仕事を辞めたい、、、と考えたことはありませんか?原因は様々考えられます。
もしかしたらもう精神的にも体力的にも疲弊してしまっている人もいるかもしれません。体を壊してしまっては元も子もありません。
この記事では仕事を辞めたいと考えてるけど、本当に止めるべきか、仕事の辞め方、転職について、また他の人が行った行動例を取り上げます。
ぜひあなたの未来のために最後まで読んでみてください!仕事を辞める場合は、辞める流れなどの具体的なイメージをつけられればと思います。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22138311)
本当に仕事を辞めたいのか?
「仕事を辞めたい」と思うには様々な理由があると思います。まず、なぜそう考えたのか自己分析してみましょう。分析をすることによって解決することもあります。
人間関係がうまくいかないから部署を変えてもらう、子育てできないから時短出勤を許してもらうなどなど。。。
分析の結果、解決できない、会社が悪いとなれば転職を考えます。自分の人生は一回きりです。その大半の時間を費やす仕事は、人生の肝にもなります。
辞めたい理由、自分のやりたいことをしっかり考えて進めていきましょう。
仕事を辞めたいと思った理由はどれ?
まず、なぜ仕事を辞めたくなったのか整理してみましょう。他の方が退職に至った例を含めて以下のものが考えられます。
あなたもいずれかに当てはまるのではないのかなと思います。辞める以外に方法がないのか、思い切って退職を考えるのか、見直してみましょう。
- 業務がつまらない
- 給料が安い、昇給しない
- 経営方針、社風が合わない
- 人間関係が面倒
- プライベートと両立できない
- 別にやりたいことができた
業務がつまらない
仕事によっては作業的なものばかりであったり、新しいことを取り入れておらず時代にそぐわない作業をやらされる場合もあるかと思います。
そう考えてしまうと仕事へのやる気が落ち、退職を考えてしまってもしまっても仕方が無いのかなと思います。
給料が安い、昇給しない
入社からわかってはいたけど給料が安い、何年か真面目に働いたのに昇給しないこともあります。働いた分をお金としてもらえないと辞めたくもなりますよね。
やはりボランティアではなく、お金を得るために仕事をするので給料はとても転職、退職のキーになるかと思います。
経営方針、社風が合わない
人の性格同様、会社の経営方針・社風も様々です。入ってみて「あれ、なんか思ってた感じと違うな」「自分と合わないかも」など違和感を覚える可能性もあります。
そういった会社全体の雰囲気だったりを変えるのは自分一人ではかなり難しいです。合わないと感じたら辞めることを視野に入れるのが良いでしょう。
人間関係が面倒
人間関係が退職の理由になる方はとても多いです。十人十色、また学校でいじめがあるのと同じように、会社でも人間関係のあれやこれやはつきものです。
いじめ・ハラスメントの対象になってしまったり、周りと合わないと感じた時、会社に居づらく感じて、行きたくなくなってしまうと思います。退職するのがおすすめです。
プライベートと両立できない
日本にはまだまだブラック企業が多いです。残業時間が多かったり、仕事以外で拘束される時間が多いなど、プライベートな時間を思う様に確保できないことがあります。
個人の努力で変わる可能性もありますが、社内全員が同じような仕打ちを受けている場合は「会社がまずい」と考えて良いでしょう。退職を視野に入れるべきです。
別にやりたいことができた
こちらはポジティブな理由ですね。元からの夢への資金が溜まった、年齢的に決断する歳になったなどやりたいことに向かって退職することもあります。
辞める前に目標を持てているのはすごくその後に繋がりやすく行動に迷いが少ないので、スムーズにそのレールの上を進んで行ける様になります。目標を持って行動しましょう。
仕事を辞めたいと思った時にやること
いざ仕事を辞めようと思ったときにやるべきことをここで整理します。退職後は仕事探しや手続きで忙しくなる可能性があるのでできることはやってしまいましょう。
- 退職予定日の検討
- 家族の了解を得る
- 生活費の準備
- 失業手当について知る
退職予定日の検討
退職予定日を大まかに決めましょう。何月何日とはっきり決める必要はありません。ですが決めておかないとずるずると仕事を続けてしまいます。
有給の日数から考えたり、賞与が出るタイミングにあわせて考えると金銭的損失もなくスムーズに辞めることができるでしょう。
家族の了解を得る
家族に仕事の現状を伝え、辞めることへの了解を得ましょう。上司に言う前に家族に伝えるべきです。必要に応じて主婦をしていた奥さんが仕事に出ることになることもあります。
家計を見直し、生活を考えた上で行動に移し、自分一人の判断で勝手に動くことはやめましょう。
生活費の準備
仕事を辞める前に転職先を見つけておくのがベストですが、そうもいかないこともあるかと思います。生活していけるほど貯蓄はあるでしょうか?
