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暗号化キーの確認方法4選と、取り扱い注意事項を紹介!

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暗号化キーの確認方法がわからなくて困った経験はありませんか?Wi-Fiに接続したくても暗号キーが無いと接続できないので頭を抱えてしまいますよね。

この記事では暗号化キーの確認方法を4つ紹介しています。さらにモバイルルーターやテザリングをする際の暗号化キーの確認方法についても理解できるので、是非最後までご覧ください。

アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/abus-39624/

確認方法①暗号化キーをWi-Fiルーター本体で確認する

暗号化キーはルーターの側面や底面にラベル(シール)として貼られていることがあります。

暗号化キーは「KEY」や「WEPキー」「暗号化キー」と記載されている箇所に書かれており、ネットワーク名である「SSID」と共に確認することができます。

また、これはルーターが工場出荷時に設定されている初期の暗号化キーなので、ルーター設定後に暗号化キーを変更していると、確認することができません。

確認方法②暗号化キーをルーター付属のマニュアルで確認する

画像出典:https://www.pakutaso.com/20220512131post-40171.html

ルーター本体に貼られているシールが取れてしまっている場合は、暗号化キーが確認できなくなってしまいます。

その場合はルーター購入時に箱の中に同封されている「セットアップカード」を探してみましょう。または付属のマニュアルでも構いません。

バッファローやNEC、エレコム、アイ・オー・データなどのメーカー製品には大抵「セットアップカード」が付属されています。セットアップカードには工場出荷時の暗号化キーが記載されています。

また、マニュアルがある場合は暗号化キーの記載がされているかもしれませんし、もしかしたら初期設定時のメモがあるかもしれません。

確認方法③暗号化キーをスマホで確認する

暗号化キーはルーターに接続されているスマホがあれば確認することができます。iPhoneで確認する場合とAndroidで確認する場合の両方の方法をご紹介しましょう。

まずはiPhoneからです。iPhoneの場合はiOS 16以上であれば確認することができます。確認方法は以下です。

iPhoneでの確認方法
  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「Wi-Fi」をタップする
  3. 確認したいルーターにiPhoneが接続されているかを確認する
  4. 確認したいルーターが表示されている右側の「i」マークをタップする
  5. 黒丸で表示されている「パスワード」をタップする
  6. Face IDまたはTouch IDが表示されるので認証を行う
  7. パスワード(暗号化キー)が表示される

次はAndroidの場合をご紹介しましょう。ただし、Androidの場合は機種やバージョンによって操作方法が異なる場合があります。

Androidでの確認方法
  1. 端末の設定を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップする
  3. インターネットをタップする
  4. 保存済みネットワークをタップする
  5. 保存済みネットワークから確認したいルーターを選択する
  6. 「共有」をタップする
  7. 本人確認が完了したらWi-Fiパスワード(暗号化キー)が表示される

確認方法④同じルーターに接続しているパソコンで確認する

確認したいルーターにすでに接続されているパソコンがあるなら、初期パスワードを変更していても暗号化キーを確認することができます

ここではWindowsとMacの確認方法をご紹介します。まずはWindowsからです。

Windowsでの確認方法
  1. コントロールパネルを開く(画面左下の検索ボックスで「コントロール」と入力すると、検索結果に表示されます。検索ボックスが表示されてない場合は、Windowsキー+sキーで表示できます)
  2. コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」と進む
  3. 「アクティブなネットワークの表示」欄に、現在接続しているルーターのSSIDが表示されているので、右横にあるSSIDを選択します
  4. 「ワイヤレスネットワーク接続の状態」というウインドウが開くので「ワイヤレスのプロパティ」を選択します
  5. 「ワイヤレスネットワークのプロパティ」というウインドウが開いたら、「セキュリティ」タブをクリックし、「パスワードの文字を表示する」のチェックボックスをクリックする
  6. 「ネットワークセキュリティキー」の欄に、現在接続されているルーターの暗号化キーが表示される

次はMacでの確認方法をご紹介します。Macでは標準でインストールされているパスワード管理ツール「キーチェーンアクセス」を使って暗号化キーを確認します。

Macでの確認方法
  1. Finderを開き「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「キーチェーンアクセス」を起動する
  2. 暗号化キーを確認したいルーターを選択する
  3. 「パスワードを表示」をクリックする
  4. キーチェーンのパスワード(Macのユーザーアカウントに使用しているパスワード)を入力する
  5. 暗号キーが表示される

モバイルルーターの暗号化キーの確認方法

画像出典:https://www.pakutaso.com/20190623155post-21138.html

モバイルルーターの暗号化キーはモバイルルーターの操作画面で確認することができます。

機種やバージョンによって操作方法が異なることがありますが、基本的には「情報」→「SSID情報」または「Wi-Fi情報」にて確認することができます。

中にはバッテリーを外さないとSSIDと暗号化キーを確認することができないモバイルルーターもありますので、操作画面の中に「情報」という欄が無い場合は、バッテリーを外して確認してみてください。

