Wi-Fiが必須な現在、自分の家や用途に合うおすすめのWi-Fiルーターが知りたい人は多いのではないでしょうか。
今回はWi-Fiルーターのおすすめの機能や、設置場所の注意、家や家族構成によっておすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。
この記事を最後まで読んで、あなたに合ったWi-Fiルーターを選んで快適な生活を送りましょう。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326151#goog_rewarded
Wi-Fiルーターはなぜ必要?
Wi-Fiルーターはなぜ必要となるのでしょうか?その理由は以下の2点です。
- IPアドレスを自動で割り振りしてくれる
- 複数の機器でインターネット接続ができる
IPアドレスを自動で割り振りしてくれる
Wi-Fiルーターの機能としてIPアドレスを自動で割り振ってくれる機能があります。
IPアドレスとはコンピュータの住所のことです。本来IPアドレスがないとインターネットから情報を受け取ることができません。
Wi-Fiを使っている方はルーターのおかげでインターネットから情報を取得することができているのです。
複数の機器でインターネット接続ができる
複数の機器でインターネット接続ができるのもWi-Fiルーターの機能です。
一家に一台のパソコンをインターネットにつなげればよかった時代とは異なり、家族全員がスマホでインターネットを使用しています。
現代において、インターネットに一台しか接続できないのは不便極まりないですよね。そんなお悩みもWi-Fiルーターがあれば解決です。
Wi-Fiルーターを選ぶポイント
Wi-Fiルーターをこれから導入しよう思っているけど、どこを見て選べばいいのかわからないという方が多いと思います。そんな方へ向けてルーターを選ぶポイントを5つ紹介します。
- 転送速度が速いもの
- あなたに合った周波数がある
- ワンタッチ接続機能があるか
- セキュリティが万全か
- アンテナは内蔵か外付けか
転送速度が速いもの
Wi-Fiルーターは転送速度が速いものを選びましょう。速度が遅いと動画がいちいち止まったりしてストレスになってしまいます。
Wi-Fiルーターには規格が存在し、それによって転送速度が異なります。
現在の主流は「11ac対応ルーター」で、最大通信速度(理論値)が6,900Mbpsもあり、動画の視聴、アプリのダウンロードもスムーズです。
規格 | 最大通信速度(理論値) |
IEEE 802.11a | 54Mbps |
IEEE 802.11b | 11Mbps |
IEEE 802.11g | 54Mbps |
IEEE 802.11n | 600Mbps |
IEEE 802.11ac | 6,900Mbps |
IEEE 802.11ax | 9,600Mbps |
「Mbps」:インターネットの通信速度の単位のことで8Mbpsあると1秒間に 1MBの容量のデータが通信可能になります。
あなたに合った周波数がある
Wi-Fiルーターの周波数は2種類あり、「2.4GHz」と「5GHz」があります。大体のルーターは両方の周波数が搭載されていますが、両方の周波数がない場合がありますので注意が必要です。
周波数 | 特徴 |
2.4GHz |
対応製品が多い、壁や天井などの障害物があっても電波が届きやすいが、チャンネル数が少なく、回線が混雑して電波干渉が起こりやすいため、速度が低下する |
5GHz | チャンネル数が全部で19ch、電波干渉が起こりにくく、快適な通信速度を誇る動画とかを楽しみたい人にお勧め 障害物には弱く、設置条件によっては電波が弱くなってしまう |
ワンタッチ接続機能があるか
Wi-Fiルーターと各端末を接続する際、端末側に暗号化キーを入力する必要があり、少しめんどくさい経験をした人もいるかと思います。
Wi-Fiルーターにワンタッチ機能さえあればその面倒から解放されます。
NFCという近距離無線技術の国際標準規格に対応している場合は、通信を行いたい端末Wifiルーターにタッチするだけで接続ができるため、接続設定が不安な人や初心者におすすめです。
セキュリティが万全か
セキュリティはしっかりしているものを選びましょう。通信の内容が盗聴されたり、第三者に無断でインターネットを利用されるのは嫌ですよね。
セキュリティには「WPA3」「WPA2」「WPA」「WEP」があり、最新のセキュリティは「WPA3」となるのでそれを選ぶのが一番安全だと思います。
アンテナは内蔵か外付けか
Wi-Fiルーターにはアンテナがついており、それが内蔵か外付けの2種類あります。あなたに合うルーターを選びましょう。
アンテナの種類 | 特徴 |
外付け | アンテナを倒すことで電波を縦方向に飛ばせる。2階、3階建ての家にお勧め。 |
内蔵 | アンテナの向きを変えられないため、ワンフロアの家にむいている。 |
Wi-Fiルーターはどこに設置すればいい?
