「始めて犬を飼うけどしつけはどうしたらいいのかわからない」「いつからしつけをしたらいいのかわからない」といった悩みを持つあなたにぜひ読んでほしいです。
始めて犬を飼う人に寄り添った内容になっていて、しつけについての不安がなくなるでしょう。
記事の前半ではしつけの開始時期や、しつける時にしてはいけないことについて話しています。後半では具体的に何をしつけたらいい?しつける時のコツは?といった疑問に答えています。
また、外での飼育や去勢、散歩のタイミングについても話していきます。ぜひ最後までご覧ください。(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20180559149post-16316.html)
子犬のしつけはいつからが最適なのか
子犬のしつけは生後2~3カ月ぐらいが最適です。家に迎えて環境に慣れたら、すぐに始めましょう。この時期は物事を吸収するのが早いのでしつけにうってつけのタイミングです。
しつけは、犬自身を守ることはもちろん、周囲の安全にもつながります。飼い主としての責任でもあるので絶対しましょう。
子犬のころにしつけておかないと、大人になってからでは難易度が格段に上がります。必要なことだと認識してしつけに取り組みましょう。
子犬にしつけを始める前に
しつけを始める前にやっておくことが二つあります。以下のことを実行してからしつけに移りましょう。
環境に慣れさせよう
まず、しつけを始める前に環境に慣れさせましょう。飼い始めてすぐは、新しい環境になじむのに精一杯です。精神的、体力的に疲れて体調を崩してしまうかもしれません。
しつけを始める前は飼育環境になじんでもらうことを第一に考えましょう。
無理に触りすぎず、よってきたときのみ触れ合うようにしましょう。
しつける時のルールを決める
犬が混乱しないためにも、家族の間で判断が同じになるように話し合っておきましょう。
入ってはいけない場所のことや、叱るときの言葉など、何がダメなのか人によって異なることのないようにしましょう。
子犬のしつけをする時にしてはいけないこと
いよいよしつけに入るのですが、まずは、その際にしてはいけないことを確認していきます。
- 手をあげる(体罰)
- 感情に任せて怒鳴る
- 叱る時に笑顔を見せる
これらのことをしてしまうと一番大事な犬との信頼関係を築けなくなってしまうため、事前に把握しておきましょう。
手をあげる(体罰全体)
基本的に犬に手あげるのはNGです。手を挙げてしまうと飼い主との信頼関係を気づくのが難しくなってしまいます。
人に対して、恐怖心を抱き家族以外の人に対しても狂暴的になってしまう恐れがあります。
場合によっては犬が怪我をしてしまうこともあるでしょう。そうなるとますます敵対心や恐怖心が大きくなり、楽しく飼育することができなくなるかもしれません。
感情にまかせて怒鳴る
体罰の時の理由と似ているのですが、感情に任せて怒鳴ってしまうと恐怖心を抱かせてしまうからです。
怒鳴ることで押さえつけてしまうと、犬との信頼関係を気づいていくのは難しいでしょう。
叱る時に笑顔を見せる
叱られているのかわからなくなります。飼い主が喜んでくれたと勘違いして、同じことを繰り返す場合もあります。
怒鳴るのはダメですが、叱るときはきっちりと短い言葉で少し声を低くして叱りましょう。
最低限これだけはしておきたいしつけ5つ

