かわいい！ハムスターが砂浴びをする理由とおすすめのアイテム

ハムスターを飼い始めると、さまざまな情報が目に入るようになり「コレってやった方が良いの？」と悩みますよね。砂浴びも、やるべきか頭を悩ませることの一つではないですか？

「ハムスターはなぜ砂浴びをするのか」「砂浴びはうちのハムスターにも必要なのか」といった疑問を解決して、ハムスターの飼育環境をより快適にしてあげましょう！

この記事ではハムスター飼育歴5年の筆者が、ハムスターが砂浴びをする理由からおすすめの砂浴びアイテムまでをまとめています。

砂浴びを取り入れてハムスターが健康にのびのびと暮らすことで、さらに可愛いハムスターの姿が見られますよ！ぜひ最後まで読んでくださいね。

（アイキャッチ画像出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/24381950?title=%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=4169900216）

ハムスターが砂浴びをする理由

ハムスターはきれい好きですが体温調節が苦手です。濡れると体調を崩しやすく、水で洗って汚れを落とすことができないので、砂で体についた汚れやダニなどを落とします。

野生下では匂いで敵に狙われることがあるため、匂い消しのためにも砂浴びは重要です。自分以外の匂いを嫌い、人が触ったあとにも砂を浴びて匂いを消す行動をとります。

砂を掘ることでハムスターの穴を掘る習性が満たされストレス発散になり、爪が自然と削れるので爪切りの代わりにもなるのです。また暑い日には砂が体を冷やす役割をもちます。

ハムスターがずっと砂場にいたり、激しく毛づくろいをしたりするときは「暑い」「汚い」など、ケージ内に問題があると考えられるので対処しましょう。

毛づくろいをしているから砂浴びはいらない？

ハムスターといえば、かわいい毛づくろい姿が人気ですよね。小さい手で体中を「くしくし」する姿は、ずっと眺めていても飽きません。

被毛を清潔に保つため必要な毛づくろいですが、ハムスターはストレスを感じたときにも毛づくろいをして気持ちを落ち着かせようとすることがあります。

頻繁な毛づくろいのせいで皮膚が傷ついてしまうこともあるので、ストレス解消のためにも砂浴びを取り入れると良いですね。

砂浴びを始めても、皮膚が傷つくほどの毛づくろいをする場合は、皮膚にトラブルが起こっている可能性があるので病院につれていきましょう。

すべてのハムスターが砂浴びをするわけじゃない

ハムスターは砂浴びが好きだと思われがちですが、まったく砂浴びをしないハムスターもいます。たとえばロボロフスキーやゴールデンには、もともと砂浴びの習慣がないようです。

我が家のゴールデンハムスターも砂浴びをせず、用意した砂浴び場は気づけば食べ物の貯蔵庫になっていました。

また、飼育環境が清潔に保たれていて毛づくろいでじゅうぶんな場合や、かじり木など他のものでストレス発散ができている場合も、砂浴びをしないことがあります。

一般的に砂浴びしないといわれるハムスターでも、砂浴び場を与えたら喜んで掘り始めたということもあるので、いちど試してみると良いでしょう。

ハムスターに砂浴びをさせてみよう

ハムスターの砂浴びは始めるタイミングが重要です。トイレを使っている場合は、ハムスターが混同しないよう、トイレをしっかりと覚えた後に砂浴びをさせてみましょう。

生後3か月頃から好奇心が旺盛になり、興味を持って色々なことにチャレンジするようになるといわれています。そのため生後3か月を目安に砂浴びに挑戦してみると良いですね。

