仕事がうまくいかないと悩んでいませんか?春から新社会人になる人や部署異動、転職などで新しい環境になった人は、何となくうまくいかないなと感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、仕事がうまくいかない人の特徴や、仕事がうまくいくようになる対処法を詳しく説明します。
この記事を読めば、仕事がうまくいかない人でも今の状態をより良く出来る方法がわかります。是非最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20220335070post-39338.html)
仕事がうまくいかないと悩む人の割合は?
仕事がうまくいかないという不安や悩み、ストレスを抱えている人の割合は、いったいどのくらいなのでしょうか?
厚生労働省の「令和2年 労働安全衛生調査(実態調査)」 によると、現在の仕事に悩みを抱えている人の割合は54.2%となっています。実に半数以上の人が仕事に対して様々な悩みを持っていることがわかります。
ちなみに、ストレスの内容は、「仕事の量」が 42.5%と最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が 35.0%、「仕事の質」が 30.9%となっています。
仕事がうまくいかない6つの原因
仕事がうまくいかない人の6つの原因について解説していきます。
原因が思い当たらない人も、次のチェック項目を見て確認してみてください。
- 経験が不足している
- 失敗を引きずっている
- 仕事以外のことが気になり集中できていない
- 仕事量が多すぎる
- 仕事の難易度が高すぎる
- 人間関係がうまく築けていない
経験が不足している
入社したばかりの新入社員の人や部署異動・転職したばかりの人は、経験が不足しているので仕事がうまくいかないと感じがちです。
しかし、それはある意味当たり前のことなのです。学生の頃を思い出してみてください。ろくに勉強もせず、テストで良い点が取れたでしょうか?
「仕事」となると早く成果を出したくなる気持ちもわかりますが、ここは落ち着いてコツコツ経験を積んでいきましょう。
失敗を引きずっている
仕事をしていると、多かれ少なかれ失敗をしてしまうことがあります。
上司にひどく怒られたり、自分の失敗のせいで大きな損失を出してしまった経験のある人も多いのではないでしょうか。
過去の失敗がトラウマとなり、失敗を引きずったまま仕事をしていると、どんどん自信を失って仕事がうまくいかないなと感じてしまいます。
仕事以外のことが気になり集中できていない
仕事以外のことが気になって仕事に集中できなくなり、大きなミスをしてしまうことがあります。
例えば、配偶者(恋人)との関係がうまくいっていなくて、どうしようかと悩んでいる時。
本来であれば、仕事とプライベートは切り離して考えるべきですが、心配事があるとどうしてもそちらに意識が向いてしまいます。
仕事量が多すぎる
上司に指示されたり、同僚に頼まれるとキャパオーバーでもついつい引き受けてしまう人は仕事量が多すぎる可能性があります。
仕事量が多すぎると、大きな負担になりますし、ミスにも繋がってしまいます。
仕事の難易度が高すぎる
仕事の難易度が高すぎる場合、自分では手に負えず、仕事がうまくいかなくなってしまいます。
特に転職したばかりの人に当てはまるのですが、前職でやったことのない仕事内容でも、キャリア採用だからこれくらいできないといけないと思ってしまう人は、悩んでしまうことになります。
人間関係がうまく築けていない
仕事は人間関係が一番重要といっても過言ではないほど、影響を及ぼす部分です。
上司や同僚との人間関係がうまく築けていないと、自分がミスをしたり困った時に助けを求めずらくなります。
そうすると、全部自分一人で背負わないといけなくなり、プレッシャーに感じて仕事がうまくいかないという負のループに陥ってしまいます。
仕事がうまくいかない人の特徴-人間関係編
仕事がうまくいかない人の特徴を人間関係編と仕事内容編に分けてお伝えします。
まずは人間関係編から紹介していきます。人間関係がうまくいっていないなと心当たりのある人は多いのではないでしょうか?
