観賞用のメダカのアクアリウムを見かけたことはありませんか?メダカは小さくてかわいらしく、泳ぐ姿に癒される人も多いので、飼育したいと考える人が増えています。
しかし、メダカ一匹にどのくらいの大きさのアクアリウムを買えばいいの?どうやってメダカを飼育すればいいの?など疑問に思うことがたくさんありますよね。
この記事ではメダカ飼育におすすめのアクアリウムは何か、アクアリウムでメダカを飼育するためのポイントは何かをご紹介しています!
この記事を最後まで読んで、メダカ飼育に対するあなたの疑問を解決しましょう!
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2692780#goog_rewarded
アクアリウムでメダカを育てる前に①:メダカの特徴
アクアリウムでメダカを飼育するのはいいですが、そもそもメダカの特徴を知っておかなければ飼育環境を整えられず、メダカが体調を崩す原因になってしまいます。
ですからまずはメダカについてよく知ることから一緒に始めましょう!
メダカはダツ目メダカ科の淡水魚で体長は3~4cmになります。頭部には黒い線が入り、魚体から突き出した大きな目が特徴です。
メダカは雑食で水質への対応力が高く、淡水と海水が混ざる場所でも生息可能であるため、初心者でも飼育しやすい魚です。
アクアリウムでメダカを育てる前に②:メダカの品種
メダカは昔から品種改良がよく行われています。日本固有種は「ミナミメダカ」と「キタノメダカ」の二種類です。
その他にも突然変異型として「クロメダカ」「ヒメダカ」などが存在します。そして、その4種のメダカから品種改良された様々なメダカが生まれました。
品種改良されたメダカは7種類存在しており、その名前と特徴を以下に表で示しています。どれもきれいなので、ぜひあなたが気に入ったメダカを飼育してください!
品種改良されたメダカ7選 | |
名前 | 特徴 |
幹之(みゆき) | 背中が白や青に光る |
楊貴妃(ようきひ) | 朱色が濃い |
三色 | 体色が赤と黒、白の三色 |
ダルマ | 丸みのある太短い体形 |
オロチ | 濃いブラックの体色 |
ラメ | 細かな光沢鱗を持つ |
スワロー | 長い尾ヒレを持つ |
アクアリウムでメダカを育てる前に③:メダカの飼育環境
メダカを飼育するアクアリウム内の環境はどのようにすればよいのでしょう?そもそもメダカが住める環境は5~30度で、最適な水温は25~27度です。
この水温では産卵も活発になるので、メダカを増やしたいという方は25~27度に保つのが良いでしょう。
また、メダカは10度を下回ると冬眠します。しかし、アクアリウム内には微生物がおらず、メダカはいつでも好きな時に食事をとることができなくなってしまいます。
したがって、メダカが冬眠しないように、水温を適切な温度に保つようにしましょう。
メダカ飼育に適したアクアリウム4選
では、メダカに適したアクアリウムにはどのようなものがあるのでしょうか。アクアリウムの大きさの目安としては「飼育水1Lに対してメダカ1匹」です。
また、水槽は大きい方が水量を確保できます。そのため、水温と水質が安定しやすく、飼育が簡単になります。
今回はメダカの飼育に適したアクアリウムを4つご紹介します。おしゃれなアクアリウムもあるので、あなたが気に入ったアクアリウムを購入してみてくださいね。
- テトラ (Tetra) リビングキューブ
- GEX AQUARIUM グラステリア300
- テトラ (Tetra) ウォーターフォール
- GEX スイレン鉢タイプ
テトラ (Tetra) リビングキューブ
最初にご紹介するのはテトラのリビングキューブです。このアクアリウムはオールインワンタイプといってメダカ飼育には欠かせない照明とフィルター等が元から付属しています。
また、容量は12Lと20Lから選ぶことができ、10匹以上飼う方にお勧めです。さらに、カードリッジ式交換ろ材を用いていることで日頃の手入れも簡単にできます。
アマゾンでの口コミ評価も高く以下のような口コミも見られましたのでぜひ参考にしてみてください!
