今の携帯会社から格安SIMに乗り換えるだけで毎月1万円近く節約できます。
今話題の格安SIMとはどんなサービスかご存じですか?あなたが生活費を見直す上で、まず改善すべきなのが「通信費」です。とりわけ契約会社を変えるだけで多い人では毎月1万円近くの節約ができます。
- 格安なんて怪しくない?
- どういう仕組みで安くなってるの?
- そもそも格安SIMってなに?
今回はそんな悩みに対して格安SIMのメリット、デメリットを1から解説していきます。
アイキャッチ画像出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/22383324?title=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%92%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81%E6%93%8D%E4%BD%9C%E3%81%99%E3%82%8B%E7%9E%AC%E9%96%93%EF%BC%88esim%EF%BC%89&searchId=113026643
そもそもSIMカードってなに?
SIMカードとはスマホの個人情報が入ったICチップのことを指します。
そのスマホの電話番号や個人情報など、そのスマホが携帯電話として使うための様々な情報が詰まっています。そのためこれが無いと電話もインターネットも使えません。
つまり、スマホ本体はただの入れ物で、実際にスマホとして電話やインターネットを使うにはSIMカードが必須なのです。
格安SIMとはその中でも月額料金が格安になるサービスのことを指します。
格安SIMが安くなる仕組みとは
格安SIMが安くなる仕組みは「回線のレンタル」と「実店舗の削減」です。
格安SIMを運営している会社はdocomoなどの大手から回線を借りることで維持費や設営費などの莫大なコストをカットしています。
また、実店舗を持たないことで人件費を削減しています。その分、月額料金を大手より安くできるのです。
さらに、近年では格安SIMの会社がどんどん増えてきており価格競争が起こっていることも理由の1つです。
格安SIMのメリットとは
さて、格安SIMの仕組みが分かったところでまずは格安SIMのメリットについて見ていきましょう。
- 月額料金が激安
- シンプルな料金プラン
月額料金が激安
なんと言っても料金がめちゃくちゃ安い。これに勝る魅力はないでしょう。
私は元々、スマホ代に月々に1万3,000円程度支払っていましたが、ワイモバイルに変更してからはなんとたったの2,200円です。
その差、約1万円。月に1万、年間にすれば約12万円も節約できます。高級ホテルに泊まれる程の節約が期待できます。
シンプルな料金プラン
大手の携帯会社に比べ格安SIMの料金プランは非常にシンプルです。
- 月々使用する通信量(GB数)を決める
- 音声通話(電話機能)を利用するかしないかを決める
この2つだけです。そのため、大手会社の様な様々なオプションを選択する必要はありません。
「登録だけしておいて、後から自分で解除しておいて下さいねー」なんていう訳の分からない仕組みもありません。
格安SIMのデメリットとは
では続いて、格安SIMのデメリットを見ていきましょう。いくつかのデメリットはありますが、実際のところはデメリットと呼ぶほど大したものはありません。
- 通信速度が遅い
- キャリアメールが使えない
- LINEのID検索が使えない
通信速度が遅い
大手に比べると通信速度は劣りますが、肌感覚としてはあまり変わりません。
格安SIMは大手から回線の一部を借りています。その一部の枠だけを格安SIM利用者がこぞって利用するためどうしても混み合いは避けられません。
ただし、実際に使ってみた感覚としてはさほど気になりませんでした。
動画や容量の大きいものをモバイルデータで利用するならまだしも、SNSやLINEを使う分にはほとんど問題ありません。特に下記に挙げる会社であれば大きくストレスを感じることはないでしょう。
- ワイモバイル(筆者も使用してます)
- 楽天モバイル
- LINEMO
キャリアメールが使えない
ドコモメールやS!メール(ソフトバンクメール)は使用できません。
しかし、これはわざわざ大手のメールを使用しなくてもGmailやYahooメールで代用可能です。
どうしても大手のメールを使用しなければならない方はデメリットとなるかもしれません。
LINEのID検索が使えない
LINEのID検索は使えませんが、QRコードで代用可能です。
対面で連絡先を交換する際は全く問題ありません。強いて言えばネット上でLINE交換を行う際はデメリットになるかもしれません。
格安SIMの登録方法とは
さて、格安SIMの仕組みやメリット・デメリットが理解できたところで実際の登録方法について解説していきます。
実店舗がある場合
ワイモバイルや楽天モバイルといった会社では実店舗があるため手続きの大半を店員さんにお願いできます。
格安SIMを利用できる会社は20社以上ありますが、実店舗が存在するのは主に以下の4つ。
- ワイモバイル
- イオンモバイル
- 楽天モバイル
- mineo
どれにしようか迷っている人は上記の中から探すと手続きが簡単に済みます。また、どれも格安SIMを扱う会社の中では大手であるため価格や通信速度などの基本的なサービスの質は問題ないでしょう。
実店舗で必要なのは
- 身分証明書(免許証やパスポートなど)
- クレジットカード
- 格安SIMに対応している端末
- MNP予約番号(MNP乗り換えをする場合)
これらを事前に用意しておきましょう。
MNP番号とは現在使っている電話番号をそのまま使うための手続きに必要な番号のことを指します。
MNP番号は現在契約している携帯電話ショップやコールセンター、Webサイトのマイページから申し込めます。
ちなみに、MNP番号を取得するためには手数料として3,000円程度の料金が発生します。
実店舗がない場合
実店舗が存在しなかったり、お住まいの地域にはなかったりする場合は以下の通りに手続きを進めて下さい。
- SIMフリーのスマホを用意する
- MNP予約番号を取得する
- 乗り換え先の会社と契約
①SIMフリーのスマホを用意する
現在使っているスマホをそのまま利用する事もできます。現在使用しているスマホを使う場合は契約会社に連絡してSIMロックを解除してもらう必要があります。
もちろん、これを機に新しくスマホを購入しても構いません。私は月額料金が安くなるので思い切って最新機種に変更しました。
②MNP予約番号を取得する
実店舗の場合と同様、現在使用している電話番号を引き続き利用する場合はMNP予約番号を取得する必要があります。
③乗り換え先の会社と契約
契約したい会社のWebサイトから簡単に申し込めます。申し込み後に届いたSIMカードをスマホに差し込めば手続き完了です。
違約金を払ってでも乗り換えるべき
格安SIMへ乗り換える際は「今すぐに」行った方が断然お得です。
「えっ?でも違約金を払わないといけないんだけど…」確かにその通りです。しかし違約金を支払ってでも今すぐ乗り換えた方がお得です。
仮に違約金が1万円としましょう。格安SIMに乗り換えれば毎月5,000円〜1万円近く節約できます。
つまり早ければ2ヶ月で元が取れます。逆に契約更新月まで待ってしまうと、その間現状の割高料金を支払い続けることになってしまいます。そのため、格安SIMに乗り換えると決めたら、今すぐ行動すべきなのです。
格安SIMとは?メリット・デメリットまとめ
格安SIMとは月額の通信料金が大手に比べてとてもお得になるサービスのことを指します。
大手の回線をレンタルしていることと、実店舗を持たないことによる人件費の削減によって格安の料金プランを提供しています。
以下ような多少のデメリットはありますが、仕事や専門的な作業をしないのであればあまり気にならないレベルです。
- 通信速度がやや遅い(あまり気にならない程度)
- キャリアメールが使えない
- ラインのID検索ができない
その一方で、多い人では月に1万円前後も節約できるというとてつもないメリットがあります。手続きも簡単3ステップで行えるため、これを機に格安SIMに乗り換えてみてはいかがでしょうか。