犬を飼い始めたけど、いつからしつけをすればいいのかわからないと悩んでいませんか?特に、初めて飼う方は不安でいっぱいですよね。
そもそも、何でしつけをしなくてはいけないんだろう、と疑問に思っている方もいるかもしれません。
この記事では、しつけを始める時期や方法、注意点などを紹介します。「しつけ」について詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23569750)
犬のしつけはいつから始めればいい?
犬のしつけは、今すぐ始めましょう。犬のしつけは早ければ早いほどいいので、迎えたその日からしつけを始めるといいです。
しつけに効果的なのは生後3カ月~4カ月の間で、犬が物事やルールを飲み込みやすいタイミングだといわれています。
犬の生後1年は、人間の18年に相当するといわれています。最初の1年はとても重要な時期なので、犬の将来のためにしっかり時間を取ってあげてくださいね。
しつけの仕方、犬との接し方
しつけは、成功したら思いっきり褒める。失敗しても絶対に怒らないことを意識してください。やり方はしつけによって違いますが、褒めることと怒らないことは、どのしつけにも共通していえることです。
また、呼び方やしつけの合図は家族で統一しましょう。犬が混乱して覚えられなくなってしまいますからね。
犬の飼い始めは、可愛くて常にかまってしまいがちです。ですが、犬にもひとりになる時間、リラックスする時間が必要です。30分でもいいので、ペットと離れてあなたの作業をしましょう。
犬のしつけに必要なもの
犬のしつけに特別なものは要りません。後述するトイレトレーニングでトイレシーツ・ケージが必要になりますが、すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ご褒美に、おやつはあった方がいいかもしれません。おやつは食事用のドッグフードで大丈夫です。分けてもいいですが、食事用とは別にその子に合ったものを見つけるのは、苦労しますよ。
すでに今の食事に満足そうなら、無理におやつを買う必要はありません。
最低限覚えさせたいしつけ5選
犬のしつけを今すぐ始めればいいのはわかったけど、何からすればいいのかわからない。
そんなあなたに、最低限覚えさせたいしつけを5つ、始める時期と併せて紹介していきます。5つ同時に覚えてもらうのは無理ですからね。
しつけは、必要なものと必要でないものに分けられます。必要でないものは、いわゆる芸です。「お手」や「ふせ」などが芸に当たります。まずは最低限のしつけを覚えさせてから、芸に挑戦してみてくださいね。
次の章から、最低限覚えさせたいしつけを5つ紹介します。ぜひ最後まで目を通してくださいね。
- アイコンタクト
- 甘噛み
- トイレトレーニング
- ハウストレーニング
- 「まて」
【しつけ①】アイコンタクトはいつから?やり方は?
アイコンタクトは、犬を迎えたその日からとり始めましょう。しつけの基本となるものであり、アイコンタクトがとれないと指示を出せないですからね。
アイコンタクトをとることで、犬は飼い主の指示を聞き取ろうとし、徐々に信頼関係を築いていくことができます。
「そんなのとっくにできてるよ」というあなた。ほんとうに犬と目を合わせられていますか?
実は、おやつなどに夢中で、あなたの目を見ていないことがあるんです。目が合わないうちは、少しずつおやつを持つ手をずらしていきます。目があった時だけ、おやつを与えるようにするとうまくいくでしょう。
【しつけ②】甘噛み禁止はいつから?やり方は?
甘噛みは、必ず子犬のうちにやめさせなければなりません。犬が環境に慣れてから、覚えさせたいしつけです。そもそも、環境に慣れていないと甘噛みをしてきませんが、甘噛みをしてきたらすぐにしつけをしてください。
成犬になっても甘噛みの癖が残っていると、あなただけでなく、ほかの人やモノを傷つけてしまいます。
犬が甘噛みをしたら、無視して部屋から出ていき、甘噛みをしてもかまってくれないと覚えさせましょう。
犬に甘噛みをさせない環境づくりも大切です。甘噛みは、「遊びたい」「かまってほしい」感情表現です。なので、普段から外で遊ばせたり、おもちゃでかまってあげたりすることが重要です。
【しつけ③】トイレトレーニングはいつから?やり方は?
犬のしつけの中で一番難しいのが、トイレトレーニングです。トイレトレーニングは、アイコンタクトができてから覚えさせたいしつけです。
トイレトレーニングの方法は以下の通りです。以下を見ながら試してみましょう。
食後にトイレをさせ、「排せつするまでケージから出さない」と決めることで、より早くトイレの場所を教えることができます。慣れてきたらトイレシートを減らして、少しずつトイレの面積を狭くしていきましょう。
時間のかかる子もいるので、焦らずゆっくり教えていきましょうね。
【しつけ④】ハウストレーニングはいつから?やり方は?
ハウストレーニングとは、ケージを犬の部屋とみなして、寝床として教えるしつけです。トイレトレーニングと並行して覚えさせたいしつけです。
ハウストレーニングは、犬が安心して落ち着ける場所を提供することにもなるので、留守番などひとりにする際にも必要なしつけです。病院に連れていくときや災害時の避難にも必須なので、健康や安全のためにも欠かせません。
ハウストレーニングの手順は3ステップです。
- ケージにおやつを置いて、「おやつが食べられる場所」と認識させる
- おやつを食べるまで待つ
- 食べ終えたらまたおやつを置く
②③を繰り返すと、「ハウス=オヤツが食べられる場所」と覚えてくれますよ。
【しつけ⑤】「まて」はいつから?やり方は?
「まて」は、犬の動きを制御したり、落ち着かせたりするために必要なしつけです。外出時に危険を避けるためにも有効なので、なるべく早く教えましょう。
「まて」は、おすわりさせた状態で、おやつを手に持ちます。手は握って、おやつが見えないようにしてください。
はじめは、1、2秒おすわりさせ、「よし」と言ったら手を開いておやつをあげましょう。おすわりさせる時間を徐々に長くして、待てるようになったらしつけ成功です。
おすわりは、お尻が床に着いた瞬間に「おすわり」と声をかけます。「おすわり=床にお尻をつけること」だと覚えてくれるまで、何度も繰り返しましょう。
犬のしつけは今から!やり方や犬との接し方 まとめ
犬のしつけは、犬を迎えたその日から始めましょう。しつけをするのは、早ければ早いほどいいからです。
しつけで犬が失敗をしても、絶対に怒ってはいけません。幼いころに怒られた記憶は成犬になっても引きずってしまいます。逆に、成功したら思いっきり褒めてあげましょう。犬は褒められるのが大好きですからね。
この記事では、しつけの方法をお伝えしてきましたが、何よりも大切なのは、あなたと犬が幸せに暮らすことです。しつけをするときも、ぜひ楽しみながらやってみてくださいね。