コンパクトでちょうどいいサイズです。
ヒーターが濾過エリアに隠せるのがいい感じです。ライトも青いLEDと白と青のLEDの照明選択ができるので部屋の雰囲気に応じて変えることができます。水槽の角がラウンドしていてインテリアとしてもよいです。
一部コメントに、「水流が速い」というコメントあります。デフォルトは確かに水流はやっと思うほど強いんですが、説明書にちゃんと循環調整ができることが書かれていますので読みましょう。
コスパ含めて最高です。
なお、照明、ヒーター、濾過と3つの電源コンセントが必要なのでご留意を。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1QWL3WPX3B5DK/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B072BG8T9V
GEX AQUARIUM グラステリア300
お次はGEXのアクアリウムグラステリア300をご紹介します。シンプルでアクアリウムといえばこの形を思い浮かべるでしょう。
13Lの容量を持ち、10匹程度のメダカを飼う方にお勧めです。シンプルなので、アクアリウム内のレイアウトも自分好みにアレンジしやすいです。
アマゾンの評価は星4と非常に高く、以下のような口コミが見られました!安さゆえの問題は多少ありそうですが、評価の高さからもコスパはよさそうです。
他の人が包装について苦言を呈してらっしゃいますが、きちんと包装され傷一つなく到着しました。
ニッソーのものに比べて少し青みがかってますが、水を入れて照明つけると全く分かりません。透明感がよく、シールドもきちんとしておりこれも他のカスタマーが書かれているような不具合はありませんでした。5本目ですので、単に運がいいというだけではないと思います。
ただし、上面ガラスの固定具は以前から改善されておらずチープです。私はアクリル板を工作して使ってますが、固定具のプラスチックは経年劣化が進みやすいです。他のガラス板を切って長くしてクッションを入れて使うか、アクリル板とかで代替部品を作った方がいいです。
重さはそこそこありますので、水を入れての重量考えておく場所決めた方がいいです。
初心者の方は薄いガラス製で縁のあるものを買った方が軽いし掃除も楽です。幼魚は30cmのスリム水槽で飼ってます。軽くて取り扱いが楽です。残念なことにアマゾンでは単体での販売が無くなってしまい残念です。出典:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1J7IFNS4QVB23/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B004HCPDLS
テトラ (Tetra) ウォーターフォール
おしゃれなアクアリウムが欲しいという方及びメダカを数多く買わない予定の方におすすめのアクアリウムです。
アクアリウムもインテリアのひとつです。おしゃれに越したことはありません!このアクアリウムで部屋を一段とおしゃれにしてみてはいかがですか?
アマゾンでの評価も星4に近く、大きな問題は特にみられません!以下のような口コミも見られました!見た目と使い勝手がいいとのことなので、是非購入してみてはいかがですか?
2013年にAmazonさんで購入が最初です。
気に入って他店からも購入し、5年ほど使用してました。球体の水槽では、システムがまとまり見た目良く使い勝手の良い部類だと思います。
7リットルの水で育てられるのは小型3~4匹又は中型1~2匹と言われますが、この範囲内でなら十分長期飼育可能です。
ヒーターは付属してませんが。テトラさんの20Wのヒーターを初め近年、極小のヒーターが増えたのでそれを入れれば問題無いです。
モーター音は水中ポンプなのでほぼしません
落水音や水流は排水部分を工夫すれば弱める事ができます。別売の部品も有りましたし、見た目が悪いですが、薄いウールマットを水漏れに注意して使ってました。
二点物足りなさがあるので☆4つです。
一つはLEDの光量。
生体のみだと問題無いですが、インテリアとして陰性水草が育つ程度の光量が欲しいです。取り付け可能な別売の追加ライトが有れば良かったなと思います二つ目はフィルター
水中ポンプを生かした、底面フィルターへの変更部品が別売で欲しかったです。出典:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3P82K1SJOP4UF/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B007U3X8TK
GEX スイレン鉢タイプ
次は少々珍しいかもしれません。GEXのスイレン鉢タイプのアクアリウムをご紹介します。
これは屋内ではなく屋外鑑賞タイプです。雨が降っても水があふれないように水抜け穴が2か所ついているため、急な雨でも心配ありません。
鳥などの被害を気にされる方は鉢にふたをするなどして対策しましょう!12Lの水が入るため、10匹程度のメダカを飼育される方にお勧めです。
案損の星も4を超えるなど非常に評価が高く、以下のような口コミがありました!