最低3ヶ月分の生活費があるのか確認しましょう。なければ早急に転職先を決めておかなければなりません。
失業手当について知る
失業手当とは退職後にハローワークでの所定手続きでもらえる手当のことです。条件は様々ですが、転職の意思があること、12ヶ月以上前職についてた実績が必要です。
また、給付までは申請から2,3ヶ月の時間が空きます(最低3ヶ月分の貯蓄はここからきています)。すぐもらえるものではないので注意しましょう。
詳しくは以下のサイトを参考に、退職した後の生活についてイメージを固めてみてください。(リンク:ハローワークインターネットサービス雇用保険手続き案内)
仕事を辞めたい時の流れ
仕事を辞めたい理由は様々ありましたが、思い立ってから辞めるまではほとんどの人が同じ手順を踏みます。実際やめるまでの流れ、何をすべきなのか確認しておきましょう。
- 上司への意思表示
- 退職届の提出
- 業務の引き継ぎ
- 挨拶回り
- 片付け、必要書類のやり取り
- 有休消化
上司への意思表示
一般的に退職の意思表示は、退職の1ヶ月半〜2ヶ月前に伝えます。退職について会社の規則に載っていることもあるのでそちらも確認しましょう。
早すぎると引き止めるために会社が様々な手を回してくる可能性もあります。遅すぎると業務に支障が出ることが考えられるのでこの程度の期間がベストだと考えられます。
退職の意思の伝え方については次の見出しの中でまとめていきますよ。
退職届の提出
退職届は退職の1ヶ月前に提出しましょう。こちらも会社の規定やフォーマットがあることもあるので調べたのちに書きましょう。
もう会社は懲り懲りという気持ちはわかりますが、会社側にも準備や手続きがあるので辛抱して正しい手順を追って退職していくのが望ましいです。
業務の引き継ぎ
現在受け持ってる仕事について引き継ぎを行いましょう。伝えたい人全員がわかる資料を作ること、自分だけが知っている情報を確実に伝えて引き継ぐことが重要です。
また、業務によっては自分だけが連絡先を知っている取引先などもいるかと思うので連絡帳を作成する必要もあります。時間に余裕を持って作成していきましょう。
挨拶回り
今までお世話になった方はもちろん、会社の方に挨拶回りをしましょう。人間関係が原因で辞める場合を除いて、少なからずあなたがいなくなって悲しむ方はいると思います。
また、「あの仕事は別の人に担当してもらわなきゃ」など今後の業務にも影響してきます。いなくなる会社ですが今後のことも考えて挨拶回りはきちんと行いましょう。
片付け、必要書類のやり取り
デスク周りの片付けはもちろん、必要書類のやり取りも忘れずに行いましょう。
- 年金保険:会社が持っている年金手帳を受け取る。
- 税金:源泉徴収票を受け取る。住民税の支払い方法を確認。
- 雇用保険:雇用保険被保険者証を受け取る。
- 健康保険:保険証を返還する。
- 健康保険被保険者証
- 制服
- 名刺、社章、社員証など
- 業務で使用したデータ
- 離職票:失業保険手続きで必要になる。転職先が決まっている場合は不要。
- 雇用保険被保険者証:新しい会社で雇用保険に入る際に必要。
- 源泉徴収票:年末調整に必要。
- 年金手帳:会社が保管している時は受け取る。
会社から受け取るものに関しては次のステップで必要になるものばかりなので、忘れないように会社に請求、受け取るようにしましょう。
有休消化
使っていない有給をしっかり消化しましょう。有給時は給料が発生します。
リフレッシュして新たな道についてじっくり考え、決めていきましょう。
仕事を辞めたい時の伝え方
「退職したいです!」と伝える際には礼儀や、順序があります。退職届の書き方も含めて最もらしい伝え方を学びましょう。
- まず直属の上司に伝える
- 人事担当・部長・幹部職に口頭で伝える
- 辞める理由・前向きなプランを口頭で伝える
- 辞表を提出する
まず直属の上司に伝える
いきなり幹部職に伝えるのではなく、まず直属の上司に相談しましょう。そこを飛び越えて幹部に伝えるのは上司に対して失礼に値します。
もしかすれば幹部職から「なぜ知らないんだ」と上司が叱られる可能性も。
仕事に対して何か不満がある場合はそれが解決する可能性もあります。また辞める決意を固めている場合には背中を押してくれるかもしれません。
