あなたは、退職をして、転職に挑戦したいと思い会社側に退職を告げたら「突然、嫌がらせが始まった」こんな事が起こったらどのように対処すれば良いのか、わからないですよね。
退職のマナーを守り、堂々と円満に退職をしたいと考えているあなたは、上司や同僚から理不尽な嫌がらせが始まり、頭を抱えて悩んでいるのではないでしょうか。
この記事では、理不尽な退職時の嫌がらせに対して、対抗策や民間企業への相談、行政機関では、どんな状況になったら動く事ができるのか、相談のタイミングなどを解説しています。
あなたが解決したい問題点の悩みや嫌がらせをさせない予防方法などをご紹介しています。ぜひ最後まで読んで頂きたいです。アイキャッチ画像出展元:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6077381/
退職を告げたら嫌がらせが始まったその対処法とは?
退職の際、嫌がらせが始まったとしても、引継ぎの実施や退職のマナーを守り退職を告げているのであれば、堂々と退職できます。退職は労働者の権利なので会社側はそれを拒否する事はできません。
ただし、突然の退職や引継ぎを実施しないで退職した場合は、会社に不利益を与えたとして会社側から損害賠償の支払いを命じられた事例も存在しています。予め雇用契約書を確認しておきましょう。
正社員の場合は2週間前に退職を伝えれば損害賠償にはなりません。これらの事を守り退職をするのであれば、毅然とした態度で対応しましょう。嫌がらせが始まっても決して弱気な対処はしてはいけません。
退職時の過度な引き止めや嫌がらせは労働基準法違反
嫌がらせと言ってもその内容は様々です。過度な引き留めや理不尽な言動、拘束、賠償金があります。なかでも脅迫や暴行などは、労働基準法第5条が定める、強制労働の禁止に低触する可能性があります。
労働基準法第5条「暴行、脅迫、監禁を伴う不当な拘束による強制労働の禁止」とあります。これらの行為は違法行為なので是正申告が可能です。労働基準法については下記の法令検索、労働基準法で確認してみましょう。
退職の嫌がらせがひどい場合は、是正申告が可能
上記でも少し触れましたが、嫌がらせがひどい場合は是正申告が可能できます。嫌がらせで1番多いのは、退職ハラスメントや賠償金を含む理不尽な要求があります。
退職を伝えたあとに会社側の態度がおかしいと感じたら、違法行為として是正申告も視野に入れて行きましょう。是正申告は労働基準監督署で申告ができます。
- 有給休暇を取得させない。
- 退職を理由に賠償金を請求する。
- 実現不可能な仕事内容
違法行為と思われる行為があった場合、可能性な限りスマートホンで録音などを取り証拠を集めておくといいでしょう。会社側が万一、偽証をしてきた場合、あなたに有利になる可能性があります。
退職を伝えたら嫌がらせが始まった、有給休暇を認めないなどのパワハラを退職ハラスメントと言う意見もあります。「私物を無断で処分する」といった行為もパワハラに該当する可能性が高いようです。
退職の嫌がらせを労働基準監督署に相談できる?
労働基準監督署とは、労働基準法、労働契約法などを守らない企業を取り締まる機関です。例えば、残業代金未払いや給与が最低賃金以下などの労働契約法に違反している会社を取り締まり、是正勧告をします。
労働基準監督署は、労働基準法に記載された内容で動く事が基本です。あくまでも行政機関なので、働く事に関してなんでも相談できる、対応してくれるという場所ではありません。
労働基準監督署は、厚生労働省の管轄機関なので労働基準法や労働契約法に触れる事以外は労働者と会社側の問題として判断されます。その為、民事不介入となるので、困り事をなんでも解決してくれる訳ではありません。
労働基準法に記載がない事は労働基準監督署は管轄外
前途したように、労働基準監督署は労働に関する法律違反を取り締まる機関です。会社でのパワハラやセクハラ、リストラといった内容に関しては、法律に明確に記載されていないので明言しない可能性があります。
では、労働基準監督署では何ができるのでしょうか。労働基準監督署は自己解決に向けた助言や提案の他に、労働局長による指導と助言です。第三者が介入して問題解決に向かわせる対応をしています。
第三者とは、紛争調整委員会によるあっせんです。紛争調整委員会とは、弁護士や大学教授など労働問題の専門家で組織された委員会のことです。労働局長が介入するのと同じ、対応をしてくれます。
解雇やパワハラなどの問題だけでなく、金銭問題にも対応しており、無料で相談が可能です。詳しくは、下記の「東京労働局の労働紛争解決制度について」を参考にしてみてください。
労働基準監督署で自己解決に向けた相談をしよう。
