外出自粛が続き、運動不足に手作りアジリティを考えた飼い主さんと愛犬は多いのではないでしょうか。しかしアジリティは費用がかかり手作りだと安全面が不安ですよね。
そこで今回は自宅で簡単に安全に手作りできるアジリティの作成方法を、ポイントを伝えながら説明していきます。ぜひ最後までご覧ください。
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手作りアジリティのコツは犬に合ったスペース確保!
アジリティ手作りのコツ1つ目は、犬のサイズに合ったスペース確保です。アジリティは広々とした場所で大型犬を自由に走らせているイメージが強いのではないでしょうか。
この記事では畳1~2畳分のスペースがあれば、簡単に誰でも手作りできるアジリティの作成方法を伝えていきます。あなたの自宅でスペース確保のイメージをしてみてください。
もちろん大型犬を飼っている方であれば、もう少し大きいスペースを確保すると愛犬にとってストレスなく運動不足を解消できます。
手作りアジリティは愛犬の運動量も考慮しDIY!
手作りアジリティを行うとき愛犬の日頃の運動量を考慮します。例えば、いつも散歩は15分程度の犬であれば、ハードルを何個も飛び続けるのは大きな負担になります。
自宅のアジリティ手作りは愛犬の手足を動かすことがポイントです。コロナ禍で鈍ってしまった足の裏の感覚、地面を踏む感覚を呼び起こすことが大切です。
運動不足を改善することに加え、足の裏を刺激することが脳や体の活性化に繋がっていきます。無理やり運動量を増やすのではなく、できる範囲でのアジリティを作成します。
簡単!定番!100均でできる手作り犬用プチハードル
アジリティの定番ともいえるハードルですが、100円ショップにあるものだけで簡単かつすぐに作成することができます。以下に持ち物をまとめました。
- ツッパリ棒(1つ)
- ラバーカップ(2つ)
- 洗濯バサミ(4つ)
すべて100円ショップで買えば400円程度で済みます。ラバーカップを2本立て、その上に洗濯ばさみで固定したツッパリ棒を横向きに引っ掛けます。
この時のポイントはツッパリ棒をしっかりと固定しないことです。きつく固定すると犬がハードルに引っかかった場合そのまま転倒してケガをしてしまう恐れがあるためです。
アジリティのハードルは高さが重要
上記でハードルの作成方法を説明しましたが、愛犬のサイズに合わせたハードルの高さを考える必要があります。幅は120㎝、高さは犬の体高に合わせて20~60㎝程度にします。
理由として「この障害物(ハードル)は飛び越えるもの」と認識を持たせることがポイントだからです。あまりにも高いとくぐっていいんだと認識してしまうため注意が必要です。
また犬が自分よりも大きな高さを飛び越える際、歩行時の約3~10倍の負荷が足にかかります。そのため飛んだ際には大丈夫でも、のちに負担が出てくることもあります。
「くぐる」を極めよう!段ボールで手作り愛犬トンネル
トンネルはまっすぐや曲がっている道を走って抜けるアジリティの1つです。実際に購入となると、長さが決まっていたり場所を多くとるものが多いです。
トンネルは外出自粛で自宅に溜まっている段ボールを使用して簡単に作成することができます。段ボールを開き好きな長さに合わせてトンネルを作るだけです。
「穴をくぐる」というのがポイントなので自宅のスペースを考慮し、愛犬が不安がらない程度の長さに調整しながら作成しましょう。
愛犬ができたらかっこいい!手作りスラローム
スラロームとは一定間隔で12本の棒が並んでいる間を、交互にくぐり抜ける障害物のことです。別名「ウィービング・ボール」とも呼ばれています。
一見スラロームと聞くと「棒なんかそんなに準備できない」と思ってしまいますが、実はこちらも簡単に作成できます。先ほど紹介した100円ショップのラバーカップを使用します。
ラバーカップはただの棒とは違い1つずつ独立して立つことができます。そのため固定する物品を追加する必要がありません。好きな数を並べて愛犬とトレーニングしましょう。
くぐって満点アジリティ!手作り愛犬タイヤ
アジリティの1つに宙づりにしたタイヤを潜り抜ける障害物があります。アジリティの大会で使用するタイヤは頑丈な素材ですが自宅で行う際にはそこまで考慮しなくて大丈夫です。
自宅で手作りする場合100円ショップのフラフープを使用します。実際よりも少し輪が大きいですが愛犬との運動不足を解消するには十分といえます。
フラフープを飼い主が持ちくぐらせても構いませんが、ハンガーラックに鉤爪の形に変形させたハンガーをかけ、その鉤爪にフラフープを引っ掛けても可能です。
自宅でDIYが難しいアジリティも紹介!
今まで自宅で簡単に手作りができるアジリティを紹介してきましたが、中には手作りが愛犬のケガや事故に繋げてしまうアジリティもあります。
シーソーやAフレームは注意が必要です。このアジリティは高低差を利用した競技です。高低差を利用するということは競技に慣れていない犬だと転落してしまう危険があります。
また犬が上り下りするため柔らかい素材だと安全性に不安がでます。DIY初心者が自分で素材を選ぶのはとても難しいため自宅でのアジリティには不向きといえます。
どのアジリティも必ず飼い主がいる時に行いましょう!
アジリティを大好きな愛犬と行うのはとても楽しく気分転換になります。しかしアジリティは運動ができる反面、事故やケガに繋がる危険性もあります。
紹介したすべてのアジリティは必ず飼い主がいる時に使用してください。飼い主の目の届く範囲で使用することで不必要なケガを生むリスクが減ります。
遊んだあと片づけをするのも大切ですが、いちいち片づけるのが難しいときは愛犬が入れないよう柵を立てるなどの配慮をするのが大切です。
まとめ:手作りアジリティで愛犬と幸せに!
今や世界大会も開かれるほど有名になったアジリティは自宅でも簡単に行うことができます。しかしケガや事故と紙一重な部分もあるため注意して愛犬と遊びましょう。
ここでは自宅でできるアジリティの一部を紹介しました。飼い主と愛犬によってさまざまなアジリティを楽しむことができるため、安全性に考慮しながら楽しんで行いましょう。
この記事があなたと愛犬の信頼関係をより厚くし、愛犬の運動不足が解消できることを祈っています。最後までご覧いただきありがとうございました。