Wi-Fiルーターは家のどこに設置すればいいのでしょう?せっかく購入しても設置場所が悪いために通信速度が低下するのは嫌ですよね。
Wi-Fiルーターを設置してはいけない場所は以下の4か所となります。
- 電波を発する家電製品の近く
- 自宅の床に直に設置する
- 水回りの近く
- 部屋の隅や壁際
電波を発する家電製品の近く
電波を発する家電製品(電子レンジなど)の近くに設置するのは控えましょう。Wi-Fiルーターの電波と家電製品の電波が互いに干渉してしまい、Wi-Fiの電波が弱くなってしまいます。
もし、電波を発する家電製品の近くしか置けない場合は、5GHzのWi-Fiを使いましょう。5GHzのWi-Fiはチャンネル数が多く、電波干渉しにくいため、通信速度が遅くなりにくいです。
自宅の床に直に設置する
家の床に直に設置するのも控えましょう。ルーターの電波は円形に電波が飛んでいます。
床に設置してしてしまうと下半分の電波が床に吸収されたり、反射されたりして電波が弱まってしまいます。
ルーターを設置するときは床から1~2m離れたところに設置しましょう。
水回りの近く
水回りの近くやウォーターサーバーの近くに置くのは控えましょう。
実はWi-Fiの電波は水に弱いのです。電波が水に吸収されやすく、電波が弱まってしまうことで通信速度が遅くなってしまいます。
部屋の隅や壁際
Wi-Fiルーターの電波は円形に飛んでいると先ほどもお伝えしました。ルーターの設置個所を部屋の隅や壁際にすることで、電波が壁に反射し、せっかくの強い電波が弱まってしまいます。
Wi-Fiルーターのおすすめ機能
Wi-Fiルーターにはそれぞれ便利な機能が備わっています。その便利な機能について4つ紹介します。Wi-Fiルーター購入に役立ててくださいね。
- デュアルバンド
- トライバンド
- MU-MIMO
- メッシュ
デュアルバンド
デュアルバンドとは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を用いることができる機能のことを言います。
2.4GHzと5GHzの特徴は先にも述べましたが、その2つの周波数帯を使うことで通信速度が遅くなることを防いでくれます。
トライバンド
デュアルバンドは2つの周波数帯を使える機能を持つと説明しましたが、トライバンドはさらにもう一つの周波数帯を使うことができます。
したがって、大人数で一つのWi-Fiルーターを使う時はトライバンドを用いることで通信速度低下を防ぐことができます。
MU-MIMO
MU-MIMOは「Multi User MIMO」の略であり、アンテナごとに異なる信号を複数の端末に送信できる機能のことです。
そのため、MU-MIMOは複数の端末に同時にデータを送信できるため、通信速度を低下させずに通信を行うことができます。
メッシュ
メッシュとは網目のようにWi-Fiを張り巡らせる機能のことです。
Wi-Fiの電波は壁などに吸収されるなどするため、他の部屋には電波が届きにくいのです。そんな弱点を克服するのがこのメッシュ機能になります。
サテライトと呼ばれる機械を各部屋に設置することでWi-Fiがそのサテライトを通して各部屋に発せられるようになるため、通信の遅延を防いでくれます。
おすすめのWi-Fiルーター:ゲームをよくする人向け
ゲームをよくする人は「ゲーミングルーター」を使用しましょう。
ゲーミングルーターは通信速度が安定しており、ゲーミングルーターの中にはゲーミング専用のチャンネルや端子が搭載されているものも存在しています。
以下にゲーミングルーターでおすすめできる商品を二つご紹介します。
上記のルーターはWi-Fi6に対応し、WAN/LAN兼用の2.5Gマルチギガポートによって、より多くのデバイスを繋げ、安定した高速通信が可能になっています。
最大通信速度 | 5GHz:4804Mbps 2.4GHz :861Mbps |
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セキュリティ | WPA3 |
機能 | MU-MIMO IPv6 デュアルバンド
2.5Gマルチギガビットポート モバイルゲームモード メッシュ |
IPv6:「Internet Protocol Version 6」の略でIPアドレスを割り当てられる数がIPv4よりも増えたよということ。
上記ルーターはトライバンドであるので通信速度低下を防ぐことができるほか、5GHz帯では驚異の4804Mbpsであるため、通信速度が非常に速いです。ゲームをする人にはもってこいですね。
最大通信速度 | 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:1148Mbps |
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セキュリティ | WPA3 |
機能 | トライバンド ビームフォーミング MU-MIMO IPv6 |
ビームフォーミング:電波を特定の方向に向けて送信する
おすすめのWi-Fiルーター:一人暮らし向け