色: 茶 スタイル: 水容量 約12L
屋外の軒下でメダカを10匹程度入れて飼っています。雨の日でも容器の上部に水抜きの穴が空いているので溢れる心配がなく楽です。水の汚れも抑えられているようでメダカ元気で調子がいいです。
オプションの網を追加することを考え中です。現状、不具合も特に無く快適に使用しています。出典:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1Z0ILARTPVM0H/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07BBDWKY6
メダカ飼育に必要なアクアリウム内設備6選
メダカ飼育に必要なのはアクアリウムだけではありませんよね?水温を管理するヒーターや水が汚れないようにするフィルターが必要です。
以下ではアクアリウム以外でメダカの飼育に必要な設備を6種類ご紹介します。
メダカがより住みやすい環境を整えるためにも、いいなと思った商品があれば是非購入してみてくださいね!
- ろ過フィルター
- 照明
- 砂
- 水草
- ヒーター
- 水温計
ろ過フィルター
水をきれいに保つことはメダカの飼育にとって欠かせません。誰でも汚い環境で育てられると体調を壊してしまいます。メダカも同じです。
メダカは水流の穏やかな場所に生息するため、強い水流が苦手です。したがって、ろ過フィルターは水量の調節ができるものが良いでしょう。
以下の「スポンジフィルター」はスポンジの部分にバクテリアが住みやすく、安定して酸素を供給できます。
水流もそこまで強くはなく、小型アクアリウム用もあるので、メダカの飼育にはお勧めです。
照明
屋内アクアリウムだとどうしても日光などの光が当たりにくく、日光浴をするメダカにとっては非常にダメージが大きいです。したがって、照明は必須アイテムなのです。
以下の「ゼンスイ LED PLUS パーフェクトクリアー」は透明度の高い白色の光が特徴で、水草の光合成に必要な光が豊富です。
また、30~180cmサイズのアクアリウムに対応しているため、メダカの飼育には十分です。
砂
アクアリウムのレイアウトのためにも、メダカのためにも底砂は大切です。底砂を買う時の注意点はフィルターとの相性です。
以下の表でフィルターと底砂の相性を示すので、底砂を買う参考にしてください!
