「自分の会社はブラック企業かもと思っている」、「心身ともに疲れ果てていて退職したい」と、頭を抱えてはいませんか?ブラック企業で働き続けるのはかなりきついですよね。
そんな方に向けてこの記事では、ブラック企業を退職するまでの道のりを紹介しています。
ブラック企業の特徴や、あなたは会社を退職するべきかどうか、転職方法もお伝えしているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
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あなたの会社は大丈夫?ブラック企業の特徴7個
新卒で入社し、一社しか経験していないから自分の会社がブラック企業なのかわからない。長年働いている会社に慣れてしまって、自分の会社がブラック企業なのかわからない。
ブラック企業を中から見ていると、自分の会社がブラック企業なのか判断できないことがあります。
また、ブラック企業に転職するのを避けるために、あらかじめブラック企業の特徴を知っておきましょう。
ここでは、ブラック企業の7個の特徴を紹介します。どのような会社がブラック企業と呼ばれているか、確認しましょう。
- 離職率が高い
- 休日が少ない・有給を取得できない
- 長時間労働
- 残業代が出ない
- パワハラセクハラが日常茶飯事
- 求人票にやる気や情熱など曖昧な言葉が多い
- 給料が低い(最低賃金を下回っている)
求人票にアットホームややりがいなど曖昧な言葉が多い
従業員に負担をかけないと経営が難しいブラック企業は、「従業員が仲良くてアットホームな職場」や「やりがいのある仕事」など、抽象的な言葉が求人票で使われています。
「給料体系が明確」や「残業代がしっかり出る」などの売りがないので、職場の紹介が抽象的になりやすいです。
給料が低い(最低賃金を下回っている)
近年は給料が低く、働きに見合ってないと感じている人が多いので、主観的にブラック企業と決めつけてしまうのは、間違っている可能性があります。
最低賃金を下回っているのは違法です。各都道府県の最低賃金と比較して時給換算したときに、最低賃金を下回っている場合は、ブラック企業の可能性が高いです。
ブラック企業を退職した方がいい人
ブラック企業に勤めていると心身に健康被害が出ることがあります。
食欲がない・慢性的に頭痛がする・寝不足が続くなどの、体調不良が見られた場合やうつ病を発症した場合は注意が必要です。
上司からのプレッシャーで、「自分が弱いからダメなんだ」、「自分の管理が悪いんだ」と自分のせいにすることがあります。
決してあなたのせいではありません。会社の環境のせいで、心身に不調が見られているときは、退職を検討しましょう。
あなたはブラック企業を退職するべき?
心身ともに不調をきたしている方には、退職をおすすめします。しかし、無計画で退職してしまうと、転職が不利になる可能性があります。
ここでは、無計画に退職しないようにするための3つのポイントを紹介します。
- 異動の意思を伝える
- 第三者に相談して意見をもらう
- 体調不良が続いていれば退職する
異動の意思を伝える
職場全体ではなく、上司のパワハラがひどいなど部分的にブラック企業の場合は、部署異動を申し出ましょう。
職場全体がブラックである場合や、部署異動が認められない場合には、退職しても良いでしょう。
第三者に相談して意見をもらう
精神的につらい状況では、冷静な判断ができないことがあります。家族や仲の良い友人など第三者に相談して意見をもらいましょう。第三者の視点で退職を勧めてくれば、退職しても良いでしょう。
体調不良が続いていれば退職する
体調不良が続くのであれば、迷わずに退職しましょう。うつ病や大きな病気で入院すると、転職が難しい可能性があります。
今後の人生を大切にするために、体調不良が続くのであれば退職しましょう。
ブラック企業の退職方法
準備不足だと上司の引き止めにあったり、慣れた環境をやめられなかったり、ずるずると仕事を続けてしまう可能性があります。
スムーズに退職できるようにブラック企業の退職方法を確認しましょう。
- 退職理由を考える
- 就業規則を確認する
- 有給休暇を確認する
- 退職の意思をしっかり伝える
退職理由を考える
退職理由はなんでもいい訳ではありません。マイナスな理由では、改善案を提示されて引き止められることがあります。
やりたい仕事がある・家庭の事情などの理由であれば、引き止めづらくなります。
パワハラがつらいなど本当の理由ではなく、場合によっては建前を伝えて、引き止められないようにしましょう。
就業規則を確認する
「退職は何週間前までに伝えなければいけない」のかは、職場によって異なります。
就業規則を確認して、退職を伝えなければいけないタイミングを逃さないようにしましょう。
有給休暇を確認する
有給休暇が何日残っているか確認しましょう。有休消化を全て消化せずに退職する方もいますが、しっかり使い切りましょう。
有給休暇の理由を聞かれたら、「退職に伴って有給休暇を取得します」という説明で大丈夫です。
退職の意思をしっかり伝える
退職を伝えなければいけないタイミングで、事前に用意した退職理由を上司に伝えましょう。
立ち話ではうやむやにされる可能性があるため、上司に時間を確保してもらい、しっかりと伝えましょう。
ブラック企業を退職するときの注意点
ブラック企業を辞める際に、退職を認めてもらえないことや必要書類がもらえないことがあります。
退職届を「内容証明郵便」で送付することで、会社は法律上退職を認めなくてはいけないため、退職が認められない場合には、郵送を検討しましょう。
また、退職した企業から離職票をもらっていないと失業保険が受給できなくなってしまいます。離職票をもらえない場合には、ハローワークから強制的に企業に離職票を発行させることが可能です。
ブラック企業を退職するときに上司から引き止められたら?
