をかけずに通話する事が出来ますので、無理に入る必要はないでしょう。
格安SIMとは?まとめ
格安SIMとは、docomoやSoftBankといった大手通信キャリアよりも安い料金で使用できるSIMのことです。他社の回線を借り、実店舗を減らす事で人件費を抑え、安い料金を実現しています。
SIMロック解除を行い、MNP制度を利用すれば同じ電話番号でスマホを使えます。APN設定は忘れずにして下さいね。
格安SIMは年間1万5千円程なのに対し、大手通信キャリアでは4万円程と、格安SIMの方が圧倒的に安いです。今の携帯料金が高いと感じる方は、格安SIMの利用を是非検討してくださいね。