自宅でどんなWi-Fiルーターを使用すればいいのかわからない人に向けておすすめWi-Fiルーターを紹介していきます。
利用環境や用途に合わせて必要な機能を持ったWi-Fiルーターを選ぶことが大切です。この記事を最後まで読んでいただき、利用環境にあったWi-Fiルーターを探してください。
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Wi-Fiルーター選びのチェックポイント
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、まず利用環境をチェックします。自宅の間取り、Wi-Fiに接続する機器の台数をチェックしましょう。
ワンルームであれば間取りは気にする必要はありません。2階建てではルーター選びは大切です。2階に行くとWi-Fiが繋がらない状況になってしまったら困りますよね。
一人でスマホ、タブレット、PC、ゲーム機など複数の端末を接続している人も多いです。ルーターには同時接続台数が設けられています。そのため、接続する機器の台数はチェックしておきましょう。
価格も大切な要素ですよね。無駄に高性能なWi-Fiルーターは必要ありません。利用環境と用途、同時接続台数をチェックしておきましょう。
- 間取り
- 同時接続台数
- 価格
チェックポイント①【間取り】
Wi-Fiの電波は建物や部屋の構造物、家具などの影響を受けます。どんな住まいで、間取りなのかでWi-Fiルーターに求められる機能が変わってきます。
Wi-Fiの電波は360°球面状に電波を飛ぶように設計されています。設置する予定の場所も考えておきましょう。
2階建てでは床から1〜2m程度の高さの位置に設置します。また、3階建てであれば2階に設置できるのか、確認しておきましょう。
家の中全体をカバーできない場合は、中継機が必要になってくる可能性もあります。
チェックポイント②【同時接続台数】
Wi-Fiルーターは何台も同時に接続ができるわけではなく、同時接続台数が設けられています。
Wi-Fi利用者が1〜2名程度であれば接続台数10台程度でも問題ありません。しかし、利用人数が3〜4名以上になる場合は、少なくとも20台程度利用できるWi-Fiルーターが必要です。
一人でスマホやタブレット、PC、ゲーム機など複数、Wi-Fiに接続することも多いです。また、家電などでもWi-Fiに接続し、スマホ管理しているものがないかもチェックしておきましょう。
接続する端末が増える可能性があれば、余裕を持った同時接続台数にしておくといいでしょう。
チェックポイント③【価格】
現在、Wi-Fiルーターは必要最低限の機能のものから高性能のものまで様々な機種が出ています。Wi-Fiルーターの価格は高性能なものほど高くなります。
安いものであれば数千円からありますが、高性能なゲーミングルーターでは数万円するものもあります。
ルーターは安ければいいという物ではありません。そのため、利用環境に必要な機能を持ったルーターを購入することで不必要な出費を防ぐことができます。
Wi-Fiルーターにどのような機能を求めているのか
利用環境を確認できたらWi-Fiルーターにどのような機能を求めているのかを考えてみましょう。
- 通信速度
- 通信規格
- セキュリティ
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- IPv6
- 中継機
通信速度
2020年1月から始まったWi-Fi6は従来のWi-Fi5と比べて1.3~1.5倍ほど速くなりました。
通信速度が速いと、動画コンテンツもらくらく楽しむことができます。動画コンテンツを楽しみたい人は、新しいWi-Fi規格であるWi-Fi6に対応しているかをチェックしておきましょう。
通信規格
Wi-Fiの周波数帯は「2.4GHz」と「5GHz」の2つがあります。
2.4GHzは障害物に強く、遠方まで電波が届きます。デメリットとしては家電などに電波干渉しやすくなることです。
5GHzは電波干渉を受けにくく、高速で通信が可能です。デメリットとしては障害物に弱く、電波が遠くまで届きにくいことです。
ルーターによっては、どちらかの周波数帯しかない場合がありますので、チェックしておきましょう。
セキュリティ
セキュリティが弱いと、思わぬトラブルを招くこともあります。ハッキングはWi-Fiルーターを介しておこなわれることも多く、家庭用Wi-Fiは狙われやすと言われています。
個人情報の流失、スパイウェアの侵入などを防止するためにもセキュリティ対策のされたWi-Fiルーターを使用しましょう。
WPA3・WPA2といった、セキュリティ機能があるかチェックしてください。