フィルターと底砂の相性 | |
上部フィルター | すべての底砂を使用可能 |
投げ込み式フィルター | ソイル系は不向き |
外掛け式フィルター | すべての底砂を使用可能 |
スポンジフィルター | すべての底砂を使用可能 |
底面フィルター | 細かいソイルや田砂、ゼオライトは不向き |
初心者には「田砂」がおすすめです。田砂は天然の砂で、メダカが傷つきません。
非常に扱いやすい砂であるため、初めての方はこれが良いでしょう。ただし、フィルターには注意してくださいね。
水草
アクアリウムのレイアウトに水草は欠かせません。しかし、用途はそれだけではなく、メダカの住処や産卵する場所にもなります。用途はレイアウトだけではないのです。
初心者には「アナカリス」をお勧めします。低温や光量不足でも育つため、手入れがしやすく初心者向きなのです。
また、ある程度の葉があることでメダカの隠れ家にも最適ですし、産卵場所としても文句なしです。
ヒーター
メダカは25~27度が最適な水温であると先ほどお伝えしました。また、10度以下になるとメダカが冬眠してしまうので、冬場でも10度以上に保つ必要があります。
そのためには、ヒーターは欠かせません。ヒーターがあることにより、一年中暖かく、快適にメダカが過ごすことができるのです。
ヒーターは「GEX AQUA HEATER」が良いでしょう。設定によって26度に自動で保温してくれるほか、メダカが怪我しないようにヒーターカバーも付いていて安心です。
水温計
アクアリウムに水温計は欠かせません。メダカは25~27度が最適な水温だとお伝えしましたが、水温が分からなければメダカの適水温を保つことができません。
水温計には「テトラのデジタル水温計」が良いでしょう。温度がデジタル表示で分かりやすく、シンプルです。
また、本体はアクアリウム内に置くか、貼り付ければよいのでレイアウトにも困りません。
アクアリウムでのメダカ飼育環境づくり①:水交換頻度
ここからはメダカがより住みやすい環境を作るために何をすべきかをご紹介します。
メダカのアクアリウムは時間が経つと水が汚れてきます。水が汚れた状態でメダカが生活すると体調を壊してしまうので、定期的に水を交換してあげましょう。
メダカは小さいのでそこまで水が汚れません。したがって、水交換の頻度は2~3週間に一度で問題ないでしょう。
ただし、これはあくまで目安です。餌の量や飼育数、アクアリウムの大きさにもよります。水の透明度が低かったり、苔が生えていたりしたら換え時ですので、水を交換しましょう。
アクアリウムでのメダカ飼育環境づくり②:水交換方法
アクアリウムの水交換方法ですが、1度の水交換で3分の2程度の水を交換しましょう。
なぜなら、アクアリウムの水を全て換えると急激な水質の変化からメダカがショック症状を起こしたり、バクテリアが激減して水質が不安定になったりしてしまうからです。
また、水道水を用いる方はカルキ(塩素)抜きをしましょう。市販で売っているカルキ抜き剤を用いるか、バケツに水道水を1~2日汲み置きすることでカルキ抜きができます。
メダカが快適に生活できる環境を整えてあげるためにも水交換の手間を惜しんではいけません。
アクアリウムでのメダカ飼育環境づくり③:レイアウト
アクアリウムの醍醐味のひとつはレイアウトです。見ていて美しい、楽しいレイアウトにしたいですよね。あなた好みのレイアウトにするためにもメダカは最適です。
なぜなら、メダカは幅広い水温、水質で生息できるので、流木、水草、岩などたくさんのレイアウトを楽しむことができるからです。
メダカは日本の川や池に住んでいるので、川底をイメージしたレイアウトはいかがですか?また、スイレン鉢を使って、外で飼育するのも自然らしくてよいのではないでしょうか?
考えるだけでワクワクしてきますよね!ぜひ、あなた好みのレイアウトを模索してみてください!
アクアリウム立ち上げからメダカを飼育するまでの流れ
次にメダカを飼育する前に大事なアクアリウムの立ち上げからメダカの飼育開始までについて大まかな流れをお伝えします。
手順とその手順でのポイントについて以下の表にまとめたので、アクアリウムを立ち上げるときの参考にしてくださいね!
アクアリウム設置手順 | 立ち上げ時のポイントと注意 |
①アクアリウム器具の設置 |
|
②アクアリウムに水を入れる |
|
③メダカを入れる |
|
④3日に1回程度の水交換 |
|
まとめ:メダカの飼育環境を整えて生活に豊かさを
メダカは日本になじみのある魚です。小さくてかわいいにもかかわらず、水質の変化に強い魚なので初心者でも飼育しやすいです。
また、メダカは幅広い水温で生きることができるので、アクアリウム内のレイアウトもあなた好みにすることができます。
さあ、この記事を読んで、あなたもメダカの飼育を始めましょう!きっと毎日が楽しくなり、心が豊かになりますよ。あなたの毎日の生活に変化と豊かさを取り入れてみませんか?