「登山に誘われたけれど、登山用の服を持っていない」「調べてみると、登山ではコットンの服はNGらしい。何を着ていけばいいかわからない」と頭を抱えていませんか?
この記事ではコットンが登山でダメな理由のほか、以下の内容を紹介しています。
- コットンのシャツが登山で活躍するのはどんな場面か
- 登山に使えそうな服はどんな服か
- 手持ちの服で自信がないとき、コスパよくグッズを揃える方法
買い揃えるのにお金がかかりそうな登山用の服。手持ちの服で何か使えるものがあればできるだけ使いたいですよね。
初心者でも登山を楽しみたいのは当然です。コストを抑えて上手に準備するため、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/25151519#goog_rewarded
登山服にコットンはNG。汗で濡れると乾かず、体温が奪われる
なぜ登山服にコットンはNGなのか。それは濡れると乾かないからです。
登山では冬でも必ず汗をかきます。コットン素材の服ならその汗はすぐに吸い取ってくれますが、全く乾かないので身体を冷やしてしまいます。
頂上に近づくと風が出てきます。風が吹くなか、濡れたシャツで歩く自分を想像してください。きっと、寒さに震えながらの登山になるでしょう。
登山では肌に直接触れる服を濡さないように、もし濡れてもすぐに乾くシャツを着ていくのが王道です。
登山服に向かないコットン。優しいけれどスポーツには使われない

コットンは「綿花」と呼ばれる植物性の天然原料から作られます。化石原料から作られる化学繊維と違い、何千年もの昔から使われ続ける歴史ある素材です。
そんなコットンの特徴を、メリットとデメリットに分けて紹介します。
- 肌ざわりが良く、皮膚への刺激が少ない
- 吸水性・吸湿性が高い:夏は汗をよく吸い、体を冷やす
- 保温性・通気性が高い:冬は体温を逃さず、暖かい
- 染色がしやすく、発色がいい
- 伸びにくい
- 縮みやすい
- 乾きにくい
日常生活で使うにはとてもいい素材なのですが、「乾きにくい」という特徴がスポーツに向きません。
乾かないコットンは、体に貼り付きいつまでも体温を奪い続けます。
登山後のリラックス服にコットンは最適。着替えに準備しよう。
登っている場面でコットンはNGですが、動かない、汗をかかない場面でコットンのシャツは快適です。
- テント泊や山小屋泊
- 下山したあと
その日の疲れを癒すテント泊や山小屋泊では、リラックスして朝を迎えたいもの。そんな時にコットンの優しい肌触りは快適さを与えてくれます。
下山した後もコットンに着替えれば快適。何度も汗を吸って乾いたシャツは、どうしても汗の匂いが染み付いているもの。下山先で温泉や銭湯に入れたら本当に最高ですね。
コットンはNG。じゃあ登山服に向いている素材は?
コットンは登山ウェアに向いていません。登山ウェアに向いている素材は何でしょうか。それは以下の3つ。
- ポリエステル
- メリノウール
- ナイロン
この3つの素材の特徴とおすすめの登山服メーカーを紹介した記事がこちら。

この記事で紹介する素材とお手持ちの服のタグを見比べて、どの服が登山に使えそうか判断する一つの目安にしてください。
すべての登山服を新たに買い揃えるのはあまりにコスパが悪すぎます。使えそうな服はできるだけ使って、無理なく登山を楽しみましょう。
コットンを避け、手持ちの中から使えそうな服を探そう

足りないグッズだけ追加で集めるために、手持ちの服で登山に使えそうなものをピックアップしましょう。
ランニングウェア・ヨガウェアなどのスポーツウェアが最適。学生時代のジャージもOKです。
登山は重ね着が重要だと言われます。具体的に必要になるこの3つを探してください。
- ベースレイヤー(肌着)
- ミドルレイヤー(防寒着・活動着)
- アウターレイヤー(防雨・防風)
それぞれに必須の機能やおすすめの素材などを紹介していきますので、お手持ちの服から選んでいきましょう。
使える服の探し方①薄手の速乾系シャツはベースレイヤー候補
吸水速乾性が高い服はベースレイヤー(肌着)向き。スポーツ系のシャツ・レギンス・タイツなどがあれば役に立ちます。
登りで汗をかいた時、一番最初に汗を吸うのがこのベースレイヤー。ベースレイヤーにコットンだけは避けなければいけません。
チェックしたいのはタグ。「ポリエステル」がメインのものを選びましょう。ポリエステル80%/ポリウレタン20%のようにほかの素材が少々混ざっていてもOKです。
UNIQLOの「エアリズム」シリーズや、こちらのような商品が、ベースレイヤーにおすすめです。
使える服の探し方②通気性と保温性が欲しいミドルレイヤー候補
こういう服が手持ちにあれば、ミドルレイヤー(防寒着・行動着)に使えます。
- セーターやフリースなど
- 長袖のシャツ(前がボタンですべて開けられるもの)
- UNIQLOの「ウルトラライトダウン」シリーズ
ミドルレイヤーを薄いものから厚いものに着替えたり、全面のボタンを解放したりして体温を調節しながら、できるだけ汗をかかないように登るのが大切です。
アクリル製のセーターやポリエステル製のジャージなど、ミドルレイヤーは何種類も数を揃えましょう。ボタンやチャックなどで全面を開放できるものは体温調節がしやすいのでおすすめ。
- 春秋の低山(高尾山や六甲山など)なら、長袖シャツとフリース
- 夏の高山なら、長袖シャツとセーターとダウン
山の上と街では気温が違います。寒さで震えないよう、真夏でも防寒着になるものを1〜2着は入れたいところ。もしも買うならこういう服が普段使いもできて便利です。
使える服の探し方③雨と風を弾きそうな服はアウターレイヤー候補
雨ガッパは真夏の低山ならOK。スキー・スノボー用のアウターがあれば春・秋の登山にも利用できます。
アウターレイヤーは雨と風を弾くのが目的。外装がナイロン主体のものを選びましょう。
小雨でも下半身が濡れると芯から冷えてしまいますので、雨ガッパは上下が分かれたセパレート型をおすすめします。
もし今後も登山を続けるつもりがあるのなら、こういった本格的なアウターがひとつあると安心です。
登山服はレンタルで。コスパも機能性もおしゃれも全部楽しもう!
足りないグッズがわかったら、あとはレンタルで揃えてしまいましょう。レンタルサービスを探すにはこちらの記事をどうぞ。

レンタルサービスを使うと、毎回違う服を着て行くことだってできてしまいます。
長期的には確かに買ったほうがお得です。しかし、自分の趣味として定着するかどうかなんて今の段階ではわかりません。
ちゃんとしたウェアを買うのは、どんなウェアが動きやすいか、どんな機能があった方がいいかあなたがちゃんと理解してからでいいのです。
登山は楽しい。行動着にコットンの服は避け、快適な登山にしよう

登山にコットンはNGです。汗を吸うと乾かないので、スポーツ向きではありません。
登山中はNGですが、下山後の着替えにコットンは最適です。可能なら、下山先で温泉や銭湯も楽しみたいですね。
手持ちの服に使えそうな服はありましたでしょうか。あまりなかったとしても、レンタルサービスを使えばコストを下げて一式揃えられます。
初心者でもできるだけコストをかけず楽しみましょう。あなたの初登山がいい天気に恵まれますように!