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格安SIMとは?乗り換える前に知りたい基本を解説

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格安SIMとはどういうものかご存じですか?格安SIMには、大手携帯キャリアの半額から1/3くらいの料金プランもあります。固定費が安くなるのは嬉しい反面、快適に使えるか不安を感じることもありますよね。

この記事では、格安SIMが通信料を安くできる仕組みや、メリット・デメリット、格安SIMへ乗り換える時の注意点まで紹介します。

格安SIMに興味を持っている方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20181226338129-ipad-pro-2018iphone-x-1.html

知らないのは私だけ・・・?格安SIMとは?

格安SIMとは、格安で利用できるSIMカードのことで、格安で利用できる通信サービス自体を指す場合もあります。

SIMカードとは、スマホの中に入っているICカードの事です。契約した通信事業者から発行され、スマホ端末に入れることで携帯電話として利用できるようになります。

また、大手携帯キャリアから、基地局や通信ネットワークを借りてサービスを提供する事業者を、MVNO(仮想移動体通信事業者-Mobile Virtual Network Operator-)と言いいます。

こうしたMVNO業者は大手携帯キャリアと比べて安いので格安SIM、と呼ばれるようになりました。

通信料が安いのはこんな仕組みがあるから

そして、格安にできる仕組みを結論から言うと「様々な工夫で各種費用を抑えているから」です。

大手携帯キャリアは、自社でアンテナや基地局を設置しているので設備投資が必要になります。また、サポート窓口となるショップを全国に展開し、人件費も必要になります。

一方、格安SIMは、大手携帯キャリアの回線設備を借りているので、設備投資が不要です。サポート窓口もオンラインに集中させ、人件費を抑えています。このような工夫で料金を安く設定することができるのです。

安い理由は分かったけど・・・対応エリアは?通信速度は?

格安SIMに乗り換えて毎月の固定費が安くなるのは嬉しいですが、対応エリアが変わったり、通信速度が遅くなって不便になるのは困りますよね。

そこで、格安SIMの対応エリアと通信速度についてまとめました。

格安SIMの対応エリアと通信速度
  • 対応エリアは大手キャリと同じ
  • サブブランドでは大元のキャリアと同等の品質回線を保っている

対応エリア

大手携帯キャリアの回線を借りている格安SIMは、対応しているエリアも大手キャリアと同じです。

例えば、ドコモがつながるエリアであれば、ドコモの回線を借りている格安SIMもつながります。格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを運営しているため、大手キャリアとサービスエリアは同じなんです。

つまり、ドコモを使用している人が今までと同じように使いたいのであれば、ドコモの回線を借りている格安SIMで契約すれば同じように使えるというわけです。

通信速度

キャリアと同じ回線を使用できるサブブランドは、大元のキャリアと同等の品質回線を保てます。

サブブランドとは、大手キャリアが展開する低価格帯のサービスのことで、ソフトバンクの「ワイモバイル」がその例です。

多くの人がスマートフォン等を利用する時間帯では、通信速度は不安定となり低下する恐れはありますが、これは格安SIMだけに限ることではありません。

格安SIMのメリットとは

出典:https://www.pakutaso.com/20210930249iphone-54.html

格安SIMの仕組みとサービス内容について解説したところで、格安SIMのメリットを2つ紹介します。

格安SIMのメリット
  • 月額料金が安い
  • 料金プランがシンプルでわかりやすい

月額料金が安い

格安SIMに乗り換えた場合のメリットは、なんといっても月額利用料が安いこと。

格安SIMに乗り換えた場合、3GBまでなら最安値は楽天モバイルの0円/月(~1GB:2022年7月1日に廃止予定)、高くてもワイモバイルの2,178円(3GB)です。

現在の月額利用料と比べると、その安さを実感できるのではないでしょうか?

料金プランがシンプルで分かりやすい

料金プランはデータ容量から選べ、通話プランも必要に応じてかけ放題が選べる通話オプションもあります。

データ容量も、通話プランもシンプルで分かりやすいので、自分に最適な料金プランを探しやすいですね。

格安SIMのデメリットとは

後悔しないためにも知っておきたい、格安SIMのデメリットを3つ紹介します

格安SIMのデメリット
  • キャリアのメールアドレスが使えない
  • LINEのID検索ができない
  • 実店舗が少ない

キャリアのメールアドレスが使えない

キャリアメールとは、@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jpといったメールアドレスのことですが、格安SIMではこのようなキャリアメールが使えません。

しかし、キャリアメールにこだわらなければ、Yahoo!メールやGmailなどの無料で利用できるフリーメールを使用すればメールは使えます。

LINEのID検索ができない

現時点では、年齢認証は大手携帯キャリアのサービスで、格安SIMでは使えず、LINEのID検索ができません。しかし、「ふるふる」や「QRコード」といった方法を利用すれば、友だち追加をすることは可能です。

ただし、例外として、「LINEモバイル」では年齢認証が可能で、18歳以上であればLINE ID・電話番号検索機能を使用して、友だち追加をすることができます。

実店舗が少ない

格安SIMの安さの仕組みの項目でも触れましたが、格安SIMはサポート窓口をオンラインに集中させているので実店舗が少ないです。

何かトラブルが起きた時にすぐに相談に行ける実店舗がないと心細いですよね。

しかし、ワイモバイルのようにショッピングモールの一角に対面で相談ができるスペースを設置している格安SIMもあります。

身近に相談できる人がいない場合はそういった格安SIMを選ぶと安心ですね。

格安SIMの注意点

格安SIMのサイトを見ると、「たっぷり20GB」、「時間帯による速度制限なし」、「5分以内の国内通話何回でも無料」と大きな文字で分かりやすく書いてあります。

しかし、よく見るとその近くに小さい文字で「20GB超過後、通信速度は送受信最大1Mbpsに制限されます」とか「SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります」とも書いてあります。

このような表現方法はよくあることですが、せっかく通信料金を安くできる機会です。小さな文字で書かれている内容も確認し、全体として自分に最適な格安SIMを選ぶようにしたいですね。

格安SIMとは?後悔しない選び方とは?まとめ

出典:https://www.pakutaso.com/20210930249iphone-54.html

格安SIMは、設備投資や人件費を抑えて、格安でサービスを提供しています。

格安SIMのデメリットとして「キャリアメールが使えない」、「LINEのID検索ができない」などがありますが、フリーメールの利用や、QRコードで友だち追加、で対応可能です。

実店舗が少なく、サポートが受けづらいというデメリットも、近くに実店舗がある格安SIMを選んだり、オンライトのチャットサポートで問題を解決できる人にはそれはデメリットではなくなります。

自分にとって必要な事はどんな事なのか?不要な事はどんな事なのか?そのあたりを整理したうえで情報を集めることで、後悔しない乗り換えができるのではないでしょうか。