しつけの注意点については把握していただきましたでしょうか?ここでは、最低限しつけておきたいことを順番に5つご紹介します。
- 名前を覚えてもらう
- トイレ
- 「おすわり」
- 「待て」
- 「ハウス」
それでは上記の最低限のしつけを1つずつ詳しく見ていきましょう。できるだけわかりやすく簡潔に説明しているのですぐに実践できると思います。
名前を覚えてもらう
まずは名前を読んだら反応してもらえるようにしましょう。最初のうちはなんにも反応がないかもしれませんが、根気強く取り組む必要があります。
やり方は簡単です。アイコンタクトをしながら名前を呼び、反応してくれたら、褒めたりご褒美をあげたりしましょう。
そうすることで、名前を呼ばれることがうれしいこと、楽しいことになり反応してくれるようになるでしょう。
トイレ
次はトイレです。トイレをしそうになったらあらかじめ準備した場所に連れていきましょう。
トイレのするタイミングは寝起き・食事の後が多いのです。このとき可能なら、時間帯を記録しておくと便利でいいですね。
指定の場所でトイレができたら褒めてあげましょう。ここでトイレをしたらいいことがあると認識させることが大事です。
「おすわり」
犬の頭上に離しておやつを持つことで、犬の目線が上を向きます。上を向いていることで犬は疲れてくるとおしりをつきやすい体制になります。
自然とおすわりの体制になったら褒めてあげましょう。ここでも「おすわり」をしたらいいことがあると思わせることが大事です。
「待て」
「待て」を教えることは犬自身の安全を守るためはもちろん、あらゆるトラブルに対し「待て」ができることはとても重要です。
お座りの状態で覚えさせると効率的に教えられます。おやつを見せて、ジェスチャーと声で指示を出します。
最初のうちは少しでもできたら褒めてあげましょう。慣れてきたら少しづつ時間を延ばしたり、距離が離したりして難易度をあげていきましょう。
「ハウス」
ハウスと言い、ゲージの中に餌を入れて犬を誘導しましょう。少しづつ奥まで入るようにし、完全に入ったら軽く扉を閉めましょう。その後すぐに扉を開けます。
餌なしにしたり、扉を閉める時間を長くしたり、ゲージに慣れてもらいましょう。
入っていくれないからといって無理やり入れるのではなく、自ら入ってくれるように仕向けるましょう。そうすることで、ゲージが安全な場所だと認識してもらえます。
子犬にしつけをする時に大事なこと
しつけの仕方は紹介しましたが、ここではしつけをするときの大事なポイントを二つお伝えします。
しっかりとほめる
本文中に何度も出てきていますが、指示通りできたらしっかりとほめてあげることが大事です。愛犬との信頼関係を気づくことで指示も聞いてくれやすくなっていきます。
しつけは短時間で終わらせる
犬の集中力はとても短く5分程度といわれています。長時間のしつけはあまり意味がありません。1回あたりの時間は短くし、できるだけ多くの回数をこなすようにしましょう。
散歩デビューはいつから?

外での散歩はワクチンを3回打った後にしましょう。ワクチンを打った後2~3週間様子を見て、特に異常がなさそうなら散歩してみましょう。
ワクチンを打つまで歩かせることは避け、抱っこしながら外の世界に触れさせるのがおすすめです。
新しい刺激というのは子犬にとってはストレスのかかることなので、最初の散歩は短時間で済ますようにしましょう。
外を散歩させる前に室内で首輪やハーネスに慣れさせておくことで、初めての散歩でもストレスが少なくて済みます。
外で飼育できるのはいつから?
外で飼育を検討している場合は生後1年以上たった後にしましょう。タイミングとしては機構の良い春や秋などから外での飼育に慣れさせましょう。
犬種によって外飼いが不向きな犬もいるのできちんと考えることが必要です。可能な場合でも外で飼育することはデメリットも多いので犬のためにはどちらがよいのか考えた上で決めてください。
完全に室内で飼育するのは無理だとしても、時間で一時的に中に入れるなどの対応もおすすめです。
避妊・去勢手術はいつからするべき?
オスの子犬を飼育するなら、去勢手術も検討しておきましょう。半年~8カ月の間に受けるとよいです。
去勢手術にはストレスや病気の予防につながるというメリットがあります。しかし、麻酔が必要なので少なからず体への負担があります。
また、ホルモンバランスも崩れるので、食欲が増え肥満気味になる可能性もあります。去勢手術はメリットとデメリットを把握したうえで医師の方に相談しましょう。
どうしてもしつけが不安な人しつけ教室がおすすめです。

初めてのしつけが不安なのは当然のことです。どうしても不安な方はしつけ教室に参加してみましょう。
しつけ教室の中には、無料でカウンセリングを行ってくれるところもあるので、とりあえず話を聞きに行くだけでもためになるでしょう。
しつけ教室を選ぶ際は、飼い主も一緒に参加できるしつけ教室に通うのがおすすめです。「トレーナーの言うことしか聞かない」という問題を防ぐためです。
同じ悩みを持つ飼い主との交流もできるので、定期的に通ってみるのもいいですね。
まとめ:正しいしつけをして楽しい生活にしましょう
どうでしたか?初めてのことばかりで不安でいっぱいだと思います。しつけできてきた後でもたくさんお悩みや不安が出てくると思います。
そんな時は、身近にいる犬を飼っている人にアドバイスをもらうこともおすすめです。悩み事があったら、抱え込まずに経験者に聞くのが一番です。
正しいしつけをして、愛犬との楽しい生活をスタートさせましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。