「将来に向けて投資を始めようと思うけど、証券口座の開設方法が分からない」
せっかく株や投資に興味を持っているのに、手続きが面倒くさくて実際に始められない人は非常に多いものです。
また、実際に投資の準備が整っても、次に困るのがどんな風に投資をすればいいのかが分からないということです。
今回はそんなあなたに対して、投資を始めるための証券口座の開設方法と、おすすめの投資方法について解説していきます。
- 証券口座を解説するための手順
- おすすめの証券口座
- 初心者がすべき投資方法
是非、最後まで読んで頂いて少しでも投資や将来に対する不安を無くしてください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23890618
ネット証券で開設する方法が一般的
ここ数年、証券口座はネットで開設する方法が一般的になってきています。
そもそも、証券口座を開設するには全ての手続きをネット上で完結できる「ネット証券」と証券会社に出向いて手続きをする「対面取引」があります。
対面取引は顧客ごとに担当者が付くため、投資に関する悩みを相談できるなどのメリットはあります。しかし、その分手数料が高く、なにより取引を行うたびに店舗に行かなければならないため現実的とはいえません。。
そのため、よほどの理由がない限りはネット証券を利用するのが無難といえます。(本記事でもネット証券について解説していきます。)
証券口座を開設するまでの日数と手数料
ネット証券を使えば申し込み後、最短で翌営業日から口座を開設することができます。(但し、実際に取引を始めるまでには1週間くらいかかります。)
また、証券口座の開設には一切手数料は発生しません。手数料が発生するのは実際に証券を売買するときが一般的です。
管理料も一切かからないため、とりあえず口座を開設しておいて思い出した頃に投資を始めても問題ありません。
取引手数料に関しては証券会社ごとに違いますが、10万円の取引で99円、100万円の取引で約500円が相場です。証券会社やプランによりますが、100万円以下の取引では無料になることもあります。
証券口座を開設する方法① 条件
さて、ここからは実際に証券口座を開設する方法を見ていきましょう。
まずは、証券口座を開設するにあたって、以下の条件を満たしている必要があります。
- 本人申し込みであること
- 成人していること
- 日本国内に居住していること
- 暴力団員・暴力団関係者などの反社会的勢力でないこと
- 金融商品取引業者の役員や従業員でないこと
各証券会社によって多少の違いはあるものの、基本的には普通に働いていれば誰でも審査は通ります。安心して手続きを進めていきましょう。
証券口座を開設する方法② 必要書類
証券口座を開設するに当たって必要な書類は「マイナンバーカード」と「本人確認書類」、そして「金融機関口座」の3つになります。
- マイナンバーカード
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証等)
- 金融機関口座
証券会社によっては、マイナンバーカードか本人確認書類のどちらかだけでも大丈夫な場合もあります。
金融機関口座は投資を行う際に、投資金を証券口座に入金する際に利用します。また、配当金の受け取りなどにも利用します。
証券口座を開設する方法③ 手順
手続きに必要な物がそろったところで、いよいよ証券口座を開設していきます。口座開設から実際に取引を始められるまでには全部で3つのステップがあります。
- 口座開設申し込み
- 本人書類の提出
- 初期設定
証券会社によって多少の違いはあるものの、概ね上記の通り行っていきます。1つずつみていきましょう。
口座申し込み
口座申し込みの申請は以下の通り行っていきます。特にややこしいところはないため、手順通り行えば問題ないでしょう。
- 証券口座の公式ホームページにアクセス
- 「口座開設を申し込む」をタップ
- メールアドレスを入力
- メールで届く認証コードを入力
- 住所等の必要事項を入力
- 各種規定を確認
- 口座開設方法を選択(ネット開設がおすすめ)
- 口座開設申し込み完了(ユーザーネームとパスワードが発行されます)
最後に発行されるユーザーネームとパスワードは、アカウントにログインする際に必ず必要になるため大切に保存しておいてください。
本人書類の提出
次に行うのが本人書類の提出です。事前に準備したマイナンバーカードと本人確認書類をここで提出します。