注意点でもお伝えしましたが、上司に退職を認めてもらえない場合は、内容証明郵便で対処できることを紹介しました。
それでも上司に引き止められてしまう場合には、退職代行業者の利用も一つの手段として知有効です。直接上司とやりとりする必要がありません。
また、損害賠償や給料を払わないと上司から脅されれば、労働基準監督署に相談しましょう。
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」と労働基準法で定められているので、損害賠償金を払う必要はなく、給与ももらう権利があります。
ブラック企業は避けて、ホワイト企業を探すポイント
ここまでブラック企業を退職した方がいい人や退職時の注意点を読み、退職する決意をしても、どのような会社に転職すればいいかわからず悩まれる方もいると思います。
続いては、ホワイト企業を探すポイントを3つ紹介します。ブラック企業に再就職しないように確認しましょう。
- 求人掲載期間が短い
- 給料が平均と同程度
- 社会保険がしっかりしている
求人掲載期間が短い
ホワイト企業は離職率が低く、募集人数も少ないことが多いので、すぐに希望人数を確保できます。結果として求人掲載期間が短いです。
求人掲載期間の相場は4週間と言われていて、2ヶ月ほどでたいていは採用が決まります。求人掲載期間が2ヶ月以上の長期間にわたって掲載されているところは避けましょう。
給料が平均と同程度
ホワイト企業では、求人広告で年代別モデル年収が書かれていることが多いです。ブラック企業では昇給が見込めないことがあり、年代別モデル年収を隠すことがあります。
業界ごとの年代別の平均年収と同程度か、年代別モデル年収が書かれているかはチェックしましょう。
社会保健がしっかりしている
福利厚生や備考の欄を確認しましょう。健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の4つが用意されていれば、社会保険完備と記されています。
他にも、住宅手当や育休・産休制度など、義務ではない法定外福利厚生が充実していればホワイト企業といえます。
転職エージェントを利用してホワイト会社を探そう
ブラック企業を避け、ホワイト企業を探すポイントを理解しても、自分だけで判断するのは難しい可能性があります。ブラック企業も人員を集めるために必死なので、求人票だけでは一見わかりにくいことがあります。
判断に迷う場合は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは仕事の条件や希望を確認し、求人情報の中から最適の企業を紹介します。
転職エージェントは転職支援のプロが集まっているため、自力で求人に応募するよりも転職が成功する可能性が高まります。
おすすめの転職エージェント3選
ここでは、おすすめの転職エージェントを3つ紹介します。それぞれに特徴があるため、自分に合った信頼できる転職エージェントを見つけましょう。
- doda
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
ブラック企業に再就職しないためにも転職エージェントを活用しましょう。
doda
dodaは日本最大級の実績を持つ転職エージェントです。dodaの転職エージェントはエキスパートばかりで、あなたの希望にぴったりの企業が見つかるかもしれません。
公開求人数は約80,000件で、20代〜40代まで幅広い年代に人気になっています。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手のリクルートが運営しているサービスです。
登録後はキャリアアドバイザーと面談を行い、転職支援を受けることができます。業界最多レベルの求人数があるため、あなたの希望に合った求人を厳選してくれます。
公開求人数は約170,000件で非公開求人数も約165,000件、対象年代も20代〜50代と幅広く対応しています。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは20代〜30代の転職希望者におすすめです。
人気の大手上場企業からベンチャー企業の人事とパイプがあり、求人内容だけではわからない企業の内部事情を把握することが可能になっています。
まとめ:ブラック企業を退職したいならしっかり準備しよう
ブラック企業に勤めていて、心身ともに疲れ果てていても突然辞めるのはおすすめできません。
ブラック企業とは言え、就業規則を守らなかったり、引き継ぎをしなかったりすると迷惑がかかってしまいます。何より転職が不利になり、あなた自身が損する可能性があります。
今までブラック企業で頑張ってきたあなたは報われて良いはずです。そのためにも、退職のタイミングを確認することや転職活動を在職中に行うなどしっかり準備しましょう。
ブラック企業を退職し、転職した先であなたの仕事がうまくいくことを応援しています!!