「SIMとは何のことだろう」「格安SIMって最近耳にするけど、いまさら人に聞けないなぁ…」という不安を持つ人、まだまだ多いですよね。私も1年前まではその1人でした。
しかし今では格安SIMを実際に利用し、その安さの恩恵にあやかっているんです。そんな私が、格安SIMとは何かをわかりやすく紹介します!
- 「そもそもSIMとは?」
- 「どうして格安なのか」
- 「格安SIMを契約する流れ」
あなたが記事を読み終わる頃には、 SIMの疑問だけでなく、格安SIMで月々の料金をお得にする方法が分かります。
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SIMとはスマホの心臓
SIM(SIMカード)とは、スマホの中に差し込むICカードのことを呼びます。SIMが本体に差し込まれることで、Wi-Fiの無い環境でスマホを使用したり、電話をかけることが出来たりするのです。
そしてSIMカードにはサイズに種類があり、格安SIMに乗り換える際は、使用したいスマホの対応SIMがどのサイズかを確認する必要があります。
- 「標準 SIM」
- 「nano SIM」
- 「micro SIM」
これらは世代で変化し、改良を重ね徐々に小さなサイズになりました。現在ではmicro SIMが主流のサイズになります。
格安SIMで料金を抑える
そんな多種多様なSIMの中でも、従来のキャリアより格安のプランで料金を抑えることができる「格安SIM」が今、非常に人気です。
私も格安SIMを利用する1人ですが、以前は月々10,000円を当たり前に払い続けていました。本体料金を支払い終わっても、使用料金だけで月々4,000円、どう頑張ってもこれ以下にはなりませんでした。
しかし今では月々の使用料金を1,980円に抑え、さらには貯まったポイントで支払いをしているので、実質0円でiPhone 8を使用できています!こんなことが出来るのも格安SIMの魅力ですね。
費用削減で格安を実現
では、なぜ格安SIMはこんなに使用料金が安いのか?それは回線を他社から借りており、自社での通信設備の管理や維持にかかる費用を削減しているためなんです。
加えてネットで契約が済むので店舗展開をしなくて済む点や、サービスを限定する事で人件費が最低限に収まる点など、経費を抑えていることで利用者に格安でのサービスを提供できています。
このように、回線(通信網)を借りて格安SIMを提供している通信事業者をMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼びます。
通信速度は問題無し
安いと回線が遅いのでは?と心配になる人も多いですが、他社の回線を借りているためキャリア同等の通信速度で利用することができます。
ですが昼時や夜の7時以降など、多くの人々がスマホを使い始める時間帯については、回線が混みやすく速度が遅くなるので注意が必要です。
なお場所によっても速度に差が出てきます。駅やショッピングモール、都市部などの人が多く集まる場所では回線が混みやすいので遅くなります。
SIMロックSIMフリーとは
いざ格安SIMを手に入れても、スマホ本体が「今までと違うSIMを受け入れる」ことが出来ない場合があります。この状態をSIMロックと呼びます。
SIMロックがかかっていたらせっかくの格安SIMを使用することが出来ません。以下では、 SIMロックについて、またその解除方法をまとめています。
- SIMロックという制限
- SIMフリーは制限無し
- SIMロック解除の方法
SIMロックという制限
購入のタイミングにより、キャリアで販売しているスマホにはSIMロックがかかっている場合が多いです。これは端末の不正利用を防ぐ目的や、第三者によるなりすましや転売をされない対策として制限をかけています。
現在はSIMロック解除が義務化されたため、最近になって本体を新規購入した人はまず心配ありません。
SIMフリーは制限無し
SIMロックの無いスマホをSIMフリーのスマホと呼び、キャリア以外(Appleで直接など)で購入したスマホや今流行りの格安スマホは最初からSIMロックがありません。
SIMロックがかかっていた場合はSIMロック解除を行う必要があります。
SIMロック解除の方法
今ではSIMロック解除が義務化されていますが、それ以前に購入した端末については契約したキャリアにて手続きを行うことで解除ができます。
ただし、SIMロック解除ができないものや、購入後100日が経過しないと解除できないなどの機種によって条件があるので注意です。なお、解除手続きに3,300円の手数料が発生する場合もあります。
MNP予約で電話番号を継続
MNP予約番号(携帯番号ポータビリティ)を発行することで、現在の電話番号を継続して使用することができます。キャリアショップで発行を願いをするか、オンラインで行いましょう。
※MNP予約番号には有効期限が存在し、発行後15日間となります。必ずこの15日以内に乗り換えを完了させましょう。なお、有効期限が過ぎた場合にはもう一度発行できます。(予約番号は変わります)
MNP予約番号が発行された時点で以前のキャリアとは解約となるので、発行の際キャリアの契約更新月によっては違約金が発生します。
思わぬ出費とならないよう、乗り換えの際は事前にキャリアの契約更新月を確認し、格安SIM契約ための流れを知っておくことが大切です。
格安SIM契約の流れ
では「実際に格安SIMを使用したい!」と思った時に困らないよう、何から始めたら良いかを詳しく説明します。
ここで実際の契約の流れ(手順)を教えるので、以下の3つを読んで、すぐにでも行動できるように学んでおきましょう。
- 格安SIMの会社(MVNO)を決める
- 格安スマホを選んで決める
- 格安SIMの申し込み手続きを完了させる
- MNP予約番号を発行する
格安SIMの会社(MVNO)を決める
mineoや楽天モバイルなど、MVNO各社の中から自分に合うプラン内容の会社を選びましょう。ほぼ全てのMVNOで契約をオンラインで完結できるのでサイトから契約手続きを始められます。
※SIMカードのサイズの間違え「nano SIM」「micro SIM」「通常 SIM」には要注意。
格安スマホを選んで決める
MVNOでは格安スマホを取り扱う場合があります。おなじみのiPhoneやAQUOS 、代表的な格安スマホメーカーのOPPOやHUAWEIの取り扱いが多く、格安SIMと同時に契約する人も多いのです。
端末も新しくしたい場合、選んだMVNOにて格安スマホの取り扱いがあるかを確認し、用途や予算に沿ったものを決めましょう。
継続して使う場合は、SIMフリーであるか、SIMロックが解除されているかを確認しておくと安心です。
格安SIMの申し込み手続きを完了させる
購入するスマホも決めたら、あとはサイトから申し込み手続きを完了させるだけです。内容に間違いがないか確認しながら進めましょう。
申し込み手続き完了から約1週〜10日ほどで自宅にSIMカードとスマホ本体(購入した場合)が届きます。
MNP予約番号を発行する
店頭もしくはオンラインにてMNP予約番号を発行します。これが完了した後、格安SIMの契約手続きを開始することができます。
ここまでは格安SIMの申し込み、ここで初めて格安SIMの契約に進む
必ずMNP予約番号を発行した日から15日以内(基本的に乗り換え完了が手続き完了日の翌日になるので実際は14日以内)に完了させましょう。
まとめ
MVNOが取り扱う月々のスマホ使用料金の安い安心&安全なSIMカード
参考までに、筆者はキャリアで月々4,000円×12ヶ月=年間48,000円から格安SIM月々1,980円×12ヶ月=年間23,760円にした経験があります。
格安SIMについてご理解いただけたでしょうか。月々の支払いがグッと安くなれば、大きな金額を浮かせることが可能なのが格安SIMです。
ぜひこの機会に、あなたも格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。