理想的なのは、嫌がらせを受けた相談者本人が、社内で自己解決に向けた行動をする事でしょう。労働基準監督署では、自己解決が可能と判断した場合、自己解決に向けたアドバイスをしてくれます。
例えば、どんな嫌がらせを受けているのか、嫌がらせに対する損害の有無などを具体的に相談してみましょう。労働基準監督署での相談は社内で自己解決に向けた解決方法の相談をするのが効果的です。
退職の道理は通したはずなのに嫌がらせ【対処法】
あなたは、退職の意向を1ヶ月前に告げたのに、上司や同僚から嫌がらせが始まりどう対処したら良いのか、困っているのではないでしょうか。ここでは、そんな理不尽な嫌がらせの対処法をご紹介します。
入社するより退職する方が難しいのが現状です。大企業ならすぐに変わりの人材を確保できるので、それほど問題ないですよね。ただ、中小企業では退職者の代わりに新しい人材確保は難しいのです。
その為、在籍中の社員に負担がかかることがよくあります。あなたは筋道を立て、会社の規則に基づき退職の手続きをしているのですから、毅然とした態度で業務を遂行してください。
嫌がらせをしてくる上司や同僚は、全く気にする必要はありません。一度壊れた人間関係を修復する事は難しいです。人間関係の嫌な部分を見て辛いでしょうが、退職日まで業務を最後まで遂行してください。
退職時の嫌がらせは無視して自分の利益を優先しよう
退職をする時は、なるべく穏便に退職したいと考える人がほとんどでしょう。しかし、あなたの意に反して捨てゼリフを吐かれ、嫌がらせを始める事があります。こんな時に嫌がらせをする会社は退職して正解です。
ここで紹介する嫌がらせの言葉は決してあなたの事を心配している言葉では無いので無視しましょう。例えば「別の会社に行っても、うまくいかないよ」こんな事は普通では、言いませんよね。
もしそんな事を言われたら、ただの嫌がらせと判断しても良いでしょう。「この業界で仕事を出来なくしてやる」この言葉も無視しましょう。そもそも、仕事が出来なくする事ができる大物なら、こんな事は言いません。
あなたは、退職して新しい会社で仕事をしなければならないのですから、辞める会社で、人のイヤミを聞いている暇はありません。自分の利益を優先して妬みや嫉妬などは無視しましょう。
退職をする時は会社側が納得する理由にしよう。
会社を辞める理由は、仕事がキツイ、給与が安い、残業が多いなど大半がネガティブな理由です。これをこのまま言ってしまったら、嫌がらせに合ってしまいますよね。ここでは会社側が納得する理由をご紹介します。
- 新たにやりたいことが見つかった
- キャリアアップの為
- 資格取得の為、勉強に専念したい。
- 起業して自分の力量を試したい。
- 既に転職先が決まっている。
良い印象を与え、円満に退職したい場合は、将来を見据えた前向きな理由にしましょう。例えば、キャリアアップの為、起業して自分の力量を試したい、転職先が決まっているなど背中を押したくなる理由が良いです。
やむを得ない事情で退職すると円満退職に繋がりやすいのであえて噓の理由で退職する方法もあります。例えば、親の病気や介護、自分の病気などを理由にすると、会社も納得しやすく円満退職に繋がります。
退職をなかなか言い出せないなどの理由で、直前に退職を告げるのはよくありません。早めに退職を告げれば、後任を探す時間や引継ぎもできます。残された人が困らないように退職を心掛けましょう。
やむを得ない事情で退職を告げる場合は、より詳しく聞かれる可能性が高いので噓だと悟られないように工夫をしましょう。ちなみに噓の理由で退職しても違法ではありませんが、できだけ前向きな理由で退職する事をおすすめします。
転職エージェントに退職の相談もできる。
転職エージェントは、転職先を紹介してくれるサービスですが、実は退職に関する相談もしています。ハタラクティブはマンツーマン対応、プロが無料で直接あなたをサポートします。
ハタラクティブをおすすめする理由は、退職時の相談や円満退職に対する悩みなどを手厚くサポート、嫌がらせの対処法も指導しています。スマートホンで簡単に相談できますので、下記のボタンから相談してみましょう。
嫌がらせが違法行為だと思ったらすぐに行動【まとめ】
退職で一番多いのが、パワハラや賠償金を含む理不尽な要求です。退職を伝えたら、会社側が理不尽な要求をしてきた場合は、前半でも紹介したように違法行為として是正申告も視野に入れてください。
退職時に嫌がらせで悩んでいる、あなたにとって問題解決になる情報は見つかりましたか。労働基準監督署は法律違反で無いと会社に対して行政指導が出来ないので、違法行為だと思ったら相談してみましょう。
社会は理不尽な事がたくさんありますが、あなたが選択した道です。余計な人の言葉に左右されず、毅然とした態度で自信を持って転職をしましょう。最後まで読んで頂きありがとうございます。