テザリングする際の暗号化キーの確認方法

スマホの機能の中にはテザリングというものが存在します。テザリングとは、スマホをモバイルルーターとして使用することができる機能です。使用する回線はスマホの回線を使用します。

テザリングする際の暗号化キーの確認方法もiPhoneとAndroidの両方を見ていきましょう。まずはiPhoneからです。

iPhoneでテザリング時の確認方法
  1. 設定アプリを開く
  2. インターネット共有をタップ
  3. Wi-Fiのパスワード」欄に暗号化キーが記載されている

次はAndroidでテザリングする際の暗号化キーの確認方法を見ていきましょう。また、Androidの場合は機種やバージョンによって操作方法が異なる場合があります。

Androidでテザリング時の確認方法
  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」の順に選択する
  2. 「Wi-Fiテザリング」を選択
  3. アクセスポイントのパスワード」をタップすると暗号化キーが確認できる

暗号化キーの使い方

暗号化キーの確認方法がわかったところで、暗号化キーの使い方をWindows、Mac、モバイル端末の順に見ていきましょう。

暗号化キーの使い方(Windows編)
  1. タスクバーにある地球儀のアイコンをクリックすると、周辺にあるWi-Fiアクセスポイントの一覧が表示される
  2. 使用したいWi-FiのSSIDをクリックし、確認した暗号化キーを入力する
  3. 地球儀アイコンがWi-Fiの電波アイコンになると「接続済み」となり、使用したいルーターとの接続完了となる

次はMacでの暗号化キーの使い方を見ていきます。MacではWindowsとは違う用語が出てきますので注意しましょう。

暗号化キーの使い方(Windows編)
  1. 「アップル」メニューから「システム環境設定」を選択する
  2. 「ネットワーク」を選択する
  3. 「ネットワーク名」(SSIDで接続したいルーターを選択する
  4. パスワード(暗号化キーの入力画面が表示されるので暗号化キーを入力し、「接続」をクリックする
  5. メニューバーにWi-Fiの電波アイコンが表示されたら、使用したいルーターとの接続完了となる

最後にモバイル端末での暗号化キーの使い方を見ていきましょう。iPhoneを例にご紹介します。

暗号化キーの使い方(モバイル端末編)
  1. 設定アプリを開く
  2. Wi-Fiをタップする
  3. 「ネットワーク」欄で使用したいルーターのSSIDをタップする
  4. パスワード(暗号化キー)の入力画面が出てくるので暗号化キーを入力する
  5. 画面上部にWi-Fiの電波アイコンが表示されたら、使用したいルーターとの接続完了となる

暗号化キーの取扱注意点

画像出典:https://www.pakutaso.com/20200130011wi-fi5g.html

暗号化キーは無線LANに接続するための重要な情報です。SSIDと暗号化キーが記載されている画像をネットにアップロードしないようにしましょう。

また、外出先で公衆無線LANが提供されている場所がありますが、たまに暗号化キーが不要な公衆無線LANが存在します。これは利便性を考えて暗号化キーの入力を不要にしているからです。

しかし公衆無線LANを使い、他人のスマホから情報を抜き取る手口もあるので、基本的には公衆無線LANを使用しないようにしましょう。

最後に、公共の場所で暗号化キーやSSIDを入力する際は、ショルダーハックに注意しましょう。ショルダーハックとは肩や背中越しから操作している画面を盗み見ることを指します。

【番外編】無線LANの暗号化キーの種類

無線LANは様々な方法で暗号化されています。ここでは3つの暗号化の種類をご紹介します。

暗号化キーの種類
  • WEP
  • WPA
  • WPA3

WEP

WEP(Wired Equivalent Privacy)は最初に採用された暗号化キーの技術です。

40ビットの文字列の共通鍵とRC4と呼ばれる暗号化アルゴリズムを組み合わせて暗号化します。

ですが、WEPによる暗号化は簡単に見破られてしまうことがあるため、現在では使われていません。

WPA

WEPの暗号化の脆弱性が明らかになり、新しく使われるようになったのがWPA(Wi-Fi Protected Access)です。

WPAは一定期間ごとに暗号鍵を変更にすることで、暗号の解読が困難になりました。また、WPAをもとに強力化したWPA2も登場しました。

WPA3

WPA3は2018年6月に発表された比較的新しい暗号化技術です。パスワードの辞書攻撃や総当たり攻撃に対する防御力が高いのが特徴です。

しかし、WPA3の脆弱性が2019年に明らかになり、WPA3を搭載した無線LANルーターの開発メーカーは対応に追われました。

暗号化キーを忘れてもいろんな方法で調べられる!

暗号化キーはルーター本体やルーターのセットアップカード、説明書にも記載されています。しかし、初期設定から暗号化キーを変更しているとルーター本体では確認することができません。

そんな場合は、ルーターに接続しているパソコンやスマホから暗号化キーを確認してみましょう。暗号化キーを変更していても内容を確認することができます。

また、暗号化キーの取り扱いには十分注意しましょう。基本的にはルーターを使用する人のみに共有する方が無難です。