提出方法はスマホを使って書類を撮影します。基本的にはマイナンバーカードと本人書類が両方とも必要ですが、証券会社によってはどちらか一方だけでも大丈夫な場合があります。
金融機関口座の情報入力は実際に取引を開始する際に必要なため、今はまだ使用しません。
初期設定
最後に口座を開設後行う初期設定で必要な項目をみていきます。初期設定で必要な項目は以下の通りです。
- 国籍
- 職業
- 世帯主との続柄
- インサイダー登録についての設定
- 振込先金融機関口座の登録
インサイダー登録についての設定は、本人もしくは世帯主が上場企業に勤めている場合に行います。内部者登録制度と言いインサイダー取引を防止する制度です。
おすすめの証券口座は「SBI証券」か「楽天証券」
さて、ここからは本サイトがおすすめする証券口座を紹介していきます。初心者は「SBI証券」か「楽天証券」のどちらかで開設するのがおすすめです。
SBI証券
SBI証券はネット証券口座開設No.1を誇る証券会社です。その最大の魅力は手数料の安さです。
1日の取引金額が100万円以下であればなんと手数料は0円です(アクティブプラン利用時)。さらに、株や投資信託、FXなど豊富な商品を取り扱っています。
始めるなら最大手が良いという方は是非SBI証券で口座を開設してみてください。
- 国内シェアNo.1
- 100万円までの取引手数料は0円(アクティブプラン利用時)
- 手数料の安さがトップクラス
- Tポイントが溜まる
楽天証券
楽天経済圏を利用している人は楽天証券1択です。楽天銀行や楽天カードと連携することで、楽天銀行の普通預金金利が最大で通常の5倍にアップこともあります。
また、iSPPEDという投資用のアプリは操作方法が簡単で、スマホでも手軽に取引を行う事ができます。
普段から楽天銀行や楽天カードを利用されている方は、楽天証券での口座開設が圧倒的にお得です。
- 楽天銀行と提携すると普通預金金利が最大5倍
- スマホアプリなどの便利なツール
- 楽天カード決済で購入金額の1%の楽天ポイント付与
投資の基本戦略は長期投資である
さて、ここからは実際に投資を行うに当たっての戦略と具体的な方法について解説していきます。
初心者がすべき投資方法は「長期投資」一択です。投資のプロのように頻繁に売買を行っていると100%負けます。具体的には5年~10年程度は運用が必要と考えるべきでしょう。
投資の世界では短期間で結果を出そうとすればするほど、それに伴って大きなリスクが発生します。
そのため、つみたてNISAや好きな会社の株を長期保有するといった、時間をかける方法が最も安全かつ確実に投資を成功させる方法です。
つみたてNISAの開設方法
つみたてNISAは初心者が行うべき投資No.1です。小額から始められ、しかも非課税で行うことができます。
長期投資の代表格でもあり、小額から始める分リスクも小さく初心者にはうってつけです。
つみたてNISAの開設は証券口座を開設していれば、比較的かんたんに始めることができます。
既に開設している証券会社のホームページからつみたてNISA開設のページにアクセスし、必要事項を記入するだけです。
つみたてNISAの口座はすべての証券口座を通して1つしか開設できません。そのため、開設するときにはどの証券会社で行うかよく検討するようにしてください。
好きな会社の株を購入する
つみたてNISAと並行しておすすめなのが好きな会社の株を購入することです。
こちらも短期の利益を目的にするのではなく、配当金や株主優待の利用を主な目的として運用していきます。普段よく利用するファミレスや鉄道会社などがおすすめです。
ただし、つみたてNISAと違いある程度まとまった資金が必要になります。最低限、10万円程度は必要となります。
そのため、ボーナスの時期や家計に余裕があるときに行うのがおすすめです。
証券口座を開設する方法 まとめ
証券口座を開設するに当たって、まずはネット証券を利用することがポイントです。手続きそのものは特別難しくはなく、各証券会社の手順に従って必要事項を記入していきます。
証券口座を開設するために必要な物は、マイナンバーカードと本人確認書類、金融機関口座が必要となるため必ず用意するようにしましょう。
そして、いざ投資を始める際には必ず長期投資を念頭において行うようにすれば大きな失敗なく投資することができます。
まずは無料で証券口座を開設してみましょう。ついつい後回しにしてしまいがちなので、さっそく今から始めてみてください。