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初めて迎える子犬のしつけはいつから?どうすればいいの?

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子犬を迎えたら、いつからしつけを始めていいのか、何から教えていいのか、もし犬を飼われるのが初めてなら、悩むことがたくさんありますよね。

この記事では、いつから、最低限何を教えればいいのか、どのような方法があるのか、を紹介していきます。行儀のいい成犬になってもらうためにも、ぜひ参考にしておいてください。

(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4148014/)

子犬のしつけはいつから始めるのがいい?

しつけを始めるのに適した時期は、生後4週~13週とされており、この時期は「社会化期」といわれ、好奇心が強く、いろいろな物事やルールを学習させる良い時期です。

この時期を過ぎても、すぐに社会化が終わるわけではありませんが、警戒心や恐怖心が強くなってきます。その前に、基本的なしつけの知識を理解しておきましょう。

最近では、人と犬は上下関係ではなく、親子関係に近いと考えられています。力で制圧するしつけではなく、賢い成犬に育てるためにも、子犬が安心して信頼できる飼い主を目指しましょう。

いつから子犬をしつける飼育環境を整えればいい?

子犬にとって、初めて見る環境のなかで、危険なものがわからず、近づいたり、口にしたりすることが多いため、大きな事故になってしまう前に、次のように安全な環境を用意してあげることが必要です。

すぐにやるべき事
  • 専用のケージやサークルを用意する。
  • キッチンや段差が高いところなどには、ゲートを設置し入れないようにする。
  • 誤飲したり、噛んで困るものは1歳くらいまでは子犬の届くところに置かない。
  • 電気コードなどには、カバーを付ける。

家具や飼い主さんの服や持ち物を噛んでしまう、といったことを学習してしまわないようにしましょう。子犬のころから習慣づかないように予防しておきます。

また、硬くて冷たい床を好まない性格の子もいます。その場合は、撥水加工された、汚れてもすぐに洗える、柔らかいマットを敷くなどしてあげましょう。

子犬と家族の名前を覚えてもらう

信頼関係を築くためにも、飼い主さんの名前と、子犬自身の名前を覚えてもらいましょう。きちんと名前に反応したときに、ご褒美をあげるのも手です。自分の名前にいいイメージを持ってもらいましょう。

また、犬の名前をタローだとすると、「ターちゃん」「タロー」と複数の呼び方をしてしまうと、混乱して覚えてもらえなため、1つの呼び方に統一します。もちろん、人間の家族の名前も同様にです。

アイコンタクトがとれるようにする

出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4306005/

アイコンタクトは、コミュニケーションを取る上でとても大切です。その目的は、飼い主さんに注目し、意識を向けさせることです。外出先で興奮したり、怖がったときでも、落ち着かせることができるようになります。

基本的に犬にとって、目を見る行為は敵意を表す行為です。最初は名前を呼んでも、欲しいおやつなどを持っている手元を見ていることが多いので、欲しいものを飼い主さんの目の位置に持っていきましょう。

犬と視線の合いやすい高さを意識して、名前を1回はっきりと呼び、視線があった時だけ、手に持っている物を与えてほめてあげます。目が合うと「嬉しいことがある」という教え方をしましょう。

トイレトレーニング

子犬を迎えて最初に直面する重要なしつけです。子犬の排泄回数は1日10回前後と多く、飼い主さんが見ていなくても、排泄できる環境を用意して、室内でも室外でも、決められた場所でできることが大切です。

最初は、ケージの中にトイレシートを数枚敷いておき、排泄したシートをトイレトレーに置いて、においで誘導する方法があります。まずは環境に慣れてもらうことです。

子犬の場合、食後・運動後・寝起きに排泄しやすくなります。地面のにおいを嗅いだり、ソワソワしだしたら、すぐにケージに入れ、排泄できたら、たくさんほめてケージから出して遊ぶようにします。

1才までは体が未発達なため、草のような柔らかい場所(カーペットや畳など)で失敗することがありますが、決して叱らず、においが残らないよう消臭スプレーを使って速やかに掃除しましょう。

ハウストレーニング

囲われたタイプのハウスを寝床として教えるしつけを「ハウストレーニング」といいます。犬は、静かで薄暗い巣穴のような場所を寝床として好む習性があるため、子犬のころから慣らしておくといいでしょう。

見慣れないものの中に入ろうとはしないため、おやつを置いて誘導し、「ここにいれば安全だ」と静かに待機できるようになれば、地震などの災害時に周りに迷惑をかけず、一緒に避難所へ行くこともできます。

いつから体を触られることに慣れさせたらいい?

子犬の頃は、触ったり抱き上げられたりが平気でも、飼い主さん以外の人から触られることに抵抗があったり、警戒心が強い犬種では、自己防衛のため攻撃的になりやすいので、早い段階から慣れさせましょう。

獣医師、看護師、トリマーさんといった、かかわりを持つ人との触れ合い。また、鼻先や、しっぽ、足や耳の先は触られるのを嫌がりますので、頭や背中から触られることに慣れる練習が必要です。

体を自由に触らせてくれるようになったら、歯磨きに挑戦して、成犬になって歯周病にならないようケアしてあげたり、散歩の後に汚れた足を拭く練習など、焦らずゆっくり進めてみましょう。

お散歩デビュー!その前にしつけること

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社会性を身につけさせるためにも、ワクチン接種が終わる前から、外の環境に慣れさせる必要があります。直接地面を歩かせないよう、抱っこして近場を散歩するなどしてみましょう。

首輪やハーネス、リードに慣れさせ、室内で散歩の練習をするのもよいでしょう。また、首輪が抜けて道路に走り出したりしないよう、「まて」「おいで」といった指示をちゃんと聞くよう、しつけておくことも重要です。

そのほか、「おすわり」「ふせ」「おて」といった指示に従って、ちゃんとその行動がとれるようにしておくと、子犬自身の安全を守るために役立ちますし、コミュニケーションも取りやすくなります。

エチケット袋や携帯給水器の準備も忘れないようにして、お散歩デビューは天気の良い安全なコースを選んで、無理強いせず、短距離・短時間からはじめてみましょう。

犬をしつけるときのポイント

1つのしつけに長時間かけると、犬にとってストレスになります。また、指示する言葉は統一するように家族で話し合い。名前を呼んだ直後や、トイレ中には、叱らないよう気を付けましょう。

思った通りに動いてくれないこともありますが、怒鳴ったり、たたいたりすることは、絶対にやめてください。うまくいかない時は、しつけの仕方を変えたり、獣医師に相談するのもおすすめです。

犬にも気持ちや個性があります得意不得意があることを忘れずに、喜ばせてあげながら、ゆっくり無理なく教えていきましょう。

まとめ:しつけはいつから?迎えたその日から

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しつけは、子犬を迎えたその日から始まります。人と犬がお互い幸せに暮らしていくために必要なことです。

しつけと聞くと厳しくしなければ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、恐怖を与える必要はありません、1つ出来たら優しくほめてあげるよう、愛情をもって接することが大切です。

人社会で生活していくためにも、犬も様々な経験をし、学んでいかなければなりません。その教育を担うのは飼い主さんです。焦らずゆっくり、愛犬への理解を深めて、良い成犬へ育ててあげてください。