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仔犬のしつけはいつから?初心者が飼う際のポイントを解説

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「初めて犬を飼うことになったけど、何を準備すればよいのかわからない。」「しつけっていつからすればよいのだろう。」こういった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

初めて仔犬を家に迎える飼い主の方は、どのように仔犬を接していけばよいのか分からず不安なことも多いでしょう。

本記事では犬のしつけの重要ポイントや優先順位、お役立ちツールなどを紹介しています。初めて犬を飼う人には必見の内容になっていますのでぜひ最後まで御覧ください。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/動物-犬-子犬-可愛い-731576/)

犬の「しつけ」とは?

(出典:https://www.pakutaso.com/photo/18159.html)

犬のしつけの時期・やり方を知る前にそもそも「しつけ」の目的を理解しておきましょう。しつけとは簡単に言うと、社会に適応するためのマナーを覚えさせることです。

犬は人間とは違う生き物ですが、飼い犬である以上、人間社会で共に生きていくための方法を習得している必要があります。

しつけには飼い主や周りの人間を守ることに加え、飼い犬自身を守るという目的もあります。飼い犬と周りにいる人達が気持ちよく過ごすためにも正しいしつけを知り、実践していきましょう。

仔犬はいつからしつけが必要か

新しく仔犬を飼う人にとって、いつからしつけが必要なのかは大きな疑問ですよね。

結論から言うと、飼い始めた当日からしつけを始めるべきです。具体的には生後3週齢目〜12週齢目にあたる「社会化期」がしつけを行うにあたって重要な時期とされています。

社会化期の仔犬は外の世界や他者(自分以外の生き物やモノ)に興味を持ち出します。仔犬はこの時の体験をもとに他者との関わり方やモノの加減を学んでいくため、多くの経験を積ませてあげることが必要です。

この時期の様々な刺激を与え、周りとの接し方を覚えさせることで成犬となったときの性格や態度に大きな違いが出るのです。

仔犬と接するときのポイント

(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e5%a5%b3%e3%81%ae%e5%ad%90-%e7%8a%ac-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-%e5%8f%8b%e6%83%85-5623231/)

仔犬をしつけるに当たってはむやみに怒らないことを心がけましょう。

例えば排泄をトイレ以外で行ったことを叱った場合、仔犬はその行為自体に恐怖を覚え、私達の見えない場所でこっそりと排泄を行うようになる場合があります。

私達が知らない環境に身を置く時、不安を感じるように仔犬も新たな環境に不安を感じています。最初は環境に慣れさせることを意識し、根気強くしつけを行っていくようにしましょう。

また、うまくいったときは褒めてあげることも大事です。悪いことを治すようしつけることはもちろんですが、良いことは褒めてあげることで良い行動を定着させていきましょう。

いつから、何をしつければ良いのか

(出典:https://www.pakutaso.com/photo/17906.html)

仔犬には教えることも多いですがここでは教える優先度の高いものを順に確認していきましょう。

しつけの優先度ランキング
  1. 名前を覚えさせる
  2. 周囲の環境に慣れさせる
  3. トイレ
  4. スキンシップ

名前を覚えさせる

まずは仔犬に自分の名前を覚えさせる事から始めましょう。名前を認知するにはポジティブな動機づけを行うことが重要です。

例えば、名前を読んで、きちんと反応ができた時はおやつをあげたり、褒めてあげるようにしましょう。そうすると仔犬は「名前に反応することで良いことがある。」と認知するようになります。

自分の名前を認知させることで始めて指示を受け取れるようになるため、名前を覚えさせることはしつけの一番最初に行いましょう。

周囲の環境に慣れさせる

前述したように社会化期の仔犬は周囲に興味を持ち始め、好奇心旺盛に活動しようとします。

この時期は加減がわからず、周りのモノを振り回したり噛み付いたり、駆け回るような行動を取ることもあるので、仔犬と周りの人を守りながら様々な経験を積ませることが大事です。

この時期に過保護になりすぎると将来、恐怖心の強い成犬になってしまう可能性も高いです。

例えばドッグカートに乗せて外出をすれば仔犬を守りつつ、外の世界を体験させることができるのでオススメです。

トイレ

トイレは仔犬と飼い主が快適な共生生活を行うに当たって優先度の高いしつけです。最初は仔犬もトイレをすべき場所がわからず上手くいかないことも多いですが、根気強く教えてあげましょう。

トイレのしつけの重要ポイントは仔犬がトイレをしそうなタイミングで、飼い主がトイレ場所へ誘導してあげることです。

起床後やご飯後、運動後はトイレをしやすいタイミングです。また、匂いを嗅いでトイレを探す仕草を行うときもあります。それらを見計らって仔犬をトイレに誘導してあげるようにしましょう。