- 周囲とのコミュニケーションを取らない
- 上司に相談や質問ができない
- 人の好き嫌いが激しい
周囲とのコミュニケーションを取らない
仕事がうまくいかない人の特徴には、周囲の人とコミュニケーションを取らないというものがあります。
自分一人で最初から最後まで完結する仕事なら問題ないでしょうが、会社で働いている以上周囲の人と協力し合って仕事をする力が求められます。
上手くコミュニケーションを取らないと、トラブルに繋がってしまうかもしれませんよ。
上司に相談や質問ができない
上司になかなか相談や質問ができないのも仕事がうまくいかない人の特徴です。
例えば、あなたの上司が忙しそうにしていると、何となく声をかけづらいですよね。
しかし、大事なことや分からないことを相談や質問せずにそのままにしておくと、後々大きなミスになってしまうこともあります。
人の好き嫌いが激しい
仕事をしていると、どうしても気の合わない人や嫌いな人が出てくるのは当然のことです。
しかし、「この人とは合わない」と一度感じてしまうと、その人とはコミュニケーションを取ることがなくなり、その結果大事なことも伝えなくなる可能性があります。
仕事には好き嫌いを持ち込まず、きちんとコミュニケーションを取りましょう。
仕事がうまくいかない人の特徴-仕事内容編
続いて、仕事内容編を紹介します。仕事内容は変えられないし、どうしようもないんじゃないか?と思う人もいるでしょう。
- 仕事の優先順位付けができていない
- 整理整頓が苦手
- 後回しにしがち
仕事の優先順位付けができていない
仕事をする上で、優先順位をつけることは非常に大切です。しかし、この優先順位付けができていない人は意外と多いです。
まずは自分の仕事全体を見渡して、箇条書きにし、緊急度を考えながら優先順位を付けていくと良いでしょう。
整理整頓が苦手
机やデスクトップを整理整頓せずに仕事を進めると、必要な資料や情報を探すのに手間取って肝心の仕事をする時間が減ってしまいます。
仕事にかけられる時間が少なくなることで、仕事の完成度が低くなってしまう場合もあります。
後回しにしがち
面倒な仕事やよく分からない仕事は、「後からやればいいか……」と後回しにしがちです。
ですが、後回しにすると、そのあとにまた新しい仕事がどんどん舞い込んできて手に負えなくなってしまいます。
後回しにしたくなる気持ちは分かりますが、できるだけ前倒しで取り組みたいですね。
仕事がうまくいかない時の対処法
仕事がうまくいかない時は、どうしても今の仕事を辞めて転職したいという気持ちになります。
ですが、転職しなくても今の職場で状況を変えることもできます。
そこでここからは、仕事がうまくいかない時に、今の環境のままで今の状態をよりよくする方法を詳しくご紹介します。
- 相談できる上司や同僚に話す
- 完璧主義をやめる
- 他人と比較するのをやめる
- 休息を十分にとる
- うまくいかない時だと割り切る
相談できる上司や同僚に話す
まずは、自分一人で抱え込まずに相談できそうな上司や同僚に今自分が置かれている状況を話しましょう。
人に話すことで整理できることもあるので、頭で悩み過ぎず、とにかく周囲の人に話してみることで解決策が見えてくるかもしれません。
完璧主義をやめる
自分の仕事には責任をもって取り組むことが大切ですが、完璧を求めると自分自身を苦しめることになります。
その時にできるベストを尽くし、もしダメでもその時に修正すればいいやという心持ちで仕事をすると心に余裕が生まれて、うまくいきやすくなります。
他人と比較するのをやめる
同僚がうまく仕事をこなしていても、過度に気にしないことが大切です。
人間はどうしても他人と比べたがります。しかし、人それぞれ得意不得意もあるので、単純に自分と比較するのはやめましょう。
どうしても気になるのであれば、うまくいっているその同僚のやり方を取り入れようくらいの余裕を持つと良いでしょう。
休息を十分にとる
仕事がうまくいかない時は、一度仕事から離れて休息を十分にとることも必要です。
思い切って休暇を取って、家でゆっくり過ごしたり、家族や友人と出かけてみるのも良いでしょう。
どうしても休めない場合は、仕事の合間に軽いストレッチをしたり、トイレ休憩をいつもより多めに取ったりして工夫しながら肩の力を抜いてください。
うまくいかない時だと割り切る
これは究極の方法ですが、時には「割り切る」というのも一つです。
割り切るというのは、一見諦めてしまうことのようにも感じますが、うまくいかない時もあるよね~と物事を楽観的に捉えることで、うまく進むこともあります。
仕事がうまくいかない時にやってはいけないこと
仕事がうまくいかない時やってはいけない、たった一つのことは、家でも仕事のことを考えるということです。
仕事がうまくいっていないと、どうしても仕事のことばかり考えてしまいがちです。
しかし、本来リラックスできるはずの家でも仕事のことを考えてしまうと、しっかり頭を休めることができず、余計に仕事に悪影響を及ぼしてしまします。
家にいる時間を充実させることで、仕事に良い影響を与えることもあるので、プライベートの時間を大切にしましょう。
どうしても仕事がうまくいかない場合
これまで紹介した対処法を試してみても、どうしても仕事がうまくいかない時の方法を紹介します。
- 長期休暇を取ってみる
- 部署異動を希望してみる
- 転職を考える
長期休暇を取ってみる
長期休暇を取って、体と心をしっかりと休め、リフレッシュできることを何でもいいから試してみましょう。
家族と旅行に行くのも良し、趣味に没頭するのも良し。家で何もせずにゆっくり過ごすのもいいですね。
また、リフレッシュするだけでなく、自分を見つめなおす機会にするのも大事です。
「これからの人生」や「仕事をする上での目標」などを考えてみるのもおすすめです。
部署異動を希望してみる
人間関係も仕事内容もどちらもうまくいかず、どうしようもない人は部署異動を申し出てみるのも良いかもしれません。
人には向き不向きがあるので、違う部署であればあなたの実力を発揮できる可能性がありますよ。
転職を考える
長期休暇をとっても、部署異動をしてもうまくいかない時は、転職を考えましょう。
「転職」という決断をするのは非常に勇気のいることです。転職した先の会社が今より良いとは限らないからです。
しかし、何を試してもうまくいかない場合、会社の社風が合っていない場合が考えられますので、案外転職してみると仕事がうまくいくこともあります。
仕事がうまくいかない時に読みたい!まとめ
これまでに、仕事がうまくいかない人の特徴やその対処法を解説してきましたが、参考になったでしょうか?
仕事というのは、一日の大半の時間を占め、人生においても非常に重要なものです。
仕事がうまくいかない人は、一度立ち止まって仕事ときちんと向き合い、より良い状態になるように様々な方法を試してみましょう。
それでもダメな場合は、転職を視野に入れて後悔のないように取り組んでみるのはいかがでしょうか。