直属の上司が原因である場合は例外なので、別の先輩に相談しましょう。
人事担当・部長・幹部職に口頭で伝える
上司に相談して解決せず決意がさらに固まったら、人事担当、部長、または幹部職のどなたかに伝えましょう。伝え方はとても重要です。
チャットやメールで伝えるのはNGです。まずアポイントを取りましょう。「お話ししたいことがあるのですが、〜日の〜時、ご都合いかがでしょうか」という具合が良いかと思います。
向こうも忙しい中であなたのために時間を作るということを前提に、下手に、場をセッティングし、口頭で伝えます。
辞める理由・前向きなプランを明確に
伝える内容についてですが、会社に対する何かしらの不満があって辞めるのは確かかと思います。ただそれだけ述べても相手を逆上させてしまい話し合いにならないです。
辞めるために話すのですから、スムーズに誘導するような話の流れを作ります。そのためには会社を辞める致し方ない理由、辞めた後のプランを明確にしておく必要があります。
まだ計画段階でことが進んでなくても良いです。「気持ちは決まっている」ということをアピールしてあなたの話を聞いてもらいましょう。
辞表を提出する
幹部職に決意表明した後、辞表を提出します。辞表の書き方はここでは割愛しますが、定型分があるので検索すると画像と共に出てくるかと思います。
口頭で伝えた幹部職の方に提出しましょう。先にも書きましたが、辞表を上司の机に叩き置いてその後無断欠勤などはしないように。(その場合、各書類処理で呼び戻されます。)
仕事をさっさと辞めたいけど立ち止まって
「さっさとこの会社とおさらばしたい!」「もう仕事行きたくない」となっているあなた。
今一度以下のことに注意して、見直してみてください。退職の決意表明前、後の注意事項を1つずつ挙げます。
今の会社で改善・解決できることがないか模索してみる
前の事項でも書いたように辞めたくなった原因は様々です。退職決意表明前に今できること、改善できることがないかよく考えましょう。
もしかしたらあなたが正しくて、会社全体が変わるきっかけになるかもしれません。上司に相談した後、解決へ向かっていくかもしれません。
あなたが出ていくべきなのか、を念頭に置いて考えていきましょう。それから判断するべきです。
反して「自分がいないと仕事が回らないから」を念頭に置くのはやめましょうね。自分の為になりません。
退職が決まっても業務に支障の出ないよう配慮
幹部職に退職の意を伝え、退職届も出して各種手続きを終えて颯爽と逃げるのはやめましょう。自分の抱えていた仕事があるはずです。
礼儀として、社会人として、業務の引き継ぎはしっかり行いましょう。辞める日はすぐそこです。もうしばらくの辛抱です。。。
転職活動の流れ
仕事を辞めると決めた後のステップ、転職について全体的な流れを紹介していきます。転職活動を始めてから転職先が決まるまでは一般的におおよそ3ヶ月です。
- 事前準備
- 書類作成・応募
- 面接
- 内定・退職・入社
事前準備
まず少しでも転職したいかもと思ったら事前準備だけでも始めてしまいましょう。具体的には転職に関する情報収集として転職サイトに登録することです。
転職サイトに登録すると自分の条件に合うような転職先をエージェントが紹介してくれたり、現在求人を出している企業の情報を集めることができます。
ある程度自分の進みたい業界が見つけ、企業のホームページを漁るもよしです。転職を考えている会社を退職した人の意見を検索してみるのもいい手かもしれません。
エージェントは企業に就職してもらうことで収益を得ているので、遠慮せずガンガン使いましょう。彼らはプロです。
書類作成・応募
気になる企業を見つけたら履歴書など書類を作成し、応募しましょう。書き方については以下のリンクを参照してください。(リンク:マイナビ転職 転職ノウハウ)
自分の強みを、自己分析した結果を相手に伝えるのが重要です。形式に倣って丁寧に書きましょう。また、募集事項に合わせた志望理由を明記しましょう。
そして転職活動はスピードと数が重要です。ほとんどの方が20社以上に応募をかけます。「気になる」と思ったら迷わず応募していきましょう。内定をもらってから選別です。
面接
いよいよ面接です。転職前に勤めていた会社と形式は同じになると思います。しっかり準備して、志望動機などを頭に入れて臨みましょう。