一人暮らしにお勧めのルーターは以下の2つです。是非参考にしてみてください。
上記のWi-Fiルーターの利点は省スペースな小型Wi-Fiルーターで壁掛け・縦置き両方に対応しており、5GHz最大速度1201Mbpsであるため、通信速度が非常に速いことです。
最大通信速度 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz :573Mbps |
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セキュリティ | WPA3 |
機能 | MU-MIMO IPv6 デュアルバンド |
上記Wi-Fiルーターはとにかく価格が安いです。一人暮らしを始めたばかりの方におすすめできる商品です。
最大通信速度 | 5GHz:866Mbps 2.4GHz :300Mbps |
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セキュリティ | WPA2 |
機能 | MU-MIMO IPv6 デュアルバンド ビームフォーミング |
おすすめのWi-Fiルーター:家族持ち向け
家族持ち人はデュアルバンドではなく、「トライバンド」のWi-Fiルーターを購入しましょう。
デュアルバンドは2.4GHzと5GHzが使えるのに対し、トライバンドは2.4GHzと5GHzに加えもう一つ5GHzを使うことができます。
したがって、家族が多くても回線が混雑し、通信速度が遅くなる心配がないのです。
この記事では家族持ちの人におすすめのルーターを2つご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
上記はトライバンドであるだけではなく、レンジブースト機能も付いており、より、遠くにいても通信速度が低下しません。MU-MIMOも有していることから、同時に接続できる端末が増えます。
最大通信速度 | 5GHz:1625Mbps 2.4GHz :750Mbps |
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セキュリティ | WPA2 |
機能 | MU-MIMO IPv6 トライバンド ビームフォーミング レンジブースト |
レンジブースト:遠く離れた端末や低電力の端末を検出する能力を大幅に向上させ、ネットワークをさらに広げることが可能。
非常に高速な通信が可能です。トライバンドであるため、家族で使っても通信速度が低下する心配はありません。
最大通信速度 | 5GHz:2167Mbps 2.4GHz :1000Mbps |
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セキュリティ | WPA2 |
機能 | MU-MIMO IPv6 トライバンド |
おすすめのWi-Fiルーター:一軒家向け
一軒家に住んでいる人におすすめなWi-Fiルーターの機能は「メッシュ」です。メッシュとは複数台で弱点をカバーし、どの部屋でも安定した通信を行うことが可能です。
上記Wi-Fiルーターは少々値段はするもののメッシュ機能を搭載しており、一戸建てのどの部屋にいても安定して通信を行うことができます。
最大通信速度 | 5GHz:600Mbps 2.4GHz :400Mbps(IEEE802.11nの場合) |
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セキュリティ | WPA2 |
機能 | IPv6 デュアルバンドorトライバンド メッシュ バンドステアリング 4Kモード 干渉波自動回避機能 シームレスローミング |
バンドステアリング:通信の混雑状況を判別して空いているバンドへ誘導する。
シームレスローミング:メッシュネットワーク内のより安定した接続先を検知・接続切替が可能。
上記Wifiルーターはメッシュ機能があるため、部屋によって通信速度が低下することはありません。また、通信速度も最大4803Mbpsと非常に速く、ストレスなく通信ができます。
最大通信速度 | 5GHz:4803Mbps 2.4GHz :1147Mbps(IEEE802.11nの場合) |
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セキュリティ | WPA3 |
機能 | IPv6 デュアルバンドorトライバンド ビームフォーミング メッシュ バンドステアリング 干渉波自動回避機能 IPv6 |
まとめ:あなたの生活に適したWi-Fiルーターを選ぼう
あなたにおすすめのWi-Fiルーターは見つかりましたか?通信速度が遅いためにインターネットで検索するのに時間がかかったり、動画がいちいち止まるのはストレスですよね?
現在通信速度が遅いと思っている人はWi-Fiルーターの電波の特徴を理解しましょう。そのうえで水回りや電波を発する家電の近くに設置していないか確認しましょう。
また、これからWi-Fiルーターを購入される人はWi-Fiルーターにも家や使用用途によって適したルーターがあることを理解して、購入してくださいね。