ビームフォーミング:通信が安定して快適に
ビームフォーミングは、電波の一極集中で、遅延を回避したり、伝播エリアを広げたりする機能です。
Wi-Fiルーターは360°均一に電波を飛ばします。しかし、この機能があれば電波の指向性を高め、端末に集中してWi-Fiを飛ばすことができます。無駄なく、より広範囲での高速通信が可能です。
MU-MIMO:通信速度の低下を防ぐ
ビームフォーミングとは別の考え方で、通信を速くしてくれる技術です。
通常のルーターであれば接続台数が多くなると通信速度が遅延してしまいます。
1対多数(個々のデバイスと直接通信する)を可能にしたのがMU-MIMO技術です。複数人でルーターを使用するのであれば欲しい機能です。
IPv6:インターネットの混雑回避
IPv6を利用した通信は従来の通信よりも通信速度が早くなります。
ただ、注意しなければいけないのはIPv6を利用するためにはルーターだけではなく、プロバイダーを変えないといけません。利用予定のある人は対応しているのか、契約内容も見直しておきましょう。
中継機の使用
シングルバンド接続とデュアルバンド同時接続の2種類があります。
シングルバンド接続は扱える帯域が一つです。そのため、電波リレーで通信速度が半減してしまいます。
デュアルバンド同時接続は扱えるチャンネルが多く、減退しにくいのが特徴です。中継機を選ぶさいにはデュアルバンド対応のものが便利です。
マンションでのおすすめWi-Fiルーター
マンションで使用するWi-Fiルーターは部屋数や広さに合わせたものを選びましょう。
また、マンションでは他の階の部屋にもWi-Fiの電波が届いてしまいます。そのため、セキュリティレベルが高いものを選んでおきましょう。
部屋が複数あり、広いマンションでは、ビームフォーミング機能が搭載されている機種を選ぶことで、安定した高速通信が可能になります。
- 家族が多い人におすすめ!BUFFALO WSR-2533DHP3
- 高いセキュリティを求めている人におすすめ!TP-Link「Archer AX20」
- テレワークをしていて、安定した通信速度がほしい人におすすめ!エレコム WMC-2LX-B
BUFFALO WSR-2533DHP3
最初に紹介するのはBUFFALOの「WSR-2533DHP3」です。このルーターはMU-MIMO対応なので最大4台の端末での同時通信が可能で、通信速度が低下しづらい機種になります。
「ゲストポート」という機能も搭載しております。来訪者の所有する端末をWi-Fiルーターにつないでも、既存の家庭内ネットワークへの接続は許可しません。なので、来訪者がWi-Fi接続をしても安心です。
同時通信をしても通信速度が落ちにくいので家族が多い人におすすめです。
TP-Link「Archer AX20」
次に紹介するのはTP-Linkの「Archer AX20」です。この機種は8年連続世界シェアNo.1のTP-Linkが誇る高品質なルーターです。
WAP3であり、セキュリティも問題ありません。アプリで設定・管理をまとめて行えます。
スパイウェア侵入や個人情報流出など、セキュリティを重視している人におすすめです
エレコム WMC-2LX-B
次に紹介するのはエレコムの「WMC-2LX-B」です。このルーターはWi-Fi6対応でより安定した高速通信を実現した機種で、IPv6回線にも対応しています。
安定した高速通信ができるため、テレワークやオンライン学習をしている人におすすめです。
一軒家でのおすすめWi-Fiルーター
一軒家では障害物に強い2.4GHz対応のもが良いでしょう。5GHzより通信速度はおとりますが、壁を迂回して遠くまで届いてくれます。
5GHzがいい場合には中継機を使用することで通信速度の低下を軽減できます。
2階建ての家ではすべての部屋をカバーするために少し余裕を持った機種を選ぶことをおすすめします。
3階建ての家ですべての部屋をカバーしたい場合には設置場所によっては中継機の利用も検討したほうがいいでしょう。
- いろんな部屋でWi-Fiを使用したい人におすすめ!BUFFLAO WXR-5700AX7S/N
- 安いルーターを求めている人におすすめ!I-ODATA WN-DAX1800GR/E
- 高速通信を求めている人におすすめ!ASUS RT-AX3000
BUFFLAO WXR-5700AX7S/N
最初に紹介するのはBUFFLAOの「WXE-5700AX7S/N」です。このルーターは特定方向へ電波を強化できる独自のアンテナ設計になっています。特定方向への端末へ強力に電波を届けることが可能です。
様々な部屋でWi-Fiを使用しており、テレワークなどで安定した高速通信がほしい人におすすめです