唯一違う点は「なぜ転職しようと思ったのですか?」と聞かれることです。これは自分の会社に入ってもまた転職するのではないのか?という疑いのふるいをかけているのです。
はっきり転職理由を述べましょう。前向きに働いていけるということをアピールし、前の反省を活かして転職活動をしていることを伝えれば、面接官からの印象も良くなります。
内定・退職・入社
複数社から内定をもらう可能性もあります。通常回答までの期限は約1週間なので今内定をもらっている企業、これから発表の企業を整理し、落ち着いて回答を決めましょう。
内定さえ決まってしまえばあとは今の仕事を退職(仕事をしながら転職活動をするのであれば)、入社をします。
転職・仕事を決めるということは人間生活のほとんどの時間を占める大きな決断です。何度も転職を繰り返すことが出来るだけないよう、しっかり見極めて進めていきましょうね。
転職活動2つのコツ
転職活動をするのにもコツ、進め方があります。以下の2点に気をつけましょう。
在職中に転職活動なら社内への相談も同時に
ここまで退職までの流れと、転職活動の流れを別々に紹介しましたが、在職中に転職活動をするのであれば社内の退職への動きも同時に進めていかなくはなりません。
先輩に相談して転職をしないことになったとしても良いです。転職サイトに登録して「こんなに可能性があるのか」と知ることで、転職へのイメージを固めていくのも良いです。
順序立てて一個ずつステップを踏んで、自分の未来を想像していきましょう。
退職・入社まで気を抜かないで手続きを終える
内定の回答が1週間以内ということもありますが、面接も何社も受けることとなるのでスケジュールの管理をしっかり行いましょう。
職場の退職引き継ぎがうまくいかないとトラブルの元となり、有給が消化できない、最悪転職先の入社日を遅らせる必要がある事態になります。抜かりなく最後まで仕事しましょう。
転職者の年代で転職先の会社が考えること
一言に転職と言えど、「何歳での転職なのか」は意外と重要事項です。各年代ごとに転職者に対する会社のイメージを知っておきましょう。
20代の転職希望に対する見られ方
20代の転職者は会社にとって、上司や同僚が扱いやすく、先も長く覚えが良いことから進んで採用されるでしょう。しかし、「また早々にやめてしまうのでは」と見られがちです。
前の仕事をなぜ辞めることになったのか明確に、理由づけられるようにしましょう。若さから元気にやる気を見せることもポイントになります。
また、若くても一度は職について社会人。最低限の礼儀やマナーはできて当たり前です。
自分は足りてないと思う方は、「あれ、中途なのにこれわからないのか」と思われないよう、改めて勉強する必要があります。
30代の転職に対する見られ方
30代以降の転職者は、何かライフイベントがあって辞める方が多くなります。家族のことを考えて転勤のない地元の定職に就くなど、新卒の時より目的が明確です。
また30代は中堅社員で働き盛り。中途採用には期待がかかります。自分が転職先に就いたらどんなメリットがあるのか、今ままで培ってきたことを糧にしてアピールしましょう。
そして「私も目的に合った御社に就きたいし、あなた達にもメリットがあってwin-winです!」とアピールしましょう!辞める気がないという証明にもなります。
40代以降の転職に対する見られ方
40代の転職者を受け入れる会社は、確実に即戦力を求めています。ある程度のキャリア、資格を求められるでしょう。
自分に足りない場合は少し時間をとって、転職したい業界に有利となる資格を取ってから挑むべきです。
キャリアがなければ厳しい戦いになるかと思いますが、やる気があればまだ進んで行けると思います。
まとめ:自分の生きたいように生きよう
ここまでなぜ辞めたいと思ったのかの自己分析、実際辞める時の手順、辞めた後の転職活動について紹介してきました。全体的な流れがイメージできるようになったかと思います。
あとは行動に移していくのみです。まず自己分析し、本当に自分がやめるべきなのか考えていきましょう。まだその会社に希望があるのか、希望がないならスパッと転職です!
少しでも人生の手助けになればいいなと思います。自分の生きやすいように生きていきましょう!