本来は夜行性のハムスターですが、飼い主の生活スタイルによって昼間活動する個体もいます。ハムスターの活動時間に合わせて砂浴びをさせてあげましょう。

おしっこをすることがあるので、まずは常設せず毎日時間を決めて砂場を与えてみましょう。砂浴び場の砂は週に１度は取り換え、清潔な状態を保ってください。

ハムスターの砂浴び環境を整えよう

砂浴び場を設置するときは、ケージの中に作るか、ケージの外に作るかを決めましょう。

ハムスターの動きを制限しないように、ケージがせまいときは外に設置すると良いですね。

ケージ内に設置する場合

ケージの中に設置する場合は、ハムスターが掘っても砂が飛び散らないように、屋根付きの容器や、深さのある容器を選んでください。

ケージ内に砂が散乱すると毎日のお手入れが大変になるので、容器の形状は慎重に選びましょう。

ケージの外に設置する場合

ケージの外に設置する砂浴び場は、広さと深さの確保ができるのが良いところですよね。

砂が飛んでも掃除がしやすいように、段ボールの中などに設置しても良いでしょう。

砂浴び用の容器を用意するときは透明な容器を選ぶと、砂浴び中のかわいい様子が見られるのでおすすめです。

【ハムスターの砂浴び】おすすめ容器4選

ハムスターの砂浴び用におすすめしたい容器を下に4つご紹介します。

狭くて体が動かしにくいと砂浴びをしないことがあります。ハムスターの体のサイズに合った容器を用意しましょう。

ハムスターの砂あび用おふろ

ハムスターの砂あび用おふろはサイズがW65×H80×D100と、かなり小さなハムスター用です。

ジャンガリアンハムスターほどの大きさまでが限界という印象です。

砂を入れすぎると出入り口から蹴りだされてしまうので、少なめに砂を敷くのが良いでしょう。

ガラス瓶

ガラス瓶の良いところは煮沸消毒ができるところ。匂いや傷がつかず清潔に保てます。

さまざまな形があるので、好みのデザインや大きさで選べるのもうれしいですよね。

出入り口に高さがあるので、ゴールデンハムスターなど大きめのハムスターにおすすめです。

ハーモニーバス

ハーモニーバスは、屋根付きで内部にも仕切りがついているので、砂の飛び散りを防いでくれます。

入り口がスロープになっているため、体の小さなドワーフハムスターでも安全に使用できます。

虫かご

ケージの外に設置する場合は、虫かごがおすすめ。100円ショップでも手に入るので簡単に用意できます。

深さがあり蓋もついているので、ハムスターが激しく砂浴びをしても安心です。

【ハムスターの砂浴び】おすすめバスサンド3選

ハムスターのバスサンドには粒の細かさのちがいがあり、消臭剤入りなどさまざまタイプの砂があります。

ハムスターにも砂の好みがあるようで、砂浴びをしてくれない場合は別の砂に変えてみると、砂浴びをすることがあります。いろいろ試してみてくださいね。

SANKO ハムスター用砂浴びバスサンド

SANKOのハムスター用砂浴びバスサンドは、細かい粒の砂が特徴です。加熱処理してあるので清潔で安心ですね。

細かい砂が毛の奥まで入り込み、汚れや余分な脂分を落としてくれます。

ハーモニーバスサンドシルキー

ハーモニーバスサンドシルキーは、きめ細かい粒子の砂が特徴で、やわらかい触りごこちです。

白く美しい砂の上で、一生懸命毛づくろいするハムスターは写真映えします。

マルカンミニマルランドサラサラさら砂

マルカンのミニマルランドサラサラさら砂は、加熱殺菌された焼き砂で消臭剤が含まれています。

消臭剤の効果で匂いにくいので、砂を長持ちさせたい方におすすめ。

トイレと砂浴び場は区別しよう

砂浴び場をケージ内に設置するときに気を付けたいのが「トイレとの区別」です。おしっこを含んだトイレ用の砂は清潔とはいえませんよね？トイレとは別に清潔な砂を用意しましょう。

砂浴び用の砂は粒子が細かく、トイレ用の砂は粒が大きいなどの違いがあります。固まるタイプのトイレ砂は毛にくっつくと、過度な毛づくろいの原因になるので砂浴びに向きません。

またトイレと砂浴び場の距離が近いと、ハムスターがどちらもトイレとして使ってしまうということがあります。トイレと砂浴び場は離して設置してください。

ハムスターはしつけでトイレを覚える生き物ではないので、無理に教えるとストレスになります。トイレとの区別ができない場合はケージ内に砂浴び場を設置するのはあきらめましょう！

砂浴び場でおしっこをしてしまったら

ケージ内に砂浴び場を常設する場合は、トイレとして使っていないか毎日チェックします。おしっこで砂が湿っているようなら交換し、容器もしっかりと洗浄しましょう。

容器におしっこのニオイがついたままになっていると、何度も繰り返しおしっこをしてしまいます。

プラスチック容器の場合は水洗いし、しっかりと乾かします。無香料の洗浄スプレーなどを使っても良いですね。

ガラス容器は、ときどき煮沸消毒して清潔に保ちましょう。煮沸する場合は水とガラス容器を鍋などに入れ、水の状態から火にかけると割れる心配がありません。

【まとめ】ハムスターの砂浴び姿に癒される

ハムスターは体を清潔にしたり、ストレス発散をしたりするために砂浴びをします。爪が削れ匂い消しにもなるので、ハムスターの健康にとって砂浴びは重要です。

中には砂浴びをしない個体もいますが「砂が気に入らないだけ」ということもあるので、砂を変えるなど、工夫をしてみましょう。

どうしてもトイレと混同してしまうハムスターには、無理に覚えさせず砂場をケージ内に設置しないなどの対策をしてください。

砂浴び用のアイテムがそろったら、タイミングを見て砂浴びを始めてみましょう！かわいいハムスターの姿に癒されてくださいね。