I-ODATA WN-DAX1800GR/E
次に紹介するのはI-ODATAの「WN-DAX1800GR/E」です。このルーターは1万円をきる機種です。
安い機種ではありますが、Wi-Fi6に対応、360°全方向に電波が放出されるように最適化されたアンテナを搭載しています。
Wi-Fiルーターにあまりお金をかけたくない人におすすめです
ASUS RT-AX3000
次に紹介するのはASUSの「RT-AX3000」です。このルーターは最新の通信規格に対応しており次世代のWi-Fi速度、多機能でパワフルなモデルです。
高画質な動画コンテンツを遅延なく楽しみたい人におすすめです。
一人暮らしでのおすすめWi-Fiルーター
ワンルーム、障害物が少ない部屋は5GHzルーターがおすすめです。同時に接続するデバイス数をしっかりチェックしておきましょう。
一人の場合でもスマホ、タブレット、PCゲーム機、プリンターなど複数の端末から接続することがあります。少し余裕を持ちたい人は同時接続台数が6台以上接続できる機種を選んでください。
- コスパ重視の人におすすめ!BUFFLAO WCR-1166DS
- 旅行好きな人におすすめ!BUFFLAO WMR-433W2
- 少し余裕をもったスペックがいい人におすすめ!NEC Aterm-WG1200CR
BUFFLAO WCR-1166DS
最初に紹介するのはBUFFLAOの「WCR-1166DS」です。このルーターは1人暮らしの人に向いている格安Wi-Fiルーターです。
1Kの部屋に住んでいる人であれば通信範囲は十分にカバーできます。
BUFFLAO WMR-433W2
次に紹介するのはBUFFLAOの「WMR-433W2」です。このルーターは持ち歩き可能なコンパクトな軽量ミニルーターです。
旅行や出張でWi-Fiルーターを持ち運びたい人に向いています。セキュリティもWPA2対応しているので安全面もばっちりです。
NEC Aterm-WG1200CR
次に紹介するのはNECの「Aterm-WG1200CR」です。
このルーターは、3LDK対応・利用想定人数3人と、一人暮らしで使うのに十分なスペックをもっています。スペックに少し余裕がほしいと思っている人におすすめです。
ゲーミングルーターおすすめ
オンラインゲームなどをやっており、安定して高速通信が必要な場合はゲーミングルーターを使用するといいでしょう。高性能なルーターであり、ゲーミングに特化した商品です。
ゲーミングルーターは高性能なため価格は高くなりますが、安定した超高速通信が可能です。快適にゲームがしたい人は、ゲーミングルーターを使用しましょう。
- コスパ重視の人におすすめ!ASUS TUF Gaming AX5400
- 快適にスマホゲームをしたい人におすすめ!ASUS RT-AX86U
- 家族がWi-Fiを使っている中でも快適にゲームがしたい人におすすめ!TP-Link Atcher AX11000
ASUS TUF Gaming AX5400
最初に紹介するのはASUSの「TUF Gaming AX5400」です。このルーターは、2万円以下で買えるコスパ最高ゲーミングルーターです。
これまでの高速Wi-Fiルーターと比較して約2.7倍の通信速度になっています。ゲーミングルーターは高価であるため、コストを抑えたい人におすすめです。
ASUS RT-AX86U
次に紹介するのはASUSの「RT-AX86U」です。このルーターは、スマホでのゲーミングに特化したモバイルゲームモード機能を搭載しています。
従来比の約3倍の通信速度です。スマホゲームを遅延なく楽しみたい人におすすめです。
TP-Link Atcher AX11000
次に紹介するのはTP-Linkの「Atcher AX11000」です。このルーターは、トライバンド対応で、複数台つなげても速度が下がりにくいです。
ゲーム用帯域を設定することでオンラインゲームと、家族の動画視聴などでのストリーミングとの干渉を回避します。
家族でWi-Fiを使用している人が多く、遅延などの影響がゲームに出るのが心配な人におすすめです
おすすめWi-Fiルーター まとめ
Wi-Fiルーターを探す際にはまずは間取りや同時接続台数を確認しましょう。自分の利用環境に適した機種を選ぶことで無駄な出費も抑えられます。
Wi-Fiルーターには様々な機能がありますので、必要な機能を考えて選びましょう。
ここではいくつかのおすすめWi-Fiルーターを紹介しました。他にもたくさんの機種がありますので、利用環境に適したWi-Fiルーターを探してみてください。
また、多くのメーカーでは利用推奨環境の項目があるので間取り、同時接続台数などをチェックしましょう。