まずは飼い主主導で正しい場所でトイレをできた経験を積ませてあげることがトイレしつけのやり方です。

スキンシップ

飼い犬を触れられても大丈夫なように慣らしてあげることも重要なしつけです。飼い犬に触って体の部位を観察することで病気や体の異常を発見することができるからです。

初めは触られることを嫌がる犬もいるので、余り気にしない部位から触られる訓練を行っていき、最終的には耳や鼻、口など敏感な部位も観察できるくらい慣らしてあげることが健康管理において不可欠です。

これらと並行して爪の手入れやブラッシング、歯磨きなど体のメンテナンスにも慣らしておくようにしましょう。

「お手」「おすわり」はいつから教えればよいのか

犬のしつけというと「お手」や「おすわり」といった文句が浮かびますが、これらの指示を総称して「コマンド」と呼びます。コマンドを習得することで犬との意思疎通が円滑になっていきます。

「お手」「おすわり」はイメージしやすいコマンドですが、これらのしつけは成犬になってからでも遅くありません。

一方で、「まて」や「おいで」等は実生活で利用する頻度が高く、飼い犬の動作をコントロールする効果も大きいので仔犬のうちに習得させておきたコマンドです。

コマンドを習得する際は、ドッグフード等うまくいったときのご褒美を用意して臨みましょう。ポジティブな動機づけがコマンドの習得を促進するのです。

何を準備しておけばよいのか

(出典:https://www.pakutaso.com/photo/44003.html)

しつけは仔犬を迎えたその日から始めるべきであることがわかりました。ここでは仔犬をしつけるにあたって準備しておくべきツールを紹介します。

しつけツール3選
  • トイレツール
  • 散歩ツール
  • 噛み癖対策ツール

トイレツール

最近は室内で犬を飼うケースが多く、トイレトレーを用意しておくことは必須です。トイレトレーを選ぶ際は耐久性・安全性・機能性に注意して選ぶようにしましょう。

粗悪なプラスチック製品を使うと耐久性が低く、トレーが壊れて破片を踏んだり、食べてしまったりする危険性があります。

滑り止めがついていて固定が容易であったり、縁の傾斜がきつく糞尿がもれないような構造であること等に注意すると良いトイレトレーを選ぶことができるでしょう。

散歩ツール

生後間もない仔犬を飼う際はドッグカートを用意しておくことがオススメです。前述したように仔犬と周りの人の安全を守りながら、外部の環境に慣らすことができます。

仔犬が成長し、散歩ができるようになったらリードを用意する必要があります。引張癖のある犬には引っ張ると首が優しくしまる仕組みになっているハーネス等があるため上手く利用してしつけましょう。

噛み癖対策ツール

仔犬は好奇心旺盛に何でも口にしたり噛んだりする傾向があるので、噛んでも安全な素材のおもちゃを用意しておくことも大事です。

骨の形をした弾力性のあるおもちゃや、頭を使って餌を探すようなおもちゃを与えることで噛む習慣を緩和したり避けさせることができます。

どうしても噛まれたくないものがある場合はしつけスプレーを使うと犬の嫌いな匂いを定着させることにより、噛む行動を抑制することができます。

しつけがうまくいかない時は?

(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e7%8a%ac%e3%81%ae%e9%a3%bc%e3%81%84%e4%b8%bb-%e5%8f%8b%e6%83%85-%e7%b7%91%e5%8f%8b%e5%a5%bd-2261160/)

しつけがうまくいかない時は飼い犬に強く当たってしまいそうになりますが、一旦落ち着いて、自分のしつけに問題はなかったか確認してみましょう。

しつけがうまくいかない原因
  • 感情的に叱ってしまっている
  • 暴力を行っている
  • 指示に一貫性がない
  • 甘やかしすぎている 等

代表的なしつけがうまくいかない理由は上のとおりです。覚えるまで根気強く教えることや、前述したしつけツールを使うことで飼い犬との信頼関係を築いていく必要があります。

どうしてもしつけがうまくいかない場合はドッグスクールのドッグトレーナーさんに預けてみたり、相談したりすることも検討しましょう。専門家に頼ることは恥ずかしいことではありません。

仔犬のしつけはいつから? まとめ

仔犬をしつけるにあたっては、まず人間社会のルールに適応させるという目的を理解しておきましょう。正しいしつけは飼い主や周りの人だけでなく仔犬自身を守るために大切なプロセスです。

しつけは仔犬を迎えたその日から始める必要があります。「社会化期」はしつけにおいて最も重要な時期と言えます。様々なことを経験させつつ、円滑にコミュニケーションを取れるよう訓練していきましょう。

しつけでは焦ったり、無闇に叱ったりすることなく根気強く飼い犬に接していきましょう。場合によっては便利なしつけツールや専門家に頼ることも選択肢となります。

責任を持ってしつけを行い、楽しい共同生活を送ってくださいね。